グループディスカッションの選考があるけど、、、
「司会や発表者、書記も苦手だから役職持ちたくない」
「だけど役職ないとグループディスカッション合格できるのか不安…」
このように考えている方も多いのではないでしょうか?
その気持ち、非常によく分かります。
私もグループディスカッションは苦手です。
司会とかやっている人を「就活ガチ勢かよぉ~」とよく思うことがあります。
そのため、役職なしか負担の少ないタイムキーパーをやることが多いです。
司会や発表者に比べたら役職なしでは評価されないのでしょうか?
結論を言います。
役職によって評価が変わることは基本ありません。
「は?」と思った方、かなり多いでしょう。
実際、私もグループディスカッションを本格的に対策する前は同じように思ってました。
グループディスカッションは主に発言によって評価されます。
詳しく言うと、積極性、協調性、論理性などが発言の様子から評価されます。
そのため役職を無理に持つ必要はありません。
むしろグループディスカッションのコツさえ掴んでしまえば役職なしの方が楽なぐらいです。
本記事ではグループディスカッションで役職なしの役割と立ち回り方をご紹介します。
【グループディスカッションの他の役職の立ち回り方とコツの記事】
そもそもグループディスカッションとは?
そもそもグループディスカッションとは何でしょうか?
就活始めたばかりの人はよくわからない人もいると思います。
私も就活スタート最序盤で「グループディスカッションとはなんぞや??」という疑問を持ってました。
グループディスカッションとは2〜6人の学生でグループを作り、面接官から与えられた一つ
のテーマ(お題)について話し合う選考方法です。
大学の授業でも何人かグループ作って話し合う時はありませんか?
アレに近い形とイメージを持ってもらえれば大丈夫です。
話し合うテーマは当日に企業から提示されるため、事前対策をしない学生が多いです。
この記事を書いている私もその1人でした。(今はちゃんと対策してます笑!)
グループディスカッション10分前にスマホで「グループディスカッション コツ」と検索し
て記事を軽く見たぐらいです。
当時の自分は事前に少しでも対策した自分を「偉い!」と思っていました。
はい、クソ就活生ですね…
私の友人は「ぶっつけ本番でgdに挑んだよ〜」と言ってました。
ちなみにその友達は落ちたらしいです…
これだけでもグループディスカッションをしっかり対策している人は少ないことが分かりますね。
そのためしっかりグループディスカッションの対策をすれば選考を通過するのは簡単です。
【グループディスカッションについての記事】
【グループディスカッション】6つの流れ
グループディスカッションに参加する場合、まずはどのような流れで進行するのかあらかじめ把握しておくことが大切です。
私は一番最初のグループディスカッションは直前にネットで調べたぐらいで、ほぼノー勉の状態で受けました(笑)
(そのグルディスでなぜか選考通過できたのはまた別の話です!)
オンラインと対面で進行の流れは特に変わりません。
グループディスカッションの流れは以下の通りとなります。
- まず企業から説明
- グループ内で自己紹介
- 役職決め
- 時間配分を決める
- ディスカッション
- 発表
まずは企業からルールやテーマを説明されて、そのあとグループで話し合いをする型式です。
ここからはグループディスカッションの流れについて、開始から終了までくわしくご紹介します。
①まず企業から説明
まず企業から説明があります。
ここでディスカッションのテーマ・制限時間・ルールといった基本的な伝達事項が説明されます。
サマーのグループディスカッション選考は参加人数も多いことからオンラインである場合が多いです。
そして基本zoomで行います。
zoomの全体ミーティングルームで説明を受けることになります。
この説明の時点では、担当者が全員の顔を見ているわけではありません。
そのためこの段階ではまだリラックスしていて大丈夫です。
私も企業からの説明の段階では肩の力を抜いて気楽に聞いています。
「説明長いな~」と少しあくびして聞いていた時もありました。
流石にスマホいじったりはしないですけどね(笑)
説明が終わったらブレイクアウトルームに飛ばされ、そこでディスカッションが開始されます。
➁グループ内で自己紹介
ディスカッションが始まったら、グループ内で自己紹介をします。
グループ分けをした時点で、自己紹介の時間を別に取ってもらえる場合もありますが、ディスカッションの時間内で自己紹介をする場合がほとんどです。
私が参加したグループディスカッションはすべて時間内で自己紹介をしました。
そのため、チンタラ自己紹介してると討論の時間が無くなってしまうので軽い自己紹介に
とどめましょう
自己紹介の時間が別にある場合は、ある程度時間に余裕があるので、1分以内でまとめましょう。
この場合は自己紹介で名前だけでなく趣味を話すのも1つの手です。
私の場合サウナが趣味ですと言って、場を和ませています。
意外とサウナが趣味の人が多いので、ちょっと親近感が湧くときもあります(笑)。
