こんにちは、26卒ライターのtomokaです。
面接で1分で自己紹介するように言われて困った…
面接の自己紹介って何を言えばいいの?
皆さんは面接で自己紹介を求められて困った経験はありませんか?
それではまず、自己紹介をしてください。
と言われても、自己紹介で何をアピールすればいいのか、コツが分かっていないと焦ったり、上手くアピールできなかったりして選考で不利になってしまうかもしれません。
今回は、面接の自己紹介で効果的にアピールする方法を解説します。
自己紹介の例文も紹介するので、ぜひ最後まで読んでください!
就活の自己紹介は1分が目安
就活の自己紹介って何をどれくらい言えばいいの?
就活の自己紹介は1分程度が理想的な長さと言われています!
実際に面接で1分程度で自己紹介をお願いします。と言われることが多いです
自己PRとの違い
自己紹介と自己PRって何が違うの?
就活の自己紹介と自己PRは混同されがちですが、実は異なる役割があります!
自己紹介と自己PRの違い
自己紹介 | 面接の入口として、面接官に対して自分と言う人物を手短に伝える |
自己PR | 自分の経験や実績を通じて、企業が求める人物像とのマッチングを図る |
自己紹介でも自己PRをしちゃった方が効果的にアピールできるんじゃないの?
自己紹介は面接の導入部分になり、その後の自己PRや質疑応答などの本題にスムーズに繋げるための役割を持っています。
そのため、自己紹介の段階で自己PRの内容まで詳しく話してしまうと、面接の流れを乱すことになってしまいます。
自己紹介では、自己PRで話したい内容の要素について簡単に触れる程度に留めておきましょう。
就活の自己紹介は何が見られている?
自己紹介ってどんな部分が見られているの?
どんな要素が評価に繋がるのかをここでは解説していきます。
人柄と第一印象を見られている
面接官は自己紹介を通じて、その人の人柄と第一印象を総合的に判断しています。
明るい表情で話すことができるか、礼儀正しい態度で面接に臨んでいるかが第一印象に影響します。
第一印象が面接全体の印象を大きく左右するため、ポジティブな印象をもってもらいたいですね。
コミュニケーション能力を見られている
面接官は、相手に分かりやすく情報を伝える力があるか、適切な言葉遣いができるか、話すスピードなど、基本的なコミュニケーションスキルを評価しています。
特に、緊張する面接の場面でも自分の考えを論理的に伝えられるかどうかは、入社後のビジネスの場でのコミュニケーション能力があるかを判断する指標にもなっています。
自分という人物を伝える力があるか見られている
面接官は、就活生が自分自身を効果的にアピールできるかを評価します。自分の経験や特徴を、企業が求める人物像と結びつけて表現できるかどうかが重要です。
自己紹介では、学歴や課外活動などの情報だけでなく、自分の価値観や考え方を適切に伝える必要があります。
簡潔に話す力があるか見られている
限られた時間内で必要な情報を伝える能力があるかどうかということも、重要な評価ポイントになります。
ビジネスの場では、複雑な情報を簡潔に要約して伝えることが求められる機会が多いです。そのため、自己紹介では情報を取捨選択する力や要約する力が見られています。
話が長くなりすぎたり、短すぎたりすると、マイナスな印象に繋がってしまいます。
【簡単3ステップ】就活の自己紹介で話すべき内容
自己紹介って何を話せばいいの?
