製薬会社への就職に強い大学ランキング!製薬業界の就職大学ランキングと採用動向を徹底解説!

企業分析

こんにちは、25卒のaoiです。

就活を進める中で、製薬業界に就職できる大学について気になった経験があると思います。

楽子ちゃん
楽子ちゃん

製薬会社に就職したいけど、どこの大学が強いのかな?

楽子ちゃん
楽子ちゃん

製薬業界に就職するには何をすればいいのか知りたい!

といった思いがある方必見です!

この記事では、

  • 薬業界へ就職できる大学の特徴や強み
  • 製薬会社に就職したい就活生が今からやるべきこと

について解説していきます。

是非最後まで読んでください!

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製薬業界について

製薬業界は、医薬品の研究、開発、製造、販売を行う企業群で、世界的にも非常に重要な役割を担っています。

この業界では、薬の開発から患者への供給まで多くの工程が関わり、そのため幅広い専門知識やスキルが必要とされます。

製薬業界の代表的な企業

製薬業界には世界的にも有名な企業がいくつも存在します。特に日本国内での代表的な企業には以下のものがあります。

武田薬品工業株式会社

1925年創業の武田薬品工業株式会社は、国内の製薬業界でもシェアトップクラスです。

海外では主力製品の潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬の「エンタイビオ」やADHD治療薬の「ビバンセ」の売上が好調で大きく成長を遂げています。

大塚製薬株式会社

1964年に創業した大塚製薬株式会社は、2023年の国内製薬会社売上ランキングで2位に位置している大手企業です。

医薬関連と日々の生活から健康維持に有用な食品・飲料の領域であるニュートラシューティカルズの2つの事業を展開しています。

アステラス製薬株式会社

1923年に創業したアステラス製薬株式会社は、欧米・欧州・中南米・アジアなど幅広い海外展開に強みを持っており、海外売上比率が79.4%にものぼる大手企業です。

なかでも前立腺がん治療剤の「イクスタンジ」は、当社売上高の43.5%を占める主力製品です。

第一三共株式会

第一三共株式会社は、2005年に三共株式会社と第一製薬株式会社が統合して発足しました。当社は新薬開発・ジェネリック開発・ワクチン開発・ヘルスケア事業の4つの軸で事業4軸で事業を展開しています。

幅広い製品開発により、医療現場からのMR評価を9年連続1位を獲得するなど社会貢献性の高さが特徴です。

中外製薬株式会社

1943年に創業した中外製薬株式会社は、スイスのロシュ社という世界有数の製薬企業と提携しており、海外での医薬品販売に強いという特徴があります。

また、中外製薬は独自のサイエンス力と技術力から、2005年に国産初の抗体医薬品を市場に提供した実績があります。

 【企業別!】製薬会社 就職大学ランキング

企業によって採用する大学には特色があります。それぞれの製薬企業がどの大学から多くの卒業生を採用しているかについて、ここで紹介します。

武田薬品工業

武田薬品工業は、理系の研究職に強い大学が多く採用される傾向にあります。

参考サイト

武田薬品・アステラス・中外、大手製薬会社「採用大学」ランキング2023最新版【全10位・完全版】
コロナ禍を脱し、日経平均株価が過去最高値を記録するなど経済が大きく変わろうとしている。そんな中、主要企業はどの大学から学生を採用したのか。業界別・企業別に2023年「採用大学」ランキングを作成した。今回は、武田薬品工業、アステラス製薬、中外...

アステラス製薬

アステラス製薬も理系の研究職に強い大学が多く採用される傾向にあります。

参考サイト

https://diamond.jp/articles/-/342130?page=3

中外製薬

中外製薬は東京大学や大阪大学など、研究に特化した大学から多くの人材を採用しています。

参考サイト

https://diamond.jp/articles/-/342130?page=4

塩野義製薬株式会社

金沢大学、静岡県立大学、星薬科大学、新潟薬科大学、北里大学など。

KMバイオロジクス株式会社

崇城大学、熊本県立大学、東海大学、福岡工業大学など。

日本全薬工業株式会社

酪農学園大学、東北医科薬科大学、会津大学、成蹊大学、東京農業大学など。

丸善製薬株式会社

近畿大学工学部と尾道市立大学から就職しています。

製薬業界の職種

製薬業界では、さまざまな職種があり、職種によって求められるスキルや専門知識が異なります。

MR・MS

製薬業界の営業職には、MR(医薬品情報担当者)とMS(医薬品卸販売担当者)の2つがあります。

MR(医薬品情報担当者)