基本ディスカッションの時間内での自己紹介は、議論の時間を十分に取るため、名前だけにする
か、長くても30秒以内で短くまとめましょう。
ちなみにグループディスカッションで一番スゴイ趣味を持っていた人は「馬の調教が趣味です」と言っていた人です。
➂役職決め
次にグループディスカッションをスムーズに進行させるため、役職決めを行います。
役職によって選考結果が左右されることは基本ありません。
無理に立候補をしなくても良いでしょう。
ディスカッションでの役職には、
- 司会
- タイムキーパー
- 書記
- 発表者
の4つがあります。
他にも監査役やアイデアマンなどの役職がありますが基本この4つです。
リーダシップや統率力に自信があるなら司会。
意見を言葉でまとめるのが得意、タイピングが早いなら書記。
このように、自分の強みに自信があるなら、立候補するのもありです。
ですが先ほど話した通り、役職によって評価は決まらないため、グループディスカッション初心者や役職を持つことに自信の無い人は役職なしで大丈夫です。
私は司会と発表者以外の役職に就くことが多いですね。タイムキーパーが中でも多いです。
大体ブレイクアウトルームと同時にストップウォッチで時間図っておいきます。
「時間図っているので、タイムキーパーやってもいいですか?」と切り出すことが私の
作戦の1つです(笑)。
書記がやりたいなら、グループディスカッションが始まる前から、ドキュメントを用意しておくのがおすすめだよ!
➃時間配分を決める
役割を決めたら次は時間内にディスカッションや発表まで実施するため、時間配分を決めます。
役割分担と時間配分については、ディスカッションの時間内で話し合うことになります。
基本司会やタイムキーパーが率先して決めますが、役職なしの人も「もう少しまとめの時間短くしない?」など意見を出しましょう。
また最初に決めた時間配分をきっちり守らなければいけないという決まりはありません。
タイムキーパーや司会が途中で時間を見ながら時間配分を修正することもあります。
議論が時間ピッタリに進むことは基本ないです。
私は6回くらい参加したのですが、1回くらいしかありませんでした。
そのため時間配分はあくまで目安として考え、時間内で結論をまとめることに注力しましょう。
➄ディスカッション
時間配分を終えたらいよいよテーマをもとにディスカッションします。
テーマによっては討論しやすいものもありますが、抽象的なテーマのものもあります。
私が参加した時は「この企業が21世紀を代表する会社になるためにはどうするべきか?」という抽象的なテーマがでました。
25卒の人ならわかる人もいるかもしれませんが、某メガベンチャーIT企業です(笑)。
そのため、いきなり討論をするのではなく、最初に定義付けをしましょう。
定義付けとは、このテーマは○○という意味だよねと決めることです。
これだけでだと分かりずらいので例を出します。
例 テーマ:「この企業が21世紀を代表する会社になるためにはどうするべきか?」
私が参加したときのチームは、この21世紀を代表するという状態を、会社の商品が誰もが知っている状態
と仮定しました。
任天堂でいうと「マリオ」、セガで言うと「ソニック」みたいな感じです。
ソニーだったら「ドラクエですね」。(私はドラクエ8が好きです!)
このように最初に定義付けを行います。
テーマに対し、それぞれの考えるものが違うと議論が食い違ってしまうため、全員の認識を
一致させてからディスカッションに移りましょう。
そこから意見やアイデアを自由に出し合い、ある程度出たらまとめていきます。
このときに大切なのは、意見を否定したり、比べたりしないことです。
極端な意見が出てもかまわないので、まとめることよりも意見を出し合いましょう。
意見は簡潔にまとめるよう心掛けると、整理しやすくなります。
➅発表
最後にディスカッションで出てきた意見をまとめて発表しましょう。
発表するのは発表者役の1人ですが、誰が発表者になっても話ができるように準備しておきましょう。
発表者が特に決まってない場合は役職なしが発表をすることもあるため注意しましょう。
ディスカッションで出たアイデアをまとめて、内容をGoogleドキュメントなどに書き出します。
書記が画面共有し、参加者全員が読んで納得する形に整え仕上げましょう。
発表の時間が少ないケースもあるため、結果を簡潔に伝え、優先順位を決めておくことも大切です。
さらに発表のとき、発表者がうまく説明をできない可能性もあります。
この場合はグループメンバーが発表者のサポートをすることも必要です。
発表者が説明できない場合や問いかけに詰まった場合は、担当者に発言しても良いか確認
し、ほかのメンバーがフォローできるよう事前に打ち合わせをしておきましょう。
以上がグループディスカッションの基本的な流れとなります。
話それますが、一度発表者をやった時グループでまとめたことの5割しか話せなくて迷惑かけたことがあります。
それ以降発表者はやらないと心に決めました(笑)。
【グループディスカッション】役職なしの役割
役職なしの人は役割がないと思っている人はいませんか?
