皆さんは、エントリーシートを作成する際に
志望動機は何文字くらい書けば良いんだろう…
文字数が多い時/少ない時はどうすれば良いんだろう…
と悩むことはありませんか?
文字数制限が無い場合、どれくらい書けば良いのか分からなくて不安な気持ちになりますよね。
今回は、志望動機の適切な文字数について解説します!
この記事を読むと、
- 志望動機の文字数の目安
- 効果的に制限文字数以内で志望動機を書くコツ
が分かり、エントリーシートをよりレベルアップさせることができます!
エントリーシートの志望動機は何文字が最適?
字数制限がある場合
企業が志望動機の字数制限を設けている場合、その指定された文字数に従いましょう。
指定された字数を超えてしまったり、大幅に不足してしまったりすると、選考に不利になる可能性があります。
字数制限は200字、300字、400字、600字などが多く見られます。
字数制限が無い場合
字数制限がない場合、一般的に400字から800字程度が適切とされています。
この範囲であれば、自身の経験や志望理由を十分に説明しつつ、人事担当者が読むのに負担にならない長さとなります。ただし、字数制限がないからといって、冗長な文章や不要な情報を盛り込むのは避けましょう。
以下の構成を参考に志望動機を作成しましょう!
- 導入部分で自己PRと志望理由の概要を簡潔に述べます。
(100〜200字程度) - 次に、志望理由の具体的な内容を、自身の経験や企業研究に沿って説明します。
(300〜500字程度) - 最後に、入社後の抱負や貢献したい点について述べ、締めくくります。
(200〜300字程度)
志望動機の文字数で選考結果が左右される?
文字数が不適切だと選考に落ちるってことなの?
文字数そのものが直接的に合否を決定するわけではなく、文字数を通じて読み取れる応募者の姿勢や能力が評価の対象になります。
ここでは、文字数が少ない場合と多い場合それぞれが与える印象について解説していきます!
文字数が少ない場合の印象
志望動機の文字数が極端に少ない場合、採用担当に好ましくない印象を与える可能性が高くなります。
具体的には、応募への熱意不足や準備不足、表現力の乏しさといったネガティブな印象を与えてしまうリスクがあります。
例えば、500字以内の制限があるにも関わらず、100字程度しか書かない場合、企業に対する関心の低さや自己アピール力の低さが印象に残ってしまいます。
一方で、簡潔にしようとしすぎて必要な情報が欠落してしまうケースもあるため、注意しましょう!
志望理由や自己PRのポイントが不明確だったり、具体性に欠けたりすると、採用担当者が応募者の適性を判断するのに十分な情報が得られず、結果として不利な評価に繋がってしまう可能性があります。
制限内で字数を使ってめいっぱいアピールしましょう!
文字数が多い場合の印象
志望動機の文字数が多い場合、応募者の熱意や準備の程度を示す指標として、ポジティブに評価されることがあります。詳細な自己分析や企業研究に基づいた具体的な志望理由、豊富な経験やスキルの記述は、応募者の真剣さや適性をアピールするチャンスになります。
しかし、文字数が多ければ良いというわけではありません。
指定された文字数を大幅に超過する場合、理解力の不足や要点を絞る能力の欠如と捉えられる可能性があります。
また、冗長な文章や不要な情報が多いと、かえって読み手にとって負担となり、せっかくのアピールが埋もれてしまう恐れがあります。
例えば、400字の制限に対して600字以上の志望動機を提出すると、採用担当者の時間を無駄にする行為と受け取られてしまいます。
重要なのは、質の高い内容を適切な量で書くことです!
文字数が多い場合は、各段落の要点を明確にして、読みやすい構成を心がけることで、ポジティブな評価に繋がる可能性が高まります。
志望動機の構成フレームワーク
志望動機を作成する際は、今から紹介するフレームワークを活用して作成することをおすすめします!
このフレームワークを活用することで、論理的で説得力のある志望動機を作成することができ、採用担当者に熱意と適性を効果的にアピールすることができます!
ぜひ参考にしてください!