  • 製薬企業の営業部門に所属
  • 医薬品の適正な使用方法を提供
  • 医療関係者の訪問による安全管理情報の収集

MS(医薬品卸販売担当者)

  • 医薬品卸販売会社の営業部門に所属
  • 医薬品・医療機器を仕入れ医療機関に販売
  • 医療機関や医療スタッフに医療情報を提供

MRは、医師や薬剤師に対して医薬品の情報を提供し、適切な使用を促進する役割を担っています。

新卒でMRに配属されれば、まず医薬品に関する正確な知識や使用方法などの専門知識を習得するところから業務が始まります。

医師や薬剤師とやり取りをする機会が多いため、円滑なコミュニケーション能力が必要です。

MRは製薬会社と医療の現場の橋渡しをする重要な職種です!

一方でMSは、製薬会社の各メーカーの商品特徴や医薬品に関わる制度や法規なども含めた幅広い知識が必要になります。

また、MSはMRと違い価格交渉を行うため、財務管理の知識を有しているかも重要です。

このような違いがMRとMSにはあるため、互いに協力し合えるパートナーとして機能しているのです。

開発・研究職

開発・研究職は、医薬品の有効成分を研究して医薬品を開発する研究職と、治験や臨床試験の検証を担当する開発職に分類されます。

開発・研究職は、医薬品の研究開発をする製薬業界にとって中核的な職種です!

研究職は、病気の原因やその治療法、薬の効果効能と副作用について常に最新の情報や動向をチェックして深く理解しておかなければいけません。

開発職では、臨床試験等の効率的な進行や、収集したデータ情報の分析力が求められます。

開発・研究職に新卒で配属されると、新たな治療法の可能性を探求し、治験や臨床試験を通じて医薬品の有効性と安全性を検証したり、新薬やジェネリック医薬品の開発に関わったりします。

治験や臨床試験には、業務をスムーズに行うための進行・調整役である「治験コーディネーター」と呼ばれる職種が実はあるのです。

開発・研究職は製薬会社の中核を担うポジションであるからこそ、自社の医薬品開発の技術力向上を促し、より良い医薬品を開発して市場に提供するといった貢献が可能です!

薬事担当

薬事担当は、医薬品に関するさまざまな法的業務に携わる業種です。

製薬企業の薬事担当は、新薬や後発医薬品を市場へ導入するとき、医薬品の安全性を承認する規制当局との橋渡し役として重要な役割を果たしているんです!

そのため薬事担当には、医薬品の安全性や有効性に関する深い知識と、法規制や薬価制度に関する専門性が必要です。

変化する最新の医薬品市場や医療環境の情報を迅速に収集して柔軟に対応できる能力や、深い医薬品への知識も求められます。

生産担当

生産担当は、承認された医薬品の製造を管理し、製品の品質保持と効率的な生産を担っています。

近年ではAIや自動化技術を活用して、効率的で安全な製造を目指す製薬企業が増えています。

製造業務は製品の効果効能、安全性を左右するために重要な仕事です。

配属後は、製造ライン管理や機器のメンテナンス、製品検査などが主な業務です。

生産担当には、製造技術に関する専門知識のほか、品質管理やコスト管理に関する能力が求められます。

薬剤師

病院や薬局などで働いているイメージのある薬剤師は、製薬会社でも活躍しています!

製薬会社では、医薬品の専門家として有効性と安全性を監督する役割を担っています。

医薬品の適正使用の推進と患者の安全の確保も重要な業務です。

医師やMRと協力して、患者に対して医薬品の正しい情報提供や治療計画にも関与する場合もあります。

薬剤師には薬機法や景品表示法などの法令遵守や医薬品の品質管理の深い知識が必要になります。

広報・マーケティング担当

ドラッグストアで風邪薬や目薬などの市販薬を買うとき、多くの方はテレビCMやWeb広告などで見たことがあり信用できる商品を選んで購入します。

このように、広報・マーケティング担当は購入者に対して間接的に売上につながる業務を行うため、市販薬の販売が多い製薬会社では特に重要な職種です。

製薬会社の広報・マーケティング担当は、医薬品に関する法律にも詳しくないといけないため、他業界の広報・マーケターよりも専門的な知識が必要になります。

また製薬市場ではデジタルマーケティング(Web上で行うマーケティング活動)の重要性が年々増しており、SNS運用やWeb広告、コンテンツ発信を活用して、消費者や医療関係者など、さまざまな関係者とコミュニケーションを取っていくことも重要です。

そのため広報・マーケティング担当にはクリエイティブな思考と、市場動向や消費者のニーズを適切に分析し、施策を改善していく能力が求められます。

製薬業界で求められる人材とは?

