こんにちは! 27卒のKenichiです。
自己分析始めたけど、、、

自己分析のゴールがわからない

どんな質問がいいのかわからない
と難航していませんか?
就活が始まってあまり時間もない中、焦りたくないですよね…
この記事では、
- 自己分析の深掘り方
- どこまで自己分析するか…
- 場面別の質問リスト
を紹介していきます!
就活一緒に乗り越えて行きましょう!
自己分析に関する記事はこちら!
自己分析の深掘りとは?


深掘りってどこまでしないといけないの?

そこまでする必要あるの?
というのはよく出てくる自然な疑問です。ただここを理解しておかないとESや面接で上手くいかなかったり、行きたい企業が見つからなかったりします。
自己分析の深掘りの定義と重要性

自己分析の深掘りは、得意なこと・苦手なことなどの表面的な分析だけではなく、自分の行動や思考の根本的な動機、価値観、感情のパターンまで掘り下げて分析することです。
就活において、企業が求める人材像と自分の特性がマッチングすることが大切です。時間をかけて深掘りしていくことで他の就活生と差別化ができ、内定を取ることができます。
たとえば、「責任感がある」という特性を深掘りすると、「チームメンバーが困っているときに自分から声をかけて解決策を提案し、最後まで見届ける行動パターンがある」という具体的な行動まで分析できます。

深掘りすることで、自分がやりたいことや長くつづけていける仕事が見つかりやすくなるね!
自己分析をする目的を明確にしよう

自己分析を効果的に進めるためには、分析を行う具体的な目的を最初に設定する必要があります。
分析の方向性と深度をうまくコントロールしないと、目的が曖昧なまま自己分析を始めると、必要以上に時間をかけてしまったり、就活に使えない自己分析になるリスクがあります。
「志望業界を絞り込むため」という目的であれば、
自分の価値観と各業界の特徴を照らし合わせる分析に重点を置きます。
一方、「面接での自己PRを強化するため」という目的であれば、
具体的なエピソードと成果を結び付ける分析が中心となります。

目的を事前に整理しておくと、限られた時間の中でいい自己分析ができるよ!
自己分析深掘りのやり方|3ステップで完全攻略


自己分析の深堀りの仕方がわからない…

どこまで自己分析するのが深掘りなんだろう?
と自己分析をしていく中で迷うと思います。これからESや面接があることを考えるとあまり時間をかけたくないですよね…
僕も自己分析していく時、止まる時が多々ありました。
ただ当時の先輩に相談して短時間で効率よくできる自己分析を参考に丸パクリすると速攻で終わりました!
ここから3ステップでできる自己分析での深掘りのやり方を解説していきます!
ステップ1:基本情報の整理
自己分析の深掘りを始める前に、自分に関する基本的な情報を整理する作業が必要です。
基本情報の整理は、バラバラになっている経験や得意なことを可視化することで、後の深掘り作業の全体像が明確になります。また、整理された情報は面接時の回答準備としてもそのまま使うことができます。
学生時代の経験を「学業」「部活動・サークル」「アルバイト」「その他の活動」に分類し、それぞれで「役割」「成果」「学んだこと」「困難とその克服方法」を書き出します。
性格面では「自分が思う強み・弱み」「他人からよく言われる特徴」「価値観」「モチベーションの源泉」を整理します。将来像については「興味のある業界・職種」「理想の働き方」「大切にしたい条件」を明確にします。

基本情報の整理は、効率的かつ効果的に進めることができるよ!
ステップ2:「なぜ?」を5回繰り返す深掘り質問法
自己分析を深めるためには、「なぜ?」という質問を5回繰り返して根本的な理由や価値観まで分析することができます。
人間の行動や判断には必ず価値観や信念が影響しています。1回目の「なぜ?」では表面的な理由しか出てきませんが、5回繰り返すことで根本的な動機が明確になります。
仮に、「部活動でキャプテンを務めた」という経験について分析する時、このような感じになります。
「部活動でキャプテンを務めた」→
1回目「なぜキャプテンになったのか?」→「チームをまとめる役割が好きだから」
2回目「なぜまとめる役割が好きなのか?」→「みんなが協力している状況を見るのが嬉しいから」
3回目「なぜ協力している状況が嬉しいのか?」→「一人ひとりの力が合わさって大きな成果になる瞬間に感動するから」
4回目「なぜその瞬間に感動するのか?」→「個人では達成できないことを実現できるから」
5回目「なぜ個人で達成できないことの実現が重要なのか?」→「多様な人材が連携することで社会に価値を生み出すことが自分の使命だと感じるから」
ステップ3:エピソードを深掘る
自己分析の最終ステップとして、明確になった価値観や動機を裏付ける具体的なエピソードを分析し、面接で活用できるレベルまで深掘りします。
エピソードを深堀することで、抽象的な自己理解を具体的な行動まで可視化できて、面接官に対する説得力と信頼性が大幅に向上します。また、詳細なエピソード分析により、自分でも気づかなかった強みや成長ポイントが発見できる場合もあります。
アルバイト先でのチーム改善エピソードを深掘りする場合、
「状況」→店舗の売上低迷と スタッフのモチベーション低下という背景
「課題」→個人の作業効率重視でチーム連携が取れていない問題
「行動」→週1回のミーティング導入、個人目標と店舗目標の連動、成果共有の仕組み作りという具体的な施策
「結果」→売上15%向上、スタッフの定着率改善、お客様満足度向上という定量的・定性的な成果
「学び」→多様な価値観を持つメンバーをまとめるリーダーシップの重要性と、個人の成長が組織全体の成果につながる相乗効果の実感を言語化します。

