こんにちは。26卒ライターのtomokaです。

休学したいけど、就活で不利にならないか不安…

休学はやめとけってホント?
みなさんの中には、休学が就活で不利にならないかどうか不安に思っている人もいると思います。
今回は、休学経験が就活にどのような影響を与えるかを中心に解説していきます!
この記事を読むと分かること
- 休学が就活にどんな影響を与えるか
- 休学は就活で不利になるか
- 就活で不利にならない休学理由の答え方
- 就活で実際にどんな質問をされるか

実際に休学経験のある先輩の体験談も紹介するので、是非最後まで読んでください!
あわせて読んでおきたい記事はこちら
休学は逃げ?就活で不利になるかは伝え方次第!


休学したら就活で不利になるって友達に言われたんだけど、ホント?

そうとは限りません!休学の内容と伝え方が重要です。
ケースバイケースなので、詳しく見ていきましょう。
休学=逃げというネガティブなイメージを持つ人もいますが、実際には休学理由や過ごし方次第で評価が大きく変わります!
休学中に何を学び、どう成長したかを明確に伝えられれば、むしろ行動力をアピールできるチャンスにすることができます。
就活で不利になるケース
目的がない休学は印象が悪い
明確な目的や計画なく、「なんとなく」休学してしまうと、就活で印象が悪くなってしまうケースがあります。
単に「大学生活に疲れた」「勉強についていけなかった」という理由だと、責任感や忍耐力が無いと判断されてしまいます。
学年がズレるため友人と就活情報が共有しにくくなる
休学によって同級生と卒業時期がズレると、就活情報の共有が難しくなるというデメリットがあります。同じタイミングで就活をする友人がいないことで、企業情報や選考体験談などのリアルタイムな情報交換ができなくなってしまいます。
就活で有利になるケースもある
休学経験は、効果的に休学理由と取り組んでいたことをアピールできれば、むしろ有利になることもあります。

なんで休学が有利になるの?

他の学生には無い独自の経験やスキルを身につけることで差別化できるからです!
留学や長期インターン、起業経験などの明確な目的を持った休学は、行動力や挑戦心などのアピールポイントの強い根拠になります。
休学中の経験を振り返り、そこから得た学びや成長を具体的に説明できれば、採用担当者に好印象を与えることができます。
「休学はやめとけ」と言われる理由4選


「休学」って調べたら「やめとけ」って出てきた…どうして?

休学を検討する学生に対して、周囲が心配したり「やめとけ」と検索に出てきたりすることには、いくつか理由があります。
しっかりとデメリットや「やめとけ」と言われる理由を理解して決断することが重要です。
①卒業が遅れるから
休学をすると、最も直接的な影響として卒業時期が遅れます。通常の4年間での卒業ができなくなることで、同級生と異なるタイミングでの就職活動や社会人スタートとなります。

新卒扱いにならないってこと?

2~3年以内であれば新卒としての扱いになります!
浪人や休学などをした結果の卒業時期のズレが2〜3年以内であれば、新卒として就活をすることができるため、そういった心配は無いと考えて大丈夫です。
②費用がかかるから
休学中も大学に在籍するため、在籍費や設備費などの費用が発生する場合があります。大学によって異なりますが、休学費用として半期で数万円から十数万円程度かかるケースが一般的です。

4年で卒業する場合よりも追加で費用がかかるんだね!
休学中の生活費や留学する場合は留学費なども考慮すると、費用がかかることが「休学はやめとけ」といわれる理由になっています。
③就活スケジュールがズレるから
休学によって就活のスケジュールがズレてしまいます。
半期休学の場合、卒業時期が9月になるなど、一般的な就活のタイミングとズレてしまいます。
タイミングがズレると情報収集が難しくなったり、選考の機会が限られてしまう可能性があります。

休学をする場合は、自分の就活スケジュールを把握することが大切なんだね!
④理由次第で印象が悪くなるから
休学理由によっては、就活で不利な印象を与えてしまう可能性があります。
「学業についていけなかった」「大学生活に適応できなかった」などのネガティブな理由は、企業側から忍耐力や適応力が不足していると捉えられてしまうリスクがあります。

理由が曖昧なまま休学をしようとしている人は注意しましょう。
このように、休学は大学生活を延長することができるため、一見魅力的な制度に見えますが、もちろんデメリットもあります。
休学を検討している人は、そういったデメリットをしっかりと理解したうえで決断しましょう!

