海外インターンに興味はあるけど、何から手をつけていいか迷っているあなたへ。
実は、大学生の多くが同じように感じているんです。私もそうでした。でも、海外インターンは、大学の授業では学べない「生きた経験」を積むことができ、あなたの強みを何倍にも引き上げてくれる貴重な機会なんです。この記事では、そんな海外インターンの種類から、夏休みなどの長期休暇を活用する具体的な方法、そして無料や有給で参加するためのとっておきの情報まで、すべて詰め込みました。この記事を読めば、あなたの海外インターンへの道筋がきっとハッキリと見えてきますよ。最後まで読んで、ぜひ行動してみてくださいね!
海外インターンってどんな種類があるの?

海外インターンシップは、参加期間や報酬の有無、業務内容によって分けられています。自分の目的や状況に合った選択をするために、まずは基本的な種類を理解することが重要です。
短期・長期・有給・無料の4つに分けて説明していきます!
短期インターンシップ
短期インターンシップは、1週間から1か月程度の期間で参加できるプログラムで、初めて海外経験を積む学生にとってベストな選択肢です。
短期プログラムは、大学の夏休みや冬休みの長期休みを活用できることと、比較的低いリスクで海外での職業体験ができることです。学業への影響を最小限に抑えながら参加でき、語学力に不安がある場合でも、短期間なので挑戦しやすい環境が整っています。
シンガポールのIT企業での2週間のプログラムでは、現地社員とのプロジェクト参加、企業文化の体験、東南アジアのビジネス環境の理解などが可能です。ベトナムの日系商社での3週間のインターンでは、貿易実務の基礎学習、現地市場調査への参加、ベトナム語の基礎習得などが経験できます。

海外での働き方を体験し、自分にあっているかを確認できる絶好の機会!
長期インターンシップ
長期インターンシップは、3か月以上の期間で参加するプログラムで、より専門的な業務経験と実質的なスキル習得を目指す学生におすすめです。
長期の海外インターンシップは、単なる見学や体験ではなく、よりリアルに現地で正社員として業務を取り組むことができます。現地の同僚との信頼関係構築、言語能力の飛躍的向上、専門知識の実践的習得が可能になります。また、現地の生活に完全に溶け込むことで、文化の勉強にもなります。
オーストラリアでコンサルティング会社でのインターンだったら、実際のプロジェクトチームの一員として環境影響評価レポートの作成に携わることができます。カナダのスタートアップでの9か月のプログラムでは、マーケティング戦略の企画から実行まで、一連の業務プロセスを経験できます。

将来的に海外での就職を検討している学生や、特定分野での専門性を高めたい学生にとって、価値のある海外インターンシップになるよ!
有給インターンシップ
有給インターンシップは、文字通りに給料をもらいながら、働くプログラムで、経済的負担を軽減しながら海外経験を積める魅力的な選択肢です。
有給プログラムには、企業側が実際の戦力として学生を活用したいという目的があります。参加者には相応の責任と成果が求められる一方で、現地での生活費をまかなえる給与が支給されます。これにより、経済的な理由で海外インターンを諦めていた学生にも参加がしやすくなります。
アメリカのテック企業での有給インターンでは、月額3000ドル程度の給与を受け取りながら、ソフトウェア開発の実務経験を積むことができます。ヨーロッパの金融機関でのプログラムでは、現地の最低賃金以上の報酬を得ながら、国際金融の実務を学習できます。

有給インターンシップは競争力が高いから、高い語学力と専門スキルが必要!!
無料インターンシップ
無料インターンシップは、参加費用がかからないプログラムで、予算を抑えて海外経験が欲しい学生にとってベストな選択肢です。
無料プログラムは、企業や団体が人材育成や国際交流を目的として提供する場合や、政府系機関が国際協力の一環として運営する場合があります。参加者は宿泊費や食費などの基本的な生活費のみで参加でき、プログラム費用や研修費用は不要です。
韓国の国際機関が提供する東南アジアでの教育支援インターンでは、宿泊施設と食事が提供され、現地での移動費のみで参加できます。台湾のスタートアップ支援団体のプログラムでは、共同住宅での宿泊と基本的な生活サポートを受けながら、新興企業での実務経験を積むことができます。

