こんにちは!27卒ライターのFujiです。
今回は、旧帝大は就職に強いのかを解説していきます!
まず、結論から言うと旧帝大(旧帝国大学)は就職に強いです。
しかし、旧帝大は就職に強いですが、いくつかの行動を行ってしまうと、就職に失敗してしまうことも。
この記事では、旧帝大の実際の就職実績を見ながら、旧帝大は就職に強いのか、就職の勝ち組になるための方法も含めて解説していきます!
- 旧帝大の就活の強み
- 旧帝大の就職実績
- 他大学との就職実績比較
- 就職勝ち組になるための方法3選
旧帝大とは?

まず、「旧帝大」とは、旧帝国大学として設立された7つの国立大学を指します。
具体的には、東京大学・京都大学・大阪大学・名古屋大学・東北大学・九州大学・北海道大学の7校です。
これらの大学は歴史が長く、研究力や教育力において国内トップクラスとされています。
また、全国から優秀な学生が集まるため、難関大学としても知られています。
高い学力とブランド力を背景に、就職市場でも注目を集める大学です。
旧帝大の就職実績

旧帝大は就職市場で非常に評価が高い大学群です。
各大学とも、有名企業や官公庁への就職者を多く輩出しています。
とくに技術職や研究職、総合職などでの就職実績が顕著です。
また、旧帝大出身というだけで書類選考を通過しやすいという声もあります。
ここでは、各大学ごとの就職実績を詳しく見ていきましょう。
【旧帝大出身】有名企業への就職率
旧帝大は全体的に、有名企業への就職率が高い傾向にあります。
たとえば、東京大学では約30%以上の学生が上場企業に就職しています。
また、トヨタや三菱商事などの大手企業には、旧帝大出身者が多数在籍しています。
これは学歴フィルターを通過しやすく、面接でも信頼されやすいためです。
企業側も「将来の幹部候補」として旧帝大生を積極採用しています。
【大学別①】東京大学
東京大学は日本の最高学府として名高い大学です。
官僚・大手企業・外資系企業などへの就職実績が特に高いです。
2023年の就職実績では、三菱商事・マッキンゼー・財務省などが上位にランクインしました。
東京大学の学生は、情報収集力や論理的思考力が高く評価されます。
また、OBネットワークが強力で、就職活動でも支援が受けやすいのが特長です。
【大学別②】京都大学
京都大学は独自性や自由な学風で知られる大学です。
就職先は大手メーカーや研究職、公務員が中心となっています。
特に理系の学生は、トヨタ・パナソニック・NTTデータなどに多数就職しています。
文系では、日系大手商社や地方銀行、官公庁なども人気です。
京大生の「自分で考える力」は企業にとっても魅力的な資質です。
【大学別③】大阪大学
大阪大学は関西地方のトップ大学で、企業との連携が強いです。
関西の優良企業や研究機関への就職に強みを持っています。
特に製薬・電機・化学メーカーなどに多くの卒業生が進んでいます。
地元志向の学生も多く、関西電力や住友グループも人気です。
語学力や論理的思考を評価され、商社や金融系でも活躍しています。
【大学別④】名古屋大学
名古屋大学は中部地方で最も実績のある旧帝大です。
地元企業であるトヨタをはじめとして、自動車関連企業とのつながりが強いです。
理系学部の学生は、技術開発職としての採用が特に多くなっています。
文系では、地元企業だけでなく大手商社や金融系にも進出しています。
名大の卒業生は「堅実でまじめ」と評価され、企業から信頼されています。
【大学別⑤】東北大学
東北大学は研究力が高く、実学重視の教育で知られています。
理系学生は、電機・機械・通信系などの技術職に強みを持ちます。
日立・NEC・富士通などの大手企業にも多くの卒業生が在籍しています。
また、医療・福祉分野でも活躍する人材が多く、地域貢献度も高いです。
東北地方を中心に就職希望が多いのも特徴です。
【大学別⑥】九州大学
九州大学は九州地方を代表する旧帝大で、グローバル志向も強いです。
アジア圏との交流も盛んで、海外企業への就職例もあります。
日系大手メーカーやエネルギー企業、IT企業などが主な就職先です。
福岡を中心とした地元志向の学生が多く、地方経済に貢献しています。
九大生は「真面目で協調性が高い」と企業側から評価されています。
【大学別⑦】北海道大学
北海道大学は豊かな自然と自由な校風で知られる大学です。
地方公務員や農林水産系、インフラ関連の就職に強みを持ちます。
理系では、食品・化学・環境系などの分野でも活躍しています。
就職先は北海道内が多いですが、東京圏の企業も増加中です。
人柄が良く、組織適応力が高いといった評価も根強いです。
旧帝大と他大学の就職先はどう違う?