①その企業を志望する理由
志望動機の冒頭で、なぜその企業を志望するのかを明確に述べましょう。
ここでは、企業の理念、事業内容、市場での位置づけなどを踏まえ、自身のキャリア目標や価値観とマッチする部分をアピールします。
この部分では、単なる企業の誉め言葉や表面的な情報の羅列ではなく、自分のやりたいことと企業の特徴がどのように結びつくかを具体的に説明することが大切です。
企業理念や事業内容などの情報収集は、
企業のウェブサイトや企業説明会の機会を活用しましょう!
ただし、企業のウェブサイトに書かれている情報をそのまま引用するのではなく、自分の言葉で解釈し、志望理由と結びつけるようにしましょう。企業や業界に対する理解があるという印象につながります!
例文
「御社の環境技術への積極的な投資と、持続可能な社会の実現に向けた取り組みに共感し、私のエネルギー工学の知識を活かせる場だと考え志望しました。」
②根拠となる具体的なエピソード
志望理由の説得力を高めるには、具体的なエピソードや経験を盛り込むことが不可欠です。
この部分では、学業、課外活動、インターンシップ、アルバイトなどの経験から、志望する企業で活かせるスキルや知識を得たエピソードを紹介します。
具体的なエピソードを挙げる際の注意点
例文
「大学の研究室で取り組んだ省エネ技術の開発プロジェクトで、チームリーダーとして課題解決に当たった経験から、御社の環境部門で即戦力として貢献できると確信しています。」
③入社後どのように活躍したいか
志望動機の締めくくりとして、入社後の具体的な抱負や貢献したい点を述べましょう。
ここでは、企業の中長期的な目標や課題を踏まえ、自身のキャリアプランと企業の成長をどのように結びつけていくかを示します。
入社後の抱負での注意点
例文
「御社の海外展開プロジェクトに参画し、私の語学力と異文化理解を活かして新規市場の開拓に貢献したいと考えています。
5年後には、海外事業部のリーダーとして御社のグローバル戦略を推進する立場を目指します。」
志望動機の文字数が足りない時の対処法
志望動機の文字数が足りない場合、内容が薄く説得力に欠ける印象を与えてしまう可能性があります。
しかし、適切な対処法を用いることで、充実した内容の志望動機を作成することができます。この場合は、文字数を増やすだけでなく、質の高い情報を盛り込むことが重要です。
ここでは、効果的な対処法をいくつか紹介します!
求める人物像を研究
企業が求める人物像を深く理解すると、志望動機の内容を充実させることができます。
どうすれば求める人物像の理解が深まるんだろう?
企業のウェブサイト、採用情報、会社説明会の内容などを徹底的に調べ、企業が重視する資質や能力を把握しましょう。
OB訪問の機会を活用するのもオススメです!
例えば、「チャレンジ精神」や「グローバルな視点」といった特定の資質が強調されている場合、それらに関連する自身の経験や考えを志望動機に盛り込むことで効果的なアピールにつながります。
具体的には、企業の経営理念や中長期計画を参照し、そこで掲げられている目標や課題に対して、自身がどのように貢献できるかを考察します。
例えば、「御社が掲げる『〇〇年までにカーボンニュートラルを達成する』という目標に対し、私の環境工学の知識と省エネ技術の研究経験を活かして貢献したいと考えています」といった形で、企業の方向性と自身の強みを結びつけることができます。
自己分析をやり直してみる
志望動機の文字数が足りない場合、自己分析が不十分である可能性があります。
自己分析を再度行うことで、自身の強み、価値観、経験、スキルなどを深く掘り下げ、志望動機に盛り込む要素を増やすことができます。
自己分析方法
- 過去の経験を時系列で整理し、各経験から得た学びや成長を明確にする
- 自身の価値観や興味関心を分析し、志望企業とマッチする部分を見出す
- SWOT分析を行い、自身の強み、弱み、機会、脅威を客観的に把握する
- 周囲の人(友人、家族、先輩など)に自身の特徴や長所を聞く
①経験を時系列で整理
経験を時系列で整理する方法の1つとして、モチベーショングラフを紹介します!