有給インターンみたいにお金が不安な人も参加できるね!
実践型インターンシップ
実践型インターンシップは、見学や研修ではなく、実際の業務に直接参加して具体的な成果を求められるプログラムです。
実践型インターンは、現代の就職活動において、単なる海外経験よりも具体的な業務遂行能力と成果が評価されるようになります。参加者は現地社員と同等の責任を持って業務に取り組み、明確な目標設定と成果測定が行われます。帰国後の就職活動では、具体的な実績をアピールできます。
インドのIT企業での実践型プログラムでは、実際のクライアント向けシステム開発プロジェクトに参加し、設計から実装まで担当します。メキシコの製造業企業では、生産効率改善プロジェクトのチームメンバーとして、データ分析から改善提案まで一連のプロセスを経験できます。

将来のキャリアに直結する実務能力を習得し、就職活動での差別化ができる!
【期間別】海外インターンのメリット・デメリット

海外インターンシップの効果は参加期間によって大きく変わるため、自分の目標と状況に応じた適切な期間選択が成功の鍵となります。

英語を勉強して外資系に行きたい!

海外で働いて就活のためのキャリアを作りたい!
語学習得、海外文化の勉強、業務スキルの習得・向上と目的によってのそれぞれに必要な時間が変わってきます。また、学業への影響、費用負担、就職活動でのアピール効果も期間によって変化します。
ここからは、期間ごとのインターンのメリットとデメリットを解説していきます!
短期(1週間〜1ヶ月程度)
短期海外インターンシップは、一番多くの学生に選ばれている参加するハードルが低い海外インターンです。
短期プログラムの最大のメリットは、学業への影響を最小限に抑えながら海外就業体験ができることです。単位取得や卒業時期に影響がでることはなく、リスクを抑えて海外に挑戦できます。費用面でも渡航費と短期滞在費のみで済むため、経済的負担も抑えることができます。
一方、デメリットとしては実践的な業務経験が難しく、語学やスキル向上は期待できない点にあります。
中期(1ヶ月〜3ヶ月程度)
中期海外インターンシップは、体験と実践のバランスが取れたインターンで、最も効果的な体験が期待できるプログラムです。
中期プログラムは、文化適応と実践的なスキル獲得の両方に十分な時間を確保できます。最初の1か月で現地環境に慣れ、2か月目以降で実質的な業務に取り組むことが可能になります。語学力も日常会話レベルから即戦力レベルまで向上させることができ、帰国後の就活でそれらの成果をアピールできます。
オーストラリアでの2か月間のIT企業インターンでは、ソフトウェア開発プロジェクトの一部を担当し、実際のシステム改善に貢献できます。ドイツでの3か月間の製造業インターンでは、品質管理システムの分析から改善提案まで、一連のPDCAサイクルを経験できます。
デメリットとしては、学期途中での参加が必要になる場合があり、休学や留年のリスクがあります。また、短期と比較して費用が高く、長期と比較して専門的なスキル習得には限界があります。
長期(3ヶ月以上)
長期海外インターンシップは、最も本格的な海外就業体験として、将来のキャリア形成に直結します。
長期参加の圧倒的なメリットは、現地社員と同等レベルの戦力を持って活動できることです。プロジェクトの企画から実行、評価までほぼ全ての業務に参加でき、明確な成果が期待されます。語学力はビジネスレベルまで向上し、専門分野での実践的スキルを確実に習得できます。現地での人脈形成も深いレベルで行われ、将来的な海外就職の足がかりとなります。
アメリカでの6か月間のスタートアップインターンでは、新規事業の立ち上げメンバーとして、市場調査から資金調達プレゼンテーションまで幅広く経験できます。フランスでの9か月間のファッション企業インターンでは、商品企画から販売戦略まで一貫したマーケティングプロセスを担当できます。
デメリットとしては、休学が必須となり卒業時期の遅延が避けられません。費用負担も相当な額になり、家族の理解と経済的準備が不可欠です。また、長期間の海外生活によるストレスや孤独感もよく上げられる問題の一つです。
気になるお金の話!海外インターンの費用と給料のリアル

