こんにちは!27卒ライターのFujiです。
今回はWebテストの言語問題について解説していきます!
SPIや玉手箱といったWebテストの多くは、言語と非言語に分かれています。
よく難易度が高いと言われるのは非言語の問題ですが、言語問題が苦手な人も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事ではWebテストの言語問題を解くコツを、SPI・玉手箱を中心に解説していきます!
- Webテスト言語問題の特徴
- SPI&玉手箱の言語問題の例題&解説
- Webテスト言語問題の対策方法
Webテストの言語問題とは

言語問題は、主に国語力を測るために用意されたWebテストの項目です。
出題形式は「語彙」「文法」「長文読解」「文章整序」「空欄補充」など多岐にわたり、Webテストによってそれぞれ異なるスキルが求められます。
しかし共通して重要なのは時間管理で、短時間で多くの問題を解く必要があります。
評価されるのは、言葉の意味や用法の理解、論理的思考力、文章の読解力などの総合的な国語力です。
これらの能力は、入社後の業務において文書作成や資料読解、コミュニケーションを行う際の基礎となるため、多くの企業が重視している選考項目となっています。
SPI・玉手箱の問題構成

SPIと玉手箱は、それぞれ異なる特徴を持つWebテストです。
どちらも言語分野を含んでいますが、出題形式や時間配分に違いがあります。
ここでは、それぞれの問題構成について詳しく見ていきましょう!
SPIの問題構成
SPIは「能力検査」と「性格検査」の2分野から構成されています。
能力検査は言語(国語)、非言語(数学・論理)、英語に分かれており、性格検査では行動特性や価値観を問う質問が出題されます。
言語分野の主な出題形式には、二語の関係、語句の意味、語句の用法、文章の整序、空欄補充、長文読解があります。
実施方式によって出題数や時間が異なり、ペーパー形式では約40問を30分で解き、Web形式では約35分で出題数は変動します。
各問題形式には特有のパターンがあるため、事前の対策が重要です。
特に二語の関係や語句の意味問題は頻出項目として知られており、基礎的な語彙力が試される重要な分野となっています。
玉手箱の問題構成
玉手箱も「言語」「非言語」「英語」の3分野で構成されています。
言語分野の主な出題形式には、論理的読解(長文読解)、趣旨把握(文章の主旨を問う)、趣旨選択(要約や主旨に合う選択肢を選ぶ)があります。
玉手箱の特徴は、短時間で多くの問題を解くことです。
例えば論理的読解では8分で24問を解く必要があり、1問あたり20秒程度という非常にタイトなスケジュールとなっています。
問題形式はシンプルですが、スピードと正確さが同時に求められるため、事前の練習が欠かせません。
長文読解が中心となるので、速読力と要点把握能力が重要な要素となります。
SPI・玉手箱の言語問題の特徴

SPIの言語問題では、語彙力・文法・読解力が総合的に問われます。
出題パターンが決まっているため、事前の対策により確実に得点を伸ばすことができます。
短時間で大量の問題を解く必要があり、選択式だけでなく、直接入力形式の問題も出題されます。
特に語句の意味や用法問題では、日常的に使用しない専門用語や慣用句が出題されることが多く、幅広い語彙知識が求められます。
一方、玉手箱の言語問題は長文読解が中心で、主旨把握や趣旨選択が多く出題されます。
出題される文章はビジネスや社会、科学など多岐にわたり、様々な分野への興味と理解力が必要です。
玉手箱では特にスピードと正確な読解が求められ、限られた時間内で文章の要点を素早く把握する能力が重要となります。
文章の構造を理解し、筆者の主張や論理展開を正確に読み取る力が試されます。
SPI・玉手箱の言語問題を解くコツ