製薬業界は職種が多く、職種ごとに求められる人材像も異なります。

ここでは、製薬業界で求められる経験や資格、向いている人物像、おすすめの大学と学部学科について詳しく解説します!

求められる経験

製薬業界では、研究職や薬事担当において、専門分野での研究経験や実務経験が重視されます。

また、営業職(MR)では医療機関とのコミュニケーション能力が重要視されます。

有利な資格

MRや薬剤師のような職種では専門的な資格が必須であり、継続的な学習と資格更新が求められます。具体的には、以下のような資格が必要です。

  • 薬剤師:薬剤を取り扱う業種で必須の資格
  • 危険物取扱者:製薬の製造や機器・材料を取り扱う業種で必要な資格
  • MR認定検定:取得するとMR職などで医療機関等から一定の信頼を得やすくなる資格
  • TOEIC:海外でビジネスコミュニケーションを取るために必要な英語力を養う資格

薬剤師の資格は当然ですが、MR認定資格やTOEICスコアなども有利になります。特に、海外展開している企業では英語力が重視される傾向があります。

向いている人

製薬業界に向いているのは、科学的な探究心と、新しい治療法や医薬品の開発に対して知的探究心を持っている人です。

「将来医療や福祉に貢献したい!」という強い動機がある人も製薬業界に向いています。

感染症の治療薬やワクチンの開発など、社会的な影響が大きく、多くの人の助けになる仕事に取り組む機会が訪れやすいからです。

自分で問題や課題を発見して解決できる力や、主体的に物事に取り組む姿勢も、常に変化する製薬市場や技術革新の中で活躍するために必要な資質です!

製薬企業では、チームでの協力や異なる専門領域との連携が日常的に行われるため、言葉や文章、数字を正確に正しく把握したり説明したりする人も製薬業界向きと言えます。

学部

理系学部(薬学部、工学部、理学部、生物学部)出身者が多いですが、営業やマーケティング分野では文系出身者も活躍しています。

以下では、製薬会社を目指せる大学と学部学科の例を表でまとめています。

大学学部学科
大阪大学薬学部理学部薬学科化学科生物科学科
東北大学薬学部理学部薬学科化学科生物学科
東京薬科大学薬学部生命科学部薬学科分子生命科学科生命医科学科
東京工業大学理学部生命理工学院化学系生命理工学系
千葉大学薬学部理学部薬学科化学科生物学科

あくまでも一例ですが、以上のような学部学科であれば、製薬企業への就職を目指せる可能性が高まります!

薬剤師を目指すなら薬学部への進学は必須です。

薬学部では医薬品に関する一定の知識を習得できます。研究・開発の職種を目指すなら、医薬品に関する知識を習得できる薬学部や理学部、農学部がおすすめです。

生物学部系や化学部系では、医薬品の開発に関わる基礎的な科学知識を身につけられ、新薬開発や研究職に適しています。

医学部や医療科学部は、医薬品の臨床試験や治験に関わる知識を深めるのに役立ちます。

薬学部以外だと、職種に応じたスキルを得られる学部がおすすめです。

例えば、商学部や経済学部などであれば、製薬企業のビジネスモデルや市場分析、マーケティングや経営の知識を活かせます。

工学部や情報学部では、AIやデータ分析技術を扱う専門的な知識やスキルを活かせる職種を選べば、製薬企業の技術革新や製品開発プロセスの効率化に貢献可能です。

製薬業界は多岐にわたる専門知識を要求されるため、自分の興味やキャリアの目標に合わせて、適切な学部や学科を選択することが大切です!

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まとめ

製薬業界は専門性の高い業界であり、しっかりとした準備が求められます。

ここで、製薬業界で求められる人材について振り返りましょう!

  • 専門分野での研究経験や実務経験
  • 薬剤師の資格・MR認定資格やTOEICスコア
  • 科学的な探究心と、新しい治療法や医薬品の開発に対して知的探究心を持っている人
  • 理系学部(薬学部、工学部、理学部、生物学部)

この4つを持っているかどうかが重要になってくるんでしたね。

また、大学ごとの就職実績や、企業ごとの採用傾向を理解し、必要なスキルや経験を積みながら計画的に就職活動を進めることが、成功の鍵です。