こんにちは!27卒ライターのFujiです。
今回は、就活生にとって避けて通れないWebテスト、
その中でも最近注目されている監視型Webテストについて詳しくご紹介します。
まず、Webテストとは、企業が採用選考で活用する適性検査の一種で、パソコンを使ってオンライン上で受験できるものです。
場所を選ばず受けられる便利さがある一方で、不正行為を防ぐために監視機能が付いた「監視型Webテスト」も増えてきました。
Webテストの監視型はカメラやマイクをオンにするなど、監視のあるWebテストです。
この記事では、Webテストを監視型かどうか見分ける方法や、必要な準備を解説します!
- 監視型Webテストの見分け方
- 監視型Webテストを受験するときの服装
- 監視型Webテストに必要な準備
Webテストとは

Webテストとは、企業の採用試験の一部として行われる、インターネット上で受験可能な適性検査のことを指します。
特定の試験会場に足を運ぶ必要がなく、自宅などの落ち着いた環境で受験できるのが大きな魅力です。
家だけでなく、インターネット環境があれば基本的にどこでも受験することができます。
代表的なものとして、SPIや玉手箱、TG-WEBなどがあります。
試験会場に行かずに受けることができるのが特徴ですが、中には不正防止のために監視システムを使っているものもあります。
これが「監視型Webテスト」と呼ばれるものです。
具体的にどのような特徴があるのか、より詳しく見ていきましょう。
監視型Webテストの見分け方


監視型Webテストってどうやって見分けるの?

基本的には説明があるよ!
監視型Webテストを受ける際、事前にどのような試験形式かが明記されていることが一般的です。
3つのポイントを押さえておくと、監視型かどうかを判断しやすくなります。
注意事項に記載がある
まず一番わかりやすいのが、受験案内や注意事項に「監視があります」と明記されている場合です。
「AIによる監視」や「監督者による監視」といった記載がある場合は、確実に監視型テストと考えてよいでしょう。
企業側としても透明性を保つため、事前に情報を共有していることがほとんどです。
多くの監視型Webテストでは事前に説明があるため、よく注意しておきましょう。
カメラ・マイクの使用許可が求められる
受験時にカメラ・マイクの使用許可が求められる場合も監視型の可能性が高いです。
受験者の姿勢や音声をモニタリングすることで、不正の兆候を検知しやすくしています。
また、この場合、受験する日時に指定が無ければAI監視型、受験する日時に指定があれば有人監視型の可能性が高くなります。
画面操作の制限がある
他のタブを開くと強制終了するなど、画面操作の制限がある場合も監視型の可能性が高いです。
これにより、問題を検索したり、別の人に相談したりする行為を防いでいます。
画面操作に制限がある場合も基本的には事前に説明があります。
ですが、稀に事前の説明なく、画面操作を行った瞬間に終了させられた場合もあるようです。
Webテストを受験するとき、基本的に他のタブを開くのは避けましょう。
オンライン監視システム3種類

ここでは、オンライン監視型Webテストによく使用されている監視システムを3つご紹介します。
どれもURLに特徴があるので、URLも合わせて覚えておきましょう。
①ProctorU
ProctorUはリアルタイム監視型サービスの一つです。
テスト受験中の受験者を、監督者がカメラやマイクを通じて、リアルタイムで監視できるシステムになっています。
受験者の行動や周囲の環境がモニタリングされており、試験中に異常が検知されると、即座に監督者に連絡が届きます。
URLはhttps://www.proctoru.comです。
②Selenium
Seleniumは自動化監視型サービスの一つです。
自動化監視とは、プログラムによって受験者の操作や画面の動作を記録・監視できるシステムです。
Seleniumは、ブラウザの動作を自動化し、受験者が実行した操作を細かく記録できます。
この受験者の行動ログを後から精査することで、不正行為がないかどうか確認できるサービスです。
URLはhttps://www.selenium.devです。
③Splunk
Splunkはログ監視を行うサービスの一つです。
受験者がテスト中に行った操作やアクセス履歴を記録して、後で分析することで不正を防止します。
URLはhttps://www.splunk.comです。
監視型Webテストはカンニングできる?

