こんにちは!27卒ライターのFujiです。
今回は、九大は就職に強いのかを解説していきます!
まず、結論から言うと九大(九州大学)は就職に強いです。
しかし、九大が就職に強い部分と、反転して不利な部分が存在します。
この記事では、九大の実際の就職実績を見ながら、九大は就職に強いのか、不利になりやすい東京での就職のコツも含めて解説していきます!
- 九大の就活の強み
- 九大の就職実績
- 九大の就職支援
- 東京での就活のコツ
九州大学とは

九州大学は、福岡県にある国立大学です。
いわゆる旧帝大の一つに数えられ、学力ランキング的には日本の上位に位置する大学です。
多様な学部・学科があり、幅広い分野での教育・研究を行っています。
ここでは、九州大学の学部・学科および取得可能な資格についてまとめました!
学部・学科
九州大学にある学部・学科は以下の通りです。
- 共創学部
- 共創学科
- 文学部
- 人文学科(哲学、歴史学、文学、人間科学)
- 教育学部
- 教育学科(心理、教育)
- 法学部
- 法学科(基礎法学、公法学、民刑事法学、政治学)
- 経済学部
- 経済・経営学科
- 経済工学科
- 理学部
- 物理学科
- 化学科
- 地球惑星科学科
- 数学科
- 生物学科
- 医学部
- 医学科(6年制)
- 生命科学科(4年制)
- 保健学科(4年制)
- 歯学部
- 歯学科
- 薬学部
- 創薬科学科
- 臨床薬学科
- 工学部
- 建築学科
- 電気情報工学科
- 物質科学工学科
- 地球環境工学科
- エネルギー科学科
- 機械航空工学科
- 芸術工学部
- 環境設計学科
- 工業設計学科
- 画像設計学科
- 音響設計学科
- 芸術情報設計学科
- 農学部
- 生物資源環境学科(生物資源生産科学、応用生物科学、地球森林科学、動物生産科学)
文系・理系・芸術系の幅広い学部・学科が存在しています。
特徴的なのは医学部がある点です。
医学部のある国立大学はそう多くないため、歴史ある名門大学としての役割が窺えます。
取得できる資格
九州大学で取得できる資格は以下の通りです。
- 医学部 保健学科
- 看護師国家試験受験資格
- 保健師国家試験受験資格(選択制)
- 助産師国家試験受験資格(選択制)
- 診療放射線技師国家試験受験資格
- 臨床検査技師国家試験受験資格
- 工学部 建築学科
- 一級建築士受験資格
- 二級建築士受験資格
- 測量士補
- 薬学部
- 薬剤師国家試験受験資格(臨床薬学科)
これらのほかに、各学部で所定の科目の教員免許(保育園・幼稚園~高校第一種免状)までを取得することができます。
また、学芸員資格や図書館司書の資格取得も可能です。
これらは各学部の必修授業のほかに、資格取得のための授業を選択することで取得できるため、学部・学科は問われません。
九州大学の就職先

九州大学は卒業生の就職実績を公開しています。
ここでは、最新の情報をもとに、九州大学の就職先ランキングや全体の傾向を解説します!
九州大学の就職先ランキング
2024年3月卒業生の就職先データに基づく、就職者数の多い企業・機関のランキングは以下の通りです。
- 九州大学病院:116人
- 九州大学(学内職員):76人
- 九州電力:41人
- 日産自動車:32人
- 福岡県(地方公務員):31人
- 三菱重工業:24人
- 日立製作所:22人
- 川崎重工業:22人
- 福岡市(地方公務員):20人
- 福岡銀行:19人
その他、本田技研工業(ホンダ)、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング、NTTドコモ、NTT西日本、JASM(Japan Advanced Semiconductor Manufacturing)、野村総合研究所(NRI)、日本製鉄、西日本鉄道、トヨタ自動車、アクセンチュアなどが上位にランクインしています。
九州大学出身者の多い民間企業
ランキングのなかでも、さらに民間企業に注目してみましょう。
九州大学出身者の多い民間企業は以下の通りです。
- 九州電力: 41人
- 日産自動車 :32人
- 三菱重工業 :24人
- 日立製作所: 22人
- 川崎重工業: 22人
- 本田技研工業(ホンダ) :19人
- ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング :18人
- NTTドコモ:17人
- 野村総合研究所(NRI) :16人
- NTT西日本 :15人
主に通信やメーカーといった、理系の企業が多い傾向にあります。
文系学部の場合は、福岡銀行、九州電力、西日本鉄道、JR九州などが多いです。
全国的に展開する企業の場合は、福岡支店がある場合が多く、ほとんどの学生は地元に留まる形で就職するようです。
地元の企業・官公庁が多い
九州大学の就職実績から考えるに、地元の企業や官公庁に就職する人が多いようです。
九州大学を含む、地方国立大学は全体的に地元志向・公務員志向が強い傾向にあります。
九州大学の強みを最大限に生かすことができるのは、やはり地元企業や地元の官公庁であるからでしょう。
一方で、東京に本社を持つ企業は地方国立大だからこその困難があるため、就職希望者は少ない傾向にあります。
九州大学の卒業生の平均年収

