設問ごとに徹底解説!エントリーシートの例文22選!

エントリーシート(ES)
楽子ちゃん
楽子ちゃん

エントリーシートを書かなきゃいけないけど、

どう書けば良いのかわからない…。

楽子ちゃん
楽子ちゃん

どんなエントリーシートが良い印象を与えるのか知りたい!

というような悩みを抱えていませんか?

私も就活を始めるまではエントリーシートの書き方なんて知りませんでした。

インターンや選考に通るかどうかを決める重要な書類の1つであるだけに、どうかけばいいのか悩んで不安になってしまいますよね。

でも大丈夫! この記事を読めば、

・項目や業界ごとのエントリーシートの例文
・選考に通るエントリーシートの例文

を知ることができます。
これを読んでエントリーシートなんて余裕になっちゃいましょう!

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エントリーシートとは

 エントリーシートとは、「就活生が企業に提出する応募用紙」です。

名前や学歴などの基本情報から、志望動機、長所・短所などを記入して、企業にアピールすることができる最初の場でもあります。

企業はエントリーシートによって、あなたがどんな人であるかを知り、面接に進んだ場合はそのまま参考資料として使われることもあります。

エントリーシートの主な項目

 それでは、エントリーシートで聞かれる内容を具体的に見ていきましょう!

主に聞かれる項目は6つあり、

①あなたについて
②自己PR(あなたの経験や学生時代)について
③就職活動について
④就職後について
⑤業界ごとの質問
⑥その他の独特な質問

です。
それぞれについて例文つきで解説していくので、参考にしてみてください!

エントリーシートの書き方と例文

 エントリーシートの書き方を例文と共にみていきましょう!

①あなたについて

 あなたについての質問としては、

  • あなたの長所(強み)・短所(弱み)
  • 自己PR
  • 挫折した経験
  • アルバイトの内容
  • 周りから見たあなたの印象
  • 日頃から心がけていること
  • 将来の夢

などがあります。

今回は、自己PRの例文をみていきましょう!

 私の最大の強みは、コミュニケーション能力です。過去の経験から、チームでの協力や円滑なコミュニケーションがプロジェクトの成功に大きく貢献することを学びました。具体的には、大学時代に行った調査では、チームメンバーとのコミュニケーションを重視し、プロジェクトの進行状況や課題について定期的なミーティングを行いました。その結果、プロジェクトは期日までに成功裏に完了し、成果物の品質も高く評価されました。また、社内のチームメンバーとの円滑なコミュニケーションにより、顧客からのクレーム対応時間を約20%削減することに成功しました。
このように、私のコミュニケーション能力は定量的な成果にも表れています。新しい環境でも積極的に意見を出し合い、協力して目標達成に向けて努力する姿勢を持っています。

まず、自分の強みを最初に書きます。その後に理由、具体例、そしてもう一度結論の順に書くことによってわかりやすく相手に伝えることができます。
また、実体験を取り入れたり、結果に数値を用いたりしていることで、持っている強みに説得力を持たせることができます。

②学生時代について

 学生時代についての質問としては、

  • 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
  • 部活動やサークル活動について
  • ゼミの内容や卒論テーマについて
  • 今の大学を選んだ理由
  • インターンやアルバイト経験について
  • 休学・留年の理由

などがあります。

今回はゼミでの内容についての例をみていきましょう!

 学生時代、私は専門分野の研究を深めるために、ゼミに積極的に参加しました。ゼミでは、先生や仲間と共に様々なテーマについて議論し、研究を進めることで自己成長を遂げました。
特に、私が所属していたゼミでは、毎週のディスカッションやプレゼンテーションを通じて、自らの意見を発信する機会がありました。私は積極的に議論に参加し、他のメンバーとのコミュニケーションを通じて新たな視点やアイデアを得ることができました。
さらに、ゼミの研究プロジェクトでは、リーダーシップを発揮し、メンバーの意見をまとめる役割を果たしました。その結果、チーム全体が協力して研究を進めることができ、成果物の質の向上に貢献しました。
このようなゼミでの活動を通じて、自己表現能力やリーダーシップ能力を身につけると同時に、チームワークや協力の重要性を学びました。これらの経験を活かし、将来の職場でも積極的にチームに貢献したいと考えています。

