こんにちは、27卒ライターのnamiです！

就活の第一関門でもある、Webテスト。

そんな方も多いのではないでしょうか！

そんな方のために、今回の記事では、

• Webテストの実施状況と実施される理由
• Webテストに落ちる割合と理由
• 今からできる！Webテストに落ちないための対策
• テスト対策におすすめなツール4選
• 落ちてしまった場合の対処法

をご紹介していきます。

最後まで記事を読んで、Webテストについて学び、自分に合った対策法を一緒に見つけましょう！

Webテストや実施される理由について知ろう！

Webテストを実施している企業は約5割

Webテスト（適性検査）は、多くの企業で導入されており、実施率は約5割に上っています。特に大手企業や人気企業では、応募者が多数になるため、選考の効率化を図る目的でWebテストを積極的に活用しています。

業界別に見ると、金融業界や総合商社、大手メーカーなどでは実施率が高く、ITやベンチャー企業では独自の選考方法を採用するケースも見られます。

【理由①】企業側が採用業務を効率化するため

Webテストを導入する最大の理由は、膨大な数の応募者から効率的に選考を進めるためです。大手企業では数千人から数万人の応募があることも珍しくなく、Webテストを活用することで、一定の基準を満たす候補者を効率的に絞り込むことができます。

【理由②】学生の基礎能力を測るため

企業がWebテストを実施する大きな理由の一つに、応募者の基礎的な能力を客観的に測定したいという意図があります。言語能力や論理的思考力、数的処理能力などの基礎学力は、業種や職種を問わず、ビジネスパーソンとして必要な素養です。これらの能力が一定水準以上あるかどうかを、短時間で効率的に判断する手段としてWebテストは非常に有効です。

特に新卒採用においては、学生の就業経験がないため、基礎能力を重視する傾向があります。学歴や専攻だけでは測れない実践的な思考力や問題解決能力を測定することで、入社後のパフォーマンスを予測しようとしています。また、年々変化する社会環境や業界トレンドに対応できる柔軟性や適応力も、これらのテストを通じて間接的に評価しています。企業は将来的な成長可能性を見据え、基礎能力が高い人材を見つけ出すためにWebテストを活用しているのです。

【理由③】性格検査により企業との相性を見るため

Webテストのもう一つの重要な役割は、応募者の性格や価値観を分析し、企業との相性を確認することです。性格検査では、協調性や積極性、ストレス耐性などの特性を測定し、その企業で活躍できる資質を持っているかを判断します。また、チームビルディングや配属先の検討材料として活用することができ、採用後のミスマッチを減らす効果があります。このように、性格検査は単なる選考ツールではなく、相性を確認するという点で、企業と応募者の双方にとって有益な情報を提供する役割を果たしているのです。

Webテストで落ちる割合は？

Webテストの難易度

Webテストの難易度は企業や業界、テストの種類によって変わります。

企業は選考の段階や募集人数に応じて難易度を調整することもあります。応募者が多い人気企業ほど難易度を上げて絞り込みを行い、逆に応募者が少ない場合は難易度を下げて多くの学生に次のステップへ進んでもらうように配慮することもあります。このように、Webテストの難易度は固定されたものではなく、企業の採用戦略や状況に応じて変わることがあります。

Webテストに落ちる割合

Webテストにおける不合格率は企業の採用方針や応募者数によって変動しますが、一般的には応募者の約30％から70％が不合格になると言われています。特に人気企業や大手企業では、応募者が多いため不合格率が高くなる傾向があります。総合商社や大手銀行などでは、Webテストの段階で60％以上の応募者が振り落とされるケースもあります。

テストの形式によっても合格率は変わってきます。能力検査のみの場合は点数によって明確に判断されますが、性格検査も含まれる場合は企業の求める人物像との一致度が重要になります。多くの企業では、能力検査と性格検査の両方の結果を総合的に判断して合否を決定しています。

このように、Webテストに落ちる割合は一概には言えませんが、準備不足の場合は、不合格になる可能性が高いため、能力検査を中心に十分な対策をする必要があります。

Webテストで落ちる6つの原因

対策時間が短い

Webテストの対策不足は不合格の最も一般的な原因です。Webテストで測定される基礎学力や思考力は短期間では大きく向上しないため、十分な準備期間を確保し、対策する必要があります。

