就活をしていると、
面接の正しいマナーが分からなくて不安…
面接の流れが知りたい!
対面面接・WEB面接のマナーが知りたい!
このように面接のマナーについて気になることが多いですよね。
今回は、面接のマナーに不安を抱える皆さんのために、面接の流れやマナーを解説します!
面接を受ける際にもう一度この記事を読み直して、自信をもって面接に臨みましょう!
この記事を読むと分かること
- 面接の基本的なマナー
- 対面面接の流れとマナー
- WEB面接の流れとマナー
- 面接に必要なもの
面接対策完全攻略!記事一覧
就活の面接でマナーは重要?
就活の面接ってどのくらいマナーが見られているの?
面接のマナーは、人物像を評価する重要な判断材料になります。社会人としての基本的な素養を確認できる機会であるため、優れた能力や資格を持っていたとしても、マナー面で不安がある就活生は採用に繋がらないケースがあります。
基本的なマナーを押さえて、好印象を与えたいですね。
でも、マナーなんて知らないし、合ってるか不安…
今回は、就活の面接で押さえておきたいマナーについて解説していきます!
この記事を読んでマナーに関する不安を解消しましょう。
対面面接の流れとマナー
対面面接は、就活生の立ち振る舞いを直接見ることができるため、基本的なマナーは是非おさえておきたいです。
ここでは、会場到着から退室までの流れに沿って、具体的なポイントを解説していきます。
①面接時刻の10~15分前に会場に到着
面接開始時刻の10~15分前を目安に会場のビルに到着しましょう。
時間に余裕を持って行動することで、電車の遅延や道に迷うといったアクシデントが発生しても、焦ることなく対応できます。
会場に到着したら、スマートフォンをマナーモードに切り替え、身だしなみを整えましょう。
コートを着ている場合は、建物に入る前にコートを脱ぎ、裏返して裏地を表面にしてたたみ、腕にかけて持ちましょう。裏返しにすることで、外のホコリを建物内で落とさないように配慮することができます。
雨が降っていて傘をさしてきた場合は、建物を濡らさないようにしずくを払ってから建物に入りましょう。折り畳み傘の場合はカバンに収納してから建物に入りましょう。
遅刻しないことを第一として行動しましょう!
遅刻してしまうと、時間にルーズな印象を与え、ネガティブな要素として捉えられてしまいます。
会場到着の流れ
- 面接時刻の10~15分前に会場に到着
- スマートフォンをマナーモードにする
- コートは裏地を表面にして腕にかける
- 傘はしずくを払ってたたむ
遅刻してしまいそうな場合は
万が一遅刻してしまいそうな場合は、分かった時点で電話を入れましょう。
遅刻の電話をする際は、大まかな到着予定時間を伝えましょう。しっかりと謝罪し、誠意を伝えることが重要です。
②面接時刻の5分前に受付
受付前にトイレを済ませ、その際に身だしなみをチェックしましょう。
髪の毛が乱れていないか、服装に乱れは無いか、鏡を見て確認できる機会です。
受付は指定時刻の5分前に済ませましょう。
受付では、はっきりとした声で面接時刻と氏名を伝えましょう。
おはようございます。本日10時からの面接で伺いました。
〇〇大学の〇〇と申します。
〇〇部の〇〇様にお約束を頂戴し伺いました。
面接担当者の名前が分かっていて、伝える必要がある場合は、事前に確認しておくとスムーズに受付を済ませることができます。
ただし、面接時刻の10分以上前に受付するのはオススメしません!