ここでもまず自分がアピールしたいことを明確に述べています。
順番も研究プロジェクトという具体例、そこから得た結果、そして最後にまた結論を述べることによって、ゼミの活動が自分にとってどのような成長を与えたのかをわかりやすく相手に伝えています。

③就職活動について

 就職活動についての質問は以下のようなものになります。

  • 就活の軸について
  • 志望動機
  • 当社の志望順位や選んだ理由
  • 他にエントリーしている企業について
  • 当社への期待や求めるもの

志望動機については、後で業界ごとにみていくので、そちらを参考にしてみて下さい!
ここでは就活の軸の例をみていきましょう!

 私は常に新しい挑戦を求め、自己成長を続けることを大切にしています。そのため、貴社を志望した理由も、その挑戦と成長の機会に魅力を感じたからです。貴社は革新的なプロジェクトに取り組む機会が豊富であり、業界の最先端技術や知識を身につけることができる環境が整っています。また、チームの一員として活動することで、他のメンバーからの学びやフィードバックを受けながら、自己のスキルや能力を向上させることができると期待しています。

これもその会社を志望した理由が一目でわかるような構造になっています。
その後にその会社の具体的なプロジェクト名を挙げることによって、企業研究をきちんとおこなっていることや、働く熱意を持っていることをアピールできています。
最後に自分の強みをアピールすることで、会社の価値観に合わせて自分がそれに合っていて貢献できる人材であることが説得力をもっていますね。

④就職後について

 これは企業に入った後にどんなプランを持っているのか、その後のビジョンについて訪ねられます。

  • 当社で具体的にやってみたいこと
  • 3年後や10年後のキャリアプラン
  • 理想の人物像
  • 勤務地について
  • 成し遂げたい夢や目標
  • 仕事で大切だと思うこと
  • 残業や土日出勤について
  • あなたを採用した際のメリット

などが例として挙げられます。

今回は、3年後のプランの例を見ていきましょう

 3年後には、貴社での経験を活かし、専門知識を深めながらリーダーシップを発揮し、チームの成果に貢献したいと考えています。また、自己の成長と貢献度を示すことで、貴社内でのキャリアパスを模索し、将来的にはより高い責任を担い、業界でのリーダーシップの地位を目指しています。

ここでも結論が最初ですね。経験を積むことによってリーダーシップを伸ばしたいこと、そうすることによって企業に貢献できる人材になっていたいということが伝わります。
志望企業に合わせて、具体的なビジネスを明記できるとより良くなると思います。

⑤業界ごとの質問

 業界ごとの質問としては、業界研究をしていれば答えられる質問や、その業界の慣習が聞かれます。
企業はあなたがどのくらいこの業界や会社を研究してきたのか、熱意があるのかを見ています。

⑥その他の独特な質問

 例としては、

  • 最近の興味を持ったニュース
  • あなたを○○に例えるなら?(漢字や物など)
  • リーダーになるために必要なものとは
  • 最近読んだ本
  • 地元をPRしてください
  • 夢が1つ叶うとしたら何を願うか
  • 日本の伝統的な価値観に対する意見
  • 逆に質問はあるか

などがあります。
企業はあなたがあらゆることに興味関心を持つことができているのかを見ています。

今回は「あなたを一言で表すと何ですか?」と聞かれた際の解答例を見てみましょう!