旧帝大の強さを知るためには、他大学の就職実績との違いを見る必要があります。
ここでは、旧帝大の中でも上位の東大・京大を含んだ東京一工と他地方旧帝大との違いをはじめ、有名私立大学との就職実績を比較して解説していきます。
東京一工と地方旧帝大
東京一工(東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学)は日本トップの大学とされています。
京都大学以外は全て首都圏に存在するということもあり、これらは地方旧帝大に比べて、首都圏企業への就職に強いです。
特に一橋大学や東工大は専門性の高い職種に進む傾向があります。
一方、地方旧帝大は地元大手企業や官公庁に強みがあります。
どちらも就職実績は高水準ですが、志望業界や勤務地に違いが出ます。
早慶上智と旧帝大
早慶上智と旧帝大は、どちらも就職実績が高い大学群です。
ただし、早慶は首都圏の人脈やOBネットワークが強いのが特徴です。
旧帝大は専門職や理系職種での強さが目立ちます。
また、旧帝大は大学ブランドが全国区で通用するため、地方企業にも強いです。
選考の評価軸も異なり、早慶はコミュニケーション能力、旧帝大は地頭が評価されがちです。
MARCHと旧帝大
MARCH(明治・青山・立教・中央・法政)は首都圏就職に強みがあります。
一方、旧帝大は全国的な就職力があり、年収水準も高めです。
また、MARCH出身者は中堅企業や一般職に多く、旧帝大は総合職や幹部候補に就く傾向があります。
就職先の企業規模やポジションに違いがあるのが現実です。
旧帝大は就職に強い?
結論から言うと、旧帝大は就職に非常に強い大学群です。
高い学歴、全国に通用するブランド力、優秀なOBの存在などが要因です。
また、企業側も旧帝大出身者を「育成前提の有望人材」として扱う傾向があります。
これから就活を始める人は、旧帝大の強みを最大限に活かしましょう!
旧帝大が就職に強い理由

旧帝大生は就職に強いです。
旧帝大生が就職に強い理由は主に5つあります。
学歴フィルターで弾かれることがない
企業の中には、応募者を学歴で選定する企業もありますが、旧帝大の名前はそこで高く評価されます。
つまり、プレエントリー段階で落とされにくいです。
結果として面接の機会が確保できます。
学歴不問を掲げている会社でも、まだ学歴重視の意識は残っている場合が多いので、安心して選考に集中できる強みです。
研究実績を評価する技術職では更に優位です。
門前払いを受けないので行動量が成果に直結します。
OG・OBに話が聞きやすい
旧帝大卒の社員は各業界に数多くいます。
OB訪問アプリやキャリアセンターを経由して、話を聞ける相手が多いのです。
接点のない先輩でも、同窓の場合は質問に丁寧に答えてくれます。
OB訪問は、裏話や失敗談まで聞けるので、面接前の不安を具体的に解消できます。
志望動機も深めることができるので、エントリーシートの質も上がります。
企業からのスカウトを受けやすい
逆求人サイトでも旧帝大生は検索上位です。
学外イベントでも企業担当が寄ってきます。
専門系ベンチャーなら直接SNSで連絡が来る場合もあります。
プロフィールを充実させると、より効果を倍増させられますよ。
スカウトを活かすことで時間を節約できます。
地元企業との繋がりが深い
旧帝大は各地域の旗艦大学です。
なので、地元企業との繋がりが深い場合が多くなっています。
合同説明会も大学構内で行われますし、教授推薦で面接が組まれる例もあります。
地域貢献を掲げる会社は採用意欲が高いです。
Uターン希望者にも情報が届きやすいです。
地元愛を示せば評価が上がります。
安定志向の学生には大きな利点です。
そもそもの基礎能力が高い
旧帝大入試を突破した実績は信頼です。
論理的思考と自学自習力が備わっています。
研究で鍛えた課題設定能力も評価されます。
能力の高さから、グループワークでリーダーを任されることも多くなりますし、Webテストも短期間で高得点を出せます。
面接官の専門的質問にも対応可能です。
これらが総合して「就職に強い」を形作ります。
旧帝大生でも就活に失敗してしまう理由