エピソードは、自分の価値観と行動の一貫性を効果的にアピールできるから積極的に活用してこう!
自己分析質問リスト|場面別50選

ここまで自己分析の深掘りの仕方をお伝えしました。後は行動あるのみ!ここからは、ジャンルごとの質問を50個を紹介していきます。質問で悩んでいる就活生はぜひ参考にしてみてください!
事実確認だけじゃなく「その時どんな感情だったか」「どんな判断基準で選択したのか」まで掘り下げることがポイント!
過去の経験を深掘りする質問10選
学業に関する質問
- 最も苦労した科目で、どのような工夫をして乗り越えたか
- グループワークで意見が対立したとき、どのような行動を取ったか
- 成績が伸び悩んだ時、どのようにモチベーションを維持したか
- 目標達成のために自分なりに立てた計画や戦略は何か
部活動に関する質問
- チームの雰囲気が悪いとき、自分はどのような役割を果たしたか
- 個人の成績とチームの成績のどちらを優先するか、その理由は何か
- 重要な大会や試合でプレッシャーを感じた時、どのように対処したか
- 新しいメンバーが入ったとき、どのように関わったか
アルバイトに関する質問
- お客様からクレームを受けたとき、どのような対応をしたか
- 効率を上げるために自分から提案した改善案は何か
価値観・性格を探る質問15選
価値観・性格を探る質問15選
- 人生で最も大切にしている価値観は何か、それはどのような経験から生まれたか
- 仕事において絶対に譲れない条件は何か、その理由は何か
- 他人から感謝されるのと、自分が成長できるのと、どちらがより嬉しいか
- ストレスを感じる状況とその対処法は何か
- 自分が最も力を発揮できる環境や条件は何か
- 他人から指摘される自分の特徴で、最も多いものは何か
- 過去に最も集中して取り組めた活動は何か、その理由は何か
- 困難な状況でも諦めずに続けられる原動力は何か
- 達成感を感じる瞬間はどのようなときか
- 失敗から学んだことは何か
- 自分の短所をどのように受け止め、克服しようとしているか
- 周囲からどのような人だと言われることが多いか
- どんな時にやりがいを感じるか
- 日常で大切にしている習慣やルールは何か
- 目標を立てる際に重視することは何か
将来志向を明確にする質問15選
将来志向を明確にする質問15選
- 10年後にどのような専門性を身につけていたいか
- 管理職として部下を持ちたいか、それとも専門職として極めたいか
- 転勤や海外勤務についてどう考えるか
- 仕事とプライベートのバランスで重視する点は何か
- チームワークを重視する職場か、個人の裁量が大きい職場か、どちらが向いているか
- 安定性と挑戦のどちらを優先するか
- 5年後にはどのような立場で、どのような業務に携わっていたいか
- 結婚や子育てなどのライフイベントと仕事をどのように両立させたいか
- 最終的に社会にどのような貢献をしたいか
- 将来のキャリアで絶対に避けたいことは何か
- どのような人と一緒に働きたいか
- どんなスキルを新たに身につけたいか
- どのような働き方が自分に合っていると感じるか
- 理想の上司像はどのような人か
- これからの時代に必要だと思う能力は何か
他者との関係性を分析する質問10選
他者との関係性を分析する質問10選
- グループをまとめる役割を担ったとき、最も困難だったことは何か
- 自分のリーダーシップスタイルを一言で表現するとどうなるか
- チームメンバーのモチベーションが下がったとき、どのような働きかけをするか
- 意見が対立する相手とどのように合意形成を図るか
- 自分が苦手な業務をチームメンバーに頼むとき、どのようにお願いするか
- チーム全体の利益と個人の利益が相反する場面で、どちらを優先するか
- 相手に分かりやすく説明するために工夫していることは何か
- 批判的な意見を言わなければならないとき、どのような伝え方をするか
- 初対面の人と良好な関係を築くために心がけていることは何か
- チームで成果を出すために自分が意識していることは何か
自己分析はどこまで深掘りすべき?