企業側は、この質問から「自己分析ができているか」「臨機応変に対応することができるか」「コミュニケーション力があるか」などを見ています。
自己分析を行って、そこから社風にあうような自分の長所を見つけましょう。
その長所から何かイメージできるものを探し、根拠となるエピソードと共に話すことが重要です。

 私を一言で表すと、いつでも笑顔なひまわりです。子どもの頃から明るくポジティブな性格を周りからほめられてきました。学生時代にサークルメンバーと大規模なイベントを企画していましたが、予期せぬ問題が発生し、イベントの成功が危ぶまれました。その時、私は明るく前向きな姿勢を貫き、メンバーと共に創造的な解決策を模索しました。リーダーから、落ち込んだ姿を見せず、笑顔でいてくれたことでチーム全体のモチベーションが高まり、成功につながったと言っていただいたことにより、自分に自信をもつことができるようになりました。貴社に入社した際は、持ち前の明るさと前向きな姿勢を発揮し、ひたむきに努力を続けることで周りにも良い影響を与えていきたいと思います。

自分の長所を印象的な一言で表しつつ、その根拠を具体的なエピソードを用いて分かりやすく説明していますね。
最後に自分のどんなところを入社後にいかしていきたいかを述べていることで、熱意も伝わる文章になっています。

業界ごとの志望動機の例文

志望動機を書く際には、業界や企業ごとにどんなビジネスを展開しているかを調べ、それに自分自身の経験などから共感するようなものを書く必要があります。
それぞれの志望動機のパターンと例文を紹介していくので、参考にしてください!

総合商社

①新規ビジネスや取り組みを生みだしたい
②価値観や利害関係の異なる仲間と目標を達成したい
③日本の世界における存在感向上に貢献したい
④発展途上国の経済発展に貢献したい
⑤特定の分野の全ての工程に関わりたい

今回は①の志望動機に自分の経験を合わせた例文を見ていきましょう!

総合商社(貴社)を志望する理由は、新規ビジネスを生み出すという挑戦に魅力を感じるからです。
大学時代には、起業サークルで活動し、同級生と共に新しいビジネスアイデアを考案し、実行に移す機会を得ました。その経験から、新規ビジネスを立ち上げる過程での喜びや挑戦に魅了されました。市場調査や競合分析を通じて、ニーズやトレンドを見極め、それに基づいて独自の価値を提供するビジネスモデルを構築することの重要性を学びました。
また、チームと協力し、アイデアを具体化し、ビジネスプランを策定する過程で、リーダーシップやチームワークの重要性も痛感しました。
学生時代の経験から得た知識やスキルを活かし、総合商社での新規ビジネス開発に貢献したいと考えています。多様な業界や市場にアプローチし、革新的なソリューションを提供することで、社会に新たな価値を生み出し、成長に貢献したいと思っています。

まず結論、そしてその志望動機を抱いた理由となった経験を書いていますね。その後に経験から得たスキルや知識を述べて、それを入社後に活かしたいことを伝えることで、熱意を示していますね。

コンサル・シンクタンク業界

①成長率が高い
②考えることが好き
③グローバルに働くことができる(コンサルのみ)

今回の例文は①の理由で書いています。

コンサルティングファームを志望する理由は、その成長率の高さに魅力を感じるからです。急速に変化するビジネス環境において、企業や組織が直面するさまざまな課題に対処するための需要が増加しています。コンサルティング業界は、そのような課題に対して専門知識や経験を提供し、クライアントの成功に貢献することが期待されています。この成長率の高さが、私がコンサルティング業界でのキャリアを追求する動機の一つです。将来的には、この成長産業において自身の能力を高め、多様なクライアントに価値を提供するリーダーシップを発揮したいと考えています。

まず結論を書き、その理由を企業研究や現在の経済状況を把握した上でそのように述べていることを示しています。そして、キャリアアップを行いたいという入社後の具体的な目標を掲げていることで、熱意や入社の意志を伝えています。