監視型と言えど、目の前に監督者がいるわけではありません。
少しぐらい誤魔化せるのでは、と思ってしまいますが、監視型Webテストはその名の通り、不正行為の防止を目的として設計されています。
なので、カンニングはできません。
たとえば、
- AIが受験者の視線の動きを検知している。
- 音声に反応して誰かと話している様子を記録。
- 異常なマウス操作を検出して通知。
など、思った以上に細かく監視されています。
もちろん、監視システムの監視対象外の行動や、システムの弱点など、「完全に見破れない抜け道」もあるかもしれません。
しかし、不正が発覚した場合のリスクは非常に高いです。
信用を失うだけでなく、企業のグループ全体に応募できなくなることもあります。
基本的にはやめておきましょう。
監視型Webテストで不正がバレた時

監視型Webテストは不正がバレやすいようになっています。
もし不正がバレた場合、企業は以下のような対応を取ることがあります。
- 選考からの即時除外
- 内定取り消し
- グループ企業間での情報共有による選考不可
- 大学やキャリアセンターへの報告
最悪のケースでは内定取り消しになります。
過去には、受験中の会話やPC画面のキャプチャから不正が発覚し、就職活動自体が困難になった事例もあるそうです。
「少しくらいバレないだろう」と油断せず、誠実に受験することが何より大切です。
監視型Webテストの準備


監視型Webテストってスーツを着た方がいいの?

監視型Webテストを受験するときの準備を解説します!
服装
監視型Webテストの監督者は基本的には企業の採用担当ではなく、Webテストを提供している企業の人になります。
そのため、スーツを着て受験する必要は基本的にありません。
どんな服装でも大丈夫です。
しかし、録画などで見た目が気になる人は、それなりの服装で臨んでも構いません。
PC・回線
Webテストはタブレット・スマートフォンなどでは受験できない場合がほとんどです。
PCの用意をしておきましょう。
PCも、カメラとマイクが正常に作動する者が望ましいです。
また、WebテストによってはPCの設定を変えるよう求められることがあるので、事前に確認しておいてください。
インターネット回線が途中で切れて受験中止にならないように、インターネットの安定した場所で受験するようにもしましょう。
突然OSのアップデートが始まってしまわないように確認しておくのも重要です。
電卓
監視型Webテストでは、電卓の使用のみ許可されている場合があります。
その時は、必ず電卓を手元に置いておくようにしましょう。
ただし、関数電卓や多機能なものは禁止されていることもあるので、あらかじめ使用条件を確認しましょう。
PCのアプリや機能で利用可能な場合もあります。
使える電卓の条件は事前に確認しておいてください。
メモ
画面操作が禁じられていても、メモアプリだけは利用することができる場合があります。
また、計算の際には紙のメモが手元にあった方が絶対に便利です。
メモの使用や持ち込みに関して禁止がないかよく確認して、メモの準備を忘れないようにしましょう。
家族への根回し
Webテストは一度解答を始めたら途中で止めることはできません。
なので、家族や同居人がいる場合は、事前に試験を受ける時間を伝えておきましょう。
直前にも伝えておくとベストです。
監視型のWebテストの場合、家族や同居人の生活音や映り込みなどによって、誤判定で失格になってしまう場合もあります。
また、一人暮らしの場合も、携帯電話の設定を必ず電話がかかってこない設定にしておきましょう。

テスト中に家族から電話がかかってきて、その時点でテストが強制終了したことがあるよ……本当に気を付けて!
監視型Webテストは部屋が汚くても大丈夫?

監視型Webテストの監督者は企業の採用担当ではないため、たとえ部屋が汚くても問題ありません。
ただ、カメラで写ってしまうのが気になる場合は、見える範囲でも片付けておきましょう。
また、集中して試験に取り組めるのは片付いた部屋なので、集中するために部屋を片付けるのも良いかもしれません。
まとめ

今回はWebテストの監視型について解説しました。
もしWebテストで不正が発覚すると、内定取り消しになってしまう場合もあります。
Webテストは監視型か否かにかかわらず、しっかり自分の実力だけで受験してみましょう!