ちゃんと目的をもって休学を決断することが重要です!
【簡単4ステップ】休学経験の伝え方


就活で休学について聞かれたら何て説明すればいいかな?

休学を説明する際は、適切な伝え方が大切です!
面接官に「この学生は目的意識を持って休学し、価値ある経験を積んできた」と思ってもらうためには、論理的で一貫性のある説明が必要です。
ここでは、休学経験の伝え方を4ステップに分けて解説していきます。

順序だてて伝えれば、休学経験がむしろ強みになります!
以下の4ステップをしっかり押さえましょう。
①休学理由を明確にする
なぜ休学という選択をしたのかを明確に説明しましょう。
その際、目的意識が伝わる表現を心がけることがポイントです。
目的意識が無い休学理由
「勉強に行き詰まったから」
目的意識が伝わる休学理由
「自分の将来のために必要なスキルを集中的に身につけたかったから」

目的意識が伝わる理由の方が、休学をキャリア形成の一環として捉えられているアピールになります!
②休学中の経験や出来事を述べる
休学中に取り組んだ活動や経験を具体的に説明しましょう。
その際、抽象的な表現よりも、「いつ、どこで、何を、どのように」という要素を含めた具体的な説明が効果的です。
抽象的な説明
「海外で英語を学んだ」
具体的な説明
「シンガポールの語学学校で6か月間、英語コースを受講し、現地学生とのプロジェクトに参加した」
ESや面接では、特に印象に残ったエピソードを交えて説明すると、採用担当者の記憶に残りやすくなります。
③休学で得たスキルを伝える
休学期間中に身につけたスキルや能力を具体的に伝えましょう。
「アメリカ留学を通じて英語力がTOEICで350点アップしただけでなく、多様な価値観を受け入れる柔軟性や、自分の意見を論理的に伝えるプレゼンテーション能力を身につけました。」

このように、語学力や専門知識だけでなく、異文化理解力、問題解決力、コミュニケーション能力など、汎用的なスキルもアピールすることができます。
可能であれば、数字や具体的な成果を説明に盛り込むと、説得力がアップします。
④入社後に活かせることをアピールする
最後に、休学中に得たことを入社後どのように活かせるかを具体的に伝えましょう。
自分の休学経験と、志望企業が求めている人物像とをマッチさせることで、「入社後の活躍イメージ」を持ってもらうことができます。

長期インターンシップで身につけた営業スキルを活かし、御社の新規顧客開拓に貢献したいです。

この学生はうちの会社で活躍できる人材だ!
【注意点】就活で嘘はNG
休学経験を伝える際の注意点として、自分を良く見せようとして事実と異なる内容を伝えることは避けましょう。
嘘をついてしまうと面接中の質問で矛盾が生じやすく、信頼を大きく損なうリスクがあります。

深掘りの質問に答えられなかったり、辻褄の合わない嘘をついてしまったりすることで、嘘が露呈してしまいます。

でもネガティブな理由だと印象が悪いんだよね?どうしよう…

事実に基づいたうえで、前向きな表現や得られた学びを強調することで、ネガティブな印象を与えずにアピールすることは可能です!
就活で不利にならない!休学理由の回答例


不利にならない休学理由の伝え方が知りたい!

それぞれの理由に合わせた効果的な伝え方があります。ケース別に見ていきましょう。
長期インターンシップをした
長期インターンシップは就業経験として高く評価される休学理由です。社会に出たことが無い学生ながらも仕事への理解を深めることができ、実践的なスキルも身につくため、しっかりアピールしましょう。
「ベンチャー企業で6か月間のマーケティングインターンを経験し、プロジェクトの企画から実行まで一貫して携わりました。
休学期間では、学生の立場では得られない実務経験を通じて、マーケティングの基礎知識だけでなく、チームでの協働方法や納期管理の重要性も学びました。
特に顧客データ分析に携わった経験は、御社のマーケティング部門で即戦力として貢献できる強みになります。」

長期インターンシップ経験は、実践的な学びを業務で活かせることを積極的にアピールしましょう。
ボランティアをした
ボランティア活動は社会貢献への意識の高さや、様々な人々と協働する力をアピールすることができます。
「東南アジアの教育支援NGOで1年間活動し、現地の子供たちに日本語や基礎教育を教えました。
限られた資源の中で創意工夫して教材を作成し、言語の壁を越えてコミュニケーションを図る経験は、どんな環境でも適応できる柔軟性を養いました。
また、多様なバックグラウンドを持つ仲間と協力して問題を解決する経験は、御社のグローバルなチーム環境で活かせると考えています。」