ここでは、自己紹介で話すべき内容を3ステップに分けて解説します。
自分の魅力を効果的に伝えるための大まかな時間配分と内容の組み立て方を解説するので、ぜひ参考にしてください。
【最初の10秒】基本情報
最初に、名前、大学名、学部学科、学年といった基本情報をはっきり伝えましょう。
〇〇大学〇〇学部/学科、〇年の〇〇です。
面接官が情報を整理しやすいように、話すペースが早くなりすぎないように気を付けましょう。
【アピールの40秒】アピールしたいポイント
次に、アピールしたい自分の要素について話しましょう。
いくつも要素を入れるのではなく、最もアピールしたいポイントを絞って構成を組みましょう。
ここでは、アピールしたい内容ごとに解説していきます。
大学での取り組み
大学での取り組みをアピールしたい人は、専攻分野での研究内容や、特に力を入れて学んだ科目について触れましょう。
大学ではマーケティングを専攻し、消費者心理分析の研究に取り組んできました。
専門的な用語をたくさん使って説明するのではなく、このように、面接官の興味を引く程度に説明しましょう。
強みや性格
自分の強みや性格は、企業文化との相性を示すチャンスです。
「チームワークを重視する性格です」などの抽象的な表現は避け、
サークル活動で〇人のチームをまとめた経験があります
このように、具体的なエピソードと結びつけて説明しましょう。
ガクチカ
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)は、アピールとして効果的です。
部活動やサークル活動、アルバイトなど具体的な活動内容と、そこで得られた経験や成長を簡潔に述べましょう。
しかし、面接で「学生時代に力を入れたことはありますか。」というように個別にガクチカの質問をされることがあるため、自己紹介の時点で詳しく話しすぎないようにしましょう。
特技や趣味
特技や趣味は、人間性や個性を表現するのに効果的です。
単なる趣味の列挙ではなく、その活動を通じて得た能力や学びについても触れましょう。
毎週末取り組んでいるマラソンで培った粘り強さは、長期的な目標達成にも活かせると考えています。
入社後にも活かせる力がある場合は強調しておくと効果的です。
【最後の10秒】締めくくる
自己紹介の締めくくりは、入社後の抱負や企業への興味を簡潔に伝えることで、効果的にまとめることができます。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
最後にこのように結ぶと、マナー良く締めくくることができます。
就活の自己紹介を1分でまとめるコツ4選
自己紹介を1分でまとめるのって難しいかも…
どうやってまとめればいいんだろう…
ここでは、自己紹介を1分でまとめるコツを4つ紹介します。
面接官の印象に残るためのポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください!
①文字数は200~300字が目安
200~300字が1分程度で話すのにちょうどいい長さです。適度な速さで話すことができ、聞き手にとっても理解しやすい量になるため、おすすめです。
実際の面接では緊張で早口になりがちなため、練習時には少し遅めのペースで読み上げてみましょう。
②伝えたい印象を決める
面接官に与えたい印象を事前に設定してみましょう。企業が求める人物像を踏まえたうえで、自分の強みを最大限活かせる印象を選びましょう。
選んだ印象を軸にすると、エピソードの選び方や話し方に統一感を持たせることができます。ただし、作り込みすぎると不自然な印象を与えてしまい、逆効果になってしまいます。
自然な形で自分らしさを表現できるように意識しましょう。
③自分を表現するキーワードを決める
伝えたい印象が決まったら、自分を端的に表現するキーワードを3つほど選びましょう。
例えば、「チャレンジ精神」「分析力」「リーダーシップ」などが挙げられます。
選んだキーワードは、自己紹介の中で自然な形で使用することがポイントです。単にキーワードを並べるのではなく、実際の経験と結びつけて説明することで、具体的なイメージを持ってもらうことができます。
④必要なことだけに絞る
1分というとても短い時間ですべての情報を詳しく説明することはできません。そのため、最も伝えたい要素を見極めて、それ以外の情報は省く勇気が必要です。
志望動機やガクチカ、詳しい経歴は、面接中に聞かれる機会があるため、自己紹介では詳しく話す必要はありません。
アピールしたいことを絞って、効果的な自己紹介を作成しましょう!
就活の自己紹介での注意点とNG例
ここでは、実際に自己紹介をする際の注意点とNG例を紹介します。
面接を控えている人はぜひ参考にしてください!
