グループディスカッションのコツを完全解説!話すことが苦手でも大丈夫!

GD/面接対策

こんにちは!29卒ライターのMoriです。今回は、就活のグループディスカッションのコツについて、評価ポイントから、役割別の立ち回り方など、気になる情報をわかりやすく解説していきます。

楽子ちゃん
楽子ちゃん

「グループディスカッションってどんなことをするの?」

「人前で話すことが苦手で、なかなか選考を突破できない…」

この記事は、楽子ちゃんと同じような悩みを抱えるあなたにぴったりの内容です。また、エントリーシート(ES)や面接とは異なり、他の学生との関わりの中で評価されるため、対策が難しいと感じる人も多いでしょう。

この記事を読んで、あなたのグループディスカッションに対する不安を一緒に解消していきましょう!

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この記事を書いた人
Mori

29卒ライター
旅行と演説会に行くことが趣味

就活のグループディスカッションとは

就活におけるGDとは、与えられたテーマに対し、5〜8人程度の学生がチームで議論し、制限時間内に結論を導き出す選考形式です。企業は、個人面接では見抜けない「集団の中での個の輝き」、つまり入社後にチームで成果を出せる人材かどうかを厳しく評価しています。

GDのテーマは主に以下の種類に分類されます。

  • 課題解決型:「〇〇店の売上を2倍にする施策を考えよ」「日本の食品ロスを減らすには?」など、具体的な課題に対する解決策を求められる最も一般的な形式。
  • ケーススタディ型:より詳細な資料(企業の経営データなど)が与えられ、それを読み解き、経営課題に対する打ち手を提案する形式。コンサルティング業界などで頻出します。
  • 自由討論型:「良いリーダーの条件とは?」「仕事におけるプロ意識とは?」など、明確な正解がない抽象的なテーマについて議論する形式。価値観や思考の深さが見られます。
  • ディベート型:「企業選びは成長性と安定性のどちらを重視すべきか」のように、賛成・反対の立場に分かれて議論する形式。論理的思考力や説得力が試されます。

企業がGDを実施する最大の目的は、「自社で活躍できるポテンシャル」を見極めるためです。協調性を持って議論を進められるか、論理的に物事を考えられるか、困難な課題にも前向きに取り組めるか。こうした「ビジネスの素養」を、GDというシミュレーションの場を通じて評価しているのです。

グループディスカッションにおける役割

GDには議論を円滑に進めるための役割が存在します。役割を演じることが目的ではありませんが、自分の得意な動き方を理解し、チームに貢献する意識を持つことが通過の鍵です。

タイムキーパー

タイムキーパーとは、議論のペースを管理する役割です。適切な時間配分を行うことで、時間内に質の高い結論を出すことに貢献します。言うなれば、「縁の下の力持ち」的存在と言えるでしょう。

タイムキーパーのコツ

  • 議論開始時に「時間配分の地図」を提示する:「皆さん、30分の議論なので、最初の5分でテーマの定義確認、次の10分でアイデア出し、その後の10分で深掘りと結論の方向性を決め、最後の5分で発表準備としましょう」と具体的な計画を提案しましょう。これにより、チーム全員が議論の全体像を把握でき、安心して議論に集中できます。
  • “クッション言葉” を使ってアナウンスする:「すみません、盛り上がっているところ恐縮ですが、アイデア出しの時間が残り3分です。そろそろ意見をまとめる方向に移りませんか?」のように、丁寧な言葉遣いで進行を促すことで、議論の流れを壊さずに役割を遂行できます。

書記

書記とは、議論の内容を記録し整理する役割です。議論の流れを可視化することで、論点のズレや認識の齟齬を防ぎます。いわば、「議論の航海士」のような存在と言えるでしょう。

書記のコツ

  • 議論を構造化して記録する:全ての発言を書き写すのではなく、「メリット/デメリット」「原因→課題→解決策」のようにフレームワークを使って情報を整理しましょう。対立した意見も「A案 vs B案」として両論併記することで、議論の論点が明確になり、後の合意形成がスムーズになります。
  • オンラインGDでは共有ツールを使いこなす:オンラインの場合、Google JamboardやMiroといったホワイトボードツールを活用し、メンバー全員がリアルタイムで書き込めるようにすると議論が活性化します。ただ書くだけでなく、「今、〇〇さんの意見をここに追記しました」と発信することも重要です。

