
長期インターンやってるのはいいけどガクチカって何書いたらいいんだろう?

わかる!何を伝えたらいいかわからない、、
そうお困りのあなたへ!
今回は
について紹介します。
まだガクチカを書いてないよ!という方必見です!ぜひ一緒に最強のガクチカを作りましょう!
長期インターンはガクチカの差別化になる


長期インターンってアルバイトと変わらないんじゃない?

長期インターンは経験やスキルが得られるからアルバイトとは全然違うんだよ!
長期インターン経験は、アルバイトやサークルといった一般的なガクチカよりも圧倒的な差別化になります。
そもそも長期インターンとは学生が企業の業務に携わり実務経験を積めるインターンシップのことです。責任も大きいですが、その分ビジネスの現場で通用するスキルや、問題解決能力を実践的に身につけることができます。
アルバイトも同じように見えますが、ほとんどがマニュアル化された業務となります。それに対し長期インターンでは社員をサポートする実務であり、アルバイトよりも難易度が高いです。
例えばコンサルタントの長期インターンでは
など実際に企業が行っている業務に携わることができます。
企業は学生らしい頑張りだけでなく、入社後にすぐに活躍できるか判断しているため、長期インターンの経験をしっかり伝えられれば他の学生との差別化になります。

長期インターンはアルバイトとは全然違うんだね!
長期インターンに参加していない方はこの記事がおすすめ!
長期インターンはガクチカにできる?


もちろん長期インターンはガクチカにできます!
しかし、闇雲にインターン頑張りました!とアピールするだけでは差別化できません。
企業は、学生がどんな経験をしたか、どんなことを考えてインターンに取り組んだかを評価しています。
ここでは、インターンの期間ごとのアピール度と、履歴書での書き方を解説します。
3ヶ月以上の長期インターンシップはアピールしやすい
一般的に、3ヶ月以上の長期インターンシップは、ガクチカとして1番アピールしやすくなります。
理由としては以下のような企業が評価したい経験を一通り経験できるためです。
- 基礎業務の習得
- 自分なりの課題発見と目標、計画設定
- 計画の実行と改善(PDCA)
- 成果の検証
コンサルタントを例に挙げると
- プロジェクトに必要な業界の市場調査、競合他社の情報収集、および報告資料の作成
- 任された調査で「何が足りないか」を見極め、プロジェクトの成功のために必要な追加の分析目標や計画を立てる
- 作成した資料や分析結果を社員に提案・報告し、フィードバックを受けて内容を修正・再分析する
- 分析結果がクライアントの課題解決に役立ったかを確認し、自分の仕事から得られた教訓をまとめる
特に、学生が主体的に動き、改善を繰り返したエピソードがあれば、入社後の成長スピードも速そうだと評価につながりやすくなります。
自分なりに頑張った取り組みを例に当てはめてみましょう。
1ヶ月未満の短期インターンは強力なエピソードが必要
1ヶ月未満の短期インターンは、基本的には企業理解や業界研究が主な目的です。
そのためガクチカとしてアピールするなら、グループディスカッションで活躍したエピソードが必要になります。優秀賞、MVPなどが出ていると非常に作りやすいですが、ない場合でもガクチカをつくることは可能です。貢献内容として何を具体的に行動しチームにどんな影響を与えたかを説明しましょう。
【MVPの例】
2日間の新規事業立案インターンでMVPを獲得しました。
議論中盤、チームが顧客の表面的な不便さの解決に終始する中、私は与えられた情報から市場の「構造的な成長の停滞」こそが本質的課題だと見抜き、ターゲットを個人から法人へ変更する方向転換を提案しました。
この提案で一時チームは停滞しましたが、私はデータに基づいた明確な論拠を示し、事業として最大のインパクトを生むことを説明し、この論理的な動機付けによりチームは結束し、新しい企画を練り上げ、企業ビジョンに合致する提案を実現しました。
この経験から、リーダーシップとは、困難な状況でデータに基づき、チームを正しい方向に導き、一丸とさせる力だと学びました。
【チームに貢献した例】
私は3日間の新規事業立案インターンにて、全員の共通認識が持てるよう徹底し、チームに貢献しました。
メンバーの専攻は経済、IT、文学と多様でしたが、IT用語や会計用語の理解度に大きな差があり、発言内容の解釈に時間がかかりました。
私はこの非効率を解消するために、出てきた専門用語をすぐにホワイトボードに書き出す役割を徹底しました。
この行動により、専門知識の有無にかかわらず、全員が提案の論理を完全に理解できるようになり、議論の質とスピードが格段に向上しました。
結果、多様な視点が活かされ、論理性と斬新さを両立した企画が完成しました。このことから個人の知識レベルに関わらず、全員が共通認識を持てる環境を作ることが、チームの成果を最大化する鍵だと学びました。
インターン期間中に与えられた課題でMVPを獲得したり、「社員さんにも気づきを与えられるような提案をした」など、短期でインパクトを残した具体的成果を盛り込む必要があります。
短期インターンでもガクチカをつくることはできるので、毎回インパクトを残す意気込みで参加しましょう!
長期インターン経験の履歴書記入の仕方
履歴書に長期インターン経験を記入する際も工夫が必要です。
基本的には、アルバイト経験の欄とは分け、「学業、ゼミ、研究室、その他(学生時代に力を入れたことなど)」の欄に記入するのがおすすめです。
| 項目 | 記入例 |
| 活動期間 | 20XX年X月〜20XX年X月(Xヶ月) |
| 活動内容 | 〇〇株式会社 (職種:Webマーケティング) |
| 自己PR | Webマーケティングチームにて、新規リード獲得のためのコンテンツマーケティング施策を担当。潜在顧客のニーズを深掘りし、ターゲット別に最適化した資料を企画・制作しました。これにより、資料ダウンロード後の商談化率が従来の1.5倍に向上し、質を重視したリード創出に貢献しました。 |
具体的な成果やエピソードはES(エントリーシート)や面接で詳しく話すとして、履歴書では「どのような業務を」「どのくらいの期間」行ったのかを簡潔に示し、入社後活躍への期待感を持たせることが大切です。

