こんにちは!
今回は、成蹊大学は就職できないのかを解説していきます!
まず、結論から言うと成蹊大学は就職できないなんてことはまったくありません。
むしろ、成蹊大学は就職に強い大学と言えます。
この記事では、成蹊大学の実際の就職実績を見ながら、成蹊大学は就職できないのか、就職先ランキングも含めて解説していきます!
- 成蹊大学の就活の強み
- 成蹊大学の就職実績
- 成蹊大学の就職支援
- 成蹊大学の就職先ランキング
成蹊大学とは

成蹊大学は、東京都武蔵野市に位置する私立大学です。
吉祥寺駅からバスでアクセスでき、緑豊かなキャンパスが魅力です。
創立以来、「個性の尊重」と「品格ある人格の育成」を掲げ、少人数教育に力を入れてきました。
教育環境の整備にも力を入れており、落ち着いた雰囲気の中で学びに集中できます。
大学全体で就職率97%を記録しており、就職支援にも強みを持つ大学です。
とくに中堅〜大手企業・公務員への就職実績が豊富で、安定志向の学生から支持を集めています。
学部・学科
成蹊大学には、以下の5つの学部があります。
- 経済学部(経済経営学科)
- 経営学部(総合経営学科)
- 法学部(法律学科)
- 文学部(英米文学科・現代社会学科・日本文学科)
- 理工学部(情報科学科・物質生命理工学科・システムデザイン学科)
いずれも1学科制で、専門的な学びと幅広い教養教育を両立できるカリキュラムが組まれています。
また、他学部の授業を履修できる「他学部履修制度」も導入されており、学生の学習意欲に応じた柔軟な学びが可能です。
取得できる資格
成蹊大学では、以下のような資格取得が目指せます。
- 中学校・高等学校教諭一種免許状(国語・英語・数学・理科など)
- 学芸員資格
- 司書・司書教諭資格
- 社会調査士(現代社会学科のみ)
- ITパスポート・基本情報技術者(理工学部支援)
- 日商簿記(経済・経営学部支援)
- TOEIC・TOEFL対策講座あり
特に教職課程や公務員試験対策は充実しており、学内での支援講座や模擬面接も用意されています。
資格取得は就職活動において大きな強みになるため、在学中に積極的に活用したい制度です。
成蹊大学の就職はやばい?なぜ就職できないといわれている?


成蹊大学の就職率って、本当に悪いの?
いいえ、就職率は97%以上です!

結構高い方じゃない?なんで悪いなんて言われるのかな
「就職できない」というのは、単純に就職が難しいというわけではありません。
人気の高い企業や収入の高い職業に就きづらいという点で言われてしまうことがほとんどです。
その点では、成蹊大学はMARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)や早慶(早稲田、慶應)と比較されることが多い大学です。
「MARCH」や「早慶」と比較すると、成蹊のブランド力が若干劣るという印象を持たれることがあります。
大手企業や人気企業の採用において、これらの大学との競争で不利と感じるケースがあるため、「就職がやばい」と思われがちです。

それじゃあ、就職率が悪いってわけでは無いんだね!
成蹊大学の就職ランキング

引用 【9月25日現在】2024年有名企業400社実就職率ランキング

2024年の有名企業400社実就職率ランキングを見ると、成蹊大学は41位に入ってるね!

しかも2022年の13.7%に比べて、2024年には21.6%になってるんだ!

成蹊大学の学生が大手企業にいける割合が増えてることがわかるね!
GMARCHの中の法政大学や学習院大学よりも高いのは、大きな魅力です!
また、2023年度卒業生の就職者数上位10社(官公庁含む)は以下の通りです。
- 東京都庁
- 三井住友銀行
- みずほフィナンシャルグループ
- 日本郵便
- あいおいニッセイ同和損害保険
- 楽天グループ
- 明治安田生命保険
- 東京海上日動火災保険
- 国家公務員(一般職)
- 第一生命保険
公務員や金融機関への就職が目立つのが特徴です。
特に、東京都庁や国家公務員といった安定した職場への進出が多く、公務員志望者には心強い実績です。
また、楽天や三井住友銀行など、全国区の大手企業にも多数の卒業生が就職しています。
学部別!成蹊大学の主な就職先