まだ会場の準備が整っていない場合もあるため、面接時刻の5分前程度に受付をしましょう。
受付を済ませたら、指定された場所で待機するよう指示される場合があります。この際、スマートフォンの使用は控え、面接に向けて心の準備をしておきましょう。
受付の流れ
- トイレを済ませ、身だしなみを整える
- 面接時刻の5分前に受付をする
- 受付では面接時刻と氏名をはっきりした声で伝える
- 受付を済ませたら指示された場所で待機する
③入室
入室の際のノックから席への着席まで、一つ一つ気を抜かずに意識しましょう。
扉を3回ノックし、面接官から「どうぞ」という声がかかってから入室します。
面接室に入った後は、扉を静かに閉めます。扉を閉める際は後ろ手で閉めるのではなく、扉の方を向いて丁寧に閉めましょう。
面接官に向かって一礼し、挨拶をします。
失礼いたします。
続けて、氏名と所属大学を言って、着席の指示があるまで立ち止まって待機します。
〇〇大学の〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします。
着席するよう言われたら、椅子を引く音を大きく立てないように注意し、背筋を伸ばして座ります。
カバンは椅子の背もたれにかけず、椅子の横の床に立てて置きましょう。
傘を持っている場合はカバンの横に並べて置き、持ち手が面接官に向いている状態にします。
コートは手際よく2つ折り、もしくは3つ折りにし、カバンの上に置きましょう。カバンの上に置くことが難しければ、床に置いてしまっても大丈夫です。
荷物を置く際は面接官を待たせすぎないようにすることを意識しましょう。
企業によって面接会場は異なるため、一般的な例として参考にしてください!
マナーにこだわり過ぎてぎこちなくなってしまうよりも、面接官の指示に沿って動くことが大切です!
入室の流れ
- 扉を3回ノックし、面接官から許可されてから入室する
- 扉の方を向いて丁寧に閉める
- 「失礼いたします」と挨拶をする
- 氏名と大学を言う
- 着席の指示があったら静かに着席する
※カバンは椅子の横の床
※傘はカバンの隣に置き、持ち手は面接官の方へ
※コートはたたんでカバンの上に
④面接中
面接中は、面接官との自然な会話を意識し、質問の意図を理解して回答することを心がけましょう。
着席時の姿勢を崩さず、姿勢よく受け答えをしましょう!
面接中に意識したいマナー
面接対策に不安がある人はこの記事を参考にしてください!
⑤退室
面接が終了したら、姿勢を正して感謝を述べます。
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
立ち上がって荷物を持ち、椅子の横に立ち、再度挨拶をします。
ありがとうございました。失礼いたします。
挨拶をしたらお辞儀をして扉の方に歩きます。
失礼いたします。
最後にお辞儀をし、扉の方を向いて扉を開け、退出します。
最後まで気を抜かずに丁寧に扉を閉めたら面接は終了です。
退室の流れ
- 「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。」と言って感謝を示す
- 立ち上がって荷物を持ち、椅子の横で再度挨拶する
- 扉を開ける前に「失礼いたします。」とお辞儀をする
- 後ろ手にならないように扉を開け、退出する
- 大きな音が鳴らないように静かに扉を閉める
場合によっては、担当者がエレベーターや出入口まで見送ってくれる場合もあります。
その際は、エレベーターのドアが閉まるまで会釈をします。
WEB面接(オンライン面接)の流れとマナー
最近は、対面の面接ばかりではなく、オンラインで面接が行われることが多いです。
対面の面接とは異なる準備が必要な場合があるため、WEB面接を控えている人は是非参考にしてください!