ガクチカで長期インターンシップ経験を話すメリット3選


アルバイトやサークルもあるし、長期インターンのことを話さなくてもいいんじゃない?

長期インターンは実際に企業で仕事を経験してるから話さないのはもったいないよ!
長期インターン経験をガクチカとして話すことには、他のエピソードでは得られないメリットがあります。これを知っておけば、何をアピールすべきかが明確になります!
ここでは、長期インターン経験が就活で有利になる3つの大きなメリットを解説します。
①仕事で発揮した強みをアピール出来る
長期インターン最大のメリットは、入社後に仕事で活かせる強みであると証明できる点です。
企業は「入社後にどんな価値を生み出してくれるか」に関心があります。長期インターンは、実際のビジネスの場で成果を出すために努力するため、その経験をアピールできるところがメリットです。例えば
【営業インターン】 目標達成に向けた粘り強さ、商談経験によるプレゼン能力
【マーケティングインターン】 データに基づき施策を改善する論理的思考力
などは、そのまま入社後に発揮できる能力としてアピールできます。
長期インターンで得た強みをインターン先でどう発揮して、どんな成果につながったか、という具体的なエピソードとセットで話せば、人事は入社後のあなたの活躍をイメージしやすくなります。
②仕事の失敗や挫折経験も話せる
ガクチカは成功体験だけでなく失敗や挫折からどう立ち直ったかも非常に大切です。
長期インターンは、業務である以上うまくいかないことや大きな壁にぶつかることがあります。例えば
【営業インターン】
アポイントを取るために質より量を優先し、電話をかけ続けたが、商談獲得率は週に1件未満であった。
改善するために契約に繋がる企業であるかを事前にランク分けを行い、事前に企業ごとで求めていることや問題が解決できるサービスを提案して、量より質を優先し改善に努めた。
【マーケティングインターン】
主観的なコンテンツを制作し、競合他社や過去のデータを分析せず実行、数値が下がっても気のせいだと次のコンテンツへ移ってしまった。
改善するために前回の失敗や反省点をあげ、原因の深堀りや数値を分析。実行に移し、結果がどうなったか分析といったPDCAサイクルを実行し改善に努めた。
長期インターンでの失敗・挫折経験は「ビジネスの現場で壁にぶつかったときに、どのように原因を分析し、どのように改善策を考え、行動に移し、成長したか」という課題解決能力やストレス耐性のアピールになります。失敗をそのままにせず分析し改善することで企業への評価に繋がります。
③応募企業との関連性をアピールしやすい
応募する企業と同じ業界や職種で長期インターンを経験していれば、他のガクチカよりも圧倒的に関連性をアピールできます。これは志望度の高さとミスマッチの少なさを同時に証明できる強力な武器になります。
私は長期インターンで経験した営業の業種について他の学生よりも知識と経験があります。
インターンで培ったクライアントの本質的な問題を見つけ出し、データに基づいて最適な解決策を提示する力は、必ず御社で活かせます。
と具体的に伝えられるため、入社意欲が高く、すぐに戦力になってくれそうという良い印象を与えられます。
たとえ応募企業とインターン先が全く同じ業界でなくても、「インターンで顧客のニーズを深掘りする重要性を学んだ経験は、BtoCの御社の仕事でも活きる」といったように、抽象化して共通する価値観やスキルを結びつけることもできます。