焦らずゆっくり大きな声で
自己紹介に限らず、就活の場では緊張して早口になりやすいです。面接官に情報が伝わりやすいように、意識してゆっくり話すようにしましょう。
特に、強調したい部分は一呼吸おいてから言うなど、メリハリのある話し方を意識しましょう。
笑顔で話す
話す内容だけでなく、表情も第一印象を大きく左右する重要な要素です。自然な笑顔で話すことで、明るく前向きな印象を与えることができます。
不自然な作り笑顔にならないように、鏡を見ながら練習したり、動画に撮ったりして練習してみましょう。
アイコンタクトや身振り手振りを加える
面接官と適度にアイコンタクトをとることで、話の内容を印象づけることができます。
複数人面接官がいる場合は、全員と順番にアイコンタクトをとりながら話すように心がけましょう。身振り手振りは大げさになりすぎないように注意し、要点を強調する程度に留めましょう。
丸暗記せず要点を覚える
自己紹介文を完全に丸暗記するのではなく、要点を押さえて柔軟な自己紹介ができるように意識しましょう。
要点を箇条書きにしてまとめ、それをもとに練習することで、作り込みすぎていない自然な流れを作ることができます。
自己PRと混同しない
自己紹介と自己PRを全く同じ内容にしてしまうと、面接中に自己PRを聞かれた際に困ってしまうため、注意が必要です。
自己紹介で自己PRにつながる内容を言いたい時は、キーワードを提示する程度に留め、詳しい説明は控えましょう。
自己紹介のNG例①情報の羅列だけになっている
NG例
「〇〇大学の〇〇です。趣味は読書です。アルバイトは塾講師をしています。」
無機質に情報をならべるだけでは、人柄が伝わりません。情報と情報をストーリー性をもって結びつけるようにすると、効果的な自己紹介になります。
OK例
「〇〇大学で教育心理学を学び、その知識を活かして塾講師のアルバイトに取り組んでいます。」
情報同士に関連性があると、より印象的な自己紹介になります!
自己紹介のNG例②自己PRと混ざっている
NG例
「部活動では主将として100人の部員を統括し、全国大会出場を果たしました。その中で課題だったのは…」
自己紹介のなかで詳しくエピソードを語り始めてしまうと、自己PRと混ざってしまうため、避けましょう。
具体的な実績や活動内容は、自己PRやガクチカで深掘りしてくれるため、自己紹介の段階では簡潔な表現に留めましょう。
OK例
「部活動では主将として100人の部員をまとめたリーダー経験があります。」
簡単に触れる程度にしておくことで、後の自己PRで詳しく説明することができます。
自己紹介のNG例③抽象的で伝わりにくい
NG例
「頑張り屋で何事にも一生懸命に取り組む性格です。」
抽象的な表現のみで終わってしまうと、具体的なイメージを与えることができず、印象に残りにくくなってしまいます。
抽象的な言葉を使ってアピールする際は、具体的なエピソードを短く添えることで効果的にアピールできます。
OK例
「何事にも一生懸命に取り組む性格です。
サークル活動では20人のチームリーダーとして、年間30件のイベントを企画・運営しました。」
具体的な経験をセットにしてアピールすることで、面接官にとってイメージしやすくなります。
【エピソード別】1分間の自己紹介の例文
自己紹介の例が知りたい!
ここでは、自己紹介の例文をアピールしたいエピソード別に紹介します。
自分がアピールしたいエピソードと同じものがないかどうかチェックしてください!
部活動
〇〇大学〇〇学部の〇〇です。
大学では体育会バレーボール部に所属し、チームのセッターとしてレギュラーを務めてきました。
部活動では、40人のチームメンバーの中心選手としてチームを引っ張った経験があるため、選手の最大限の力を引き出すためのコミュニケーション能力には自信があります。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
「コミュニケーション能力」は抽象的な言葉なので、このように補足できると良さそう!
サークル
〇〇大学〇〇学部の〇〇です。
大学ではイベント企画サークルに所属し、学園祭実行委員会の副委員長として活動してきました。3日間で1万人を動員する学園祭の企画・運営を通じて、大規模プロジェクトの管理能力を身につけることができました。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
具体的な数値が盛り込まれたエピソードだから、イメージしやすい!