実は私も最初はそう思ってましたが、、、
それは違います。
役職なしでも役割はあります。
その役割は主にサポート系です。
- 意見を積極性に出す
- 話し合いを活性化する
- 役割ある人の人助け
上記の3点が主な役割です。
それぞれ詳しく解説していきます。
①意見を積極性に出す
1つ目の役割は意見を積極的に出すことです。
役職なしの人はタイムキーパーの時間管理、書記のメモ取りのような、その役職特有の役割は特にありません。
ぶっちゃけると暇です。
そのため役割が無い分意見を積極的に出してグループに貢献しましょう。
例えば司会や書記が忙しくてタイムキーパーも時間管理で手一杯の時、グループの中で手が
空いて余裕のある人は誰でしょうか?
それは役職なしの人です。
グループの意見が出ていないときは、役職ナシが積極的に意見を出してグループディスカッ
ションを円滑に進めていきましょう。
➁話し合いを活性化する
2つ目の役割は話し合いを活性化することです。
先ほど紹介した通り、役職なしは基本手が空いています。
そして他の役職持ちの人は役割に忙しい場合、話し合いに集中できない時もあります。
そんな時こそ役職なしの人の出番です。
司会や書記などが役割に徹していて、グループ内の会話が滞っているとき、役職のない人が
話し合いを活性化しましょう。
活性化と言ってもやり方はいくつかあります。
新しいアイデアを出して議論を進める王道のやり方でもいいし、少し面白いことを言って場を和ますのもアリです。
自分が参加した時は、話し合いの前ですがサウナについて熱く語っていた人がいて、そのお
かげでグループ内の緊張が一気に解けました。
役職のない人が話し合いを活性化していきましょう。
➂役割ある人の人助け
3つ目の役割は役割のある人の人助けです。
何度も言いますが、グループ内で一番手が空いていて余裕があるのが役職のない人です。
そして役職持ちの人は基本忙しいです。
だからこそ、役職なしの人は司会や書記などの人たちが困っている時、真っ先に手を差し伸べられる存在である必要があるのです。
例えば、司会が進行に手こずっていたら他の人に「この情報についてどう思いますか?」と話を振ったり、、、
書記が議事録を書くことが忙しそうだったら、一緒にドキュメント共有して書くなどが求められます。
いわば、何でも屋のような感じですね。
私が参加してた時、司会も助けて、意見も出して、私のタイムキーパーの手伝いもしてくれ
たスーパーマンみたいな役職なしがいました。
「これが必殺仕事人か…」と当時の私は感謝と感動、尊敬が入り混じった複雑な感情になりました。
役職なしが手伝ってくれるだけで討論も進むし、自分の役割の負担も減り、助かります。
役職のない人は役割のある人を積極的に手助けしましょう。
【グループディスカッション】役職なしの評価ポイント
役職なしの役割が分かったところで合わせて、役職なしの評価ポイントについてご紹介します。
役職なしは主に3つのポイントが評価されます。
- 積極性
- 協調性
- 論理性
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ここを抑えて一流の役職なしを目指しましょう。
①積極性
1つ目のポイントは積極性です。
これはグループディスカッションに参加する人なら誰しもが必ず求められることですが特に役職なしは求められます。
なぜなら役職なしは自分から積極的に話し合いに参加しないとそれ以外にやることがあまりないからです。
討論を進めるためにメンバーに話を振る司会。討論の内容をメモして適宜確認を取る書記。
この2つの役職は自然と討論に関わりますが、役職なしの人は極端な話、一言も喋らなくても討論が成り立ちます。
役職のある人だけで討論をすればいいからです。
1回役職なしの人が全く話さず、空気のような存在のままグループディスカッションが終わったことがありました。
そのため、グループディスカッションで評価されるポイントにもなっている積極性を役職な
しの人は発言量や行動量でアピールしていきましょう。
➁協調性
2つ目のポイントは協調性です。
グループ内でチームワークの和を見出してないか、メンバーで協力して討論出来ているかが見られています。
1つ目のポイントで積極性が大事と書きましたが、過度な積極性はNGです。
例えば、自分だけが喋り続けたり、自分の意見だけを押し付けたりすることは積極性があるとは言えません。
それはただの自己中心的です。
マナー悪いですね。
他のメンバーを気遣い、必要ならば役割を手伝うことが協調性があると言えます。