冒頭で自己分析深掘りを解説しましたが、この記事を読んでくださっている就活生の皆さんは、おそらく

自己分析どこまですればいいだろう?
という悩みも同時に持っているのではないでしょうか?
自己分析をなかなかする機会がないとなると一人ではなかなかわかりづらい点だと思います。
ここからは、深掘りの基準・深掘りしすぎのサインと対処法を一緒にみていきましょう!
深掘りの3つの判断基準
第一の判断基準 →「面接で説明できるレベル達したか」
分析結果を第三者に対して論理的かつ具体的に説明できる状態になれば、その項目の深掘りは十分と判断できます。
第二の基準 → 「行動指針が明確になったか」です。
分析結果から「今後どのような行動を取るべきか」「どのような企業を選ぶべきか」という具体的な指針が導き出せれば、実用的な分析として完了です。
第三の基準 → 「新しい発見がなくなったか」です。
同じ角度から分析を続けても新たな気づきや発見が得られなくなった段階で、その方向性での深掘りは限界に達したと考えられます。

自己分析をする時は適切な区切りをつけ、就活の他の準備に時間をかけるようにしよう!
深掘りしすぎのサインと対処法
- 同じ質問を何度も繰り返している
- 分析結果をまとめられない
- 友人との就活の進捗に大きな差が生じている
- 企業研究や面接練習の時間が取れていない
- 自己分析の結果に確信が持てない
これらのサインは、深掘りしすぎな時によく現れる典型的なケースです。
これらのサインが出てきたときは、まず残りの期限を設定するようにして、分析結果を友人や先輩などの第三者に説明してみて客観的な視点から評価をもらうようにします。その後は企業・業界研究や書類準備に移るようにして就活の全体のバランスを調整するようにしましょう。

自己分析を就活全体の戦略の一部として認識して、バランスの取れた就職活動をしよう!
自己分析深掘りでよくある失敗と解決策

自己分析を深掘りしていく時、

なんか上手くいかない…
となった経験はありませんか?
一人だと改善方法を見つけるのは難しいですよね…
ここからは、よくある失敗パターンや解決策を徹底解説していきます!
表面的な分析で終わってしまう場合
自己分析において最も多い失敗パターンは、一般的な回答や表面的な特徴で止まってしまうことです。
表面的な分析は、他の就活生と差別化できない平凡な自己PRしかつくれず、面接官に強い印象を与えるのは難しいです。企業側が求める「なぜ我が社なのか」という質問に対して説得力のある回答ができなくなります。
表面的な分析でとどまってしまう時は、自己分析深掘りのやり方|3ステップで完全攻略でも解説した具体的なエピソードベースの深掘りがおすすめです。
例えば、部活動でキャプテンを務めた経験であれば、
- 「なぜキャプテンになったのか」
- 「チームの課題は何だったのか」
- 「どのような働きかけを行ったのか」
- 「結果としてチームはどう変化したのか」
- 「その経験から学んだリーダーシップの本質は何か」
ここまで掘り下げていくとしっかりとした深掘りができて業界・企業研究~面接まで活かすことができ就活の土台を作ることができます。

深掘りをすることで、その人らしさが伝わる具体的で説得力のある自己分析ができる!
客観性を欠いた自己評価をしてしまう場合
自己分析で頻繁に発生する問題として、主観的な思い込みや理想の自分像に基づいた評価で、実際の能力や特性とのギャップが生じるケースがあります。
面接官や採用担当者は候補者の実際の能力を見抜く経験と技術を持っているため、主観的な自己評価と現実のギャップを見抜かれて、一貫性がなくなってしまいます。また仮に内定をもらっても早期離職のリスクがあり、就活失敗という結果になってしまいます。
解決策として、まず他者からのフィードバックを積極的に収集して、率直な意見を求めるようにしましょう。次に、振り返りをしてブラッシュアップしていくことが大切です。

客観的な分析は、強みだけでなく弱みや改善点についても正直に向き合い、バランスの取れた自己理解ができる!
自己分析が就活に活かせない場合
自己分析を十分に行ったにも関わらず、その結果を職活でうまく活用できないという失敗パターンもあります。
分析自体が目的になってしまい、就活に活かせないところを分析して結果として志望動機、自己PR、面接で活用できる部分が見つからないことがあります。
解決策として、企業の求める人材像を明確にするようにしましょう。次に自分の経験と照らし合わせてみて、具体的なエピソードと結び付けるようにすることで、面接時の質問に対して企業が求める答えを見つけることができます。
まとめ

いかがでしょうか?今回は、
- 自己分析の深堀りの定義
- 深掘りの方法
- 失敗したときの対処法
を解説しました!
自己分析は、就活での基盤となります。ここの結果が就活の成功と失敗を左右するといっても過言ではありません。
自己分析をする目的・方法をしっかり理解して就活を乗り越えていきましょう!