海外インターンシップへの参加を検討する際、最も重要な要素が費用と給与の問題です。
お金の問題は、学生にとって海外インターンの最大の障壁であり、適切な情報がないまま参加を諦めるケースが大半です。ただ、奨学金や大学を通してのプログラムによっては無料参加可能なプログラムもあり、工夫次第で費用を大幅に抑えることも可能です。
僕自身もカナダの大学に滞在していて、経済面はかなり大変でした…
自身の体験談を交えながら海外インターンの費用と給料を解説していきます。
無料で参加できる海外インターンはあるの?
無料参加可能な海外インターンシップは実際に存在し、予算に制約がある学生でも海外経験を積める貴重な機会として活用できます。
無料プログラムが提供される背景には、国際交流促進を目的とした政府機関や非営利団体の支援、企業の社会貢献活動、大学間の提携協定などがあります。これらのプログラムでは、参加費用、宿泊費、食費の一部または全部が主催者側によって負担されるため、参加者の自己負担は渡航費と個人的な支出のみとなります。
JICA(国際協力機構)が提供する開発途上国でのインターンプログラムでは、滞在費と現地移動費が支給され、実質的に無料で参加できます。韓国政府が運営するK-Move プログラムでは、宿泊施設の提供と月額生活費の支給により、自己負担を最小限に抑えて参加可能です。台湾の一部大学では、日本人学生向けの交換インターンプログラムを無料で提供しています。

無料プログラムは応募者数が多く競争が激しいから、普段の大学の成績や語学力の対策が必須!
有給インターンの探し方と現実
有給海外インターンシップは魅力的な選択肢である一方、実際は、経済的負担は有給でも大きいです。
有給インターンは、企業が実際の戦力として学生を活用できるようにするためのものです。特に人材不足が深刻なIT業界や成長著しいスタートアップ企業では、優秀な学生に対して現地の最低賃金以上の給与を支払うケースが増加しています。しかし、給与があっても現地の高い生活費により実質的な負担が発生する場合も多く、事前の詳細な計算が必要です。
探し方としては、LinkedIn、Indeed、Glassdoorなどの海外求人サイトで「Paid Internship」「International Student」のキーワード検索が効果的です。また、各国の日本領事館やジェトロ(日本貿易振興機構)が提供する現地企業情報も有用です。大学のキャリアセンターが海外企業と直接提携しているケースもあります。
現在の給料の水準は、
アメリカのテック企業ー3000ドルから5000ドル、
ヨーロッパの金融機関ー月額2000ユーロから3500ユーロ
程度が一般的です。
しかし、税金控除後の手取り額や現地の住居費、食費を考慮すると、実際の経済効果は限定的な場合が多いのが現実です。
一般的な海外インターンにかかる費用
海外インターンシップの総費用は、国、滞在期間によって大幅に変動するため、事前の詳細な予算計画が不可欠です。
費用の主要項目は、渡航費、滞在費、食費、保険料、ビザ申請費、プログラム参加費の6つに分類されます。これらの中で最も変動幅が大きいのが滞在費で、都市部と地方部、個室とシェアハウス、ホームステイと学生寮など選択により月額5万円から25万円の差が生じます。
渡航費については、
- 安くて往復8万円から15万円、
- 高いと15万円から30万円
が目安となります。滞在費は、タイやベトナムなどでは月額3万円から8万円、シンガポールや香港では月額8万円から15万円、アメリカやヨーロッパの主要都市では月額15万円から25万円程度が一般的です。
費用を抑える方法として、シェアハウスの利用、自炊中心の食生活、現地の公共交通機関活用、早期予約による航空券割引活用などがあります。

航空券は、渡航の1~2か月前に買うと安く済むよ!
海外インターン意味ない?メリット・デメリットを徹底比較!

海外インターンシップに対して

意味がない!
という否定的な意見が存在します。実際に

海外インターンを3日でやめた

直接的な就職活動に結びつかないと感じている
という声があります。
僕の周りにいた後輩の子たちも観光気分に終わっている人が沢山いました…
ここからは、海外インターンをフル活用できるようメリットとデメリットを
可視化していきましょう!
メリット①圧倒的な語学力向上
海外インターンシップは、大学の語学学習では決して得られない実践的な語学力向上が向上します。
必要に迫られた状況での学習は記憶定着率が爆発的に向上します。英語を使ったビジネス現場では正確で適切なコミュニケーションが求められるため、日常会話レベルを超えた専門的な語学能力が自然に身につきます。
ただし、短期(1カ月~3カ月)では、語学力向上は厳しいです。リスニングは3カ月以降になってようやく向上する実感を感じることが多いです。スピーキング能力の向上も海外の滞在が6カ月以上が一般的です。そのため、語学力向上を目的に海外インターンに参加する場合は、半年以上の長期海外インターンを選択するようにしましょう。

