こんにちは、26卒ライターのtomokaです。
皆さんは大学でサークルに所属していますか?
私は大学で演劇サークルに所属していて、年に何度かある公演のために活動しています!
サークルで出会った友達と一緒に授業を受けたり、休みの日には遊びに行ったりしてサークル以外でも関わることが多く、サークルに入って良かったなと思う場面が沢山あります!
これを読んでいる皆さんの中には、
「サークルに所属しないまま大学生活を送ってるけど、就活を意識するとサークルに入っておいた方がいいのかな…」
「サークルの話が就活でよく使われるのは何となく聞いたことあるけど、実際アピールにつながるの?」
というように、サークルが就活でどのように活きてくるのかイメージが掴めずに不安を感じている人もいると思います。
私は現在サークルに所属していますが、2年生から入会したため、1年生のときはサークルに入らずに大学生活を過ごし、サークルで楽しそうにしている友達を見て、上にあるような不安を感じることが多かったです。
この記事では、
- サークルは就活でどのように関わってくるのか
- 就活のためだけにサークルに入るのはアリなのか
- どうやってアピールしたら良いのか
を中心に解説していきます。
私自身の実体験もあわせて紹介していくので、いま不安や疑問を感じている皆さんにとって参考になれば嬉しいです!
そもそもサークルは何をする?
高校の部活との違い
サークルは、高校までに行う部活動と比べて、様々な面で異なることが多いです。
部活動とサークルとの間に見られる主な違いを5つ表にまとめてみました。
部活動 | サークル | |
①活動頻度 | 運動部:ほぼ毎日 文化部:週に1~4程度 | 団体による 毎日~月1、不定期など |
②規模 | 数人~数十人 | 数人~数百人以上も |
③部費 | 活動にかかる費用 | 活動にかかる費用 ※払い方が様々 |
④掛け持ち | だいたい2つまで | 多くの団体は規定なし |
⑤顧問 | いる | いないことが多い |
- 活動頻度
高校の部活動は、運動部と文化部で違いはありますが、週に何日か活動する部活がほとんどだと思います。
これに対し、大学のサークルは、ほぼ毎日活動する団体もあれば、
ゆるく不定期で活動する団体もあり、幅広い印象です。
高い頻度で活動するサークルは、大会出場を目指すような運動系(体育会系)のものが多いです。
私が実際に所属している演劇サークルは、公演を行う期間の付近に活動し、それ以外は特に活動しない不定期の団体です。
体感としては、文化祭の準備みたいで楽しいです。 - 規模
高校の部活動は、高校に所属する生徒によって部員が構成されるため、多くて数10人単位だと思います。
しかし、大学のサークルは、高校の規模感に比べて、大学に在籍している人数が多くなるので、多くて100人以上が所属しているところもあります。
特に、インカレサークル(インターカレッジ・サークル)と呼ばれる種類のサークルは、違う大学の学生も入会できるシステムなので、所属する人数が多く、1つの大学に留まらず、幅広く交流することができます。
もちろん、高校の部活動で見られるような少人数のサークルもあります。
私が所属しているサークルは、100人以上いますが、みんな参加したいタイミングでマイペースに参加しているので、同じサークルにいながらも、まだ顔すら知らない人もいます!
人数が多いサークルほど、在籍はしてるけどあまり参加しない、いわゆる幽霊部員みたいな人の数が多い印象があります。 - 部費
高校の部活動では、活動内容によって必要な道具や機材にかかる費用を払う必要があります。
サークルの場合も同様に、活動する上でかかる費用を払う必要があります。
しかし、サークルの場合、
・入会する際にそういった費用を払う場合(入会費)
・在籍していた分だけ費用がかかる場合(月会費・年会費)
など、どのタイミングで支払うのかがサークルによって異なります!
年会費や入会費がかかるところは、自分がどのぐらいの期間在籍する可能性があるかどうかを考えるのも大切ですね。
最初の何ヵ月かは会費がかからないサークルもあるので、そういったサークルにお試しで入ってみるのも良いと思います。 - 掛け持ち
大学のサークルでは、高校で決められているようなルールは無く、どれぐらいの数のサークルに入るかは自由です。
沢山のサークルを掛け持ち(兼サー)する人もいれば、1つのサークルに絞る人もいます。
私は、複数のサークルに所属していた時期はありましたが、今は1つのサークルに絞って活動しています。 - 顧問
部活動は顧問の先生がいて、顧問が指導をするなど活動内容に関わってくることが多いと思いますが、
サークルでは顧問がいないものの方が多く、いたとしても学生が主体となって運営を行う場合が多いです。
私が所属している演劇サークルは、顧問の教員はおらず、所属している学生自身で1から運営を行っています。
具体的にどんなサークルがある?