企業の業務経験を語れるのは他にないメリットになるね!

ガクチカで長期インターンシップ経験を話す際の極意5選


でも実際に話すのってどうやるの?
長期インターン経験を話すとき、ただ頑張った話で終わらせてしまうのはもったいないです。 人事が「おっ!」と食いつくような、戦略的な伝え方が大切です。
ここでは、長期インターンの経験を最大限に活かすための極意を5つご紹介します。
企業がどんな人を採用したいかから逆算する
あなたは応募する企業が「どんな価値観」を持ち、「どんな人材」を求めているかを把握していますか?
ガクチカは、その企業で活躍できる人間であることを証明する場です。そのため、企業の採用サイトや企業理念を読み込み、企業が重視するキーワード(例:挑戦、チームワーク、顧客志向、スピード感など)を把握しましょう。
その上で、「私のインターン経験は、まさに御社が求める『挑戦を恐れない姿勢』に繋がっています」
というように、企業が求める人物像に合うエピソードを逆算して選ぶことが成功の鍵です。
- 企業が求めている人物像や理念を採用サイトや社長メッセージから探す
- 自分の経験を振り返りそれに合ったエピソードを選ぶ
- エピソードと共にその企業で活躍できる根拠を結びつける
エピソードの引き出しが多いほど紐づきやすくなります。ぜひ経験したことをテーマごとに分けて用意しておきましょう。
具体的な成果や数値を書く
「一生懸命頑張りました」「チームに貢献しました」といった抽象的な表現ではせっかくの経験があまり伝わりづらいです。そのため、結果や成果を具体的に伝えられると企業の高評価に繋がります。
インターン経験を話す際は、必ず具体的な数値を使って説明しましょう。
SNSでたくさん投稿して、フォロワーが増えました。
SNS投稿のPDCAを回し、3ヶ月でフォロワー数を150%増加させ、そこから新規顧客を月に平均10件獲得しました。
このように成果を数値化することで、ビジネスの目標達成に向けて真剣に取り組んでいたこと、そして、客観的な事実として自分の貢献度を伝えることができます。
テクニカルなスキルよりも人柄・学びをアピールする
例えばインターンで高度なプログラミングスキルや専門知識を身につけた人がいたとして、それは紛れもなく強みとなります。しかし、企業が重視するポイントは習得したスキルそのものではありません。
企業が重視するポイントとは、その学生ががどんな人柄で、どんな考え方をするかという点です。
たとえインターンで身につけたスキルが応募職種と直接関係なくても、主体的に行動する姿勢や未知の課題に立ち向かうマインドは、どの企業でも評価ポイントとなります。
自分なりに工夫した点を詳細に書く
長期インターンでは、与えられた業務をこなすだけでなく「自分だったらどうすればもっと良くなるか?」と考え、行動に移すことが非常に大切です。企業は、学生の主体性と改善力を見ています。
例えば営業インターンでは
私はインターン先で与えられたリストへのアポイント率が3%低迷している課題に直面しました。
原因は午前中の架電(電話をかけること)は、朝礼やミーティングで担当者が多忙のため繋がりにくいと分析し、改善策を実行しました。
具体的には架電時間を午後の14時〜17時に戦略的にシフトし、担当者が在席しやすい時間帯に集中しました。繋がったときすぐに課題解決の提案に入るよう伝え方を改善しました。
これらの分析、改善に基づいた行動の結果、全体のアポイント率を従来の3%から5.5%へ約1.8倍向上させることに成功しました。
この経験から自ら問題発見をする大切さと改善の重要性を学びました。
自分が経験、工夫したことと共にエピソードについて詳細に記載すると企業も評価に繋がります。
インターンで学んだマインドを書く
長期インターンを通じて、業務への向き合い方や意識の変化など、マインドセット(考え方)を伝えましょう。
失敗は避けるべきものではなく、成功のための最も貴重なデータだと捉えるようになりました。失敗の原因を徹底的に分析し、次に活かす姿勢が身につきました。
チームで働く上で、自分の意見を主張するだけでなく、相手の立場を理解し歩み寄る重要性を痛感しました。
このような内面的な成長を伝えることで、「この学生は、仕事を通じて人間的に大きく成長できるポテンシャルがある」という高い評価につながります。
マインドの学びは、応募企業への入社意欲やキャリアプランと結びつけるとさらに説得力が増します。