①入室前に環境を整える
WEB面接は、事前の環境準備が重要です。面接本番に挑む前にチェックしておきましょう。
インターネット環境を整える
インターネット環境が悪いと、面接官も面接に集中することができず、せっかくアピールしても十分に伝わらない可能性があります。
安定したインターネット接続ができ、スムーズにコミュニケーションを取ることができるかどうか確認しましょう。
インターネット環境をチェックしよう
本番までに一度テスト通信を行っておくと、当日は余裕を持って準備することができます。
カフェや公衆のWi-Fi環境は電波が弱いことが多いため、オススメしません。可能な限り自宅で面接を受けましょう。
周囲の環境を整える
面接を受ける場所の環境を整えることも重要です。
背景は白い壁やカーテンの前など、シンプルな場所を選び、不要なものや私物は写り込まないようにしましょう。
窓からの逆光を防ぐためにカーテンを調整したり、顔が明るく映るように照明を配置したりすることで、表情がはっきりと伝わるようにします。表情が見えにくいと、コミュニケーションを上手くとることができず、面接官に良い印象を与えることができません。
家族や同居人がいる場合は、面接中に音や人の出入りを防げるよう、あらかじめ面接の日時を伝えておくと、面接に集中できる環境を確保しやすいです。
デバイスとアカウントを用意する
使用するデバイスとアカウントは事前に準備しておきましょう。
面接で使用するアプリは事前にインストールし、アカウント登録やログインを済ませましょう。デバイスの設定ミスで入室が遅れてしまうと、ネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
デバイスとアカウントのチェックリスト
マイクやイヤホンの音量を確認する
音声機器の設定を適切な状態にしておきましょう。
エコーやハウリングをしてしまうと面接に集中できなくなってしまうため、そういった場合はスピーカーではなくイヤホンやヘッドセットの使用がオススメです。
②入室
WEB面接の入室は、事前に指定された時間の5分前には接続を完了させましょう。面接用のURLやリンクを確認し、接続します。
カメラの位置を調整し、背景に余計なものが映っていないかを確認してから、正面を向いて着席して待機しましょう。
入室ができたら、カメラと音声をオンにして挨拶しましょう。
WEB面接では立ち上がらずに、座ったままカメラを見て挨拶しましょう。
話す際はミュートになっていないかどうか確認することが重要です。
③面接中
面接中はカメラを真っ直ぐ見て、アイコンタクトを意識します。
話す際は、対面の時よりもはっきりと話すことを意識しましょう。
また、対面の場合とは異なり、画面越しだと思っているよりも表情が暗く固く見えてしまいがちです。いつも以上ににこやかな表情を心がけましょう。
インターネット環境が不調だと感じた場合は
面接中に画面がフリーズしてしまったり、面接官の声が聞こえなくなってしまった場合には、落ち着いて行動しましょう。
申し訳ありません。インターネット環境の調子が悪いようです。
私の声は明瞭に聞こえていますでしょうか。
このように、落ち着いて現状の確認を行います。
WEB面接では、対面面接よりもトラブルが起きやすいです。慌てずに対応しましょう!
面接対策に不安がある人はこの記事を参考にしてください!
④退室
面接が終了したら、感謝の意を伝えて接続を切り退出します。
勝手に退出せず、面接官の指示に従って退出しましょう。
接続を切るまで気を抜かずに笑顔でいることを意識しましょう。
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。失礼いたします。
退出する前に改めて挨拶をし、お辞儀をするとより丁寧です。
面接時のマナー│服装・持ち物編
面接では適切な服装を選ぶことが重要です。
ここでは、面接シーンごとの適切な服装選びと、必要な持ち物について解説します。
スーツで面接を行う場合
スーツ | 濃紺、黒 |
シャツ | 白 |
ネクタイ | 無地のもの |
靴 | ・黒の革靴 ・5センチ程度までのヒールのパンプス |
その他 | ・黒色のカバン A4サイズの書類が入る、自立するもの ・ネックレスやピアスなどのアクセサリーはNG ・時計はシンプルなデザインのもの ・顔周りが隠れすぎない清潔感のあるヘアスタイル |
スーツは濃紺や黒のベーシックなデザインを選び、清潔感をアピールしましょう。
シャツは白いものを選び、シワの無い清潔な状態にしておきましょう。
ネクタイを着用する場合、無地のものを選ぶと無難です。
靴は黒の革靴を選び、事前に磨いておくと良いです。
ヒールのあるパンプスを履く場合、ヒールの高さは5センチ程度までが良いです。
アクセサリーは控えめにし、時計は黒やシルバーなどのシンプルなデザインのものを選びましょう。
シンプルな服装ながらも、手入れをきちんとすることで、清潔感をアピールできます!
ヘアスタイルについて解説している記事も参考にしましょう!