バスケットボールや陸上競技など、高校の部活動にもあるものから、
かくれんぼサークルやいちご大福研究会など、ユニークな活動内容のサークルもあります。
サークルに入るメリット・デメリット
高校までの部活動と違い、活動内容はもちろん、自由度や規模も幅広いサークルですが、
大学生活を送る上でサークルに入るメリットとデメリットにはどういうものがあるのでしょうか?
就活に限らず、色々な観点から紹介していきます!
メリット
サークルに入るメリットは以下の3つです。
①人間関係の輪が広がる
所属するコミュニティが増えるので、人間関係の輪が広がります。
特にサークルは、同学年の友達が増えるだけでなく、上級生と知り合いになることができるので、
履修の相談をしやすいです。
サークルに入らずに友達を増やそうとすると、同じ授業をとっている人に話しかけて仲良くなることが多いと思いますが、
サークルでは学部が全く違う人とも知り合うことができ、幅広く知り合いを増やすことができます。
私自身、授業で知らない人に積極的に話しかけて仲良くなることはハードルが高いと感じていたので、
サークルに入会して、色んな先輩や同期が話しかけてくれる環境がとてもありがたかったです!
なので、今ある交友関係のうち、サークルで知り合った人がほとんどです(笑)
サークルの先輩に履修相談をして授業を組んだり、公演の打ち上げでサークルのOB・OG(卒業生のこと)の人と仲良くなって色々な相談に乗ってもらったりしています!
②情報が手に入りやすい
サークルに入ると人間関係が広がるため、授業に限らず様々な情報が回ってきやすいです。
色々な学年の人と知り合うことができるので、オススメの授業や、過去問、単位を取るのが難しい授業の情報から、大学の近くのオススメのご飯屋さんまで、
色々な情報を得ることができます!
私は、サークルの先輩に、大学の近くにあるラーメン屋のオススメメニューとトッピングを教えてもらいました(笑)
きっと、サークルに入ってなかったら知らなかった情報だと思います。
③就活でガクチカとして話しやすい
「ガクチカ」という言葉に馴染みが無い方もいると思います。
学年が上がり、就活を意識するようになると「ガクチカ」という言葉に出会うことが多くなるので、
今のうちに覚えておきましょう!
「ガクチカ」というのは、「学生時代に力を入れたこと」の略で、
その学生が今まで何を頑張ってきたのかを知るための、就活で有名な質問事項です。
ガクチカを聞くことによって、面接官は
学生が、どんな価値観を持って、どんな困難を乗り越えて、どんな学びを得たのか、
ということを知ろうとします。
サークルがガクチカに繋がる具体的な理由は、後に出てくる「就活のためにサークルに入るべき?」の項目で詳しく解説していきます!
デメリット
メリットに対してデメリットは以下の4つです。
①忙しくなる
大学の授業に加えて、サークルの活動にも参加するとなると、活動頻度にもよりますが、
忙しくなります。
アルバイトをしていると更に忙しさが増しますね。
忙しさが原因で、生活リズムや大学の成績に影響がでることも考えられます。
やるべきことの優先順位を決めて取り組んだり、
スケジュールを調整しやすいサークルに入ったり、工夫することが必要ですね!
②留年の原因になり得る
サークル活動に没頭するあまり、大学の授業への取り組みがおろそかになり、
必要な単位を落として留年してしまった、というケースが意外と多いです!
実際、私の所属しているサークルには留年を経験している人が結構います。
サークルの集まりでは結構見かけるけど、大学の授業では見かけないな…という人の
留年率が高い印象です(笑)
学業があってこその大学生活なので、気をつけたいですね。
③お金がかかる
サークルには会費がかかるものが多く、所属するとなると支出が増えます。
アルバイトでお金を稼ぐ場合は、両立が必要ですね。
④ガクチカにならない場合もある
メリットの項目で「ガクチカになる」と言いましたが、
残念ながら、サークル経験がガクチカにならない場合もあります!
これを聞いて、結局どっちなの?と思った方が多いと思います。
サークル経験がガクチカになる場合とならない場合でどんな差があるのか、この後の項目で詳しく説明していきます!
就活のためにサークルに入るべき?
今までは、サークルに入ることのメリット/デメリットを紹介しました。
では、就活という範囲だけに絞った場合、大学生活の途中からでもサークルに入るべきなのでしょうか?
ここでは、
就活でサークルの話がどれくらい役に立つのか
サークルに入らない場合、就活ではどのように自分をアピールするのか
結局、サークル経験はガクチカになるのか
を紹介していきます。
就活ではあまり強くない?