モチベーショングラフとは、「どんなときにやりがいを感じたか」「どんなときにモチベーションが下がったか」をグラフ形式で書き出していく自己分析方法です。
グラフの縦軸をモチベーションの高さ・低さ、横軸を時間の流れに設定して自分の経験とそれに対して感じたことを整理していきます。
以下が実際の私のモチベーショングラフです。参考にしてください!
②価値観や興味関心を分析
自分の価値観や興味関心を深掘りして、企業とマッチする部分を見つけましょう!
価値観の深掘りって具体的に何をすれば良いんだろう?
自分の価値観を客観的に深掘りしていくのは難しいですよね。
そこでオススメしたいのが、就活サービスの活用です。
キャリアチケットは価値観をベースにしたスカウトサービスであるため、登録後に質問に答えるだけで自分の価値観が分かるだけでなく、価値観に合った企業を知ることができます。
視野になかった企業と出会うことができるため、ぜひ活用してください!
③SWOT分析を行う
SWOT分析とは、「強み」「弱み」「機会」「脅威」の4つに分けて要素を洗い出し、マップ化していく自己分析です。
「SWOT分析」と検索すると、簡単にマップ化できるテンプレートも出てきます。
現状を把握し、自分にとっての課題が可視化できる自己分析なので、ぜひ活用しましょう!
④周囲の人に聞く
周囲の人に自分について聞くことも自己分析の方法の1つとしておすすめです。
家族や付き合いの長い友人は、自分には無かった視点で客観的に分析してくれるため、性格や印象、長所や短所について聞いてみると自己分析が進むはずです!
エピソードを掘り下げる
志望動機に具体的なエピソードを盛り込むと、文字数を増やすだけでなく、内容の説得力が高まるため文字数が足りない時にオススメです。
単に経験を列挙するのではなく、各エピソードを以下の要素に分解して掘り下げることで、より充実した内容になります!
掘り下げる要素
状況 | どのような環境や条件下で経験したか |
課題 | 直面した問題や挑戦は何だったか |
行動 | 具体的にどのような行動を取ったか |
結果 | その行動によってどのような結果が得られたか |
学び | その経験から何を学び、どのように成長したか |
例えば、「学生プロジェクトでリーダーを務めた」という経験を掘り下げると、
「100人規模の環境保護キャンペーンを主催し、メンバー間の意見対立を調整しながら、予定通りのイベント開催を実現。この経験から、リーダーシップとコミュニケーション能力を大きく向上させました」
といった具体的な記述になります。
数字や固有名詞を使って具体化する
抽象的な表現を避け、数字や固有名詞を用いて具体化することで、志望動機の説得力と印象度を高めることができます。また、具体化することで自然と文字数も増えるため、文字数が足りない時の対処法としてオススメです。
抽象的な説明
「リーダー経験があります。」
↓
具体化した説明
「〇〇団体で〇年間リーダーを務めました。〇人以上のメンバーをまとめあげ、〇〇を達成しました。」
数字を用いる際の注意点
固有名詞を使用する際は、企業名、プロジェクト名、資格名、受賞歴など、具体的かつ検証可能な情報を記載することが重要です。これにより、志望動機の信頼性と具体性が高まり、採用担当者に強い印象を与えることができます。
志望動機の文字数が多い時の対処法
志望動機の文字数が多すぎる場合、重要な情報が埋もれてしまったり、読み手に負担をかけたりする可能性があります。
ここでは、文字数を削るための方法を紹介します!
企業が求める部分だけ残す
企業が本当に知りたい情報に焦点を当てましょう。企業の求める人物像や、募集要項に記載されている資質・スキルに直接関連する部分を優先的に残し、それ以外の情報は思い切って削除するのも方法の1つです。
具体的なアプローチ例
企業のニーズに直結する情報を残して不要な情報は削除し、
本質的な内容に絞り込みましょう!