語学力向上は就活で他の就活生よりも大きく有利に働くよ!
メリット②グローバルな視野と異文化理解
海外インターンシップは、就活生の常識や価値観を大きく変えます。多様な文化や働き方を理解するグローバルマインドセットを身につけることができます。
現代のビジネス環境がますます国際化し、多様な背景を持つ人々との協働が当たり前になっています。海外インターンでは、異なる宗教、価値観、働き方を持つ同僚と日常的に接することで、多様性を受け入れる柔軟性と適応力を身につけることができます。また、現地の商習慣やビジネス文化を直接体験することで、将来的な海外展開や国際取引において貴重な知見を提供できる人材となります。

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メリット③専門スキルの向上
海外インターンシップは、大学では習得が難しい実践的専門スキルを、国際的な環境で効率的に身につけることができます。
実践的なスキル習得は、海外企業では現地でしか知ることができない手法やツール、システムが使用されており、より幅広い専門知識を早期に体験できます。コミュニケーション能力、問題解決能力、リーダーシップスキルもまた、多文化チームでのプロジェクトに取り組むことで、直接学習できます。
これらのスキルは帰国後の就職活動で高く評価され、将来的なキャリアアップや転職においても長期的な価値を提供します。

即戦力として期待のルーキーに!!
メリット④就職活動での強力なアピールポイント
海外インターンシップの経験は、就職活動において他の学生との明確な差別化を図る最も効果的なアピール材料となります。
企業は「主体性」「実行力」「国際感覚」の3つの要素を求めていて、海外インターンは、その要素を持っているという証明になります。また海外という慣れない環境で実際に働いた経験は、日本では身に着けるのが難しい適応力と問題解決能力を示す具体的な証拠となります。
例えば、商社の面接では「なぜ海外事業に興味を持ったのか」という質問に対して、実際の海外ビジネス現場での体験を基に具体的で説得力のある回答ができます。コンサルティング会社では「困難な状況をどう乗り越えたか」という質問に、文化の違いや言語の壁を克服したプロジェクト成功体験を詳細に説明できます。

海外インターン経験が選考で大きなアドバンテージになるね!
メリット⑤自己成長と自信の獲得
海外インターンシップは、人生観や価値観を根本的に変化させる強力な自己成長体験として、内面的な成長と自信向上に繋がります。
慣れない環境で、頼れる親や友人が近くにいない中での環境の挑戦が心の成長になり、「自分でもやればできる」という自信を持つようになります。また、多様な価値観に触れることで視野が広がり、将来に対するより明確なビジョンを描けるようになります。
これは一時的なものではなく、帰国後の大学生活や就職活動、これからの人生に大きく影響します。困難な状況でも諦めない精神力、異なる環境への適応力、多様な人々との協働能力などは、人生のあらゆる場面で活用できる人生の財産となります。

小さい頃、先生によく自己肯定感がないと言われた僕でも、一年間の海外経験で自分に自信を持つことができました!
デメリット①費用がかかる
海外インターンシップの最大の障壁は、渡航費、滞在費、生活費などを含む高額な費用であり、多くの学生にとって参加を諦める一番の理由となっています。
一般的な海外インターンは数十万円から百万円以上の自己負担を要求されます。特に欧米の都市部でのプログラムでは、高い物価により滞在費だけで月額20万円以上が必要になり、アルバイト収入だけでは賄えない金額となります。
アメリカのニューヨークでの3か月インターンでは、渡航費25万円、家賃75万円、食費45万円、その他30万円で総額175万円の費用が必要になります。イギリスのロンドンでも同様に、物価の高さにより月額25万円以上の負担が発生し、多くの学生にとって現実的でない金額となります。