両方とも、語彙力を高めることが最も基本的で重要な対策です。
新聞や本、専門書を読んで語彙を増やし、わからない言葉はすぐに調べる習慣をつけましょう。
特にビジネス用語や時事問題に関連する語彙は頻出するため、日頃から意識的に学習することが大切です。
出題形式に慣れることも重要で、対策本やアプリ、模擬テストで頻出パターンを把握しましょう。
時間配分を意識し、制限時間内に解く練習を繰り返すことで、本番でのペース配分が身につきます。
わからない問題は一旦飛ばし、確実に解ける問題から取り組むという戦略も大切です。
消去法やキーワード抽出を活用し、選択肢は全て目を通して明らかに違う選択肢から消去していきます。
長文読解では、キーワードや文脈をしっかり押さえることが重要で、文章全体の流れを把握しながら設問に答える技術を身につけましょう。
言語問題の例題&解説

ここでは、SPIと玉手箱の具体的な例題をご紹介します!
それぞれの特徴的な問題形式と解き方のポイントの解説もあるので、ぜひ活用してください。
SPIの言語問題の例題
1. 二語の関係
問題
「医師:病院」の関係と同じ関係にある組み合わせはどれか。
A. 教師:生徒
B. 警察官:交番
C. 農家:野菜
D. 運転手:乗客
解答:B
解説
「医師:病院」は「職業:その職業の人が働く場所」という関係です。
- A. 教師:生徒 → 職業:対象者(働く場所ではない)
- B. 警察官:交番 → 職業:働く場所(正解)
- C. 農家:野菜 → 職業:生産物(働く場所ではない)
- D. 運転手:乗客 → 職業:対象者(働く場所ではない)
2. 語句の意味
問題
「憂慮」の意味として最も適切なものはどれか。
A. 怒りを感じること
B. 心配して気にかけること
C. 喜びを表現すること
D. 無関心でいること
解答:B
解説
「憂慮(ゆうりょ)」は「心配して気にかけること、思い悩むこと」という意味です。「憂」は憂える(うれえる)、「慮」は考える・思いやるという意味を持ち、将来への不安や心配を表す語句です。
3. 語句の用法
問題
次の文の「立つ」の用法として正しいものはどれか。
「彼は会社で重要な地位に___。」
A. 立つ(物理的に立ち上がる)
B. 立つ(ある位置・状態になる)
C. 立つ(建物が建設される)
D. 立つ(時間が経過する)
解答:B
解説
この文脈での「立つ」は「ある地位や立場につく、その状態になる」という意味で使われています。「地位に立つ」「立場に立つ」という表現で、物理的な動作ではなく、社会的な位置や状況を表しています。
4. 文章の整序
問題
次の文を論理的な順序に並べ替えなさい。
ア. そのため、定期的な運動が健康維持には欠かせない。
イ. 現代人は座りがちな生活を送ることが多い。
ウ. 運動不足は様々な生活習慣病の原因となる。
エ. 特にデスクワークが中心の職業では、一日中同じ姿勢でいることが珍しくない。
解答:イ→エ→ウ→ア
解説
論理的な流れは以下の通り:
- イ:現代人の生活スタイルについての一般的な状況
- エ:イの具体例(デスクワーク)
- ウ:その結果生じる問題(運動不足の弊害)
- ア:問題への対策(定期的な運動の必要性)
5. 空欄補充
問題
次の文の空欄に入る最も適切な語句はどれか。
「技術の進歩により、私たちの生活は格段に便利になった。しかし、その一方で人と人との( )が希薄になってきているという指摘もある。」
A. 競争
B. つながり
C. 対立
D. 格差
解答:B
解説