広告業界

①広告を通して人の心を動かしたい
②経済の発展に影響力を与えたい
③各媒体の強みを活かした広告提案を行いたい

今回は、①が志望理由の例文を見ていきましょう。

広告業界を志望する理由は、人の心を動かし、影響を与える力に魅力を感じるからです。
広告を通じて、商品やサービスの魅力や価値を伝えるだけでなく、人々の生活や考え方に変化をもたらすことができます。良い広告は、視聴者の心に響き、共感を呼び起こし、新たな視点や気づきを提供します。私は、そうした広告の力を通じて、人々の生活を豊かにすることができると信じています。
また、広告業界は常に変化しており、クリエイティブなアイデアや斬新なアプローチが求められます。このダイナミックな環境で、自らのアイデアや才能を活かし、人々に共感や喜びを提供する広告を生み出すことが私の目標です。
最後に、広告業界は多様な分野や産業と密接に関わっています。さまざまなクライアントやプロジェクトに携わることで、幅広い経験や知識を得ることができます。私は、この多様性の中で成長し、広告業界の一翼を担うプロフェッショナルとして活躍したいと考えています。

まず結論、そしてなぜそう思ったのかを書いています。実体験はありませんが、業界分析を行い、それに沿った理由や目標を明確に提示していることから、その熱意や根拠が伝わりますね。

テレビ業界

①人々に心の豊かさを与え、幸せを届けたい
②中立的な立場で、客観的に事件や事故の報道をする姿勢に共感したため
③人やものの魅力を、映像と音声を通してたくさんの人に伝えたい

今回は①の理由のものを見ていきましょう

テレビ業界を志望するのは、人々に幸せを届けることに貢献したいという強い願望からです。
テレビは、人々が日常生活から離れ、感動や笑い、興奮を共有する場です。その影響力の大きさから、私はテレビ業界が社会にポジティブな影響を与える機会を提供していると確信しています。
テレビ番組やコンテンツを通じて、視聴者に情報や知識を提供するだけでなく、彼らの心を動かし、感動させることができます。良い番組は、視聴者に共感や喜びをもたらし、彼らの心を豊かにします。私は、そうした番組を制作することで、人々の生活にポジティブな影響を与え、彼らの幸せを支える一翼を担いたいと考えています。
また、テレビ業界は常に新しい挑戦や機会が待ち受けています。クリエイティブなアイデアや才能が重要視されるこの業界で、自らのアイデアや情熱を発揮し、視聴者に喜びを提供する番組を生み出すことが私の目標です。

まず志望理由を明確にし、そこからなぜそう思うのかを詳しく述べています。それと共通する今後の目標を書くことによって、入社への熱意が伝わりますね。

銀行業界

①幅広い業界を支え、社会に貢献したい
②圧倒的営業スキルを身に着けたい
③日本の経済に影響を与えたい

今回は①を理由とした例文です。

銀行業界を志望する理由は、その幅広い業界を支え、社会貢献につながる可能性があるからです。
銀行は、経済活動を支える重要なインフラストラクチャーの一つであり、様々な産業や企業が成長や発展を実現するための資金やサービスを提供しています。
私は、銀行業界が企業や個人がビジネスを展開し、生活を豊かにするための基盤を提供する役割を担っていることを高く評価しています。
さらに、銀行業界は社会全体に影響を与える大きな力を持っています。金融サービスを通じて、地域コミュニティの発展や経済成長を促進し、社会的なインクルージョンを実現することが可能です。私は、銀行業界でのキャリアを通じて、地域社会や社会全体に貢献し、持続可能な経済発展を支援することに貢献したいと考えています。

志望理由を明確に書き、業界研究をきちんと行って銀行の特徴を捕らえた根拠を述べています。また、将来のビジョンも示していることから熱意も窺えますね。

保険業界

①顧客の人生を長期的に支えたい
②企業の挑戦を支えたい
③社会的意義が大きいことに惹かれた

①の例文を見ていきましょう!

