こんにちは、26卒のtomokaです!
「エントリーシート(ES)と履歴書の違いってなに?」
「内容が同じで大丈夫?変えた方が良いのかな…」
就活生のみなさんの中には、このような疑問を持っている人がいると思います。
似ている質問がある場合、特に不安な気持ちになると思います。
今回は、
- エントリーシート(ES)と履歴書の違い
- 内容が被っても問題ないか
- それぞれの書類を作成する時の注意点
を解説します!
【関連記事】
選考通過するエントリーシート(ES)の書き方とコツを徹底解説【具体例付き】
設問ごとに徹底解説!エントリーシートの例文22選!
エントリーシートと履歴書の違い
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まずは、それぞれがどういった書類なのかを解説して違いを理解しましょう!
エントリーシートとは
エントリーシートとは、就活生が企業に対し自分の魅力や熱意を伝えるための応募書類です。
企業は、エントリーシートの内容を面接の際に参考にしたり、一次選考の判断材料として使います。
主な内容として、志望動機や自己PR、学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)など、就活生の人柄や個性を知るための質問が多いです。
履歴書とは
履歴書とは、過去の経歴を志望企業に伝えるための応募書類です。
応募者の基本的な情報を伝えるための書類なので、書き方のルールやフォーマットが定められています。
主な内容として、氏名や住所、学歴や資格など、客観的な事実についての質問が多いです。
目的や使われ方が違う
エントリーシートと履歴書では、企業が聞きたいことや、書類の扱われ方が異なります。
目的 | 使い方 | |
エントリーシート | 自分の魅力や志望熱意を伝えるため | 選考の判断材料になる |
履歴書 | 過去の経歴を伝えるため | 入社後は社員データとして保管されることも |
【両方提出の場合】同じ内容を書いても大丈夫?変えるべき?
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企業によって、エントリーシートと履歴書の両方の提出が求められる場合があります。
同じような項目があり、内容が重複しても良いのでしょうか。
結論、内容が重複しても大丈夫な場合と、内容を変えても良い場合があるので、それぞれ説明していきます!
基本的には重複して大丈夫なので、安心してください!
重複しても大丈夫な場合【自己PR、志望動機】
基本情報が同じ内容で大丈夫なのはもちろんですが、
自己PRや志望動機の欄も、同じ内容で問題ないです。
字数制限が異なる場合があるので、どちらか短い方は、簡潔に要約しましょう。
エントリーシートの方が字数に余裕があることが多いので、履歴書の方を要約して書くことになると思います!
内容を変えても良さそうな場合【具体的なエピソード】
エントリーシートと履歴書で複数のエピソードを使うことで、多面的にアピールすることができます。
このとき、より強くアピールしたいエピソードはエントリーシートで書くようにしましょう。
理由は、先ほども解説したように、エントリーシートが自分の魅力を企業に伝える目的をもった書類だからです。
注意点
アピールする内容を、エントリーシートと履歴書とで矛盾しないようにしましょう。
主張している内容に矛盾があると、書類の信憑性が疑われてしまいます。
履歴書だけ提出を求められた場合
エントリーシートの提出が求められず、履歴書のみ提出が求められる場合もあると思います。
その場合は、履歴書のみで採用選考の判断がされるため、
履歴書にある質問項目をしっかり埋めましょう。
自己PRや志望動機欄がある場合はしっかり書くのはもちろん、
アルバイトや長期インターンに取り組んだ場合は、職歴の欄にしっかり書いておくと面接に進んだ際に話を振ってもらいやすいです!
エントリーシートと履歴書の書き分け方とポイント
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構成の違い
エントリーシートは履歴書に比べて字数に余裕があるため、
PREP法を使うことをオススメします。
PREP法とは、
結論→理由→具体例→結論(まとめ)
の流れで話を組み立てることで、多少長い回答であっても読みやすい文章をつくることができます。
最後のまとめの部分で今後どうなりたいかについても触れられるとより良いです!
一方、履歴書では、
結論→理由(具体例)
の順に簡潔に書くようにしましょう。
履歴書は情報を伝えることが目的の書類であるため、正確で理解しやすい内容であることが求められます。
スペースに余裕が無い場合は詳細に具体例を書くことができないため、シンプルで伝わりやすい構成を目指しましょう。
一貫性を持たせる
エントリーシートと履歴書で同じ質問をされた場合、書く内容を変えても良いですが、一貫性をもたせるように気をつけましょう。
例えば、自己PRの内容を変える場合、
同じ強みをアピールし、エピソードだけ変えると、内容は異なっていても一貫性をもたせることができます。
それぞれで全く異なる強みをアピールしてしまうと、結局何が強みなの?と混乱させてしまうので気をつけましょう。
エントリーシートを書くときの注意点
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字数制限を守る
エントリーシートでは、それぞれの質問に字数制限がある場合が多いです。
字数を超えて書くことを避けるのはもちろん、
字数制限に対して少なすぎる字数のまま提出してしまうのも良くないです!
与えられた字数をめいっぱい使ってアピールせずに提出してしまうと、
「自分をアピールする気がないな…志望度が低いのかな…」
と思われてしまう危険があります!
最低でも字数制限の8割以上は埋めましょう!
エピソードをより具体的に書くことで字数は埋まるはずです!
深掘り質問を想定する
面接の場面でも、エントリーシートをもとにして質問がされることがあります。
例えば、
「エントリーシートではこう書いてるけど、もっと具体的に教えてほしい」
「エントリーシートで〇〇に取り組んだって書いてあるけど、なぜ取り組もうと思ったの?」
などの質問がされます。
主に、自分がとった行動の理由や、結果について感じたことや考え方ことなど、自分の考え方や価値観を中心に深掘りの質問がされるので、エントリーシートを作成する際には
「なぜ?」という自問自答をして面接で質問されたときに答えられるように準備しておきましょう!