Webテストの形式を把握できていない

テストの形式や特徴を正確に把握していないこともWebテストに落ちる大きな原因の一つと言えます。各企業が採用しているテストにはSPI、玉手箱、TG-Web、Webテストセンターなど様々な種類があり、それぞれ出題形式や難易度、時間配分が異なります。さらに、各テストの配点や合格基準も企業によって異なります。一部の企業では特定の分野（例：数的処理や英語）に高い配点を設定していることもあり、こうした情報を知らないまま全ての分野を同じように対策すると、効率が悪く効果的な準備ができません。テスト形式の把握は戦略的な対策の第一歩であると言えます。

時間配分ができていない

時間配分の失敗は、多くの受験者が直面する問題です。特に玉手箱や一部のSPIでは、制限時間内に多数の問題を解く必要があり、各セクションの重要度や難易度に応じた適切な時間配分が求められます。時間配分の計画がないまま解答を始めると、難しい問題に時間をかけすぎて、後半の比較的簡単な問題に十分な時間を割けなくなることがあります。

見直しの時間を確保することも大切です。特に数的処理の問題では計算ミスが発生しやすく、見直しの時間があれば防げるミスも多いため、見直しの時間を作り、戦略的に問題を解いていきましょう。

性格テストが基準に満たしていない

企業は性格検査の結果を利用して、自社の文化や職種に適した人材を選定しようとしています。多くの受験者は「正しい答え」を選ぼうとして不自然な回答になったり、一貫性のない回答をしたりする可能性があるのです。

性格検査には整合性をチェックする質問が含まれており、矛盾した回答をすると信頼性の低い結果と判断されます。

さらに、業界や職種によって求められる性格特性は異なります。営業職では外向性や社交性が重視される一方、研究開発職では緻密さや粘り強さが評価される傾向があります。自分の志望職種や企業の分析をせず、一般的に「良い」と思われる回答をすることで、その職種に必要な特性との不一致が生じ、不合格につながるケースが少なくありません。

Webテストの操作に慣れていない

パソコンの操作に不慣れな学生は、問題の切り替えや回答の選択、時間の確認などの基本操作に戸惑い、貴重な解答時間を無駄にしてしまいます。また、一部のテストでは電卓の使用が許可されていますが、パソコン上の電卓機能に不慣れだと計算速度が遅くなり、結果的に解答できる問題数が減ってしまいます。

また、自宅のパソコン環境と本番環境の違いに対応できないケースもあります。特にテストセンターなど会場で受験する場合は、環境の違いに柔軟に対応する準備が必要です。操作に慣れていないことで生じるストレスは、本来の実力を発揮できない大きな壁となるため、練習を重ね、Webテストの操作に慣れる必要があります。

緊張して実力を発揮できていない

Webテスト本番での過度な緊張は、普段の実力を発揮できない要因となります。特に就活初期のテストでは、初めての経験に対する不安や合否への過剰なプレッシャーから、極度に緊張することが多いです。その結果、普段なら解ける問題も解けなくなり、ケアレスミスも増加します。

さらに、緊張は判断力にも悪影響を与えます。性格検査では、緊張から「良く見られたい」という意識が強まり、自分の本当の性格とはかけ離れた理想的な回答を選んでしまう場合が多いです。これにより回答の一貫性が失われ、信頼性の低い結果と判断される可能性が高まります。

【能力検査編】webテストに落ちないための対策方法 6選

①適性検査の種類と特徴を理解する

Webテストに対策する第一歩は、まず適性検査の種類と特徴を正確に理解することです。各テストの形式や特徴を理解することで、対策の効率を大幅に高めることができます。

例えば、SPIで頻出の「語彙問題」や「非言語分野の推論問題」、玉手箱特有の「時事問題」など、テストごとの特徴を押さえた学習が重要です。テストの種類ごとの特徴を把握し、それに合わせた対策を行うことが合格への第一歩となります。

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②志望企業の適性検査の種類を把握する

志望企業がどのタイプの適性検査を採用しているかを事前に把握することは、効率的な対策の鍵となります。多くの企業は採用情報や就活サイトで使用するテストの種類を公開しており、OB・OG訪問や就活イベントでも情報を得ることができます。企業研究の一環として、使用されるテストの種類まで調べておくことが重要です。

特に総合商社は筆記試験のウエイトが重い

総合商社のWebテスト対策は特に慎重に行う必要があります。一般的に総合商社は筆記試験の結果を重視する傾向が強く、Webテストの成績が選考において大きなウェイトを占めています。他の業界では面接重視の傾向もありますが、総合商社ではテストの点数がそのまま合否に直結するケースが多いです。

