こんにちは!27卒ライターのFujiです!
皆さんは、TALというWebテストはご存知ですか?
適性検査としてTALを受けるように言われたことがある人もいるかもしれません。
性格検査の要素が強く、対策の難しいWebテスト、TAL。
今回は、そんなTALの特徴や対策方法などを解説します!
- TALの特徴
- TALで落ちる人とは
- TALの対策方法
- TALと他のWebテストの違い
TAL適性検査とは?基本情報と仕組み

TAL適性検査とは、脳科学と統計学を利用した適性検査です。
応募者の潜在的な人間性やストレス耐性を測定することが目的です。
受験方法は、全てWebテストの形式です。

一度回答すると前の問題には戻れない仕組みになっているので注意しよう!
試験内容は、文章形式と図形配置の2種類で構成されています。
文章形式では、7つの選択肢から1~2つの回答を選ぶ問題が36問出題されます。制限時間は約15分です。
図形配置では、18個の図形から10~15個を選んでテーマに沿って配置する問題が1問出題されます。制限時間は約5分です。
どれも制限時間が短く、直感的に回答しなければいけないことが特徴です。
TALテストの目的
TALテストの主な目的は、応募者のストレス耐性やメンタル傾向、潜在的な人間性を把握することです。
企業は、TALを通じて、他の適性検査で分からない人間性を評価し、組織に合った人材を選びます。
企業がTALテストを採用する理由
企業がTALを採用する理由は、TALがストレス耐性やメンタル傾向、性格がより詳しく分かる検査になっていることにあります。
問題が抽象的で対策が難しいため、応募者の素直な回答を見ることができます。
就職後の離職率の低下を防いだり、どの部署に配属するかの参考にしたりします。
TALテストで測定される能力と性格診断
TALでは、次の能力や性格特性が測定されます。
- コミュニケーション能力
- ストレス耐性
- 責任感
- 行動力
- 向上心
- メンタル傾向
- コンプライアンス傾向
これらの項目を分析することで、企業は応募者の適性や組織との相性を判断します。

企業との相性診断みたいなものなので、取り繕った回答をしないのが大事だよ
TAL適性検査で落ちる人の特徴とは?

TALで落ちる人には、いくつかの共通した特徴があります。
例えば、極端な回答や矛盾した回答が多い場合です。
他にも、ストレス耐性が低いと判断される回答や、協調性に欠ける回答もマイナス評価になってしまう場合があります。
TALテストでよくあるミスと注意点
TALでよくあるミスには、次のようなものがあります。
- 回答の矛盾
- 極端な選択
- 時間配分のミス
回答の矛盾・極端な選択は、少しでも自分を良く見せようとした時に起こってしまいがちです。
企業が求める人材を予想して、ストレス耐性が異常に高かったり、とても積極的な性格のような回答を繰り返すと、信頼を失ってしまうことになり逆効果です。
また、考え込みすぎて時間配分を間違え、解ききれないこともあります。
無回答は一番よくありません。
落ち着いて問題に取り組み、素直に答えていきましょう。
サイコパスは落ちる?
ネットでは、サイコパス傾向のある人がTALに落ちる、という噂があります。
TALはストレス耐性やメンタル傾向を測定するテストなので、極端な性格特性を持つ人は落ちてしまう確率は高いでしょう。
ですが、落ちたからサイコパス、という訳でもありません。
TALテストが就活生に求める素直さと正直さ
TALでは、就活生の素直さや正直さも評価のポイントとなります。
企業は応募者が正直に回答しているかを見極め、意図的な回答操作を防ぐための工夫を施しています。
例えば、似たような質問を異なる形で出題し、一貫性があるかどうかをチェックします。
この時、もし回答が矛盾していた場合、採点結果に影響を及ぼす可能性があります。
また、企業は協調性や誠実さを重視していることも多いです。
なので、極端な自己主張や自己中心的な回答はマイナス評価になる可能性があります。
そのため、TALを受検する時は、正直に回答し、矛盾のない回答を心がけましょう。
TALテストの例題

TALは文章問題と図形配置問題で構成されています。
ここでは、図形配置問題と、文章問題の二つの問題について例題を紹介します。
図形配置問題
図形配置問題に正解はありません。
自分が思うように、テーマに沿って図形を配置してください。
【例題】
入社後に活躍しているあなたの姿は?
(図表)
【回答例】
- 顔のマークを一番上に配置する…自分が昇進・昇格している姿のイメージ
- 円の中に顔のマークを入れる…他の社員と協力して仕事をしている姿のイメージ
- オリジナルの回答…独創性のある回答で理想的な姿の象徴