「しかし、その一方で」という逆接の表現から、前文の「便利になった」という肯定的な内容と対比される否定的な内容が続くことが分かります。技術進歩の副作用として「人と人とのつながりが希薄になる」という文脈が最も自然です。
玉手箱の言語問題の例題
1. 論理的読解
問題文
近年、都市部において「ヒートアイランド現象」が深刻化している。これは、都市部の気温が郊外よりも高くなる現象である。主な原因としては、アスファルトやコンクリートなどの人工物が太陽熱を蓄積しやすいこと、自動車や冷房機器などからの人工排熱、緑地の減少による蒸発冷却効果の低下などが挙げられる。この現象は、熱中症患者の増加や電力消費量の増大といった問題を引き起こしている。対策としては、屋上緑化や壁面緑化、遮熱性舗装の導入などが効果的とされている。
問題
上記の文章について、次の記述は正しいか、間違いか、判断できないか。
「ヒートアイランド現象の対策として、緑地を増やすことは効果がない。」
A. 正しい
B. 間違い
C. 判断できない
解答:B(間違い)
解説
文章中で「緑地の減少による蒸発冷却効果の低下」がヒートアイランド現象の原因の一つとして挙げられており、また対策として「屋上緑化や壁面緑化」が効果的とされています。これは緑地を増やすことが効果的であることを示しているため、記述は間違いです。
2. 趣旨把握
問題文
現代社会において、情報化の進展は目覚ましいものがある。インターネットの普及により、私たちは瞬時に世界中の情報にアクセスできるようになった。しかし、この便利さの裏側には、情報の真偽を見極めることの難しさという問題が潜んでいる。誰でも簡単に情報を発信できる時代だからこそ、受け手側には情報を批判的に検証する能力が求められる。教育現場においても、単に知識を詰め込むのではなく、情報リテラシーを育成することが急務となっている。
問題
この文章の主旨として最も適切なものはどれか。
A. インターネットの普及により情報へのアクセスが容易になった
B. 現代では誰でも情報発信ができるようになった
C. 情報化社会では情報を適切に判断する能力が重要である
D. 教育現場で知識の詰め込み教育が問題となっている
解答:C
解説
文章は情報化の進展による便利さを述べた後、「しかし」で転換し、情報の真偽を見極めることの難しさという問題を提起しています。そして最終的に「批判的に検証する能力」や「情報リテラシーの育成」の重要性を述べており、筆者が最も伝えたいのは情報を適切に判断する能力の重要性です。
3. 趣旨選択
問題文
働き方改革が注目される中、テレワークの導入が急速に進んでいる。テレワークには通勤時間の短縮や柔軟な働き方の実現といったメリットがある一方で、コミュニケーション不足や自己管理の難しさといった課題も指摘されている。成功の鍵は、適切なツールの活用と明確なルール設定にある。企業と従業員双方が協力して、新しい働き方に適応していく姿勢が重要である。
問題
この文章の要約として最も適切なものはどれか。
A. テレワークは通勤時間を短縮できる優れた働き方である
B. テレワークには課題が多く、導入は慎重に検討すべきである
C. テレワークにはメリットと課題があるが、適切な対応により成功できる
D. 働き方改革の一環として、すべての企業でテレワークを導入すべきである
解答:C
解説
文章はテレワークのメリット(通勤時間短縮、柔軟性)と課題(コミュニケーション不足、自己管理の難しさ)の両面を示した上で、「成功の鍵」として解決策を提示し、最終的に協力的な適応の重要性を述べています。バランスの取れた視点で成功への道筋を示している選択肢Cが最も適切です。
Webテストの言語問題の対策方法