実は、サークルの話自体が就活で大活躍する、というわけではないんです!
就活でサークルの話がよく出てくるのは、「ガクチカ」について面接で聞かれることが多いからです。
ガクチカについては、前の「サークルに入るメリット」の項目で説明した通りです。
サークル活動は、
多くの大学生が経験することができ、
活動の中で困難とその克服というガクチカの話のネタを手に入れることができます。
なので、就活の場面でサークルの話をする人が多い、というだけで、
サークルに所属していたこと自体が就活で評価されるわけではないです!
なので、場合によって、サークル経験がガクチカになるか否か大きく左右されます。
こういった仕組みを理解すると、
「就活のためだけならサークルにこだわらなくても良いのでは?」
という疑問を持つ方もいるはず。
結論を言うと、
就活のためだけなら、サークルに入らなくても問題ないです!
次は、サークルに入らない人は就活でどんなことをガクチカとして話すのか、ということを紹介します!
サークルに入らないとどうなる?
サークルに入らないで大学生活を送る人は、就活の時に何をガクチカとして話すのでしょうか。
以下の3つがガクチカとして話されることが多いです。
①アルバイト
アルバイトではサークルと似て、様々な人と関わる経験ができます。
多様な人との関わりの中で、問題を発見し、自分なりに対策して解決した、
という方向で話されることが多いです。
②大学での勉強
大学で専攻している分野について話す人も多いです。
特に、ゼミや研究室に所属している人は、
そこで学んだことや研究したことの成果をアピールできると思います。
私の友達には、自分の専攻分野の授業での実験が忙しく、実験に集中するために
サークルには所属していない、という人がいます。
そういった人が就活の際に大学での研究について話していると思います。
③留学
留学は、言語や文化の壁があるため、そこでの経験が話されることが多いです。
自分から新たな環境に飛び込んでいく行動力や、
言葉が通じない環境で一生懸命コミュニケーションを取ろうとする主体性
が評価されやすい経験だと思います。
以上が、サークルに入らずに大学生活を過ごした人がガクチカとして話すことです。
これらのうち、現在頑張って取り組んでいたり、これから取り組もうとしていることがある人は、
新たにサークルに入会するよりも、そういったことに時間を費やし、色々な経験を積むことで、
サークルに代わるガクチカとして話すことができそうですね!
ここまでのまとめ
一旦、ここまで解説したことについて軽くまとめておきましょう!
高校の部活動と大学のサークル活動は「幅広さ」の点で違う
サークルに入る=ガクチカじゃない
ガクチカのためだけなら、サークルにこだわらなくて良い
サークル経験を就活でうまく活用するには?
せっかくサークルに入るなら、就活でも活かしたいですよね!
ですが、アピールの仕方によっては、効果が無い場合があります。
効果的にサークル経験をアピールできる方法を知って、就活を少しでも有利に進めましょう!
実際に使えるアピール方法
ガクチカを聞かれ、サークルの話を使う場合には、
- どんな困難を経験し
- どんな価値観をもって対策を立て
- どのように乗り越えたのか
という流れに沿って自分をアピールすることが大切です!
ガクチカの作り方を例文と合わせて紹介している記事も参考にしてみてください!
私が面接で話した例
私が長期インターンの面接で演劇サークルの話をしたときのことを紹介します。
それぞれのポイントも書いたので、是非参考にしてください!
困難の経験
「私が所属している演劇サークルでは、公演の参加が任意なので、
参加率が低くなりがちで、特定の人に負担がかかってしまうことが多かったです。」
※サークルでの活動を通して課題を発見しました。
対策
「私は、参加率が低いことの原因が、参加者のモチベーションの低下にあると考えました。」
「情報共有が疎かで、
全員で目指しているものが不透明だと、
自分が参加する意義や、協同してものを作り上げる楽しさを感じづらく、
参加することのモチベーションが保てないと考えました。」
「参加者が自主的に参加したくなるような雰囲気づくりをし、モチベーションを向上させる
ために、
タスク共有だけでなく、達成したことや誰かが手伝ってくれたことなど、
成果に対してもレスポンスし、それを共有すること
を心がけました。」
※問題の原因を分析する中で、
自分の価値観や考え方を伝えられるようにできると良いですね!自分の考えたことに基づいて、
どのような対策を立てたかを伝えましょう!