重複する部分を削る
志望動機の中で同じような内容が複数回出てくる場合、それらをまとめるか削除して文字数を減らしましょう。重複を避けることで、文章の簡潔さと明確さが向上し、読み手にとってより理解しやすい文章になります。
重複を削除する際のポイント
例えば、「チームワークを重視しています」「協調性があります」「グループでの活動が得意です」といった類似した内容がある場合、
これらを「大学での共同研究プロジェクトでリーダーを務めた経験から、チームの力を最大限に引き出すスキルを磨きました」のように一つの文にまとめることができます。
説明部分を削る
志望動機において、過度に詳細な説明や背景情報は必ずしも必要ではありません。
核となるなメッセージを残しつつ、補足的な説明を削除することで、文字数を減らすことができます。
説明部分を削る際のポイント
例えば、「大学3年次に参加した3ヶ月間のインターンシップでは、新規顧客開拓を担当しました。初めは戸惑いましたが、上司からのアドバイスを受けながら、徐々にコツをつかみ、最終的には20社の新規顧客を獲得しました」という文章を、
「大学時代のインターンシップで新規顧客20社を獲得し、営業スキルを磨きました」のように簡潔にまとめることができます。
長い表現を短くする
長い表現は短い表現に置き換えましょう。
これにより、文字数を削減しつつ、文章の読みやすさを向上させることができます。
長い表現を短くする際のポイント
具体例
- 「私が貴社に入社した暁には」→「入社後は」
- 「~という理由により」→「~のため」
- 「~することが可能です」→「~できます」
- 「貴社の事業展開に大きく貢献できると確信しております」→「事業に貢献できると確信します」
これらの方法を組み合わせることで、志望動機の文字数を適切に調整しつつ、効果的にアピールすることができます。
指定された文字数に収まるように調整し、
簡潔で説得力のある志望動機を作成しましょう!
志望動機を作成する際の注意点とコツ
志望動機を作成する際、内容はもちろんのこと、形式や見た目にも注意を払うことで、より効果的な志望動機を作成することができます。
ここでは、志望動機作成時の注意点とコツについて詳しく説明します。
手書きの場合は文字の大きさに注意
エントリーシートが手書きを要求している場合、文字の大きさに注意しましょう!
適切な文字の大きさは、読みやすさと見た目の印象に大きく影響します。
手書きの際の注意点
例えば、A4サイズの用紙に400字程度の志望動機を書く場合、20文字×20行で構成すると、適度な文字の大きさと行間を確保できます。練習用の原稿用紙を使用して、事前に文字の大きさや配置をチェックすることをおすすめします。
文字が小さすぎると読みづらく、大きすぎると幼稚な印象を与える可能性があります。漢字とひらがなのバランスにも気を付け、読みやすさを心がけましょう。
一文の長さに注意
適切な長さの文を用いることで、論理的で分かりやすい志望動機を作成することができます。
一文の長さに関する注意点
一文の長さが不適切な文章
「大学時代にプログラミングを学び、そこで得た知識と技術を活かして御社の革新的な製品開発に貢献したいと考えており、特にAI技術の応用に興味があります。」
一文の長さが適切な文章
「大学時代にプログラミングを学びました。
その知識と技術を活かし、御社の革新的な製品開発に貢献したいと考えています。
特に、AI技術の応用に強い興味があります。」
上の例のように文を分割することで、それぞれの要点が明確になり、
読み手にとって分かりやすい文章になります!
下書きはパソコンがオススメ
下書きの段階でパソコンを活用することで、効率的に内容を推敲し、より質の高い志望動機を作成することができます。
パソコンで下書きをするメリット
例えば、WordやGoogleドキュメントなどのソフトを使用し、実際のエントリーシートと同じ行数や文字数で下書きを作成することで、より現実的な仕上がりをイメージしながら作業ができます。
最後に、パソコンで作成した下書きを基に手書きで清書する際は、時間に余裕を持って行うことが重要です。
焦ると字が乱れたり、書き間違いが増えたりする可能性があるため、十分な時間を確保しましょう。また、複数の清書用紙を用意し、最も出来の良いものを提出用とすることをおすすめします。
これらの注意点とコツを意識することで、見た目にも内容にも優れた志望動機を作成することができます。丁寧に取り組みましょう!