保険業界を志望する理由は、顧客の人生を長期的に支え、安心感を提供したいという強い願望からです。
保険は、人々が予期せぬリスクに備えるための重要なツールです。生命保険や健康保険などの保険商品は、人々が安心して生活を送るための基盤を提供し、将来の不測の事態に備えることができるよう支援します。私は、顧客が保険を通じて安全に、そして長期的に未来に向かって進む手助けをすることができることに魅力を感じました。
また、保険業界は顧客のニーズやライフステージに応じて多様な保険商品を提供しています。これにより、顧客が自らの状況に適した保護を選択し、安心して生活を送ることができます。
私は、顧客との信頼関係を築き、彼らのニーズに合った保険ソリューションを提供することで、彼らの人生に積極的な影響を与えることができると信じています。

最初に志望理由を書き、保険業界の主な仕事を書くことによって、なぜ保険業界でなくてはならないのかを示していますね。
志望企業を決めれば、ビジネス名などを用いてより具体的に書くことができると思います。

食品業界

①人々の健康促進の面から社会に貢献したい
②付加価値を追求した商品づくりに関わりたい
③○○(商品名など)の魅力を世界中に届けたい

①の例文を見ていきましょう。

食品業界を志望する理由は、人々の健康促進に貢献することを通じて社会に貢献したいという強い願望からです。
食品は私たちの生活に欠かせないものであり、健康的な食事は健康の基盤となります。食品業界は、人々が健康的な食事を選択しやすくするための様々な製品やサービスを提供しています。私は、食品業界でのキャリアを通じて、より栄養価の高い製品の開発や提供を通じて、人々の健康を促進することに貢献したいと考えています。
また、食品業界は持続可能性や環境への配慮も重要なテーマです。持続可能な農業や製造プロセスの促進、リサイクルや廃棄物の削減など、環境への負荷を最小限に抑える取り組みが求められています。私は、食品業界で働くことで、環境に配慮した製品やプロセスの推進に貢献し、持続可能な未来を築く一翼を担いたいと考えています。

なぜ食品業界を希望するのかを最初に明確に示し、入社後にしたいこともきちんと書くことができていますね。志望企業ごとに、特徴的なビジネスについて明言できれば、よりよいものになると思います。

不動産業界

①○○な街づくりがしたい
②都市開発を行いたい
③不動産賃貸の際に、利用者の物件契約に対する不安を解消したい

②の理由で書いた例文を見ていきましょう!

不動産業界に志望する理由は、自身の旅行経験から得た洞察と、都市開発を通じて地域社会に貢献したいという願望があります。
私は旅行を通じて、世界中のさまざまな都市や地域を訪れ、それぞれの文化や風景を経験しました。その中で、持続可能な都市開発が地域の魅力や資源を活かし、観光業や地域経済を支える重要な要素であることに気付きました。
旅行先で見た都市の変化や発展は、地域の魅力や魅力的な観光地をさらに向上させるポテンシャルを秘めていることを示しています。
私は、不動産業界でのキャリアを通じて、持続可能な都市開発プロジェクトに携わり、地域の魅力を引き出し、観光業や地域経済の発展に貢献したいと考えています。

まず理由を明確に示し、その根拠になる自分の経験を書くことで信憑性を高めていますね。この理由に合うような企業のビジネスを明言できるとより良いですね。

自動車業界

①環境問題に対して取り組みたい
②高い技術力とユニークで魅力的な商品コンセプトに惹かれた
③生産コストの削減、高品質な製品の供給、環境負荷低減といった幅広い視点から社会に貢献したい

①の例文を見てみましょう!

自動車業界を志望する理由は、環境問題に対して積極的に取り組み、持続可能な未来を築くために貢献したいという強い願望があります。
自動車業界は、環境に対する影響が大きい産業の一つです。排出ガスや燃費、資源の使用など、自動車の製造・運用には多くの環境課題があります。しかし、同時にこの業界には技術革新やイノベーションの力があり、環境問題に対処するための可能性も秘められています。
私は、環境問題に対して積極的に取り組み、持続可能な自動車技術や製品の開発に携わりたいと考えています。例えば、電気自動車や水素自動車などのエコフレンドリーな車両の普及促進や、再生可能エネルギーの利用など、地球環境に配慮した技術や製品の開発に貢献したいと思っています。
自動車業界でのキャリアを通じて、技術と環境に関する知識を活かし、イノベーションを推進し、地球環境と社会にプラスの影響を与えることが私の目標です。