旧帝大生が就職に強い理由を説明しましたが、それでも就職に失敗してしまうことがあります。
ここでは、就職に強い旧帝大生が就職に失敗してしまう理由をご紹介します。
エントリーする企業数が少ない
就職に強いことを考えると、「どうせ受かる」と考え応募数を絞りがちです。
しかし、その場合選考日程が重なってしまうと一気にチャンスを失います。
選択肢が少なくなるほど焦りが増します。
比較検討ができず、条件交渉も弱くなります。
面接は、多くの企業を広く受けるほど慣れも進むので、結果的に第一志望群の内定率が上がります。
リスク管理として母集団を増やすことが大切です。
行動量が最後に差を生みます。
有名企業ばかり受けている
ブランド志向は強い動機になりますが、倍率は数百倍になることもあります。
同期は同じなので、旧帝大生で差別化が難しいです。
視野を広げれば魅力的な中堅企業もあるので、自分軸で業界を再整理しましょう。
穴場企業であっても待遇が良い場合があります。
知名度より適性を優先したほうが、満足感が高まる場合も多いです。
Webテスト対策をしない
高学歴なのでWebテスト対策をしなくてもいいと考えてしまうことがあります。
しかし、Webテストは形式が多様です。
理系でも国語で足元を取られる例があります。
時間配分が重要なものが多いので、過去問演習で傾向を掴む必要があります。
参考書一冊をやり切るだけで大差がつくので、ぜひ取り組みましょう。
対策不足は最初の足切りで終わる危険を孕みます。
旧帝大生が就活で勝ち組になる方法3選

旧帝大生は就職に強いですが、注意すべきポイントもたくさんあります。
両方を踏まえたうえで、就活で勝ち組になるためのコツ3選を解説します!
①驕らない・油断をしない
肩書きで通過するのは書類までです。
面接官は態度や志望動機を厳しく見ています。
謙虚さは協働力の証拠として評価されます。
評価シートには行動特性が詳細に残りますし、最終面接では人間性が決め手になります。
自己分析を深め言動に一貫性を持たせましょう。
②使える人脈はフルに利用する
OB・OG訪問をしたり、ゼミやサークルの先輩と連携して一次情報を集めましょう。
また、教授推薦は大きなパスとなります。
キャリアセンターなどを通じて、内定者のESを共有してもらうなどもしましょう。
SNSでの情報共有も効果的です。
人脈活用は早いほど選択肢が増えます。
③有名企業の志望者は自分と同じ属性だと理解する
旧帝大生がライバルになる現実を直視することも重要です。
差別化ポイントを事前に設計して、対策しておきましょう。
留学経験や就職活動など、具体的なガクチカを伝えると効果的です。
面接で「他の旧帝大生と何が違うか」を語る場合、業界研究を深め独自視点を提示しましょう。
最後は企業課題への提案力が決め手となります。
旧帝大生の就活に役立つオススメサイト