志望動機の書き方についての詳しい解説はこちらの記事がオススメです!
【文字数別】志望動機の作り方と例文
志望動機の文字数は企業によって様々です。ここでは、文字数別の志望動機の作り方とそれぞれの例文を紹介します。
志望動機の作り方と例文:100字
100字の志望動機は非常に簡潔に要点をまとめる必要があります。
ここでは、以下の3点に絞って記述します:
- 志望理由の核心
- 自身の強みや経験
- 入社後の抱負
例文
御社の環境技術に共感し、志望しました。大学での環境工学研究を活かし、持続可能な製品開発に貢献したいです。5年後にはプロジェクトリーダーとして活躍することが目標です。
この例文では、企業の特徴、自身の経験、将来の目標を簡潔にまとめています。
限られた文字数で自身の熱意と適性を効果的に伝えられていますね!
志望動機の作り方と例文:200字
200字の志望動機では、100字の内容をより具体的に展開します。
構成は以下の通りです:
- 志望理由(企業の特徴や魅力)
- 自身の強みや関連する経験
- その経験から得た学びや成長
- 入社後の具体的な貢献プラン
例文
御社のAI技術を活用した医療支援システムに強く惹かれ、志望しました。
大学でのコンピュータサイエンス専攻と、医療系ベンチャーでのインターン経験を通じて、技術と医療の融合に大きな可能性を感じています。
これらの経験を活かし、より多くの患者さんの生活質向上に貢献できるAIシステムの開発に携わりたいと考えています。
将来的には、医療×AI分野のリーディングカンパニーである御社で、新規プロジェクトを主導する立場を目指します。
この例文では、企業の特徴、自身の経歴、そしてそれらを活かした具体的な貢献プランを簡潔に述べています。
志望動機の作り方と例文:300字
300字の志望動機では、より詳細な情報を盛り込むことができます。
構成は以下の通りです:
- 志望理由(企業の特徴や業界での位置づけ)
- 自身の関連する経験やスキル(具体的なエピソードを含む)
- その経験から得た学びや成長
- 入社後の具体的な貢献プラン
- 中長期的なキャリアビジョン
例文
御社が掲げる「地域に根ざしたサービス展開」という理念に強く共感し、志望いたしました。
大学時代、地元商店街の活性化プロジェクトに参加し、地域経済の課題解決に取り組んだ経験があります。このプロジェクトでは、30店舗以上の店主にヒアリングを行い、若者向けSNSを活用した情報発信策を提案。結果、来客数が前年比20%増加しました。
この経験から、地域のニーズを丁寧に拾い上げ、適切なソリューションを提供することの重要性を学びました。
御社では、このスキルを活かし、各地域の特性に合わせた効果的なマーケティング戦略の立案・実行に貢献したいと考えています。5年後には、新規地域展開のプロジェクトリーダーとして、御社の地域密着型ビジネスの更なる成長に寄与することが目標です。
この例文では、企業理念への共感、具体的な学生時代の経験、そこから得た学び、そして入社後の貢献プランと将来のビジョンを包括的に述べています。
志望動機の作り方と例文:400字
400字の志望動機では、より詳細な情報を盛り込みつつ、簡潔さも保つ必要があります。
構成は以下の通りです:
- 志望理由(企業の特徴や最近の取り組み)
- 自身の関連する経験やスキル(具体的なエピソードを含む)
- その経験から得た学びや成長
- 入社後の具体的な貢献プラン
- 中長期的なキャリアビジョン
例文
御社が推進する「〇〇」というビジョンに強く共感し、志望いたしました。特に、最近発表された次世代電気自動車の開発プロジェクトに大きな可能性を感じています。
私は大学で機械工学を専攻し、自動車の電動化技術の研究に携わってきました。卒業研究では、新型バッテリー管理システムの開発に取り組み、従来比15%の効率向上を実現しました。また、大学3年次には自動車メーカーでのインターンシップに参加し、電気自動車の走行テストプロジェクトに携わりました。この経験を通じて、技術開発だけでなく、実際の使用環境を考慮した製品設計の重要性を学びました。
御社では、これらの経験と知識を活かし、より効率的で環境に優しい電気自動車の開発に貢献したいと考えています。
入社後は、まず研究開発部門で技術力を磨きつつ、製品企画部門とも連携して市場ニーズを的確に捉えた製品開発に携わりたいと思います。5年後には、次世代モビリティプロジェクトのリーダーとして、技術と事業の両面から御社の成長に寄与することが目標です。御社で、持続可能な社会の実現に向けて全力を尽くす所存です。
字数制限の中で、400字制限の設問を課す企業は多いです。
400字制限の志望動機について業界ごとに詳しく解説している記事を紹介するので、
400字制限の志望動機を作成しようとしている人は必見です!