九州大学の卒業生は、全国的にも高収入の傾向があります。
「大卒年収ランキング」では全国第11位で、平均年収は約860万円です。
年代別に見ると、20代では約490万円、30代では約770万円、40代では900万円を超え、50代では平均で1,100万円を超えています。
また、大学院修了者の年収はさらに高く、学部卒より平均で15〜20%高い傾向にあります。
特に理系の大学院卒では、メーカーやインフラ企業で高い年収を得る例も多く見られます。
文系学部でも、金融やコンサルなどで活躍する卒業生が多く、安定した収入を得ています。
九州大学は就職に強い?

冒頭にもお伝えした通り、九州大学は就職に強い大学です。
ここでは、なぜ九州大学が就職に強いのか、4つの観点で解説します。
地元に強い
九州大学は、九州地方を代表する国立大学です。
そのため、地元の有力企業や自治体からの信頼が厚く、採用実績も豊富です。
福岡県を中心とした九州各県の企業では「九大出身者=優秀」というイメージが根付いており、地元就職を目指す学生にとっては大きな強みとなります。
また、福岡には支店・支社を置く全国規模の企業も多く、地元志向・首都圏志向のどちらの学生にもバランスよくチャンスが広がっています。
OB・OGのつながり
九州大学は創立100年以上の歴史を持つ大学で、卒業生の数も非常に多いです。
九州地方だけでなく、東京・大阪などの都市圏にも多くのOB・OGが活躍しています。
こうした卒業生とのつながりを活かし、OB・OG訪問を通じたリアルな業界情報の取得や、企業の内情を知るチャンスにも恵まれます。
学内でもキャリア支援センターを通じてOB・OG紹介のサポートが行われているので、就活において明確にアドバンテージを持っていると言えるでしょう。
公務員対策講座がある
九州大学では、公務員志望の学生を対象にした「公務員試験対策講座」が開講されています。
この講座では、筆記対策や面接対策、模擬試験など、試験合格に必要なスキルを総合的にサポートしています。
また、過去の合格実績や出題傾向をもとにした資料提供や、個別相談の体制も整っており、地方公務員・国家公務員ともに高い合格実績を誇っています。
就職活動と並行して公務員を目指す場合にも、心強い支援と言えます。
旧帝大ブランド
九州大学は、旧帝国大学の一つとして知られており、全国的にも高いブランド力を持っています。
「旧帝大出身」という学歴は、特に大手企業や官公庁の採用において一定の評価を受けやすく、履歴書の時点で好印象を与えやすいのが特長です。
さらに、研究力や学術的な実績にも裏付けられた信頼感があるため、研究職や専門職を目指す学生にも有利に働きます。
全国規模での就職活動でも、九州大学の名前はしっかり通用します。
九州大学の就職支援