明るい記号を使うことで、全体的に明るいイメージを作ってみよう!
文章問題①「あなたが手に持って良い卵は?」
【例題】
あなたが手に持ってもいい卵を2つ選んでください
【選択肢】
- 殻を剥いていないゆで卵
- 殻を剥いたゆで卵
- 殻を剥いて切ってあるゆで卵
- 殻を剥いて切ってお皿に盛ってあるゆで卵
- 生卵
- 模型の卵
- うずらの卵
【回答例】
正解はありませんが、「模型の卵」は避けた方が良いとされています。
無機質で冷たい人という印象を与えてしまうためです。
文章問題②「あなたはどんな人ですか?」
【例題】
あなたはどんな人ですか?次の解答から1つまたは2つ選んでください。
【選択肢】
- どんな場合でも決して怒らない
- あまり怒らない人だと思う
- カッとならない人間である
- カッとなる人間である
- すぐにはカッとならない人間だと思う
- 怒りっぽい人だと思う
- すぐにカッとなる人間だと思う
【回答例】
正解はありませんが、4、6、7は怒りっぽい印象を与えることになります。
また、1は他の解答と矛盾を生みやすいため、避けた方が無難でしょう。
TAL適性検査の対策法【効率的な準備】

TALは問題に慣れておくと、より高いスコアを狙えるWebテストです。
ここでは、対策に必要なものやコツについて解説します。
TAL対策に必要なもの
TAL対策にあたって、次の2つが揃っていると練習しやすくなります。
- 過去問や問題集
- タイマー
TALは問題形式が特殊なWebテストです。
また、制限時間が短いため、時間内に解く練習も必要です。
事前に練習しておくことで、本番で落ち着いて解答できるようになります。
問題集を活用しよう
TALの問題は、独自の形式を持つため、事前に問題集で練習しておきましょう。
また、過去の問題傾向を把握して、よく出るパターンを押さえることも大切です。

問題集を繰り返し解いておくと、解答スピードも上がるよ!
TALテスト本番で高得点を取るコツ
TALテストで高得点を取るためには、次のポイントを押さえましょう。
- 一貫性のある回答を心がける
- 時間配分を意識し、焦らず解答する
- 事前に問題形式に慣れておく
特に、文章問題では、極端な回答を避けて、バランスの取れた選択をすることが大切です。
TALテストと他のWebテストの違い


TALが独特なWebテストなのは分かったけど、具体的に他とどう違うの?

TALと他の代表的なWebテストを比べてみよう!
SPIや玉手箱との比較ポイント
TALは、SPIや玉手箱とは異なる特徴を持っています。
SPIは総合的な能力を測るテストで、言語・非言語・性格診断の3つの要素で構成されています。
玉手箱もSPIと似ており、言語、計数、英語、性格検査で構成されています。
TALは、これらと比較すると、性格診断が主になっている点が違います。
そのため、事前に勉強をするというよりは、単に問題形式に慣れておくことが重要です。
CUBICやGABとの難易度差は?
CUBICやGABも、企業の採用活動で利用される適性検査の一つです。
2つとも難易度が高いWebテストとされています。
しかし、CUBICもGABも能力試験が主のため、そもそも能力試験のないTALとは問題の性質が違います。
そのため、難易度を比較することはできません。
他のWebテストと併用実施の場合の注意点
TALは他の能力試験を含むWebテストと併用されることがあります。
この場合、他のWebテストも対策しておく必要があります。
時間がない場合は、能力試験を含むほかのWebテストの対策を優先してください。
WebテストとしてのTALの利用状況

IT企業や鉄道会社、金融業界を中心に採用されるケースが増えています。
TALは性格検査のみなので、他の能力試験を含むSPIや玉手箱などの試験と併用されることも少なくありません。
企業は応募者との相性を見ることを目的としてTALを利用しています。
なので、TALを受ける際は、素直に回答をしましょう。
TALテストの注意点

ここまでの解説で、TALを受ける時の注意点をまとめました。
- 問題形式が独特なので慣れておく
- 時間制限に気を付ける
- 矛盾のない回答をする
- 極端な回答は避ける

この4つに気を付けて、TALに合格しよう!
まとめ

TALは、応募者の適性を測るWebテストです。
能力検査を含まないため、企業によっては、SPIや玉手箱など他のWebテストと併用されることもあります。
TALテストで高得点を取るためには、事前に問題形式を把握し、回答は素直に行うことが大切です。
適切な準備を行って、自信を持ってTALに挑みましょう!