発表者

発表者とは、チームでまとまった結論を報告する役割です。議論の成果を論理的かつ簡潔に伝えることで、チーム全体の評価に貢献します。まさに、「チームの最終アンカー」と呼べるでしょう。

発表者のコツ

  • PREP法で構成を組み立てる: 発表は【Point】結論 →【Reason】理由 →【Example】具体例 →【Point】結論のPREP法で構成すると、非常に分かりやすくなります。「私たちの結論は〇〇です。なぜなら理由は3点あります。具体的には…。したがって、私たちは〇〇を提案します」という型を意識しましょう。
  • チームの総意であることを強調する:「私が考えたのは…」ではなく、「私たちのチームでは…」と、あくまでグループの代表として話す姿勢を見せましょう。発表後に来るであろう質疑応答に備え、議論中に「この点は質問されそうですが、どう答えますか?」と確認しておくとなお良いです。

アイデアマン

アイデアマンとは、新しい視点や意見を積極的に提供する役割です。議論を活性化させ、行き詰まった状況を打破するきっかけを作ります。言うなれば、「議論の起爆剤」的な存在です。

アイデアマンのコツ

  • ブレインストーミングのルールを徹底する: アイデア出しの際は「質より量」「結論を出さない」「奇抜なアイデアを歓迎する」「他人の意見に乗っかる」というブレストの4原則を意識しましょう。斬新なアイデアを出すだけでなく、他者の意見に「それ面白いですね!その視点に〇〇を組み合わせるのはどうでしょう?」と積極的に乗っかることで、協調性もアピールできます。
  • 視点を強制的に変える: 「もし自分たちが小学生だったら?」「もし予算が無限にあったら?」のように、思考の前提条件を変える質問を投げかけることで、議論の膠着状態を打破するきっかけを作れます。

ファシリテーター

ファシリテーターとは、議論全体の舵を取る司会進行役です。全てのメンバーから意見を引き出し、議論が円滑に進むよう働きかけます。まさに、「チームの指揮者」と言えるでしょう。

ファシリテーターのコツ

  • 「問い」で議論を深掘りする:「なぜそう言えるのでしょうか?」「他にはどんな選択肢が考えられますか?」といった深掘りの質問や、「少し視点を変えて、顧客の立場から考えてみませんか?」といった展開の質問を投げかけることで、議論の質を高めます。
  • 発言の少ないメンバーに光を当てる:「〇〇さんは、ここまでの議論を聞いてどう思われましたか?」と、発言できていない人に話を振ることで、チーム全体の意見を引き出し、全員参加の雰囲気を作ることができます。これは極めて高く評価されるポイントです。

全体の意見をまとめる役割

意見をまとめる役割とは、出された多様な意見を集約する役割です。それぞれの意見の共通点を探り、チームとしての最終的な結論を形成します。いわば、「結論の設計者」のような存在です。

全体の意見をまとめるコツ

  • 合意形成のプロセスをデザインする:意見が複数出た場合、まず「それぞれの意見の共通点はどこか?」を探ります。その上で、「今回のテーマの目的に照らし合わせたとき、どの案が最も効果的か」という評価軸を提示し、客観的な基準で結論を導き出すプロセスを示すと、論理性が際立ちます。
  • 時間内に「不完全でも」結論を出す:議論が白熱してまとまらなくても、「時間がないため、現時点での私たちの結論は、〇〇という方向性で進める、という形で一度まとめさせてください」と、必ず時間内に何らかのアウトプットを出すことを最優先にしましょう。結論が出ないのが最悪の評価です。

グループディスカッションの評価ポイント

企業はGDを通じて、あなたの「素」のビジネススキルを見ています。特に重視される6つの評価ポイントを、「評価される行動」と「避けるべき行動」の対比で理解しましょう。