まず最初に理由を書き、自動車産業の問題を取り上げ、それと自分の志望理由が一致していることを述べることで、業界研究を行っていることがわかりますね。
会社の関連するビジネスを明言できたらより良いですね。

電機業界

①ものづくりの技術で社会に多大な好影響を与えたい
②発展途上国の発展に貢献したい
③お客様の使用目的に合わせて長く使って頂ける製品を出したい

②の例文を紹介します。

私は、電機業界でのキャリアを通じて、発展途上国における電気化プロジェクトに携わり、地域の発展に貢献したいと考えています。
電気製品は、現代社会において不可欠な役割を果たしています。特に発展途上国では、電気を利用したインフラやテクノロジーが、経済発展や社会の向上に直結しています。
しかし、電機製品の普及や利用がまだ不十分な地域も多く、そこでの電気化の促進が必要です。
例えば、再生可能エネルギー技術の導入やエネルギー効率の向上、電気製品の低コスト化など、地域のニーズに合わせたソリューションの提供が求められます。
電機業界でのキャリアを通じて、技術と経験を活かし、発展途上国の発展に貢献することが私の目標です。

まず、自分が志望した理由を書いていて、具体的な解決策を述べていることできちんと業界研究を行っていることがわかりますね。
関連する企業が取り組んでいる活動やビジネスを明記することでより良くなります。

証券業界

①日本の経済発展に貢献したい
②顧客一人一人に寄り添い、成長や挑戦を支援したい

②が理由の例文を見ていきましょう!

証券業界を志望する理由は、顧客の挑戦を支援し、彼らの目標達成に貢献したいという強い願望があるからです。
証券業界は、投資や資産運用を支援し、個人や企業が資金を調達し、成長を実現するための重要な役割を果たしています。私は、顧客が将来の目標や夢を実現するために必要な資金を提供し、彼らの挑戦をサポートすることに魅力を感じています。
また、証券業界は常に変化しており、新たな投資機会や金融商品が生まれています。私は、顧客のニーズや要望に応えるために常に最新の情報や知識を提供し、彼らが最適な投資先を選択できるようサポートしたいと考えています。
最後に、証券業界は顧客との信頼関係が重要な要素です。私は、顧客との密接な関係を築き、彼らのニーズや目標を理解し、最適なソリューションを提供することで、彼らの成功を共に築いていきたいと考えています。
証券業界でのキャリアを通じて、顧客の挑戦をサポートし、彼らの成功に貢献することが私の目標です。

理由をまず述べ、証券業界という業界ならではの仕事内容と惹かれている点を明記していることで、業界研究を行い、熱意があることが伝わります。最後に入社後の目標も書いていますね。

化粧品・消費財業界

①商品を通して人々の幸せを支えたい
②社会問題の解決に取り組みたい
③消費者のニーズをとらえた商品を開発したい

今回は①の例文です。

化粧品業界を志望する理由は、化粧品を通じて人々の幸せや自信を支えたいという強い願望からです。
化粧品は、外見だけでなく内面の自信やポジティブな感情を引き出す力があります。良質な化粧品は、肌を健康的に保ち、美しさを引き出すだけでなく、使用することで人々の自信や気分を高め、彼らの幸せをサポートします。
私は、化粧品業界でのキャリアを通じて、高品質な製品を提供し、人々が自分自身を愛し、自信を持って日々を過ごせるよう支援したいと考えています。
例えば、肌に優しい製品や自然由来成分を使用した製品の開発、肌トラブルや美容の悩みに対する解決策の提供など、顧客のニーズに合った製品やサービスを提供することで、彼らの幸せと満足を追求したいと考えています。

志望理由を最初に書いているのでわかりやすく、例も具体的でいいですね。
なぜ、化粧品にそのような力があると思ったのかを実体験や志望企業の商品名などを交えて書くことができたらより良いものになるのではないでしょうか。

インフラ(交通・生活)業界

①世の中の当たり前を作りたい
②地域創生に関わりたい
③社会に貢献したい

②の例文を見ていきましょう!

