こんにちは、27卒のFujiです!
就活をしていると一度は受けるWebテスト。
中でも、SPIはWebテストでも一番よく聞く名前ですよね。
しかし、SPIは自宅で受けられるWebテストと、テストセンターで受ける形式の2種類あるのはご存知でしたか?

SPIってよく聞くけど、どんなWebテストなの?

SPIとのWebテストとテストセンターの違いって何?
今回は、SPIの特徴と、自宅受験Webテスト・テストセンター形式の違いについて詳しく解説します!
- SPIの特徴
- SPIのWebテストとテストセンター形式の違い
SPIとは

SPIとは、リクルートが提供している適性検査です。
現在最も多くの企業で採用されている適性検査になります。
適性検査は、応募者の能力や性格を客観的に評価することを目的としたものです。
そのため、SPIも企業が人物像を把握し、職務適性や組織との相性を判断するための参考資料として活用されます。
SPIは大きく分けて「能力検査」と「性格検査」の2つのパートで構成されています。
能力検査は言語分野と非言語分野に関する問題が出題されます。
基礎的な学力や論理的思考力が問われる問題です。
一方、性格検査では、受験者の行動傾向や価値観、対人関係のスタイルなどを問う質問が含まれています。
受験形式は、ペーパーテスト形式、テストセンターでの受験、Web上での受験の3種類の受験方式があり、企業や状況に応じて選ばれます。
テストセンターで受験した場合、結果を複数の企業に使い回すことも可能です。
SPIの特徴3つ

SPIの特徴は大きく3つあります。
- 最も使われている適性検査
- 能力検査が2種類ある
- 3種類の受験形式がある
ここでは、SPIの特徴をそれぞれ解説していきます。
最も使われている適性検査
SPIは適性検査として最も日本で最も広く採用されている適性検査です。
提供元のリクルートによると、2024年3月期実績で、15,900社が利用しています。
最近では公務員採用でもSPIが活用されることが増えてきているようです。
就活を行う中で必ず一度は受ける試験と言っても過言ではないでしょう。

テストセンターで受験した場合、一つの結果を複数の企業に送ることができるよ!
能力検査が2種類ある
SPIの能力検査は、言語分野と非言語分野の2種類で構成されています。
言語分野は国語のような、語彙力や文章読解力が求められます。
具体的には、同義語・反義語の選択、文の並び替え、空欄補充、長文読解などがあります。
文章の意味を正確に理解し、適切な語句や構造を選ぶ力が求められます。
非言語分野は計算などの数的処理能力や論理的思考力が試されます。
具体的には、四則演算、表やグラフの読み取り、順列・組み合わせ、確率、割合、損益計算、速度や時間に関する問題などが含まれます。
非言語分野は電卓の使用が認められることもあるので、事前に受験規則を確認しておきましょう。
3種類の受験方式がある
SPIには、Webテスト、テストセンター、ペーパーテストの3種類の受験方式があります。
Webテストはインターネットを介して自宅や指定の場所で受検する形式です。
テストセンターは企業が指定した会場で、PCなどを使って受検します。
ペーパーテストは、指定会場で紙媒体で受ける試験となります。
それぞれの方式で、受験場所や形式、出題範囲などが違います。
事前に説明会などで確認し、それぞれに合った対策を行いましょう。
SPIのWebテスト・テストセンター・ペーパーテストの違い


SPIは3種類の受験方式があることは分かったけど、具体的にどう違うの?

SPIのWebテスト・テストセンター・ペーパーテストの違いについて一覧で確認しよう!
違い | webテスト | テストセンター | ペーパーテスト |
受験場所 | 在宅 | 共通会場 | 企業別会場 |
受験形式 | ウェブ | ウェブ | 紙 |
制限時間 | 62分 | 82分 | 100分 |
問題の内容 | 英語無し | 英語あり | 英語あり |
電卓が使えるか | ○ | × | × |
正答率で問題が変わるか | × | ○ | × |
結果を使いまわせるか | × | ○ | × |
受験場所
Webテストの場合、自宅で受験することができます。
テストセンターとペーパーテストは指定された会場で受験します。
企業によって指定される形式が違うので、よく確認しておきましょう。
多くの企業は自宅受験形式を採用しているようです。
受験形式
WebテストとテストセンターはWeb上で回答します。
テストセンターは同じ会場に大勢の受験者が集まって一斉に受験しますが、それぞれ出題される問題は異なるという特徴があります。
また、監督者もいるため、不正防止の力が強いです。
Webテストは自宅・Web上で回答するため、周りに監視はありませんが、カメラなどをオンにして受験しなければいけない場合もあります。
制限時間
Webテストとテストセンターの制限時間は基本的に同じです。
両方制限時間は一時間程度です。
テストセンターは英語の試験がある場合があるので、その時は20分長くなります。
ペーパーテストは全体的に制限時間が少し長くなっています。
問題の内容
Webテストは基本的に英語の問題が無いのが特徴です。
ただ、企業によっては、自宅受験型のWebテストでも英語の問題が出題されることもあります。
テストセンター・ペーパーテストも英語の問題は無い場合があるので、企業の指定を確認しましょう。
また、各分野の出題範囲も変わります。
特に言語分野は違いが大きいので注意が必要です。
詳しくは次の項目で解説します!
電卓が使えるか
Webテストのみ電卓が使用できます。
テストセンター、ペーパーテストは電卓が使えません。
ただ、ペーパーテストの場合、企業によっては持ち込みが可能な場合もあります。
よく規定を確認しておきましょう。
正答率で問題が変わるか
テストセンターの場合のみ、問題を解いている間の正答率(誤謬率)で問題が変化します。
SPIは全問中の正答数ではなく、解いた問題の中から正答率を計算するので、各分野まんべんなく回答できるよう操作される仕組みになっているのです。
なので、Webテスト・ペーパーテストと問題が違っています。
結果を使いまわせるか
テストセンターで受験した場合のみ、複数の企業に一つの結果を送ることができます。
結果の有効期限は一年間です。
テストセンターの受験は企業に指定されないとできませんが、場合によっては自宅受験かテストセンターかを選ぶことができる場合もあります。
結果を使いまわしたい場合はテストセンターで受験をしましょう。
SPIのWebテスト・テストセンター・ペーパーテストの出題範囲の違い