論理的思考力

評価される行動◎:「なぜなら」「したがって」といった言葉を使い、主張と根拠をセットで話す。データや事実に基づいて意見を述べる。

避けるべき行動×: 「なんとなく」「〜な気がする」といった感覚的な発言。感情的になったり、根拠のない主張を繰り返したりする。

コミュニケーション能力

評価される行動◎:他の人の発言中に頷き、メモを取る。相手の意見を「〇〇ということですね」と要約・確認してから自分の意見を述べる。 

避けるべき行動×:人の話を遮って話し始める。人の意見を「でも」「しかし」で否定から入る。下を向いていて、誰の意見にも反応を示さない。

協調性

評価される行動◎:意見が対立した際に、両者の意見の「いいとこ取り」をした折衷案を提案する。チームの雰囲気を良くするようなポジティブな発言をする。

 避けるべき行動×:自分の意見だけを押し通そうとする。メンバーの意見を批判・論破しようとする。役割に固執し、他のメンバーを助けようとしない。

課題解決能力

評価される行動◎:議論の最初に「このテーマのゴールは何か」「そもそも問題の本質は何か」を定義しようと働きかける。 

避けるべき行動×:テーマの表面的な部分だけを捉え、浅いアイデアの言い合いに終始する。議論が本質からズレているのに気づかない(または放置する)。

積極性

評価される行動◎:議論が停滞した際に、勇気を出して最初の発言をする(口火を切る)。誰もやりたがらない役割(書記など)に率先して手を挙げる。

 避けるべき行動×:目立つために、意味のない発言や的外れな発言を繰り返す。最後まで一言も発言しない。

企業への関心・熱意

評価される行動◎:その企業の事業内容や理念を踏まえた上で、「御社であれば〇〇という強みを活かせるので…」と発言に結びつける。

 避けるべき行動×:事前の企業研究が浅く、企業のビジネスモデルと全く関係のない一般論を述べる。

ただし、企業に「6つの評価軸がすべてを満遍なく見られる」わけではなく、企業によって比重は異なります(例:コンサルは論理性重視、メーカーは協調性重視など)。

グループディスカッションを成功させるコツ

評価ポイントを理解したら、次は本番で実践するための具体的なコツです。これを知っているだけで、周囲と大きな差がつきます。

議論開始前の「雑談タイム」を制する

GDが始まる前の数分間、静かに待っていませんか?実はこの時間が重要です。簡単な自己紹介や「今日は寒いですね」といったアイスブレイクで場の緊張をほぐし、話しやすい雰囲気を作っておきましょう。この時点でリーダーシップを発揮できれば、その後の議論もスムーズに進みます。

オンラインGD特有の「非言語コミュニケーション」を意識する

オンラインのグループディスカッションでは表情や反応が伝わりにくいです。そこで重要になってくるのが身振り手振りなどの「非言語的コミュニケーション」です。以下を意識して、わざとアクションを大きくしてみましょう。

  • 頷きは普段の3倍大きく
  • キーボードの音に配慮し、ミュートを徹底
  • 発言する際は「〇〇(名前)ですが、よろしいでしょうか」とワンクッション置く
  • カメラは目線の高さに合わせ、明るい表情を心がける

クラッシャー(議論を壊す人)への冷静な対処法を知る

高圧的な態度を取る人や、議論をかき乱す人がいても、感情的に反論してはいけません。「〇〇さんのご意見も一理ありますね。一方で△△という視点はいかがでしょうか」と一度受け止めつつ、冷静に議論を本筋に戻す姿勢が、あなたの評価を逆に高めます。

選考免除を受けたい場合におススメのアプリ8選

GDなどの何次にもわたる選考を回避したい人には選考免除が受けられるスカウト型の就活アプリがオススメです。

スカウト型の就活アプリでは、企業側から学生にアプローチするため、通常の選考プロセスをスキップできる場合があります。

プロフィールや経験をしっかりと記載しておくことで、企業が興味を持ち、ESやWebテスト、GDなどがなしで面接に進める可能性が高まります。

ここでは、選考免除を受けたい場合におススメな就活アプリを8つご紹介します!