ボランティア活動は社会課題への関心と実行力をアピールできます。
活動内容と得られたスキルを具体的に伝えられるようにしましょう。
留学をした
留学経験は語学力だけでなく、異文化適応能力やコミュニケーション能力をアピールすることができます。
「カナダの大学に1年間留学し、マーケティングを専攻しながら現地学生とのプロジェクト活動に参加しました。
当初は言語の壁に苦労しましたが、積極的に現地学生と交流し、半年後には授業でのディスカッションにも臆せず参加できるようになりました。
TOEICスコアも350点向上し、異なる文化背景を持つ人々と協働するスキルも身につけました。
この経験は御社のグローバル展開において、海外クライアントとの円滑なコミュニケーションに役立つと考えています。」

留学経験は、具体的な成長エピソードと数値で説得力を高めましょう。
起業をした
起業経験は行動力やリーダーシップ、ビジネス感覚を強くアピールすることができます。
「大学在学中に同級生と共同でWebデザイン事業を立ち上げ、運営に専念するため休学しました。
クライアント獲得から納品まで一貫して担当し、初年度に10社との契約を結ぶことができました。
事業運営を通じて、顧客折衝力やプロジェクト管理能力が大きく向上し、問題発生時の迅速な対応力も培われました。
この経験で得た主体性と課題解決能力は、御社での業務においても大いに活かせると確信しています。」

起業経験は、具体的な実績と学びを伝えることで、主体性と実行力をアピールできます。
身につけたいスキルがあった
明確な目標をもってスキルアップに取り組んだ経験は、自己成長への意欲をアピールできます。
「プログラミングスキルを本格的に身につけるため、6か月間の集中プログラミングスクールに通いました。
平日8時間のコーディング学習を通じて、Pythonを使ったデータ分析やWebアプリケーション開発のスキルを習得しました。
最終的には自作のポートフォリオを完成させることができました。この経験で培った論理的思考力と問題解決能力は、御社のIT部門で即戦力として貢献できると考えています。」

具体的な学習内容と成果物を示して、身につけたスキルの信頼性を高めることが大切です。
就職留年をした
就職留年は計画的なキャリア選択として伝えることが重要です。
「自分のキャリアを慎重に見つめ直し、より納得のいく就職活動をするために休学しました。
この期間を利用して、インターンシップや業界研究に時間をかけ、自分の適性と各業界の特性を徹底的に分析しました。
その結果、御社の事業領域に強い関心を持ち、自分のスキルと価値観が最も活かせると確信しました。
また、休学期間中にビジネス英語と簿記2級の資格も取得し、入社後に即戦力として貢献できる準備を整えました。」

就職留年の経験は、キャリア選択における熟考と、具体的な準備内容を示すことで、慎重さと計画性をアピールできます。
病気・怪我など、やむを得ない事情があった
健康上の理由による休学は誰にでも起こり得ることです。率直に説明しましょう。
「怪我の治療と回復のために6か月間休学しました。
この経験は辛いものでしたが、困難な状況でも前向きな姿勢を保つ精神力が培われました。
また、リハビリを通じて目標設定と継続的な努力の大切さを学び、当初の予定より早く復帰することができました。
この経験から、どんな状況でも諦めず粘り強く取り組む姿勢が身につき、仕事においても困難に直面しても乗り越える力になると確信しています。」

逆境からの成長のアピールに繋がることもあります。
完全に回復している場合は、業務への支障が無いことにも触れておくと良いでしょう。
特に理由なく休学をした場合の対処法

あんまり深く考えずに休学しちゃった、休学理由は何て言おうかな?
明確な目的が無く休学した場合でも、その期間での気づきや成長を中心に伝えればポジティブな印象を持ってもらうことができます。
「大学生活の中で自分の将来について深く考える時間が必要だと感じ休学しました。
この期間は様々な書籍を読んだり、様々な業界の社会人に話を聞いたりする中で、自分の強みと興味がどこにあるのかを見つめ直すことができました。
結果として、御社の事業領域に強い関心を持ち、残りの学生生活では関連する専門科目の学習に集中することを決意しました。
自己分析の時間を経て、より明確な目的意識を持って学業と就職活動に取り組めるようになったことは大きな成長だったと感じています。」