アルバイト
〇〇大学〇〇学部の〇〇です。
大学在学中は大手家電量販店でアルバイトとして3年間勤務し、接客販売の経験を積む中で、月間販売数トップ10に6回選出されるなど、お客様のニーズを的確に捉えた提案型の販売に力を入れてきました。
この経験を活かして顧客満足度の向上に貢献していきたいと考えています。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
この例文は、学生時代の経験を入社後にどう活かすかアピールできそう!
ゼミ活動
〇〇大学〇〇学部の〇〇です。
大学では、〇〇ゼミで〇〇に関する研究に取り組みました。ゼミでは、リーダーとして〇〇について分析し発表するなかで、データをもとに論理的に考える力を培ってきました。
そのため、課題に対する論理的思考力には自信があります。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
経験を踏まえたアピールになっていて、イメージしやすい!
ボランティア
〇〇大学〇〇学部の〇〇です。
大学時代は、地域の清掃活動や子供向け学習支援などのボランティア活動に取り組みました。特に、異なる年齢層や背景をもつ方々との交流を通じて、コミュニケーション力を磨いてきました。
そのため、多様な人と交流して目標を達成する力には自信があります。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
幅広い活動の中で、特にアピールしたいエピソードが絞られていて印象に残りやすい!
留学
〇〇大学〇〇学部の〇〇です。
大学では、〇〇への留学に挑戦し、現地での授業や異文化交流を通じて多くの経験を積みました。
特に、異なる価値観を理解しながら、自分の意見を伝える力を身につけることができました。そのため、適応力とコミュニケーション力には自信があります。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
様々なアピールができる留学経験だからこそ、
特にアピールしたいポイントを絞っておきましょう!
資格
〇〇大学〇〇学部の〇〇です。
大学では、〇〇の取得を目指し、約6か月間、1日4時間以上の勉強を続けて合格を果たしました。
資格取得を通して、計画力と継続力を培うことができました。粘り強く努力を続ける姿勢には自信があります。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
資格取得にかかった年月で具体的な数字を盛り込むことができそう!
【アピールポイント別】1分間の自己紹介の例文
ここでは、アピールしたいポイントごとに例文を紹介します。
強みや性格のアピール
○○大学○○学部の○○です。
大学では、サークル活動のイベント企画に力を入れ、50人以上が参加するイベントを成功させた経験があります。
この過程で、チームをまとめるリーダーシップと目標に向けて粘り強く取り組む行動力を磨きました。
私はどんな課題にも前向きに挑戦する性格が強みです。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
強みや性格の根拠となるエピソードには軽く触れておく程度にしましょう!
ガクチカのアピール
○○大学○○学部の○○です。
大学時代は、ゼミ活動での研究に注力し、メンバーと協力して1年間で○○のテーマについて成果を発表しました。特に、リサーチとデータ分析を担当し、計画的に進める主体性とメンバーと調整する協調性を培うことができました。
この経験から、課題に対して粘り強く取り組む力が私の強みです。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
ガクチカをアピールしたい場合も、面接中に改めて聞かれる場合もあるため、
軽く触れる程度にしましょう!
特技や資格のアピール
○○大学○○学部の○○です。
私は問題解決が得意で、特に複雑な課題に直面した時に冷静に分析し、最適な解決策を見つけることができます。
例えば、大学のグループワークで発生した意見の食い違いを解決し、チームが一丸となってプロジェクトを成功に導きました。
この経験を通じて、柔軟な思考と協力する力が私の強みであると自信を持っています。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
特技や趣味をアピールしたい場合は、具体的なエピソードを盛り込みましょう!
まとめ
就活の自己紹介は、面接全体の印象を左右するため、重要です。適度な時間で効果的にアピールしましょう!
今回の記事のまとめ
自信をもって自己紹介できることによって、その後の面接も落ち着いて臨むことができそう!
この記事を参考に自己紹介を考えて、前向きな気持ちで面接に臨みましょう!
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