総合商社のテストは難易度が高く、特に数的処理や英語の問題は高度な内容が出題されます。総合職採用においては、論理的思考力や分析力を測る問題が多く、時間制限も厳しい設定になっています。そのため、志望する場合は一般的な対策に加えて、より高度な問題集や参考書による準備が必要です。早期から計画的に対策を行い、模擬テストで高得点を安定して取れるレベルまで練習することで安心してテストを受けることができます。

③繰り返し解いて問題に慣れる

Webテスト対策で最も効果的な方法は、とにかく問題を繰り返し解いて慣れることです。特に数的処理や論理問題は解法のパターンがあり、多くの問題に触れることでそのパターンを素早く見抜けるようになります。初めは時間がかかっても、繰り返し練習することで解答速度が上がり、本番での時間管理にも慣れることができます。

繰り返し練習を行う事で、多くの学生が最初のテストでは50%程度の正答率でも、70%以上まで正答率が上がる場合もあります。特に基礎的な問題は確実に得点できるようになるまで繰り返し取り組むことで、本番での得点の底上げにつながります。

④時間配分を意識した練習をする

Webテストでは制限時間内にいかに多くの問題を正確に解くかが勝負となるため、効果的な時間配分の練習は不可欠です。

⑤PC・電卓の操作に慣れる

Webテストでは、PCの操作スキルや電卓の使用能力が得点に直結します。特に数的処理問題では、電卓を効率よく使いこなせるかどうかで解答スピードが大きく変わります。日頃からパソコンの電卓機能を使って計算練習をしたり、ショートカットキーを覚えたりすることで、本番での操作をスムーズにすることができます。

また、テスト画面の操作方法も事前に把握しておくことが重要です。問題の移動方法、解答の選択方法、見直し機能の使い方など、各テストシステム特有の操作感に慣れておくことで、本番での戸惑いや操作ミスを防ぐことができます。多くのテスト提供会社は公式サイトで操作方法を案内していますので、事前にチェックしておきましょう。

⑥ケアレスミスをなくす

Webテストで高得点を目指すなら、ケアレスミスの撲滅が不可欠です。多くの受験者が知識や能力ではなく、単純なミスによって点数を落としています。

途中式は紙に書き出す

数的処理問題での計算ミスを防ぐ効果的な方法は、途中式を紙に書き出すことです。頭の中だけで計算を進めると、途中経過を忘れたり、数字を取り違えたりするリスクが高まります。特に複雑な計算や思考を要する問題では、紙に書き出すことで思考の整理ができ、ミスを発見しやすくなります。

次の問題に行く前に見直しをする

ケアレスミスを減らすもう一つの重要な習慣は、次の問題に進む前に必ず見直しをすることです。特に選択式の問題では、選んだ選択肢が本当に自分の意図した答えかどうかを確認する癖をつけることが大切です。時間に余裕がある場合は、問題文と選択肢を再度読み直し、解答の妥当性を検証しましょう。本番の時間配分においても、各セクションの最後に見直しの時間を確保できるよう計画を立てておくことが肝心です。

【性格検査編】Webテストに落ちないための対策方法 3選

① 自己分析をしっかりする

性格検査で良い結果を出すためには、事前に自己分析を行い、自分の価値観や行動特性を明確にしておくことが重要です。企業は性格検査を通じて、求める人物像との適合性を判断するため、自己理解が不足していると回答の一貫性がなくなり、評価が下がる可能性があります。

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② 例題に触れて、回答スピードを確認しておく

性格検査では、設問数が多く、制限時間内に回答しきることが求められます。そのため、事前に例題に触れて、スムーズに回答できるように練習しておくことが大切です。時間内に答えられないと、最後まで回答できずに未回答のまま終了してしまう可能性があります。

③ 嘘をつかない

性格検査では、企業に良い印象を与えようとして、実際の性格とは異なる回答をする人もいます。しかし、嘘をついて回答すると、矛盾が生じやすくなり、かえって評価を下げる結果につながることがあります。自分の本来の性格を正しく伝えることで、企業とのミスマッチを防ぎ、適切な評価を得ることができます。

Webテストを対策するときに利用する4つのツール

対策問題集

Webテストの対策を効果的に進めるためには、対策問題集を活用することが重要です。問題集には、出題傾向や解答のポイントが詳しく解説されており、基礎から応用まで体系的に学ぶことができます。