私服で面接を行う場合
面接の際に私服を推奨されることもあります。この場合は、基本的にはオフィスカジュアルを基準とし、派手な色使いや過度にカジュアルなものは避けましょう。
上着 | ネイビー、グレー、ベージュなどのジャケット |
シャツ | 白や淡いブルーなど、落ち着いた色の襟付きのもの |
ボトムス | ・黒やネイビー、ベージュ、グレーのチノパンやスラックス ・黒やネイビー、ベージュ、グレーのひざ丈のスカート |
靴 | ・黒や茶色の革靴 ・細すぎないヒールで5センチ程度までの高さのもの |
その他 | ・カバンはA4サイズの書類が入るもの 黒色のものが無難 |
例えば、上着はネイビーや灰色のジャケットを選び、シャツは白や淡いブルーなど、落ち着いた色調を選びましょう。
ボトムスは、チノパンやスラックスなど、きちんと感のあるアイテムを選びましょう。
私服の面接でも、アイロンがけなどの手入れを意識しましょう!
面接の持ち物チェックリスト
面接の際に必須のものから、あったら便利なものまで紹介するので、ぜひ参考にしてください。
面接に必須の持ち物
- 履歴書/エントリーシート(提出を求められた場合)
- 履歴書/エントリーシートを入れるクリアファイル
提出する書類がシワにならないようにクリアファイルに入れておくと良いです - スケジュール帳
面接後の予定確認や次回の日程調整をする場合、スケジュールが確認できるものがあるとスムーズです - 筆記用具
書類への記入が求められた場合のために、シンプルなデザインのボールペンを持っておくと便利です - 現金、交通ICカード
チャージ残高があるかどうか確認しておきましょう - ハンカチ、ティッシュ、手鏡
身だしなみを整えるためのアイテムは必須です
面接であったら便利な持ち物
- 履歴書/エントリーシートのコピー
- 腕時計
- 折りたたみ傘
- ストッキングの予備
- モバイルバッテリー
面接時のマナー│言葉遣い編
面接における言葉遣いは、意外と重要です。コミュニケーション能力や社会人としての基本的なマナーがみられるため、基本的な敬語表現は正しく使えるようにしておきましょう。
ここでは、面接で活用できる敬語表現と、避けるべき表現について解説します。
面接で使える敬語表現
敬語には大きく分けて3種類あります。場面ごとに使い分けましょう。
- 尊敬語:相手を敬う表現
- 謙譲語:自分がへりくだることで相手を敬う表現
- 丁寧語:言葉を丁寧にする表現
敬語の種類 | 面接で使える表現 |
尊敬語 | おっしゃる、いらっしゃる、下さる、お読みになる 動作の主体が相手の場合に使う表現です。 |
謙譲語 | 拝見する、伺う、存じ上げる、いただく、申し上げる 動作の主体が自分の場合に使う表現です。 |
丁寧語 | です、ます、します、分かりました |
注意すべき敬語表現
特に二重敬語や過剰な敬語表現に気を付けましょう。
尊敬語と謙譲語の使い分けにも注意が必要です。
気を付けたい敬語表現例
NG例 | OK例 |
お客様がいらっしゃられます | お客様がいらっしゃいます |
ご説明させていただいてもよろしいでしょうか | 説明させていただいてもよろしいでしょうか |
おっしゃられる | おっしゃる |
〇〇社長様 | 〇〇社長 |
面接官との自然なコミュニケーションを意識して、相手に伝わりやすい表現を心がけましょう。
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気をつけなきゃいけないマナーが多くて、面接でしっかり話せるか不安…
マナーに気を付けながら面接本番を乗り越えるためにも、事前の面接対策は重要です!
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まとめ
就活において面接は避けて通れない重要な選考プロセスです。
しっかり対策しても基本的なマナーができていないとマイナスな印象につながって十分にアピールできなくなってしまいます。
基本的なマナーをしっかりと押さえられていれば、面接官もきっとしっかりと話を聞いてくれるため、この記事を読み返して落ちついて面接に臨みましょう。
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電話の例
「お世話になっております。本日10時に面接予定の〇〇大学の〇〇と申します。
採用担当の〇〇さんをお願いできますでしょうか?」
「大変申し訳ございません。<遅刻の理由(電車の遅延など)>により、到着時間が面接時刻を〇〇分ほど過ぎてしまう可能性があります。
お忙しい中お待たせしてしまい、大変申し訳ありません。
到着次第受付させていただければと思うのですが、ご承知いただけますでしょうか。」