アメリカやイギリスでは、マクドナルドのセット一つで2000円以上することも…
デメリット②情報収集が大変
海外インターンシップに関する正確で詳細な情報収集は、言語の壁や情報源に限界があり、苦労する場面が多いのが現実です。
情報収集は、海外インターンの情報が日本語で体系的にまとめられていないことと、現地の最新情報や実際の参加者の生の声にアクセスしにくく、プログラムの質や信頼性を事前に判断することが困難です。詐欺的な業者や内容の乏しいプログラムに騙されるリスクも存在します。ビザ要件、保険、税金などの法的手続きについても、国ごとにかなり異なるので複雑な規定を理解する必要があります。
基本的には、大学が提携しているエージェント等を活用し、一人で全てをやらないようにしましょう。
始めて自分で全てを手続きしたときは、渡航日がずれたりと大変でした…
デメリット③ミスマッチのリスク
海外インターンシップでは、キラキラな海外生活ができるという期待と実際の生活との間にギャップを感じて、精神的なストレスで悩む就活生が多いです。
プログラムを提供している方々と参加者の間で期待値の共有が不十分であることと、現地の実際の状況が事前説明と異なる場合があるからです。特に「実践的な業務経験」として宣伝されていても、実際には雑用や見学が中心となるプログラムや、「語学力向上」を謳いながら日本人ばかりの環境で日本語での作業が中心となるプログラムなどが存在します。

情報収集する時は、ネットだけでなく、経験したことがある先輩や英語・国際関係の教授などに聞くようにしミスマッチを防ぐようにするのがおすすめ!
デメリット④慣れない環境でのストレス
海外インターンシップでは、言語、文化、生活環境の違いによる多重ストレスが参加者の心身に大きな負担をかけ、場合によっては健康問題や早期帰国につながるリスクがあります。
異文化環境での生活とインターンでの業務が同時に発生し、日々過ごすだけでかなり体力を使います。言語の壁による意思疎通の困難、現地の商習慣や働き方への戸惑い、食事や住環境の違いによる体調不良、孤独感や不安感の増大など、いろいろなことが同時に発生します。特に初めての海外経験者や内向的な性格の学生には、深刻な心理的負担となる場合があります。
実際に僕の周りで留学やワーホリ、インターンで初めての海外経験の時に鬱になってしまう友人もいました。
このストレスに対しては、現地での日本人コミュニティとの接点確保、趣味やスポーツによるストレス発散、十分な睡眠と栄養摂取による体調管理などが大切になってきます。特に長期でのインターンは、焦りすぎず、ゆっくり適応してからでも遅くはありません。

海外の環境に適応できるかできないかを確かめるためにあえて短期→長期というのも一つ!
準備次第で避けられる!海外インターンのデメリットの対策

海外インターンシップで発生する多くのデメリットは、適切な事前準備と戦略的な対策により大幅に軽減または完全に回避することが可能です。先ほど取り上げた海外インターンの4つのデメリット
- 費用がかかる
- 情報収集が大変
- ミスマッチのリスク
- 慣れない環境でのストレス
これらのデメリットは、工夫次第で解消、または抑えることができます。ここからは、海外インターンに参加する際のデメリットに対する対策を解説していきます!
無料インターンと費用の節約
海外インターンシップの費用負担は、無料プログラムの活用と効果的な節約術で、大幅に削減することが可能です。
無料インターンを見つける最も効果的な方法は、政府機関や国際機関、非営利団体が提供するプログラムを重点的に調べることです。JICA、外務省、各国の政府系国際交流機関では、人材育成や国際協力を目的とした無料または低費用のプログラムを定期的に募集しています。また、大学間の国際提携協定に基づくプログラムでは、参加費用が大幅に削減されるケースがあります。
費用節約の具体的な方法としては、
- 東南アジアなど物価の安い国で滞在費を月額5万円程度に抑える
- シェアハウスやホームステイの活用により住居費を半額以下に減らす
- 自炊中心の生活により食費を月額2万円以下に削減
- 早期予約と格安航空会社の利用により渡航費を30パーセント安く済ます。
がおすすめです。
また、奨学金制度で、返済不要の資金を10万円から50万円程度獲得することもでき、トビタテ留学JAPAN、各種財団の海外研修奨学金、大学独自の支援制度などを組み合わせることで総費用を大幅に軽減できます。

奨学金は、大学での成績、世帯収入など条件があるものも多いから要確認!
情報収集のおすすめサイト
海外インターンシップは正確で詳細な情報収集から始まるため、信頼性の高い情報源を効率的に活用することが重要になってきます。
効果的な情報収集には、公的機関、専門サイト、SNS、実体験者の情報を組み合わせた色んな角度からのアプローチが重要です。例えば、youtubeで海外インターンに関する動画を一本だけ見て満足まんぞくするのではなく、複数の動画をみて、それを実体験者に聞いてみるなど複数の情報源からかき集め、確かめていくことが大切です。
公的機関の情報源として、外務省の海外安全ホームページ、各国の日本領事館サイト、JETROの海外投資情報、文部科学省のトビタテ留学JAPANなどがあります。これらは政府レベルの正確な情報を提供し、ビザ要件、安全情報、現地の法規制について信頼性の高い情報を入手できます。
専門サイトでは、Indeed International、LinkedIn、Glassdoor、各国のインターンシップ専門サイトが有用です。また、大学のキャリアセンターや国際交流センターが提供する情報データベース、海外インターン専門の仲介業者のサイトも貴重な情報源となります。