九州大学は就職支援制度が整っている大学でもあります。
特に、キャリアセンターが行っている支援と、公務員対策講座の存在はかなり魅力的です。
ここでは、九州大学で受けられる就職支援について紹介します。
キャリアセンター
九州大学のキャリアセンターでは、専門のキャリアアドバイザーによる個別相談が常時利用可能です。
エントリーシート添削や面接練習なども、マンツーマンで丁寧に対応してもらえます。
また、企業とのマッチング支援や、業界研究セミナーも定期的に実施しています。
就活初心者でも安心して取り組めるよう、ガイダンスも段階的に用意されています。
在学生だけでなく、卒業後の進路相談にも対応している点が魅力です。
公務員対策講座
公務員を志望する学生が多い特性上、九州大学では、公務員志望者向けの支援も充実しています。
学内では「公務員試験対策講座」が開講されており、受講料は一部補助があります。
国家・地方公務員の双方に対応したカリキュラムが整っています。
講座では、教養試験や専門試験の内容に加え、面接対策もカバーされています。
過去問演習や模擬試験も提供され、本番に向けた実践力が養われます。
公務員志望の学生には心強いサポートとなっており、合格実績も多数あります。
九州大学の学生が東京で就職するコツ

これまで、九州大学が就職に強いと紹介してきました。
強みが沢山あるのは事実ですが、知名度や移動距離など、東京での就職が不利な部分もあります。
その上で、九大生が東京での就活を乗り切るコツを解説します!
企業分析を徹底する
まず重要になるのが企業研究です。
東京には全国から優秀な学生が集まるため、「なぜこの会社なのか?」を深掘りして話せることが差別化のポイントになります。
業界の構造や企業のビジネスモデル、競合との違いを理解したうえで、「自分の強みがどう活かせるか」を具体的に語れるように準備しましょう。
「地方大学だから不利」ではなく、「その企業を深く理解している学生」として評価されることが大切です。
インターンに参加する
東京の企業での内定を目指すなら、できるだけ早い段階でインターンに参加しておくのがおすすめです。
特に夏季や秋冬のインターンは、選考直結型のものも多く、本選考よりも少人数で密度の高い経験ができます。
インターンでは、実際の職場の雰囲気を体感できるだけでなく、社員との接点を持てるのも大きなメリットです。
地方の大学からでもオンライン応募が可能なインターンも増えているので、積極的に活用して実績を作っていきましょう。

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大学ではなく自分自身をアピールする
東京の就活市場では、早慶やMARCHなど首都圏の大学と並んでしまい、地元ほど大学がアピールしずらいのは事実です。
しかし、だからこそ重要になるのが「大学名ではなく、自分自身の強みで勝負する」という姿勢です。
学生時代に取り組んだ経験や課外活動、アルバイトでの学びなど、自分ならではのエピソードを軸に、「自分は何ができる人間なのか」をしっかり言語化しましょう。
企業はブランドだけでなく、個人の熱意や人柄も重視して見ています。
先輩を頼る
九州大学は全国に多くの卒業生を輩出しており、東京にも多くのOB・OGが在籍しています。就職活動では、そうした先輩たちの力を遠慮せずに借りることが大切です。
OB・OG訪問を通じて、実際の仕事内容や社風、選考のポイントなど、ネットには載っていない貴重な情報を得ることができます。
キャリアセンターやSNS、就活アプリなどを活用して、先輩とつながる努力をしてみましょう。
地方国立大生が東京で就活する時の節約術

地方国立大生にとって最も大きな問題になってくるのが、就活にかかる資金が足りないことです。
ここでは、就活資金を捻出するための節約術について解説します!
交通費・宿泊費を節約する
まず第一に、交通費・宿泊費を節約しましょう。
夜行バスを上手に活用したり、新幹線利用時は早割を狙うと料金が大幅に下がります。
飛行機を使う場合はLCCの早期予約が効果的です。
面接日程は集中させて往復回数を減らしましょう。
宿泊はカプセルホテルやゲストハウスを選ぶと安く済みます。
学生証提示で割引がある施設も忘れず確認してください。
友人と日程を合わせて相部屋にするとさらに節約できます。
交通系ICカードのポイント還元も細かく貯めましょう。
知り合いを頼る
東京在住の先輩や友人、親戚を頼るのもオススメです。
住まい探しの下見をお願いすると移動費を抑えられます。
面接前後に宿泊させてもらえれば宿泊費がゼロになります。
企業によっては、社員寮を一時的に貸してくれるところもあります。
また、SNSで同郷コミュニティを探すと助け合いも広がります。
援助を頼む
大学のキャリアセンターには交通費補助制度があります。
地方自治体が実施する就活支援金を必ずチェックしましょう。
企業によっては説明会参加で交通費を支給します。
インターン参加者向けに宿泊費を負担する例も増えています。
また、学内奨学金に「就職活動費枠」があるか確認しましょう。
ほかにも、家族に計画を示して必要最低額の援助を相談してください。
0円就活を利用する
0円就活は就活費用を丸ごと負担する無料サービスです。
面接交通費を全額サポートしてくれる点が大きな魅力です。
リクルートスーツや美容室の利用も無料で提供されます。
地方学生でも金銭負担ゼロで東京選考へ挑めるのが強みです。
費用が抑えられた分だけ受験社数を増やし経験を積めます。
九大生の就活に役立つオススメサイト