SPIは、受験方式によって出題範囲が異なります。
特に、テストセンター形式では、誤謬率によって問題が変化していくという特徴があります。
他にも、各分野で出題される内容に違いがあるため注意が必要です。

自分が受ける形式をしっかり確認してね!
言語分野
出題範囲 | webテスト | テストセンター | ペーパーテスト |
二語の関係 | × | 〇 | 〇 |
語句の意味 | × | 〇 | 〇 |
語句の用法 | × | 〇 | 〇 |
文の並び換え | × | 〇 | × |
空欄補充 | × | 〇 | × |
空欄補充(3文) | 〇 | × | × |
空欄補充(3語) | 〇 | × | × |
熟語の成り立ち | 〇 | × | × |
文節の並び換え | 〇 | 〇 | × |
長文読解 | 〇 | 〇 | 〇 |
長文読解は全ての形式で出題されます。
また、テストセンター形式はペーパーテストとほぼ同じ出題範囲ですが、Webテストは範囲が違っているため、対策する優先順位を考えた方が良いでしょう。
非言語分野
出題範囲 | webテスト | テストセンター | ペーパーテスト |
推論 | 〇 | 〇 | 〇 |
場合の数 | 〇 | 〇 | 〇 |
確率 | 〇 | 〇 | 〇 |
集合 | 〇 | 〇 | 〇 |
損益算 | 〇 | 〇 | 〇 |
速度算 | 〇 | 〇 | 〇 |
表の読み取り | 〇 | 〇 | 〇 |
資料の読み取り | × | 〇 | × |
長文読み取り計算 | × | 〇 | × |
代金の精算 | × | 〇 | × |
料金の割引 | × | 〇 | 〇 |
割合の計算 | 〇 | 〇 | × |
分割払い | × | 〇 | 〇 |
装置と回路 | × | × | 〇 |
物の流れと比率 | × | × | 〇 |
不等式と領域 | × | × | 〇 |
年齢算 | 〇 | × | × |
通過算 | 〇 | × | × |
整数の推理 | 〇 | × | × |
全ての形式で共通している問題を重点的に対策しましょう。
具体的には、推論、場合の数、確率、集合、損益算、速度算、表の読み取りなどです。
ほかは受験する形式に合わせて対策していくと効率的です。
英語・性格検査
SPIの英語と性格検査に関しては、webテスト・テストセンター・ペーパーテストでの違いはありません。
英語はそもそも出題されないこともあります。
性格検査は対策の必要はありません。
とにかく正直に答えていきましょう。
ただ、どれも問題数が多く、素早く回答する必要があります。
とにかく慣れていくことが対策につながります。
SPIはWebテストがおすすめ?


3種類あるけど、結局どれが一番良いんだろう?

選べる場合、自宅受験ができるWebテストがおすすめです。
受験方法は企業に指定されますが、自分で選ぶことができる場合があります。
Webテストは自宅で受験できるため、移動時間が節約でき、また、好きな時間に受けることができます。
ただし、Webテストでは不正行為を防ぐため、監視システムが導入されていることがあるので注意です。
複数の企業に結果を使い回したい場合は、テストセンター形式しか使いまわせません。
複数の企業にSPIの受験結果を送りたい場合はテストセンターで受験してください。
SPIの対策方法2選
SPIは難易度は高くありませんが、対策しないと落ちてしまう試験です。
ここでは、3種類の形式全てに通用するSPIの対策方法として、オススメの手段を2つご紹介します!
問題集
SPIは、とにかく慣れることが重要な試験です。
なので、問題集で対策をしておきましょう!
「これが本当のSPI3だ!」という問題集は、自宅受験できるWebテストのSPIだけでなく、テストセンター形式にも対応しています。
どんな形式のSPIにも対応できるのでおススメです!
アプリ
SPIはアプリで対策するのもオススメです。
SPIに特化したアプリもいくつも配信されているため、アプリストアで検索してみてください。
LognaviはSPIだけでなく、玉手箱など他のWebテストの対策も行うことができます。
また、自分の偏差値も知ることができるため、合格ラインを探ることもできます。
企業との相性診断など、就活全般に役立つサービスも配信しているアプリです。

アプリだと勉強のハードルがグッと下がるので、対策が面倒な人にオススメだよ!
まとめ

SPIには、Webテスト、テストセンター、ペーパーテストの3種類の違う受験方式があります。
それぞれの方式で、受験場所や出題範囲、問題の難易度に違いがあります。
SPIのWebテスト、テストセンター、ペーパーテストの違いを理解して、バッチリSPIを対策していきましょう!