経験したことを自分なりの工夫や考えたこととセットで伝えましょう!

長期インターンのガクチカを作る際の注意点


伝え方はわかったしこれからガクチカ作るぞー!

いいね!でもその前に「これをやると一気に評価が下がる」という注意点も把握しておこう!
長期インターン経験は強力なガクチカになりますが、伝え方を間違えると逆効果になってしまいます。
せっかくの素晴らしい経験を台無しにしないために、ここでは特に注意してほしい5つのポイントを解説します。
話を盛らない、嘘をつかない
これは大前提ですが、話を盛ったり、嘘をついたりするのは絶対にやめましょう!
長期インターン経験は、入社後にすぐ活躍できるか判断するための情報源です。少しでも話を誇張してしまうと、面接で深く突っ込まれた際に、すぐに矛盾が生じてしまいます。
人事は話の一貫性や論理性を見ています。少しでも「あれ?」と思われたら、一気に信頼を失ってしまい落選に繋がります。
大事なのは事実に基づいて、自分の考えや行動の過程を正直に、魅力的に伝えることです。
実績が少し少なくても、そこから何を学び、どう成長したかを伝えられれば、十分に評価されます!
具体性のあるエピソードにする
抽象的な表現は避け、「誰が」「いつ」「どこで」「何を」「なぜ」「どのように」行ったかを明確に示し、具体的なエピソードで構成しましょう。
特に、インターンでの成果や行動について説明する際、「自分しか経験していないこと」や「自分だからこそできた工夫」にフォーカスすると、具体性が増し、他の学生との差別化につながります。
新規事業のターゲットを設定する際、20代女性という一般的な設定で議論を進めようとしました。
しかし、私は本当にそのターゲットが最もニーズがあるかに疑問を持ち、チームの中で唯一、既存顧客データと競合のSNSコメント欄を照合し、独自で調査をしました。
その結果、実は30代後半の男性の潜在ニーズが最も高いという誰も気づいていない事実を発見し、提案全体を成功に導くターニングポイントを作ることができました。
といった具体的な描写は、あなたの主体性を強くアピールできます。
能力をアピールする場ではない
「長期インターンで〇〇という専門能力を身につけました!」というアピールは、一見良さそうに見えますが、ガクチカの本質ではありません。
ガクチカでアピールすべきは、その能力を身につけるまでの過程と人間性です。
企業は、学生の現在の能力の高さよりも、どのように成長し、困難を乗り越えるポテンシャルがあるかを見ています。
長期インターン初期、私はタスクの見積もりが甘く、特にクライアント向け重要資料の期限を大幅に遅延させました。
この失敗から、ビジネスにおける期限厳守の重要性を痛感しました。改善策としてタスクを最小単位に細分化と各工程の実績時間を記録を行い、このデータに基づき時間配分を正確に予測できるようになりました。
結果、すべての資料提出を期限の一日前には完了できる状態に成長し、データに基づいて業務過程を改善するタスク管理能力を習得しました。
といったように、スキルを習得するまでの過程を軸に話しましょう。
コピペは厳禁
インターネットや書籍に載っている例文をそのままコピー&ペースト(コピペ)するのは厳禁です。
企業は多くのESを読み込んでいるため、コピペされた文章はすぐに判別できます。
コピペは、「手抜きをしている」「入社意欲が低い」といったネガティブな印象を与え、最悪の場合、選考落ちの対象になります。
ガクチカは、あなた自身の言葉で、あなただけのオリジナルな経験を伝える場です。例文はあくまで構成の参考にとどめ、必ず自分のエピソードに落とし込んで書きましょう。
生成AIも使わない方が無難
ChatGPTなどの生成AIは便利なツールですが、ガクチカの作成に丸投げするのは避けましょう。
AIが作成した文章は、文法的には正確でも、感情や臨場感、自分の体験が抜け落ちてしまいがちです。また、AIが生成する文章は、個性やオリジナリティに欠け、他の学生と似たような表現になってしまうリスクがあります。
AIを使うとしても、構成のアイデア出しや文章の誤字脱字チェックなど、あくまで補助的な使い方にとどめ、エピソードや、内面的な思考は、必ずご自身の言葉で表現しましょう。