志望動機の作り方と例文:600字
600字の志望動機では、より詳細な情報と複数の経験を盛り込むことができます。
構成は以下の通りです:
- 志望理由(企業の特徴、業界での位置づけ、最近の取り組みなど)
- 自身の関連する複数の経験やスキル(具体的なエピソードを含む)
- それぞれの経験から得た学びや成長
- 入社後の具体的な貢献プラン(複数の視点から)
- 短期的および中長期的なキャリアビジョン
例文
御社の「持続可能なエネルギーの未来」というビジョンに強く共感し、志望いたしました。特に次世代太陽光発電システムの開発プロジェクトに大きな可能性を感じています。
私は大学で環境工学を専攻し、再生可能エネルギーの研究を行いました。卒業研究では新型太陽電池の効率を従来比で10%向上させる成果を上げ、理論と実践の重要性を学びました。また、大学3年次には環境テクノロジー企業でのインターンシップに参加し、風力発電プロジェクトに関わりました。ここでは技術的な挑戦に加え、地域住民との合意形成の難しさも経験し、技術の社会実装には丁寧なコミュニケーションが不可欠だと実感しました。
これらの経験から、環境技術の開発と社会実装に強い関心を持ちました。御社では、これらのスキルと情熱を活かして次世代エネルギーシステムの開発と普及に貢献したいと考えています。
入社後は研究開発部門で技術力を磨きつつ、マーケティング部門と連携し、市場ニーズを捉えた製品開発に取り組みたいです。
御社での勤務を通じて、自身のスキルを最大限に活かし、社会に大きなインパクトを与えることができると確信しています。共に持続可能な未来の創造に取り組めることを楽しみにしています。
この例文では、企業の最近の取り組みへの言及、複数の具体的な経験とそこから得た学び、そして入社後のビジョンを詳細に述べています。
志望動機の作り方と例文:1000字
1000字の志望動機では、より多角的な視点から自己アピールができます。
構成は以下の通りです:
- 志望理由(企業の特徴、業界での位置づけ、最近の取り組み、将来的な展望など)
- 自身の関連する複数の経験やスキル(学業、インターンシップ、課外活動など)
- それぞれの経験から得た具体的な学びや成長
- 入社後の具体的な貢献プラン(複数の部門やプロジェクトに言及)
- 短期的、中期的、長期的なキャリアビジョン
- 志望度の再強調と決意表明
例文
御社が掲げる「〇〇」という企業理念に深く共感し、志望いたしました。特に、最近発表された「〇〇」戦略に大きな可能性を感じています。AI技術によって医療の質を向上させるという御社のビジョンは、技術の力で社会課題を解決するという私の信念と一致しており、この理念の実現に携わりたいと強く感じています。
私は大学でコンピュータサイエンスを専攻し、特に機械学習とデータ分析に力を入れて学んできました。卒業研究では、医療画像診断の精度向上のためのディープラーニングモデルの開発に取り組み、従来の手法と比較して診断精度を15%向上させることに成功しました。この研究を通じて、最先端の技術を実際の社会課題解決に応用することの難しさと、それを克服したときの大きな達成感を経験しました。
また、大学3年次には大手IT企業でのインターンシップに参加し、顧客サポートシステムの開発プロジェクトに携わりました。このプロジェクトでは、5人チームのリーダーとして、メンバーの強みを活かしたタスク分配や、週次の進捗管理を担当しました。その結果、予定よりも2週間早くプロトタイプを完成させ、顧客満足度調査で90%以上の高評価を得ることができました。この経験から、技術力だけでなく、プロジェクトマネジメントとチームワークの重要性を学びました。
さらに学生団体〇〇の立ち上げに携わり、テクノロジーを活用した地域課題解決に取り組んできました。具体的には、地元の高齢者施設と連携し、AIを活用した見守りシステムの開発と導入を行いました。このプロジェクトでは、技術開発だけでなく、高齢者の方々や施設職員との丁寧なコミュニケーションを通じて、ユーザーのニーズを深く理解することの重要性を学びました。結果として、施設のインシデント発生率を30%削減することに成功し、地域の新聞にも取り上げられました。