実体験者が周りにいない人は、口コミで実際の声を調べよう!
ミスマッチ対策
海外インターンシップでのミスマッチリスクは、事前の詳細確認と明確な期待値設定により効果的に防止できます。
ミスマッチ防止のコツは、参加前にプログラム内容、業務内容、期待される成果を具体的に確認し、自分の目的と理想と一致しているかを確認することです。曖昧な表現や抽象的な説明に惑わされず、実際の業務内容、使用言語、チーム構成、評価基準などを詳細に確認する必要があります。
snsなどで、留学やワーホリなど海外での生活がメディアで見られるようになってからキラキラな海外ライフをイメージしやすいですが、別言語でのコミュニケーションや現地の人との価値観や考え方が合わなかったりと想像よりもストレスに感じる場面が多いのが現実です。
過去の参加者との直接コンタクトも極めて有効で、LinkedInやFacebook、大学のOBネットワークを活用して実際の参加体験を聞くことができます。参加者からは、公式サイトでは分からない実際の業務内容、現地の生活環境、困った点と解決方法、おすすめのポイントなどの生の情報を手に入れることができます。
僕は、まず明確な目標を決めてから情報収集するようにしていました。
サポート体制と事前の心構え
海外インターンシップでの成功と安全確保には、包括的なサポート体制の構築と適切な心構えの準備が不可欠です。
海外インターンを探すときは、以下のようなサポート体制があればベストです。
現地サポート
日本国内サポート
個人的サポートネットワーク
この3つのジャンルのサポートと以下のような特徴に当てはまる海外インターンを探すようにしましょう!
あなたに合った海外インターンの探し方はこれだ!大学生向け具体的な3ステップ

ここまで、海外インターンのリアルをお伝えしましたが、どうでしょうか?ここまで聞いて、海外インターンに対する参加意思がある人は、最後までぜひ読んで欲しいいただければと思います。
逆に、迷いがある人は、一度立ち止まって考えたり相談してみましょう。海外インターンは確かに就活で強い武器になりますが、他にもできることはたくさんあります。また海外インターンに行っても結果、活かしきれないなんてこともあります。なので行かないことを後悔する必要はありません!
さて、話は戻りますが
海外インターンシップの探し方は、目的の明確化から始まり、効率的な情報収集、戦略的な応募までが成功への確実に近くなるアプローチ方法となり、自分に最適なプログラムを見つけ、確実に合格を勝ち取ることができます。
これからその具体的な手順を詳しく解説します!
探し方ステップ1:まずは「Why?」から!目的を明確にする
海外インターンシップ探しの最初のステップは、参加する明確な目的と具体的な目標を設定すること。 これが全ての判断基準となります。
海外インターンシップには語学力向上、専門スキル習得、異文化理解、就職活動での差別化など多様な価値があり、目的によって選ぶべきプログラムが変わってきます。また、面接や選考書類では「なぜ海外インターンに参加したいのか」が必ず問われるため、説得力のある動機の整理が合格への第一条件となります。
目的設定の具体的な方法として、「5つのWhy」を自分に問いかけることが効果的です。
- 「なぜ海外インターンに参加したいのか」→語学力向上
- 「なぜその分野に興味があるのか」→別の言語で別の国の人とのコミュニケーションが楽しかったから(国際で法人営業の場合)
- 「なぜその国を選ぶのか」→アメリカ
- 「なぜその期間なのか」→語学力向上には、少なくても半年以上かかると聞いたから
- 「なぜ今なのか」→海外インターンの経験を活かして、外資系の企業に就職したいから
いう質問に対して、それぞれ具体的で納得できる回答を準備します。
目標の数値化も重要で、「TOEIC100点向上」「3つの専門スキル習得」「5社以上の現地企業訪問」「現地での人脈10人以上構築」など、測定可能な具体的目標を設定します。