九大生の強みをしっかりと発揮したい場合、インターンに参加することは必須です。
早期内定や選考優遇を受けるためには、インターンに参加しないことには始まりません。
また、九大生の場合、スカウト型の就活サイトもかなり活用することができます。
ここでは、九大生の就活におススメなサイトを7つご紹介します!
ビズリーチ・キャンパス
ビズリーチ・キャンパスは、OB・OG訪問に強い就活サイトです。
人気の大手企業の職業インターンシップの案内が数多く届くほか、難関企業の内定者による就活対策講座やサポートを受けることができます。
自分が参加したいインターンの詳しい情報や、選考通過のコツを、自分のOG・OBという身近な先輩に聞くことができるため、生の体験談を知ることができるサービスです。
同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」

就活会議
就活会議は、企業情報が確認できるだけでなく、内定者のESや面接情報が口コミで確認できる就活サイトです。
また、従業員からの社内の評価や、実際の雰囲気なども確認できるため、自分に合わない企業の回避にもつなげることができます。
インターンシップの案内やスカウトも数多く届くサイトです。
インターンの雰囲気や内容、選考に通るコツなどを知りたい人にオススメのサイトです!

Lognavi
LognaviはWebテストの対策や自己分析を行うことができる就活サイトです。
自己分析の結果をもとに相性が良い企業を紹介してくれます。
また、同じ学校や同じ企業を志望する人とコミュニティで繋がることができるため、情報共有にも有利な就活サイトです。
【15万人が利用】適性診断で相性が良い企業が見つかる就活アプリ!【Lognavi】

キャリアチケット・スカウト
キャリアチケット・スカウトは、スカウト型の就活サイトです。
まず自分の自己診断をアプリで行い、自己診断結果をもとに、自分の価値観と合う企業からのオファーがやってきます。
誰もが知る有名企業からのオファーやインターンの案内も数多く届きます。
本選考直結のスカウトも届くので、インターンに参加せずに選考優遇を受けられる可能性もあるサイトです。

キミスカ
キミスカはスカウト型の就活サイトです。
スカウト型の就活サイトは数多くありますが、中でもキミスカは、スカウトにランクがあり、企業の本気度が分かるようになっています。
SPIの対策問題集の配布や、就活対策講座など、就活そのものへのサポートもとても充実しているサイトです。
インターン情報も数多く配信されるので、スカウトを受動で気に受けるだけでなく、自分で情報集めと就活対策も同時に行うことができます。
ベストマッチな企業との出会いがある就活は新しいフィールドへ【キミスカ】

ABABA
ABABAは最終面接まで進んだ実績が評価される、スカウト型の就活サイトです。
もし志望の企業に落ちてしまっていても、最終面接へ進んだ経験があれば、その経験を買って他の企業からスカウトが届きます。
既に就活をある程度進めている26卒向けのサービスです。

Offer Box
Offer Boxはスカウト型の就活サイトです。
非常に多くの就活生が登録しているサイトで、その分企業の登録数も多いです。
インターン情報が最も多く手に入るスカウト型就活サイトです。
企業はスカウトを送れる量に限りがあるため、学生一人一人のプロフィールを確認して、本気度の高いスカウトを送ってきます。
企業が学生にオファーする新卒就活サイト【OfferBox<オファーボックス>】

まとめ

今回は、九大(九州大学)は就職に強いのかについて解説してきました。
九州大学は、地元企業や官公庁との強固なつながりや充実した就職支援があり、就職に強い大学です。
特に九州エリアでは圧倒的な信頼を誇り、東京就職でも旧帝大ブランドやOBネットワークが強みとなります。
ぜひその強みを最大限に生かせるように、就活サイトやキャリアセンターを活用して、就活に取り組んでみましょう!