自己理解を深めるプロセスとしての価値を伝えることで、内省力と自己成長への意欲をアピールできます。
体験談付き!面接での休学についての深掘り質問と対処法


面接で休学について深掘りされたらどうしよう…

よくある質問パターンと対策方法を知っておけば安心です!
実際の体験談も交えて解説していきます。
「休学理由を教えてください」
「差し支えなければ、休学理由を教えてください。」
この質問をする面接官の意図として、以下の3つが挙げられます。
質問の意図
- 休学という重要な決断をした判断基準を知りたい
- 価値観や思考プロセスを知りたい
- 学業よりも優先したものは何かを知りたい
この質問の回答ポイントは、決断に至るまでの思考プロセスを簡潔に説明することです。

先輩
実際、面接で毎回休学・留年の理由を聞かれるわけではありませんでした。
たまに「5年間在籍とのことですが、留学などを経験されていますか?」「差し支えなければ休学理由を教えてください」と質問されることがありました。
「休学してまで取り組みたかった理由を教えてください」
「休学してまでそれをやろうと思ったのはなぜですか?」
休学理由をさらに掘り下げて質問されることがあります。この場合の面接官の質問意図は以下の3つです。
質問の意図
- 情熱の対象と本気度を確認したい
- 優先順位の付け方や決断力を見極めたい
- 困難を伴う選択をする際の判断基準を知りたい
この質問の回答ポイントは、休学が必要だった理由や、その活動に全力で取り組みたかったという熱意を伝えることです。
効果的な回答例
「プログラミングスキルを本格的に習得するために休学を決断しました。
将来はITコンサルタントとして活躍したいという明確な目標があり、そのために必要なスキルを効率的に身につけることを優先しました。
大学の授業と並行してのスキル習得も検討しましたが、週5日・1日8時間の集中的なプログラミングスクールに通うことで、より短期間で実践レベルまで習得できると判断しました。」

先輩
休学の話題になった際には必ずこの質問をされました。
「大学の授業と並行で取り組むことは考えなかったのか」「学業よりも優先させた理由は何か」ということを自分なりに説明できるようにしておきましょう!
「休学中はどんなことに取り組んでいましたか?」
「休学中はどのように過ごしていましたか?」
この質問は、休学期間の過ごし方を確認し、行動力や目標達成能力を評価するためのものです。面接官がこの質問をする意図は以下の3つです。
質問の意図
- 計画通りに行動できる実行力があるかを確認したい
- 自由な時間をどう活用するかの判断力を見たい
- 休学期間で具体的にどのような成長があったかを知りたい
この質問の回答ポイントは、数値や具体的なエピソードを交えて取り組みの成果を示し、そのために計画を立てて取り組んだことを説明することです。
効果的な回答例
「留学中は、平日は大学で国際マーケティングを専攻し、週末はNPO団体でのボランティア活動に参加していました。
言語の壁や文化の違いから最初は苦労しましたが、視覚資料を充実させるなど工夫を重ね、最終的には参加者アンケートで満足度92%という高評価を得ることができました。
この経験を通じて、異なる文化背景を持つ人々と効果的にコミュニケーションする力が大きく向上しました。」

先輩
休学前の計画と実際の活動内容とのギャップについて聞かれることも多かったです。
面接が不安な人にオススメの記事はこちら
【まとめ】休学経験を活かして納得内定をつかみ取ろう!

休学経験は、効果的に伝えることができれば大きな強みになります。

休学経験が就活で不利になるんじゃないか不安だったけど、伝え方次第なんだね!

そうだね!休学はむしろ強みになる可能性が大きいです。
最後にポイントをおさらいしておきましょう。
休学経験を就活で活かすための4つのポイント
- 休学理由を前向きに伝える
- 休学中の具体的な活動と成果を示す
- 休学で得たスキルをどう活かすか、をアピールする
- 自信をもって休学経験を語る
休学理由や経験は人それぞれです。この記事で紹介した例を参考に、あなた自身の言葉で伝えましょう!

休学経験を強みに変えて、自分らしく就活がんばるぞ!

休学経験があるからこそ伝えられる価値があります。自信をもって臨みましょう!
効果的な回答例
「大学の授業で国際マーケティングに興味を持ち、実務経験を通じて理解を深めたいと考え、海外での長期インターンシップに参加するために休学をしました。」