➂論理性
3つのポイントは論理性です。
発言する際や発言内容について論理性があるかチェックされています。
すぐ他人の意見に流されて意見を変える、話すことに一貫性がなければ論理性が低いと思われます。
例を挙げるとやる気があって、気遣いが出来ても、話していることがめちゃくちゃな人です。
そのため、発言をする際にはまずは結論を述べ、続いてその理由を明確かつ簡潔に話すという話し方を使いましょう。
特に役職なしの人は基本意見を出すことが多いので、発言は短くすることが求められるのでなおさらです。
【グループディスカッション】役職なしの立ち回り方
最後に役職なしの立ち回り方を紹介します。
ここまで紹介した役割や評価ポイントを元におすすめの立ち回り方を3つほど例示します。
それがこちらです。
- 積極的に意見を出す
- 時には反対意見も出す
- 議論が詰まったら書記を頼る
この3つの立ち回り方をそれぞれ紹介していきます。
①積極的に意見を出す
1つ目は積極的に意見を出すことです。
これは役職なしの定番の立ち回り方の1つです。
やることは単純で他の人の発言を見つつ、積極的に発言することで討論の活性化ができ、採
用担当者からも積極性があると評価されます。
やり方としては「自分は○○だと思うのですがAさんはどう思いますか?」など周りに話を振ると協調性もアピールできてベストです。
役職ナシの人は積極的に意見を出していきましょう。
➁時には反対意見も出す
2つ目は時には反対意見も出すことです。
「反対意見を出す必要はある?」と思う人はいませんか?
私も最初は意見は肯定するだけでいいと思っていましたが、それだけではないと最近知りました。
より意見を吟味していくためには、たまに今出ている意見と反対のものを提案するのも1つの手です。
ですが、反対意見を出す時は言い方に気を付けましょう。
「これは違います!この意見の方がいいですよ!」と強く行ってしまうとチームの雰囲気を悪くしてしまいます。
「Bさんの意見、自分にない視点だったので、個人的に参考になりました!
私はもともと○○だと思っていて…この意見もいいと思うのですがどうでしょうか?」
など他の人の意見に賛成しつつ、別の意見もありますよという趣旨で話しましょう。
「これは違います!!」など強く言い過ぎないことは意識しましょう。
反対意見を出すことで、議論に深みを出すことができるでしょう。
➂議論が詰まったら書記を頼る
3つ目は議論が詰まったら書記を頼るということです。
役職なしは意見を出したり、他の人をサポートするのが役割ですが、グループディスカッシ
ョンで意外と空気になりがちなのが書記です。
議事録を取るために、絶えず手を動かしているため、良くも悪くも頑張って役割を果たして
くれてる感が出てしまい、なんとなく話が振りづらかったりします。
ですが討論に夢中で議論の細部を忘れてしまった時、情報を見返したいとき頼りになるのは書記です。
書記はいわば、グループのデータベースであり、その議事録には課題解決の糸口があるはずです。
私も困った時は書記が書いた議事録をみることが多いです。
大体そのテーマに関係する解決策があります。
議論が行き詰まったときや、意見が出なくて気まずい空気になったときには、こんなふうに書記に意見を求めてみましょう。
書記が豊富な議事録データの元から解決策を出してくれるでしょう。
そのきっかけを作る人こそ、、、
特定の役割を持たず、キャパに余裕のある役割なしなのです!!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は【グループディスカッション】役割なしの役割と立ち回り方についてご紹介しました。
役職なしの人はグループディスカッションにおいて討論を活性化するきっかけを作る。
他の役職の人のフォローをすることが重要ということが分かりましたね。
この記事の知識をグループディスカッションの攻略に役立ててください!
これを読んでくれた人がグループディスカッション選考を無事突破することを祈ります。
お互い内定を目指して頑張りましょう!
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参考資料
グループディスカッションの進め方のコツ|頻出テーマや通過の秘訣まで紹介 | キャリアパーク就職エージェント (careerpark-agent.jp)
【就活生必見】グループディスカッションって何するの?選考の流れや受かるためのコツを紹介|ベンチャー就活ナビ (shukatsu-venture.com)