BaseMe

BaseMeはAIが全面的に就活をサポートしてくれる就活アプリです。

AIがプロフィール作成を全面的にバックアップしてくれ、また、相性の良い企業も自動で探してくれます。

AIの全面活用がウリのサービスなので、従来の価値観にとらわれない、先進的な企業が多く登録しています。

また、働く人がどんな人かから企業を探すことができるので、実際の企業風土も分かりやすいのが特徴です。

AIで自己分析ができる!就活プロフィールツールなら【BaseMe(ベースミー)】

ビズリーチ・キャンパス

ビズリーチ・キャンパスは、OB・OG訪問に強い就活サイトです。

人気の大手企業の職業インターンシップの案内が数多く届くほか、難関企業の内定者による就活対策講座やサポートを受けることができます。

自分が参加したいインターンの詳しい情報や、選考通過のコツを、自分のOG・OBという身近な先輩に聞くことができるため、生の体験談を知ることができるサービスです。

同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」

就活会議

就活会議は、企業情報が確認できるだけでなく、内定者のESや面接情報が口コミで確認できる就活サイトです。

また、従業員からの社内の評価や、実際の雰囲気なども確認できるため、自分に合わない企業の回避にもつなげることができます。

インターンシップの案内やスカウトも数多く届くサイトです。

企業の雰囲気や内容、選考に通るコツなどを知りたい人にオススメのサイトです!

内定者のES・面接情報で選考対策ができる「就活会議」

Lognavi

Lognaviは知的検査も含めた適性検査を行うことができる就活サイトです。

適性検査はよくあるWebテストに近い形式になっていて、知的検査の偏差値も分かります。

そして、最大の特徴が、適性検査の結果をもとに相性が良い企業を紹介してくれることです。

適性検査後に、自動でマッチング度の高い企業を紹介してくれます。

また、同じ学校や同じ企業を志望する人とコミュニティで繋がることができるため、情報共有にも有利な就活サイトです。

知的検査も含めたWebテストがアプリ内で受験できるので、最も選考免除の特典が多いスカウトアプリです。

【15万人が利用】適性診断で相性が良い企業が見つかる就活アプリ!【Lognavi】

キャリアチケット・スカウト

キャリアチケット・スカウトは、スカウト型の就活サイトです。

まず自分の自己診断をアプリで行い、自己診断結果をもとに、自分の価値観と合う企業からのオファーがやってきます。

誰もが知る有名企業からのオファーやインターンの案内も数多く届きます。

本選考直結のスカウトも届くので、インターンに参加せずに選考優遇を受けられる可能性もあるサイトです。

価値観でマッチする【キャリアチケットスカウト】

キミスカ

キミスカはスカウト型の就活サイトです。

スカウト型の就活サイトは数多くありますが、中でもキミスカは、スカウトにランクがあり、企業の本気度が分かるようになっています。

SPIの対策問題集の配布や、就活対策講座など、就活そのものへのサポートもとても充実しているサイトです。

インターン情報も数多く配信されるので、スカウトを受動的に受けるだけでなく、自分で情報集めと就活対策も同時に行うことができます。

ベストマッチな企業との出会いがある就活は新しいフィールドへ【キミスカ】

ABABA

ABABAは最終面接まで進んだ実績が評価される、スカウト型の就活サイトです。

もし志望の企業に落ちてしまっていても、最終面接へ進んだ経験があれば、その経験を買って他の企業からスカウトが届きます。

最終面接までの過程が評価されるので、内定が出るまでのスピードがとにかく速いことが特徴です。

既に就活をある程度進めている26卒向けのサービスです。

ABABA|不採用通知がスカウトに変わる新卒向けサービス

Offer Box

Offer Boxはスカウト型の就活サイトです。

非常に多くの就活生が登録しているサイトで、その分企業の登録数も多いです。

スカウトが最も多く手に入るスカウト型就活サイトです。

企業はスカウトを送れる量に限りがあるため、学生一人一人のプロフィールを確認して、本気度の高いスカウトを送ってきます。

企業が学生にオファーする新卒就活サイト【OfferBox<オファーボックス>】

まとめ

この記事では、GDを突破するための網羅的な知識と具体的なアクションプランを解説しました。

GDは、あなたの「ビジネスパーソンとしての素養」を試される場です。しかし、恐れる必要はありません。今回紹介した評価ポイントと役割ごとのコツを意識し、練習を重ねれば、誰でもGDを得意な選考に変えることができます。

重要なのは、自分だけが目立とうとせず、「チームの成果を最大化するために、自分は何ができるか」という視点を常に持つことです。その貢献意欲こそが、面接官の心を動かす最大の武器となります。

この記事が、あなたのGD選考突破の一助となれば幸いです。自信を持って、本番に臨んでください。応援しています!