これらの経験を通じて、技術開発、プロジェクトマネジメント、そしてソーシャルインパクトの創出に強い関心と実績を築いてきました。御社では、これらのスキルと経験を活かし〇〇戦略の実現に貢献したいと考えています。
入社後は、まずR&D部門で最先端のAI技術の開発に携わりつつ、医療現場のニーズを深く理解するために、医療機関との連携プロジェクトにも積極的に参加したいと考えています。5年後には、製品開発部門にて、研究成果を実際の製品やサービスとして世に送り出す過程に携わりたいと考えています。ここでは、技術的な知見だけでなく、マーケティングや事業戦略の視点も身につけ、より包括的な事業推進能力を磨きたいと思います。
10年後には、御社の海外拠点でのキャリアを視野に入れています。グローバルな視点で医療課題に取り組み、世界中の人々の健康増進に貢献することが最終的な目標です。
御社には、革新的な技術、優秀な人材、そして社会貢献への強い意志があり、私のキャリアビジョンを実現するのに最適な環境だと確信しています。私の技術力、リーダーシップ、そして社会課題解決への情熱を御社でぶつけ、共に「〇〇」という理念の実現に全力を尽くす所存です。
この例文では、企業の理念や最新の戦略への深い理解、複数の具体的な経験とそこから得た多角的な学び、そして入社後の短期的・中期的・長期的なビジョンを詳細かつ説得力のある形で述べています。また、自身の経験と企業のニーズを明確に結びつけ、具体的な貢献プランを示しています。
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文字数ごとに例文を見てきたけど、
他の例文も見たいなあ…
例文を読んでこう思った人も多いはずです。
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面接対策もしよう
志望動機は、エントリーシートだけでなく面接でも必ず聞かれる重要な項目です。面接官に印象深く、説得力のある回答をするためには、事前の準備が不可欠です。
ここでは、面接での志望動機に関する効果的な対策方法を紹介します。
1~2分程度で話せるようにしておく
面接での志望動機の説明は、通常1~2分程度が適切とされています。この時間内で、簡潔で要素を押さえた回答ができるよう準備しておきましょう。
具体的な準備方法
- 要点を絞る
志望理由、自己PR、入社後の抱負の3点に絞り、各項目を30秒程度で説明できるようにします。 - 構成を固める
以下のような構成を意識し、流れのある説明を心がけます。- 導入:志望理由の核心(企業の魅力や理念への共感)
- 展開:自身の経験や能力と企業ニーズとの合致点
- 結論:入社後の具体的な貢献プランと意気込み
- 練習を重ねる
鏡の前や友人相手に実際に話す練習をし、時間を計測しながら適切な長さに調整します。
例)IT企業志望の場合の1分バージョン
御社の「技術革新で社会に貢献する」という理念に強く共感し、志望いたしました。特に、最近発表されたAIを活用した教育支援システムの開発に大きな可能性を感じています。
私は大学でコンピュータサイエンスを専攻し、機械学習を用いた言語学習アプリの開発に取り組みました。このプロジェクトでは、ユーザーの学習パターンを分析し、個別最適化された学習プランを提案するアルゴリズムを実装しました。結果、ユーザーの継続率が30%向上しました。
御社では、この経験を活かし、より多くの学習者に寄り添えるAIシステムの開発に貢献したいと考えています。5年後には、教育×AI分野のプロジェクトリーダーとして、革新的な製品開発を主導することが目標です。御社で、技術を通じて社会に貢献する仕事に携わることを、心から楽しみにしております。
この例では、志望理由、自己PR、入社後の抱負を簡潔にまとめつつ、具体的な数字やエピソードを交えることで説得力を高めています。
深掘り質問対策をしておく
面接官は、志望動機に関連して様々な深掘り質問をしてきます。これらの質問に対し、具体的かつ説得力のある回答ができるよう、事前に準備しておくことが重要です。
想定される深掘り質問と対策
それって他社でもできますよね?