自分の頑張った経験を自分の言葉で伝えよう!

長期インターンシップ経験のガクチカの書き方


確認したポイントを踏まえて、早速ガクチカの作成に取り掛かりましょう!
長期インターンの経験を最高のガクチカにするためには、どのような構成で話すかが重要になります。
企業が納得し、ポテンシャルを評価されるように、ここでは最強のフレームワークをご紹介します!
このフレームワークは、別名「STAR(スター)フレームワーク」とも呼ばれ、結論から論理的に自分の行動と成果を伝えることができる、ビジネスでも非常に便利な構成です。
①結論:インターンシップで力を入れたこと
ガクチカは必ず結論ファーストで始めましょう。ここであなたが「最も力を入れたこと」を簡潔に、かつ具体的に伝えます。
人事は忙しいため、最初にこの記事のテーマはこれです!と明示することで、あなたの話に集中してもらいやすくなります。
私が最も力を入れたのは〇〇株式会社での半年間のWebマーケティングインターンです。オウンドメディアのSEO記事を書き、流入数を2倍に増やしました。
このように、期間・場所・具体的な取り組み・結果をすべて盛り込むと、一気に説得力が増します!
②動機:力を入れた理由・目的
次に、「なぜその活動に力を入れようと思ったのか」という動機を説明します。
これは、価値観や問題意識を伝える重要な部分です。
面白そうだったから、といった曖牲な動機ではなく、「達成したい目標があったから」「解決したい課題があったから」という、主体的な理由を伝えましょう。
長期インターン参加当時、目標にしていたサイトの流動数をはるかに下回り、コンテンツの魅力が伝わらず、エンゲージメント率が低いことが問題に挙げられました。
この動機が明確であればあるほど、この学生は目的意識を持って行動できるという評価につながります。
③課題:目的に対する原因
ここで、直面した課題や困難について話しましょう。
人事は、課題の大きさそのものよりも、困難に直面したとき、学生がどう考え、どう乗り越えようとしたのかを見ています。明確にするため、課題の明確化と問題意識を書きましょう。
課題としては、検索で上位に表示されるには内容だけでなく、適切なキーワード選定や競合との差別化が必要であり、一部の記事で読者の反応が安定しない点がありました。
論理的に原因を特定するという部分で、ストレス耐性と課題解決能力のアピールに繋がります。
④取り組み:どのように行動したか
次はあなたが実際に行った具体的な行動を詳しく説明するターンです。ここが、主体性、思考力、実行力をアピールする重要な部分になります。
単なる作業の説明ではなく、工夫した点、試行錯誤したプロセスに焦点を当てて説明しましょう。
流入数を増やすため、競合10社を分析し、顧客が求めているが提供されていない情報を特定しました。
次に、その情報を埋める構成に変更し、独自のキーワード選定で25本の記事を作成しました。投稿後は毎日データを分析し、反応の薄い記事はすぐに見直す改善サイクルを回しました。
誰でもできる行動ではなく、あなただからこそやった行動を詳しく伝えることを意識しましょう。
⑤結果:どんな成果があったか
次に結果を伝えましょう。成果は、必ず具体的な数値で示し、努力がどう繋がったのかを明確にしましょう。④の取り組みで試行錯誤した結果としてどうなったかを簡潔に述べます。
結果インターン開始から半年間でオウンドメディア全体の検索エンジンからの流入数を2倍に増加させました。特に戦略的に選定した25記事のキーワードで、そのうち15記事が検索順位の10位以内に入り、全体の流入の約60%を占める結果となりました。
ここでは成功だけでなく、失敗経験を記載してもかまいません。
大事なのは人事にこの学生は課題や問題に対して真摯に取り組めるかどうかを判断してもらうことです。
⑤学んだこと:今後に活かせる学び
最後に、その経験から何を学び、それが今後どう活かせるかを伝えます。
これは学生の「成長可能性」と「応募企業への貢献意欲」を示す部分です。
単に楽しかったやスキルが上がったで終わらせず、困難を乗り越える中で得た価値観、思考法、行動原則といった本質的な学びを明確にしましょう。
この経験で、課題の本質を見つけて自分から積極的に学び、継続的に改善と分析を重ねる姿勢が大切だと実践しました。
この姿勢を御社でも活かし、失敗を恐れずに成長し続けたいと考えております。
学んだことを、応募企業の事業内容や求める人物像と結びつけることで、「この学生は、当社の環境でさらに伸びてくれそうだ」という強い期待感を持たせることができます!