インフラ業界を志望する理由は、地域創生に関わり、社会の発展に貢献したいという強い思いからです。
インフラプロジェクトに関わることで、地域社会の課題やニーズに対応し、人々の生活をより良くすることができます。例えば、交通インフラの整備により、交通渋滞が緩和され、移動時間が短縮されることで、地域の経済活動が活発化します。
また、水道や電力の整備により、地域の住民が安全で快適な生活を送ることができるようになります。
私は、インフラプロジェクトの計画から実施、運営、保守までの全ての段階において、地域社会の利益と発展を最優先に考えていきたいと思っています。地域の住民や関係者と密接に連携し、彼らの声を反映させながら、持続可能なインフラ整備を実現することが私の目標です。

まず志望理由を最初に述べ、例や入社後の目標を具体的に書いていることで、熱意や意志が伝わりますね。
地域創生に関わりたいと思った理由を述べたり、志望企業の具体的な取り組みに触れて目標を立てたりすることができるとより良いものになるのではないでしょうか。

通信業界

①より豊かな社会を創造したい
②人々に感動を与えることを実現したい
③人・企業・社会の視野や可能性を広げたい

今回は②の例文を紹介していきます!

通信業界を志望する理由は、人々に感動を与えることを実現したいという強い願望からです。
通信技術は、人々がつながり、コミュニケーションを取るための重要なツールです。私は、通信業界でのキャリアを通じて、人々がより豊かな人生を送るためのエキサイティングな体験を提供したいと考えています。
また、通信業界は、エンターテイメントやメディア業界とも密接に関連しています。私は、新しいコンテンツやサービスを通じて、人々が感動し、共感し、笑顔になるような体験を提供したいと考えています。
例えば、高品質なストリーミングサービスや仮想現実技術を活用したエンターテイメント体験を提供することで、人々の心を動かし、感動を与えることができるでしょう。
通信業界でのキャリアを通じて、人々の生活にポジティブな影響を与え、彼らに感動を提供することが私の目標です。

最初に理由を述べ、通信技術がそれに関わっていることから、なぜ他の業界ではなく、通信業界を志望したのかを明確にしていますね。
その後の目標も述べていることから入社の意志や熱意が伝わります。

製薬業界

①人々の健康を支えたい
②薬の可能性の大きさを感じた
③患者を第一に考えている点に魅力を感じた

①の例文を紹介していきます。

製薬会社を志望する理由は、人々の健康を支え、より健康的な未来を実現したいという強い願望からです。
医薬品は、人々の健康を維持し、病気や疾患と戦うための不可欠な要素です。
製薬会社は、新しい医薬品や治療法の開発・製造・提供を通じて、世界中の人々の健康を支える役割を果たしています。私は、この貴重な役割に携わり、人々の健康を支えることに貢献したいと考えています。
また、製薬会社は、疾患の予防や治療に関する研究開発にも重点を置いています。
私は、最先端の医療技術や研究成果を活用し、新たな治療法や医薬品の開発に参加することで、患者さんの健康状態を改善し、彼らの生活の質を向上させることに貢献したいと考えています。
製薬会社でのキャリアを通じて、人々の健康と幸福に貢献し、より健康的で豊かな社会を築くことが私の目標です。

まず志望理由を書き、医薬品業界ならではの願望を述べることによって、この業界に対する熱意が伝わりますね。企業の志望理由に関係のあるビジネスや取り組みを書くとより良くなります。
最後の目標も企業の事業内容などに合わせてもっと具体的に書くことができるといいですね。

人材業界

①1人1人に向き合うような仕事をしたい
②将来像の実現に合っていると感じた
③自分が成長できる場だと感じた

①の例文を見ていきましょう。

人材業界を志望する理由は、1人1人に向き合うような仕事を通じて、個々の人々の成長やキャリアのサポートに貢献したいからです。
人材業界は、人々のキャリアや職業生活において重要な役割を果たしています。
私は、人々が自己実現を果たし、満足のいく職業生活を送るために必要なサポートを提供することに魅力を感じています。個々の人々のニーズや希望に対応し、彼らが自分のポテンシャルを最大限に発揮できるように支援することが私の目標です。
また、人材業界は人とのつながりを重視する分野でもあります。私は、人との信頼関係を築きながら、個々の人々が満足できる職業生活を築くためのパートナーとして活動したいと考えています。彼らの成功と幸福を支援し、彼らが望む未来を実現するために全力を尽くしたいと思っています。