成蹊大学の全体的な就職先ランキングについて解説しましたが、学部別にみるとより分かりやすい傾向が見えてきます。
ここでは、学部別の主な就職先について解説していきます!
経済学部
経済学部の卒業生は、金融・保険業界を中心に、商社やメーカーなど幅広い業種へ進出しています。
特に、みずほフィナンシャルグループや三井住友銀行、明治安田生命、第一生命など、メガバンクや大手保険会社への就職実績が豊富です。
また、野村證券や大和証券などの証券業界にも強く、数字に強い人材として評価されています。
経営学部
経営学部は、総合職や企画・営業職を目指す学生が多く、民間企業への就職率が高い学部です。
楽天グループ、富士通、NTTデータ、伊藤忠テクノソリューションズといったIT・商社系企業への実績があります。
また、日商簿記や中小企業診断士の取得支援があり、経営企画・マーケティング分野での評価も高まっています。
実践的なビジネススキルが養われる点が特徴です。
法学部
法学部の学生は、公務員や法律関連職を目指す傾向があります。
2023年度は、東京都庁や国家公務員(一般職)、裁判所職員などの就職実績が見られました。
また、民間では損保ジャパン、東京海上日動、日本郵便などの事務系職にも強く、コンプライアンスや法務の知識を活かしたキャリアが築かれています。
公務員講座や法律系資格の支援体制も整っています。
文学部
文学部は、英語力や文章力、コミュニケーション力を活かした進路が中心です。
英米文学科の学生は、英語教員や旅行・航空業界へ進むケースも多く、現代社会学科の学生は広報・人事・販売企画など幅広い職種で活躍しています。
2023年度は、日本航空、ANAエアポートサービス、読売新聞グループ、日本生命などに就職する学生もいました。
学芸員・司書資格を活かした公共機関への進路もあります。
理工学部
理工学部は、IT・製造業界に強みがあります。
富士通、NEC、日立製作所、キヤノン、東京電力ホールディングスなど、理系学生向けの技術職・研究職・開発職に多くの内定が出ています。
また、情報科学科ではSE・プログラマー志望の学生が多く、基本情報技術者などの資格取得も推進されています。
学内のキャリアサポートが手厚く、理系でも文系と同様に就職率が高い点が特徴です。
成蹊大学の就活の強み

成蹊大学は就職率も高く、また大手企業にも多くの卒業生が就職している大学です。
そんな成蹊大学の就活の特徴は何なのか、ここでは、成蹊大学の就活の強みについて詳しく解説します!
三菱系の就職に強い
成蹊大学は、三菱系企業への就職に強い大学として知られています。
三菱の4代目社長・岩崎氏が、成蹊学園の創立者と親友であり、学園の創立に深くかかわったことがきっかけで、学園の理事長は代々三菱金曜会のトップが務めているためです。
現在では三菱グループへの就職率は昔ほど高くありませんが、今でもそのつながりは深く残っています。
三菱グループは、安定した経営基盤を持つ大企業群です。
たとえば、三菱UFJ銀行や三菱重工業など、三菱系の主要企業に多くの卒業生が在籍しており、就職活動中にこうしたネットワークが有利に働くことがあります。
就職では日東駒専と同程度
成蹊大学の就職状況は、日東駒専と同程度であるとされています。
これは、成蹊大学が偏差値や規模では有名な私立大学と肩を並べる一方で、全国的な知名度がやや劣るため、企業からの評価が同程度であると見なされることが多いからです。
たとえば、日東駒専と比較した場合、大手企業への就職率に大きな差はありません。
しかし、特定の業界や企業に強い傾向があり、前述の三菱系企業のように、特定分野においては強みを発揮しています。

実就職率ランキングで出ていた通り、特定の分野に強い点が強みだよ!
就職に失敗しないためにやっておくべきこと3つ

それではここからは、就活に失敗しないためにやっておくべきことを3つ紹介していきます!
①在学中に就活で使える魅力的な経験を積もう
就職活動において、他の学生と差をつけるためには、
在学中に就活で活かせる経験を積むことが重要です。
多くの企業が、学業の成績や資格だけでなく、学生時代に何をしてきたかという実践的な経験に注目しています。
理由としては、実際のビジネスシーンでは、単なる知識だけでなく、リーダーシップや問題解決能力、コミュニケーション力といった実際のスキルが必要とされるからです。
たとえば、アルバイトやインターンシップ、ボランティア活動などを通じて、リーダーとしての経験を積んだり、チームで協力して何かを成し遂げる経験を持つことで、自身の強みをアピールできるようになります。
このような経験を積むことで、企業にとっても「この学生は即戦力になりうる」と評価されやすくなります。
したがって、在学中にできるだけ多くの実践的な経験を積むことが、就職活動で成功するための第一歩となります。
②早め早めに就活を開始しよう
就職活動で成功するためには、できるだけ早く準備を始めることが重要です。
多くの学生が「まだ時間があるから」と準備を後回しにしがちですが、実際には大学2年生のときなどから早めに動き出すことで多くのチャンスを掴むことができます。
理由としては、就活は情報戦であり、企業が何を求めているのかを理解するには時間がかかるからです。
さらに、早い段階でインターンシップや説明会に参加することで、業界の理解を深め、志望する企業や職種を絞り込むことができます。
また、早めに就活を始めることで、エントリーシートの準備や面接対策にも余裕を持って取り組むことができるため、精神的な負担も軽減されます。
したがって、早い段階から就職活動を意識し、情報収集や自己分析、インターンシップの参加などを積極的に行うことが、就活成功の鍵となります。
③まずはエントリーシートを書いてみよう
就職活動の最初のステップとして、まずはエントリーシート(ES)を作成してみることが必要不可欠です。
エントリーシートは、企業が応募者を初めて評価する重要な書類であり、ここでしっかりと自分をアピールすることができなければ、次の面接やGDといった選考ステージに進むことすらできません。
多くの企業ではエントリーシートに「学生時代に力を入れたこと」や「志望動機」を問う項目があります。
このような項目では、具体的なエピソードを交えて、自分がどのように問題に取り組み、結果を出してきたかを論理的に述べることが大切です。
まずはエントリーシートを作成し、何度も推敲することで、自己PRや志望動機を洗練させることが、就活における重要な準備段階となります。
エントリーシートや自己PRを洗練させたい人はこちら!
成蹊大学のキャリア支援