無料の練習問題サイト

コストをかけずに対策を進めたい場合は、無料の練習問題サイトを活用するのがおすすめです。多くのサイトでは、SPIや玉手箱などの主要なWebテストのサンプル問題が掲載されており、本番に近い環境で練習できます。

対策アプリ

スマートフォンを活用して手軽にWebテストの対策を行いたい場合は、対策アプリが便利です。アプリは、移動時間やスキマ時間に効率的に学習できるため、忙しい就活生にとって有用なツールになります。

参考書

Webテストの対策を深く理解するためには、問題集だけでなく参考書を活用するのも有効です。参考書には、解答テクニックや時間配分のコツ、問題の解き方のポイントなどが詳しく解説されているため、理解を深めるのに役立ちます。

適性検査に落ちた場合の対処法

落ちた原因を分析し復習する

適性検査に落ちた場合、まずはその原因を明確にし、次の試験に向けて改善することが重要です。適性検査には能力検査と性格検査があり、それぞれのどこに課題があったのかを分析することで、今後の対策が立てやすくなります。

気持ちを切り替えて他企業の選考に専念する

適性検査に落ちたとしても、すべての企業の選考が終了したわけではありません。気持ちを切り替えて他の企業の選考に集中することが大切です。適性検査の結果に落ち込みすぎると、自信を失い、その後の面接や試験にも悪影響を及ぼす可能性があります。

しかし、採用プロセスは企業ごとに異なり、一つの適性検査で落ちたからといって、自分の能力や性格が評価されないわけではありません。むしろ、別の企業では適性検査の形式が異なり、自分に合った内容であれば十分に合格できる可能性があります。

また、複数の企業の選考を同時に進めることで、一つの結果に過度にこだわることなく、前向きに就職活動を進めることができます。適性検査の結果に一喜一憂せず、次の機会に向けて最善の準備をすることが重要です。

Webテストに関するよくある質問

Webテストならカンニングしてもバレない？

Webテストは自宅で受験できることが多いため、カンニングを試みる人もいます。しかし、多くの企業が不正防止のための対策を講じており、カンニングが発覚するリスクは高いです。Webテストのシステムには、カメラでの監視機能や、不自然な動きを検知するAIが導入されているものもあります。また、問題の出題パターンが受験者ごとにランダムに変更されるため、他人と解答を共有するのは困難です。さらに、適性検査の結果と面接時の受け答えに整合性がない場合、違和感を持たれ、面接で落とされる可能性もあります。

Webテストは何から対策したらいいの？

Webテストの対策を始める際は、まず志望企業がどの種類のWebテストを実施しているのかを調べることが重要です。WebテストにはSPI、玉手箱、TG-WEBなどさまざまな種類があり、それぞれ問題の形式や難易度が異なります。

Webテストはどれくらい勉強すればいい？

Webテストの勉強時間は個人の得意・不得意によりますが、一般的には最低でも2〜3週間、できれば1カ月程度の対策期間を確保するのが望ましいです。

例えば、数学が苦手な人は非言語問題に時間をかけて基礎を固める必要があります。一方で、国語が苦手な人は長文読解や語彙の強化が求められます。Webテストの形式に慣れるためには、実際の試験と同じ環境で時間を計って解く練習が効果的です。

成績を使いまわせるって本当？

一部のWebテストでは、過去の成績を使い回せるケースがありますが、すべての企業で適用されるわけではありません。特にSPIには「テストセンター方式」と「Webテスト方式」があり、テストセンター方式では過去の結果を再利用できる場合があります。

例えば、テストセンター方式で受験したSPIの結果は、同じ方式を採用している企業に対して一定期間使い回せることがあります。一方で、企業独自のWebテストを実施している場合は、毎回新しく受験する必要があります。そのため、志望企業のWebテストの形式を事前に確認し、効率よく対策を進めることが大切です。

まとめ

Webテストは多くの企業で採用選考の一環として実施されており、十分な対策を行うことで合格の可能性を高めることができます。

また、もしWebテストで不合格になってしまった場合は、落ちた原因を分析し、次の試験に向けて対策を強化することが大切です。一つの結果にとらわれず、気持ちを切り替えて他の企業の選考に臨むことが、就職活動を成功させるポイントとなります。

しっかりと準備を進めて、自信を持ってWebテストに臨みましょう！