さて、ここまで言語問題がどのようなものかについて解説してきました。

思ったより難しいかも……!
そう感じているあなたに、オススメの対策方法をご紹介します!
問題集
問題集を使った対策は最も確実で効果的な方法です。
SPIも玉手箱も、たくさんの問題集が出ていますが、中でもオススメなのが「これが本当のWebテストだ!」シリーズです。
解説が詳しく、間違えた問題を復習しやすい構成になっているのが特徴の一冊です。

問題集を使う時は、複数の本をを使うよりも、1冊を完璧に仕上げる方が効果が高いですよ!
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アプリ
アプリの良い所は、スキマ時間を有効活用できることです。
それぞれのWebテストに特化したアプリがあるので、ぜひ探してみてください。
特に知的検査ができるLognaviは、Webテストの模試機能も搭載されていて、普通は分からないWebテストの偏差値も分かるので非常におすすめです。
自分の実力を客観的に把握でき、弱点分野を特定することができます。
Webテスト対策にはLognaviがおススメ!

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Webテスト免除になる就活アプリ7選

ここまで、Webテストの言語問題について、対策方法も含めて解説してきました。
ですが、もしそもそもWebテストを受けずに済む方法があれば知りたいですよね。

Webテストが免除される方法ってあるの?

インターンに参加すればWebテスト免除を受けられるかもしれません!
SPIをはじめとしたWebテスト免除の選考優遇を受けたい場合、インターンに参加することは必須です。
また、志望する企業のインターンに参加することができなくても、他の企業のインターンを経験し、働くことや業務に対しての理解を深めておくことはとても重要です。
ここでは、インターンに参加する場合におススメな就活サイトを7つご紹介します!
ビズリーチ・キャンパス
ビズリーチ・キャンパスは、OB・OG訪問に強い就活サイトです。
人気の大手企業の職業インターンシップの案内が数多く届くほか、難関企業の内定者による就活対策講座やサポートを受けることができます。
自分が参加したいインターンの詳しい情報や、選考通過のコツを、自分のOG・OBという身近な先輩に聞くことができるため、生の体験談を知ることができるサービスです。
同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」

就活会議
就活会議は、企業情報が確認できるだけでなく、内定者のESや面接情報が口コミで確認できる就活サイトです。
また、従業員からの社内の評価や、実際の雰囲気なども確認できるため、自分に合わない企業の回避にもつなげることができます。
インターンシップの案内やスカウトも数多く届くサイトです。
インターンの雰囲気や内容、選考に通るコツなどを知りたい人にオススメのサイトです!

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誰もが知る有名企業からのオファーやインターンの案内も数多く届きます。
本選考直結のスカウトも届くので、インターンに参加せずに選考優遇を受けられる可能性もあるサイトです。

キミスカ
キミスカはスカウト型の就活サイトです。
スカウト型の就活サイトは数多くありますが、中でもキミスカは、スカウトにランクがあり、企業の本気度が分かるようになっています。
SPIの対策問題集の配布や、就活対策講座など、就活そのものへのサポートもとても充実しているサイトです。
インターン情報も数多く配信されるので、スカウトを受動で気に受けるだけでなく、自分で情報集めと就活対策も同時に行うことができます。
ベストマッチな企業との出会いがある就活は新しいフィールドへ【キミスカ】

ABABA
ABABAは最終面接まで進んだ実績が評価される、スカウト型の就活サイトです。
もし志望の企業に落ちてしまっていても、最終面接へ進んだ経験があれば、その経験を買って他の企業からスカウトが届きます。
既に就活をある程度進めている26卒向けのサービスです。

Offer Box
Offer Boxはスカウト型の就活サイトです。
非常に多くの就活生が登録しているサイトで、その分企業の登録数も多いです。
インターン情報が最も多く手に入るスカウト型就活サイトです。
企業はスカウトを送れる量に限りがあるため、学生一人一人のプロフィールを確認して、本気度の高いスカウトを送ってきます。
企業が学生にオファーする新卒就活サイト【OfferBox<オファーボックス>】

まとめ

Webテストの言語問題は、SPIと玉手箱でそれぞれ異なる特徴を持っています。
SPIでは語彙・文法・読解力が総合的に問われ、玉手箱では長文読解を中心とした速読力が重要です。
成功のコツは、語彙力の向上、出題形式への慣れ、時間配分の意識、そして消去法やキーワード抽出の活用です。
対策方法として、問題集での学習とアプリを活用した反復練習を組み合わせることが効果的です。
特にLognaviのような模試機能付きアプリは、実力把握と弱点克服に役立ちます。
また、インターンシップ参加による選考優遇やWebテスト免除の可能性も検討してみてください。
継続的な対策で、必ず高得点が取れます。
自信を持って本番に臨み、希望する企業への内定を勝ち取りましょう!