具体的な目標は、モチベにもつながるよ!
探し方ステップ2:情報収集の頼れるツールを活用!
目的が明確になった後は、効率的で信頼性の高い情報収集ツールを戦略的に活用します。
ネットからは、
- 公式ホームページ
- Youtubeなどのsns全般
- webサイトの評価、口コミ
より専門的な情報が欲しいなら
- LinkedIn(海外インターン募集情報と企業情報)
- Indeed(職種別・国別の募集状況)
- Glassdoor(企業評価と給与情報)
- Go Overseas mIntern Abroad, Global Experiences(海外インターン専門サイト)
オフラインでは、
- 大学のキャリアセンター、国際交流センターでの相談
- 先輩や同期からの情報収集
- 教授や研究室からの紹介
また、TwitterやInstagramでのハッシュタグ検索(#海外インターン #overseas intern)により、リアルタイムの体験談や最新情報も手に入れることができます。

情報収集は3カ月程度継続し、複数の選択肢を比較、検討したら決定するようにしよう!
探し方ステップ3:夏休みを狙うなら早めの準備がカギ!応募と選考のポイント
夏休み期間の海外インターンシップは最も競争が激しいです。なので早期の準備開始と戦略的な応募が合格への鍵となります。
早期準備なしだと、人気の夏休みプログラムは募集開始から数週間で定員に達する場合が多く、応募締切の3か月から6か月前から準備を開始する必要が出てきます。また、選考には語学試験スコア、推薦状、志望動機書などの準備に時間を使う書類が必要で、質の高い応募書類作成には十分な時間確保が必要です。
応募スケジュールの目安として、参加希望の
- 1年前から情報収集開始
- 8か月前に第一志望の決定と語学試験受験
- 6か月前に応募書類の作成開始
- 4か月前に推薦状の依頼と最終確認
- 3か月前に応募完了を設定します。
特に人気の高いアメリカやヨーロッパのプログラムでは、さらに早期の準備が必要な場合があります。
選考対策では、志望動機書において「なぜそのプログラムなのか」を具体的に説明し、プログラムの特徴と自分の目標の一致点を明確にします。語学力証明では、TOEIC、TOEFL、IELTS のスコア向上に集中的に取り組み、目標スコアの達成を確実にします。面接対策では、英語での自己紹介、志望動機説明、プログラムでの具体的な目標、困難な状況での対処法などを練習します。
推薦状は、学業成績だけでなく課外活動やアルバイトでのリーダーシップ経験、困難克服経験を具体的に記載してもらい、海外での適応力と成長可能性をアピールします。複数のプログラムに応募する場合は、それぞれの特徴に合わせた個別の応募書類を作成し、画一的な内容は避けることが重要です。
海外インターンに参加した人のリアルな感想

海外インターンシップに参加した学生の実際の感想は、プログラムの価値と現実的な課題を理解する上で最も参考になる貴重な情報源です。
参加者の生の声が重要な理由は、公式サイトや広告では分からない現地での実際の体験、予想外の困難、思いがけない収穫などが率直にわかるからです。成功体験だけでなく失敗談や後悔ポイントも含めた正直な感想により、参加を検討している学生は現実的な部分も明確になり、適切な準備を行うことができます。また、異なる国、業界、参加期間での多様な体験談を比較することで、自分に最適な選択肢を見つけやすくなります。
こちらは、タイでの経験者の方を一部抜粋したものです。
「英語で議論に不安があったけど、伝えようとする姿勢が重要だと実感。今後のキャリアに役立つ経験だった」
また、マルタ留学でインターンをしたという人は、
「家族みたいに支えてもらえて、安心してチャレンジできた
他にも
「自分が思っていたよりもたくさんのことができると気付けた」
「何でもやる」姿勢から“自分の軸”を持つ重要さに気付いた
周囲と支え合い、悔しさを乗り越えて成長できた
と様々です。
おすすめの海外インターンサイト5選