結果
「その結果、
新歓に行う公演では、サークルに所属している会員が楽しみながら活動に参加している様子を新入生に伝えることができ、
100人以上の新入生に入会してもらうことが出来ました。」
「この経験から、
演劇などのものづくりに限らず、良い雰囲気の中で協同するために、誰かが取り組んだことに対してリアクションをすることの大切さ
を学びました。」
※具体的な数字や成果が結果として出ていたら想像しやすくて良いですね!経験を通してどんなことを学んだのか、自分なりに説明できるようにしましょう!
有利にならないケースも
サークル経験の話が就活で有利になるかはアピールの仕方次第だと書きましたが、
プラス評価されにくいな、と感じるケースもあります。
例えば、
サークル自体がゆるく、活動内容も「ただ遊んでいただけ」感のある経験だと、
そもそもガクチカの主題である、困難に遭遇する経験をしづらいと思います。
そういったサークルに所属する場合は、ガクチカを得ることを期待するのではなく、人間関係の輪を広げたり、そこでの出会いをもっと良くしていったりすることに目を向けた方が良さそうですね!
新入生必見、就活に活きるオススメのサークルは?
サークルの選び方
どうせ今から入るなら、ここで紹介してきたような
就活で話せるレベルのことを得られるサークルに入りたいですよね!
選び方としては、
- かかる費用
- 活動頻度
の2つの点で自分のニーズに合ったサークルを選ぶのをおすすめします!
入会するのに費用がかかるところなのか、月ごとに会費がかかるところなのかによって、
入会するハードルも変わってくると思います。
活動内容も、自分の興味に合ったものを扱っているサークルを選ぶのが良いですが、
就活に使えるならなんでもいい!という人には、
勉強系、ボランティア系のサークルをオススメします!
なぜなら、
自分がそれほど高い頻度で活動に参加できなくても、
参加した時に勉強したことや、参加したボランティア活動の内容について就活の際に自分なりに話すことができるからです。
ですが、面接などで深く質問されたときに狭い範囲のことしか答えられないと、
せっかく用意したガクチカが逆効果になってしまうので、
ある程度、力をいれて活動したという話ができるような経験をしておくのが良いと思います。
サークルの探し方
自分のニーズに合うサークルはどうやって探せば良いのでしょうか?
以下の3つの探し方をオススメします!
①SNSで探す
SNSのアカウントを使って宣伝や勧誘をしているサークルは多いです!
自分の通っている大学名を調べると、その大学のサークルが出てくると思うので、
チェックしてみてください!
②文化祭を見て回る
大学の文化祭では、展示をしたり、出し物をしているサークルがあるはず!
実際にサークルの雰囲気を見ることもできるので、オススメです。
③友達に聞く
既にサークルに所属している友達に、どういったことをやっているのかなどを聞くのもオススメです!
実際に私は、どんなサークルに入ろうか迷っているとき、
既にサークルに所属している友達から勧誘されて入会しました。
既に友達が所属しているところだと、色々なことを事前に聞きやすいし、
実際に入会したときにみんなと打ち解けやすいです。
友達がいるサークルに入会するという小技、かなりオススメです!
途中からでもサークルに入れる?
途中から入ったら浮く?
サークルに入ることのメリットや、就活でのアピール方法を解説してきましたが、
現在大学に所属している人の中で、途中からサークルに入ることを検討している方は、
- そもそも途中からサークルに入会できるのか?
- 途中から入会して浮かないか?
ということが特に気になるポイントだと思います。
結論、途中から入会できるサークルは沢山あるし、途中から入会しても問題なく馴染めます!
私自身、1年生の時はサークルに入らずに過ごし、2年生から入ったので、
友達がいるサークルに入会したとは言え、最初は周りと馴染めるかどうか不安でした。
しかし、実際に入ってみると、意外と2年生以上から入会する人が多く、
中には3、4年生から入会した人もいました!
大学という環境自体、同学年であっても様々な年齢の人がいるので、
サークル内での年齢のズレが原因で浮くことは無いです!
途中から入る方法
サークルによって、時期問わず入会を受け付けているところがあります。
実際に私は2年生になってから、新入生と一緒に新歓の時期にサークルに入りました!
入会できる時期や、具体的な方法は、サークルによって様々なので、
サークルのSNSやホームページを見たり、問い合わせたりしてみて下さい!
新年度になって新歓を行う時期は、SNSでの勧誘が活発になるので、新歓の時期だと入会しやすいです!
最後に
最後に、サークルについて今回紹介した中で大切なポイントをまとめておきます。
この記事では、サークルと就活との関わりについて解説しました。
就活のためにサークルに入るべきかどうかは
結局、就活で自分をどのようにアピールしたいか、ということだと思います。
自分に合った大学生活を楽しみながら、準備万端な状態で就活も迎えられると最高ですね!