なぜうちなの?
対策:競合他社との比較研究を行い、志望企業の独自の強みや特徴を3つ以上挙げられるようにしておく。
例:「御社の強みは、①業界トップの研究開発費、②グローバルな展開力、③社会貢献度の高さだと考えています。特に、新興国向けの教育支援プロジェクトに強く惹かれました。」
その経験は具体的にどのように活かせると思いますか?
対策:自身の経験と企業の事業や課題とを結びつけ、具体的な貢献プランを2~3点用意する。
例:「私のアルゴリズム開発の経験は、御社の個別最適化学習システムの精度向上に直接活かせると考えています。また、ユーザビリティテストの経験を活かし、より使いやすいインターフェースの設計にも貢献できると思います。」
当社の課題は何だと思いますか?
対策:企業の決算説明資料やニュースリリースを研究し、現在直面している課題や今後の展望について自分なりの見解を持つ。
例:「御社の課題は、急速な技術革新に対応する人材の確保だと認識しています。私は、社内勉強会の企画運営経験があるので、社内の技術力向上にも貢献したいと考えています。」
長期的なキャリアプランは?
対策:企業の中長期経営計画を踏まえ、自身のキャリアプランを10年程度先まで具体的に描く。
例:「入社後3年間は技術力の向上に努め、5年目にはプロジェクトリーダーとして新規サービスの立ち上げに携わりたいと考えています。10年後には、グローバル展開を見据えた事業企画職にチャレンジし、御社の更なる成長に貢献したいです。」
当社の企業理念をどのように解釈していますか?
対策:企業理念を自分なりに解釈し、それに対する共感点と、その理念を実現するための自身の貢献プランを考える。
例:「『技術で人々に幸せを』という御社の理念は、単なる利益追求ではなく、社会貢献を重視する姿勢の表れだと解釈しています。私も技術を通じて社会課題を解決したいと考えており、特に教育分野でのAI活用を通じて、この理念の実現に貢献したいと考えています。」
これらの質問に対する回答を準備することで、面接官の様々な切り口からの質問にも柔軟に対応できるようになります。また、準備の過程で企業研究が深まり、より説得力のある志望動機を構築することができます。
しっかりと事前準備をして、
熱意や意欲をアピールしましょう!
まとめ
志望動機は就活において非常に重要な要素になるため、適切な準備が必要です。
この記事での主なポイントをまとめておきます。
この記事のポイントまとめ
- 文字数に応じて重要な情報を適切に盛り込みましょう。
- 企業の特徴、自身の経験、入社後の抱負を効果的に組み合わせることが重要です。
- 文字数が足りない場合は、エピソードや内容を具体化しましょう。
- 文字数が多い場合は、重複の削除や表現の簡潔化が必要です。
- 一文の長さは40~50字程度が目安。
- 1~2分程度で簡潔に志望動機を説明できるように面接準備をしましょう。
- 深掘り質問を想定し、具体的な回答を準備しましょう。
この記事で紹介したコツや注意点を活用し、自身の強みと企業のニーズを効果的に結びつけた、説得力のある志望動機を作成しましょう!そして、その志望動機を通じて、納得内定をつかみ取りましょう!