海外インターンシップの探索において、信頼性が高く情報が豊富な専門サイトの活用で、効率的で確実なプログラムを選択できる必要があります。
専門サイトの方が膨大な海外インターン情報を整理し、検索機能、比較機能、レビュー機能などにより効率的な情報収集ができます。海外の情報を餌に詐欺的なプログラムや質の低いサービスを排除し、一定の品質基準を満たしたプログラムのみを掲載している信頼性の高いサイトを利用することで、安全で海外インターン経験を確保できます。
今回はその選択基準を満たし、専門サイトで安心して使えるものを5選紹介します。
1. タイガーモブ (Tiger Mov)
- 特徴: 東南アジアやアフリカ、南米など、新興国でのインターンシップに特化しています。オンラインインターンシップの案件も豊富で、場所を選ばずに参加できるのが大きな魅力です。起業家やベンチャー企業でのインターンが多く、実践的な経験を積みたい人におすすめです。
- こんな人におすすめ:
- 発展途上国でのビジネスや社会貢献に興味がある人。
- 新しいことに挑戦したい人。
- オンラインで手軽に海外インターンを始めたい人。
タイガーモブ
2. インターンスタイル
- 特徴: アメリカ、カナダ、ヨーロッパといった欧米地域でのインターンシップに強みがあります。現地にオフィスを設けているため、渡航後もきめ細やかなサポートを受けられるのが安心材料です。有給・無給のプログラムが幅広く用意されています。
- こんな人におすすめ:
- 欧米での就労経験を積みたい人。
- サポート体制が充実したサービスを希望する人。
- 英語圏でのスキルアップを目指したい人。
インターンスタイル
3. JICA (国際協力機構)
- 特徴: 国際協力に関心のある学生や社会人向けに、JICAの各部署や開発コンサルティング企業でのインターンシップ機会を提供しています。途上国の課題解決に貢献する仕事に携わることができ、国際協力分野でのキャリアを考えている人にとって貴重な経験となります。
- こんな人におすすめ:
- 国際協力や国際開発分野に興味がある人。
- 将来、国際公務員やNGO・NPOでの仕事を志望している人。
4. インターンゲート (INTERNGATE)
- 特徴: 国内外の様々なベンチャー企業や中小企業に特化したインターンシップを紹介しています。海外案件もアジアを中心に幅広く扱っており、ビジネスの最前線で裁量権を持って働きたい学生に人気があります。
- こんな人におすすめ:
- ベンチャー企業での成長を望む人。
- 実践的なビジネススキルを身につけたい人。
- 短期から長期まで、多様なインターンを探している人。
5. activo (アクティボ)
- 特徴: NPO・NGO、ソーシャルビジネス、社会貢献に特化したインターンシップサイトです。海外でのボランティアや国際協力系のインターンを探している人に最適です。非営利団体の求人情報が豊富に掲載されています。
- こんな人におすすめ:
- 社会貢献活動に興味があり、海外で活動したい人。
- NPO・NGOでのインターンを探している人。
- ボランティア経験を積みたい人。
特に価値があるのは、参加費用が一般的な民間プログラムと比較して大幅に安価であることと、帰国後の単位認定により卒業への影響を最小限に抑えられることです。また、提携大学の教授陣による学術的な指導も受けられるため、研究志向の学生や大学院進学を考えている学生には特に有益なプログラムとなっています。
周りに頼れる人がいない時は、WorkRiseを頼ろう!

海外インターンシップへの挑戦において、経験者のアドバイスや専門的なサポートが得られない状況でも、WorkRiseのような専門サービスを活用することで確実な成功への道筋を描くことができます。
Workriseは、海外インターンの成功に必要な要素をサポートし、就活成功を実現できます!学生でもキャリアを作ることをモットーに就活で必要な情報、よくあるトラブル・悩みの解決法を記事を通して提供しています。海外インターンなら適切なプログラム選択、効果的な応募書類作成、面接対策、現地での問題解決まで、一貫して就活生の皆さんに寄り添い解決に向けて全力で手助けします!
もし周りに頼れる人がいない時は、Workriseの門を叩いてみて見てください。
まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は、
- 海外インターンとは何か?種類は?
- 海外インターンのメリットとデメリット
- 行くために必要なこと
- おすすめの海外インターンサイト
を紹介しました!
親元を離れ、違う環境、違う言語、違う国の人々に一人で飛び込むのは、怖いことです。
海外インターンは、まだ学生のうちに経験することで自己成長にもなるし、自分がやりたいことも明確になります!
僕自身、小さい頃は、自己肯定感ゼロでとにかく怒らせないようにと思っていた卑屈な人間でした。
でも海外での生活を通して、自信を持ちやりたいことをやるために文字を通して情報を届けています!
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