旧帝大生の強みをしっかりと発揮したい場合、インターンに参加することは必須です。
早期内定や選考優遇を受けるためには、インターンに参加しないことには始まりません。
また、旧帝大生の場合、スカウト型の就活サイトもかなり活用することができます。
ここでは、旧帝大生の就活におススメなサイトを7つご紹介します!
ビズリーチ・キャンパス
ビズリーチ・キャンパスは、OB・OG訪問に強い就活サイトです。
人気の大手企業の職業インターンシップの案内が数多く届くほか、難関企業の内定者による就活対策講座やサポートを受けることができます。
自分が参加したいインターンの詳しい情報や、選考通過のコツを、自分のOG・OBという身近な先輩に聞くことができるため、生の体験談を知ることができるサービスです。
同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」

就活会議
就活会議は、企業情報が確認できるだけでなく、内定者のESや面接情報が口コミで確認できる就活サイトです。
また、従業員からの社内の評価や、実際の雰囲気なども確認できるため、自分に合わない企業の回避にもつなげることができます。
インターンシップの案内やスカウトも数多く届くサイトです。
インターンの雰囲気や内容、選考に通るコツなどを知りたい人にオススメのサイトです!

Lognavi
LognaviはWebテストの対策や自己分析を行うことができる就活サイトです。
自己分析の結果をもとに相性が良い企業を紹介してくれます。
また、同じ学校や同じ企業を志望する人とコミュニティで繋がることができるため、情報共有にも有利な就活サイトです。
【15万人が利用】適性診断で相性が良い企業が見つかる就活アプリ!【Lognavi】

キャリアチケット・スカウト
キャリアチケット・スカウトは、スカウト型の就活サイトです。
まず自分の自己診断をアプリで行い、自己診断結果をもとに、自分の価値観と合う企業からのオファーがやってきます。
誰もが知る有名企業からのオファーやインターンの案内も数多く届きます。
本選考直結のスカウトも届くので、インターンに参加せずに選考優遇を受けられる可能性もあるサイトです。

キミスカ
キミスカはスカウト型の就活サイトです。
スカウト型の就活サイトは数多くありますが、中でもキミスカは、スカウトにランクがあり、企業の本気度が分かるようになっています。
SPIの対策問題集の配布や、就活対策講座など、就活そのものへのサポートもとても充実しているサイトです。
インターン情報も数多く配信されるので、スカウトを受動で気に受けるだけでなく、自分で情報集めと就活対策も同時に行うことができます。
ベストマッチな企業との出会いがある就活は新しいフィールドへ【キミスカ】

ABABA
ABABAは最終面接まで進んだ実績が評価される、スカウト型の就活サイトです。
もし志望の企業に落ちてしまっていても、最終面接へ進んだ経験があれば、その経験を買って他の企業からスカウトが届きます。
既に就活をある程度進めている26卒向けのサービスです。

Offer Box
Offer Boxはスカウト型の就活サイトです。
非常に多くの就活生が登録しているサイトで、その分企業の登録数も多いです。
インターン情報が最も多く手に入るスカウト型就活サイトです。
企業はスカウトを送れる量に限りがあるため、学生一人一人のプロフィールを確認して、本気度の高いスカウトを送ってきます。
企業が学生にオファーする新卒就活サイト【OfferBox<オファーボックス>】

まとめ

今回は旧帝大は就職に強いのかについて解説しました。
旧帝大は、学歴・ブランド・OBネットワークなど多方面で優れた強みを持ち、就職に非常に有利な大学群です。
とくに有名企業・官公庁・研究職などへの実績は全国トップクラス。
就活では書類選考を通過しやすく、スカウトも多く受けられる点が大きな利点です。
一方で「行動量が少ない」「有名企業に偏る」「Webテストを軽視する」といった落とし穴も存在します。
強みを活かすためには、慢心せずに行動し続けることが必要です。
勝ち組になるためには、①驕らず謙虚に、②人脈を積極的に活用し、③ライバルとの差別化を意識することが大切です。
旧帝大生という強みを活かしつつ、自分らしい就活戦略で理想の内定を勝ち取りましょう!