最初に志望理由を書き、人材業界ならではの魅力をその根拠にしていますね。目標を企業の事業内容などに合わせて、もっと具体的に書くことができるといいですね。

建設業界

①社会に貢献したい
②ものづくりを通して社会基盤を支えるという規模の大きさに魅力を感じた
③人々の安心で快適な暮らしを長きにわたり支えたい

②の例文を紹介します!

建設業界を志望する理由は、ものづくりを通して社会基盤を支えるという規模の大きさに魅力を感じたからです。
建設業界は、社会基盤や建造物を創造することによって、人々の生活や経済活動を支える重要な役割を果たしています。高速道路、橋、空港、学校、病院など、私たちが日常的に利用している施設やインフラは、建設業界の労働者や技術者の手によって作られています。
大規模な建築物やインフラストラクチャーの建設には、多くの人々が関わり、協力して取り組みます。そのプロセスで、技術力や創造性が発揮され、地域社会や経済に大きな影響を与えることができます。
建設業界でのキャリアを通じて、社会基盤の整備や改善に貢献し、人々の生活をより豊かにすることが私の目標です。建設プロジェクトが地域社会や経済に与える影響を理解し、その一翼を担うことで、社会への貢献を実現したいと思っています。

最初に志望理由を建設業界ならではのもので書き、業界に対する熱意や入社を希望する意志が伝わります。志望企業の具体的なビジネスに触れることができるとより良いものになるでしょう。
目標ももっと具体的なものを書けるといいですね。

企業ごとの志望動機を書く際に気を付けたいこと

最も重要なのは、なぜ沢山の中からその業界を、その企業を志望したのかを書くことです。

業界研究や企業研究をきちんと行って、自分の志望動機とその企業の合致性をアピールしましょう!

また、志望企業ごとに関連するビジネスや取り組みを明言できると、きちんと企業研究ができていることや、企業への入社の熱意を伝えることができます。

【まとめ】エントリーシートを書く際に気を付けるべきこと

 では今まで見てきたポイントをまとめていきましょう!

①アピ―ルしたいポイントを絞って明確に書く

 アピールしたいことが沢山ある人もいるかもしれません。しかし、沢山のことを書いても印象が良くなるわけではありません。企業が求める人材はどんな人なのかを考え、それになるべく合ったアピールポイントを絞って明確にアピールしましょう!

②数字などを用いて定量的に書く

 定量的に書くことによって、信頼性が増し、相手に説得力を持たせることができます。

ただ自分ががんばっただけでなく、それによってどんな結果が起きたのかを客観的に示してくれるものになるので、企業も情報に信頼を置くことができます。

数字が難しい場合は、第三者からの意見などなるべく客観的な事実を入れるといいでしょう。

③結論ファーストでわかりやすく書く

 どんな質問に対しても基本結論から答えましょう。そしてその後の文章の組み立てとしては、PREP(プレップ)法を用いると分かりやすくなります。

PREP法とは、P(point)=結論、R(reason)=理由、E(example)=具体例、P(point)=結論(もう一度)というものです。

例文も基本この構造で書かれていましたね。

④文章のマナーを守って誤字脱字などに気を付けて書く

 最後は文章のマナーを守ることです。当たり前かもしれませんが、空白や空欄をつくらないこと、誤字脱字がないようにすること、専門用語を用いないなどのことをきちんと守って書きましょう。

最後に

今回はエントリーシートの例文を見ていきました。紹介したポイントに気を付けつつ、例文を参考にしてあなたの魅力を充分にアピールできるエントリーシートを書いてみてください!