ガクチカで長期インターンについて書く時の例文10選【職種別】

長期インターン経験があなたの個性や強みを最も引き出すように、ここでは職種別にガクチカの例文を10パターンご紹介します。
「1結論→2課題→3原因の特定→4取り組み→5結果→6そこから得た学び」のフレームワークを意識して読みましょう。
①営業
営業職のガクチカポイント
【営業職の例文】
- 私はITベンチャーの長期インターンで、営業活動の数値分析と改善策の実行に取り組み、アポイント率を2%から4%台へ倍増させ、月間受注件数で3ヶ月連続チーム1位を達成しました。
- 約1年間中小企業向けSaaSサービスの新規開拓営業に取り組みましたが、配属当初、テレアポのアポイント率は2%前後と低迷し、チーム目標を下回っていました。
- この原因として、営業トークが気合いや熱意といった感覚的なアプローチに偏り、成果ノウハウやボトルネックがチームに共有できていないことが挙げられました。
- そこで、私はテレアポの失注パターンを特定するため、自分の通話内容を全て録音・記録しました。その上で、分析した課題に基づき、具体的な切り返しトークや成功事例を入れたトークスクリプトを自作し、チームに共有しました。また、架電件数や失注理由を日次でスプレッドシート管理し、先輩からの週次フィードバックを基に、継続的にトークを改善しました。
- その結果、3ヶ月でアポイント率は4%台まで向上し、月間受注件数でチームトップを3ヶ月連続で達成しました。
- この経験から、目標達成には感情論ではなく、データを基にプロセスを粘り強く改善し続ける力が不可欠だと学びました。
②マーケティング
マーケティング職のガクチカのポイント
【マーケティング職の例文】
- 私はWebマーケティング企業の長期インターンとして、自社サービスのSNSアカウント運用とWebサイト流入増加に取り組みました。
- 参加当初は、フォロワー数の伸びが月50人程度、投稿のエンゲージメントも低く、社内でも「効果が見えづらい施策」と認識されていました。
- そこで、まず既存フォロワーの属性やよく見られている投稿を分析し、「就活の不安を解消する情報」にニーズがあると仮説を立てました。
- そして、悩み解決型の連載企画や、体験談インタビューコンテンツを企画し、投稿時間やハッシュタグのABテストも実施しました。さらに、LPへの流入を狙った誘導文言のパターンも複数検証し、週次でKPIを振り返る仕組みを自ら提案しました。
- その結果、3か月でフォロワー数は5,000人から8,000人に増加し、SNS経由のサイト流入も約2倍になりました。
- この経験から、マーケティングは感覚ではなく、データに基づき仮説検証を回し続けることが重要だと学びました。
③エンジニア
エンジニア職のガクチカでは
【エンジニア職の例文】
- 私は自社プロダクトを開発するスタートアップで、フロントエンドエンジニアの長期インターンとしてユーザー向けダッシュボード機能の改善を担当しました。
- 参加当初、会員登録後に最初の画面で離脱するユーザーが多く、活用が進んでいないことが課題になっていました。
- そこで、アクセスログやヒートマップを用いてユーザー行動を分析し、「情報が多すぎて、どこから触ればよいか分からない」ことが離脱要因だと仮説立てました。
- 私は、ダッシュボードの情報を3つのカテゴリに整理し、初回ログイン時にはステップガイド付きの画面に切り替えるUI案を作成しました。実装面では、既存コードとの整合性を取りながらReactコンポーネントを分割し、バックエンドエンジニアとAPI仕様の調整も行いました。
- 改善版をリリース後、初回利用ユーザーの翌週ログイン率は15ポイント向上しました。
- この経験を通じて、コードを書く力だけでなく、ユーザー視点で課題を定義し、チームと連携して機能を形にする力を身につけました。
④デザイナー