考え方、価値観を盛り込む
字数に余裕がある場合は、具体的なエピソードだけでなく、自分の考え方や価値観もあわせて書けると良いです!
エピソードが他の人と被りがちなものであっても、考えたことや感じたことを書くことで、自分らしいアピール方法になり、人柄を伝えるためのエントリーシートとして効果的です!
過去だけでなく未来も書く
学生時代の成果だけを伝えるのではなく、将来的に自分はどのような社会人になれるか、ということもアピールしましょう!
応募する学生の多くは職歴がなく、入社後どのように活躍しそうかを見極めることが難しいです。
そのため、入社後にどのようなことに取り組みたいか、ということや、どのようなキャリアプランを持っているのかをアピールすると、
企業にポテンシャルを感じてもらいやすくなります。
エントリーシートの書き方を詳しく知ろう
エントリーシートの書き方について詳しく解説している記事を紹介するので、
もっと詳しくエントリーシートの書き方やコツを知りたい!
という方は、「選考通過するエントリーシート(ES)の書き方とコツを徹底解説【具体例付き】」を読んでみてください!
![](http://image.moshimo.com/af-img/1977/000000065625.png)
履歴書を書くときの注意点
![](https://workrise.site/wp-content/uploads/2024/05/wordpressH2画像-49-1024x576.png)
書き方のルールを確認
履歴書には、書き方の基本的なルールがあります。
いくつか紹介するので、確認しておきましょう。
・日付の欄は投函日に
メールで送る場合はメールを送る日付、手渡しの場合は渡す日付を書きましょう。
・学歴、職歴
学歴は中学校から書き始めます。
大学在学中の場合は、卒業予定の年度を書きましょう。
見やすさのために学歴と職歴を分けて書くのもオススメです。
・免許、資格
免許から記載し、その後に資格を書きましょう。
アピールに繋がりそうな資格を勉強中の場合は、
「〇〇の資格取得に向けて勉強中」または「〇〇年〇〇月に取得予定・受験予定」と書いてもOKです。
・年号は全体で統一させる
履歴書全体を通して西暦と和暦を統一させましょう。
簡潔に書く
履歴書はエントリーシートに比べて記入欄が狭いため、簡潔に書きましょう。
正式名称で書く
履歴書は簡潔に書く必要があると説明しましたが、略語を使わないようにしましょう。
公的な書類であるため、正式名称で正しく記載することが求められます。
エントリーシートと履歴書で共通の注意点
形式を守る
エントリーシートは、企業によって質問が様々なので、形式も企業ごとに異なります。
履歴書と異なり、市販のものがないため、その企業が指定する形式を守りましょう。
履歴書は、市販のものもあり、おおまかな書き方のルールがあります。
先ほど紹介した書き方のルールを確認しながら作成しましょう。
手書きの場合
中には、手書きで書類の提出を求められる場合もあります。その場合の注意点を紹介します!
・消せるボールペンを使用しない
消せるボールペンのインクは熱に弱く、記載した内容が消えてしまう可能性があるため、公的な書類である応募書類に使うのはやめましょう。
・情報が正確か
誤字脱字のないように気をつけましょう。
修正テープや修正液で書き直すのは、正確な書類かどうか疑わしく見られるため、間違えてしまった場合は新しく書き直しましょう。
間違えた箇所を二重線で消してその上に捺印をし、近くに正しく書き直すことも可能ですが、修正箇所が多いと読みにくくなってしまいます。また、きちんと書類作成ができない人間であるという評価にも繋がるので、注意しましょう。
・字は読みやすく丁寧か
パソコンで打ち込んだ文章と違い、手書きの書類はその人の字のくせが表れます。
普段、雑に字を書いてしまっている人は、読み手にとって読みやすい字を意識して時間をかけて書くようにしましょう。
実際の質問例を比べて違いを確認
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エントリーシートと履歴書でよくある質問項目を紹介するので、違いを確認しましょう!
エントリーシート
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 電話番号
- 学歴(大学、高校)
- 資格、免許
- 自己PR
- 志望動機
- 長所、短所
- 学生時代に力をいれたこと
- なぜこの業界を志望するのか
- なぜこの職種を志望するのか
- 入社後に挑戦したいこと
- キャリアビジョン
設問ごとにエントリーシートの例文を紹介している記事があるので、詳しく知りたい人は読んでみてください!
履歴書
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 電話番号
- 学歴
- 資格、免許
- 自己PR
- 志望動機
エントリーシートと履歴書の入手方法
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どこでダウンロードする?
エントリーシートは企業によって指定する形式が異なるため、基本的にはその企業の採用ホームページでダウンロードします。
採用情報や、マイページを確認してみてください。
履歴書はコンビニエンスストアや文房具屋で取り扱いがあるため、入手しやすいです。企業から指定がある場合は、それに従ってください。
指定が無い場合、大学指定の履歴書を入手することをおすすめします。「学生時代に力をいれたこと」などのアピールできる項目が多いことが理由です。
まとめ
今回はエントリーシートと履歴書の違いを解説しました!
ひとことで表すと、
エントリーシートは、入社後の可能性を感じさせる書類で、
履歴書は、過去の経歴を伝える書類です。
エントリーシートと履歴書の目的の違いを理解して就活に臨めば、周りと差がつくこと間違いなしです!