成蹊大学のキャリア支援は、1年次から段階的に進められる点が魅力です。
キャリアセンターでは、個別相談・エントリーシート添削・模擬面接の実施など、就活に必要なあらゆる支援を受けられます。
また、業界研究セミナーやOBOGとの交流会、インターンシップ情報の提供など、実践的な支援にも力を入れています。
就職ガイダンスは何度も開催され、大学全体で「就職に強い成蹊」を目指す体制が整っています。
公務員講座や資格講座も無料・割安で提供されており、経済的負担が少ないのも特長です。
成蹊大学の就活に役立つオススメサイト

成蹊大学の強みをしっかりと発揮したい場合、インターンに参加することは必須です。
早期内定や選考優遇を受けるためには、インターンに参加しないことには始まりません。
また、成蹊大学の学生の場合、スカウト型の就活サイトもかなり活用することができます。
ここでは、成蹊大学の就活におススメなサイトを7つご紹介します!
ビズリーチ・キャンパス
ビズリーチ・キャンパスは、OB・OG訪問に強い就活サイトです。
人気の大手企業の職業インターンシップの案内が数多く届くほか、難関企業の内定者による就活対策講座やサポートを受けることができます。
自分が参加したいインターンの詳しい情報や、選考通過のコツを、自分のOG・OBという身近な先輩に聞くことができるため、生の体験談を知ることができるサービスです。
同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」

就活会議
就活会議は、企業情報が確認できるだけでなく、内定者のESや面接情報が口コミで確認できる就活サイトです。
また、従業員からの社内の評価や、実際の雰囲気なども確認できるため、自分に合わない企業の回避にもつなげることができます。
インターンシップの案内やスカウトも数多く届くサイトです。
インターンの雰囲気や内容、選考に通るコツなどを知りたい人にオススメのサイトです!

Lognavi
LognaviはWebテストの対策や自己分析を行うことができる就活サイトです。
自己分析の結果をもとに相性が良い企業を紹介してくれます。
また、同じ学校や同じ企業を志望する人とコミュニティで繋がることができるため、情報共有にも有利な就活サイトです。
【15万人が利用】適性診断で相性が良い企業が見つかる就活アプリ!【Lognavi】

キャリアチケット・スカウト
キャリアチケット・スカウトは、スカウト型の就活サイトです。
まず自分の自己診断をアプリで行い、自己診断結果をもとに、自分の価値観と合う企業からのオファーがやってきます。
誰もが知る有名企業からのオファーやインターンの案内も数多く届きます。
本選考直結のスカウトも届くので、インターンに参加せずに選考優遇を受けられる可能性もあるサイトです。

キミスカ
キミスカはスカウト型の就活サイトです。
スカウト型の就活サイトは数多くありますが、中でもキミスカは、スカウトにランクがあり、企業の本気度が分かるようになっています。
SPIの対策問題集の配布や、就活対策講座など、就活そのものへのサポートもとても充実しているサイトです。
インターン情報も数多く配信されるので、スカウトを受動で気に受けるだけでなく、自分で情報集めと就活対策も同時に行うことができます。
ベストマッチな企業との出会いがある就活は新しいフィールドへ【キミスカ】

ABABA
ABABAは最終面接まで進んだ実績が評価される、スカウト型の就活サイトです。
もし志望の企業に落ちてしまっていても、最終面接へ進んだ経験があれば、その経験を買って他の企業からスカウトが届きます。
既に就活をある程度進めている26卒向けのサービスです。

Offer Box
Offer Boxはスカウト型の就活サイトです。
非常に多くの就活生が登録しているサイトで、その分企業の登録数も多いです。
インターン情報が最も多く手に入るスカウト型就活サイトです。
企業はスカウトを送れる量に限りがあるため、学生一人一人のプロフィールを確認して、本気度の高いスカウトを送ってきます。
企業が学生にオファーする新卒就活サイト【OfferBox<オファーボックス>】

まとめ

成蹊大学は就職できないのではなく、むしろ就職に強い大学です。
就職率は97%以上を誇り、特に公務員や金融・IT業界に多くの卒業生を輩出していて、大手企業への実績も豊富です。
三菱系との関係や手厚い就職支援も魅力です。
日東駒専と同等の評価を受けることもありますが、実就職率ではGMARCHの一部を上回ることもあります。
インターンに積極的に参加することで、在学中から経験を積み、早めの準備を行うことが、成蹊大生の就活成功のカギになってきます!
ぜひ就活サイトなどを活用して納得内定を掴みましょう!