デザイナー職のガクチカでは、
【デザイナー職の例文】
- 私はWeb制作会社の長期インターンで、コーポレートサイトやLPのUIデザインに携わりました。そこで担当したのは、問い合わせ数が伸び悩んでいた人材サービスのLPリニューアルプロジェクトです。
- ここでの問題点は既存ページは情報量が多く、ターゲットも不明確な状態であることでした。
- そこで、まず営業担当へのヒアリングを通じてメインターゲットを「初めて転職を考える20代」に絞り直し、ユーザーが不安に感じるポイントを洗い出しました。
- ファーストビューでは安心感と実績を伝える構成に変更し、ユーザーストーリーに沿って情報を段階的に提示するワイヤーフレームを作成しました。デザインでは、トーン&マナーを統一しつつ、CTAボタンの色や配置を複数パターン提案し、ABテストも行いました。
- この結果リニューアル後1か月で、LPのCVRは約1.8倍に向上しました。
- この経験から、デザインは見た目を整えるだけでなく、ビジネスゴールから逆算して体験を設計する行為だと学びました。
⑤事務
事務職のガクチカでは、
【事務職の例文】
- 私は人材系企業の営業部門で、事務・アシスタントとして長期インターンに参加しました。主な業務は、顧客データの入力や商談資料の作成、問い合わせメールの一次対応など、営業が提案活動に集中できるようにする裏方の役割でした。
- 参加当初は、案件情報がスプレッドシートとメールに分散しており、更新漏れや二重入力が頻発していました。
- そこで、まず過去のミス事例を洗い出し、「入力ミス」「更新漏れ」「フォーマット不統一」の3つに原因を整理しました。
- そのうえで、案件登録用のテンプレートを作成し、必須項目を明確にしたうえで入力ルールの簡易マニュアルを作りました。さらに、毎週末に全案件をチェックする時間を設け、営業メンバーにも協力を依頼しました。
- その結果、1か月後には入力ミス件数を半分以下に減らし、営業からのデータ確認依頼も大幅に減りました。
- この経験を通じて、正確さとスピードを両立させる工夫や、目立たない業務でもチーム全体の生産性向上に貢献できることを学びました。
人事
人事職のガクチカでは、
【人事職の例文】
- 私はベンチャー企業の人事インターンとして、新卒採用と長期インターン採用の母集団形成・候補者対応を担当しました。
- 参画時は、説明会参加者数が採用目標に対して不足しており、応募者層もターゲットとずれていることが課題でした。
- そこで、過去の活躍社員の共通点を分析し、「主体的に行動できる学生」をペルソナとして設定し直しました。
- 求人票の表現を見直し、裁量の大きさや成長環境だけでなく、具体的な業務内容や期待役割を明確化しました。また、スカウトメールの件名・本文を複数パターン作成し、開封率と返信率を比較しながら改善しました。並行して、少人数座談会形式のオンラインイベントを企画し、社員のリアルな話を聞ける場を増やしました。
- その結果、3か月で説明会参加者数は約1.5倍に増加し、一次面接通過率も向上しました。
- この経験から、人事は会社と学生の双方を理解し、適切なマッチングをデザインする仕事だと学びました。
ライター・編集
ライター・編集職のガクチカでは
【ライター・編集職の例文】
- 私は自社メディアを運営する企業の長期インターンで、記事の企画・執筆・リライトを担当しました。
- 担当メディアは就活情報サイトでしたが、参加当初は検索流入が伸び悩んでおり、一部の記事はほとんど読まれていない状況でした。
- そこで、検索ボリュームや関連キーワードを調査し、学生が実際に悩んでいるテーマを洗い出しました。
- 具体的には「ESの書き方」「ガクチカの例文」などニーズの高いテーマを中心に、構成案から見出し、導入文まで自分で考えて執筆しました。また、既存記事も検索順位やクリック率を確認し、タイトル・見出しの改善や情報のアップデートを行いました。執筆後は編集担当からのフィードバックを受け、表現や論理構成の精度を上げることを意識しました。
- その結果、担当した記事群の平均PVは約2倍になり、検索上位を獲得した記事も生まれました。
- この経験から、読者のニーズから逆算して文章を組み立てる力と、数字を見ながらコンテンツを改善する姿勢を身につけました。
コンサル
コンサル職のガクチカでは、
【コンサル職の例文】
- 私は中小企業向けコンサルティング会社の長期インターンで、飲食店の売上改善プロジェクトにアナリストとして参加しました。
- クライアントは駅前の居酒屋で、コロナ禍以降売上が戻らず、特に平日夜の集客減が課題でした。
- POSデータ、予約履歴、現場観察の結果、「早い時間帯の来店が少ない」ことと「常連客の再来店頻度の低下」が原因であると特定しました。
- これらを改善するため、データに基づき18〜20時限定のセットメニューを導入し、LINE公式アカウントで常連客向けの再来店クーポンを配信する施策を提案し、実行まで伴走しました。
- 施策実施後2か月で、平日夜の売上は約15%改善しました。
- この経験を通じて、データ分析と現場目線の両方から課題を捉え、小さく試して検証するコンサルティングのプロセスを学びました。
企画
企画職のガクチカでは、
【企画職の例文】
- 私は教育系スタートアップのインターンで、大学生向けイベントの企画・運営を担当し、参加者数を2倍に増加させました。
- 参加当時、オンラインイベントの参加者数が目標の半分に留まり、リピート率も低いという課題がありました。
- 過去参加者へのアンケートとインタビューを実施した結果、学生は「就活ノウハウ」よりも「実際に働く社会人のリアルな話」を求めていることが分かりました。
- そこで、ニーズに合わせ「1・2年目社員のリアルな1日」をテーマとした少人数座談会イベントを企画。ターゲットを明確化した告知を行い、企画から運営まで一貫して担当しました。
- イベントの参加者数は前回比で約2倍に増加し、アンケートの満足度も高い評価を得ることができました。
- ユーザーの真のニーズを引き出し、企画を磨き込む重要性と、検証しながら改善を続ける力を養いました。
動画編集
動画編集職のガクチカでは
【動画編集職の例文】
- 私は広告制作会社のインターンで、SNS広告動画の編集を担当し、視聴維持率を30%台から50%台まで向上させました。
- 制作した動画の視聴維持率が30%台と低く、最後まで視聴されずにECサイトへの流入が伸び悩むことが課題でした。
- 過去の成功事例を分析し、「最初の3秒で価値が伝わっていない」ことや「テロップの視認性が低いことが原因と仮説を立てました。
- 仮説に基づき、冒頭にビフォーアフターを置く構成や、テンポの良いカット割り、テロップの文字数削減を徹底した複数パターンを制作。運用担当者と連携し、週次で数字を確認しながら編集方針を微調整しました。
- 動画の視聴維持率は50%台まで向上し、広告経由のECサイトへのCVRも改善することができました。
- クリエイティブにおいても「感覚」ではなく「数字」で効果を検証し改善を重ねる姿勢と、視聴者目線で構成を組み立てる重要性を学びました。

「1結論→2課題→3原因の特定→4取り組み→5結果→6そこから得た学び」のフレームワークを意識しましょう!
まとめ

ここまで長期インターンのガクチカの書き方から例文まで見てきました。
ガクチカは、単なる過去の自慢話ではありません。「入社後、当社の環境でどのように活躍し、成長していくか」を示す、未来への最強のプレゼンテーションです。
今回紹介したフレームワークを活用し、自信を持ってあなたの「成長の証」を語りましょう!
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