エントリーシートは手書きにするべき?ダウンロード方法や書き方を徹底解説!

エントリーシート(ES)

エントリーシートを作成する際、手書きで書くか、パソコンで書くべきか迷ってしまっていませんか?

なかには、

形式が指定されていなくてどっちで書けばいいのか分からない…

手書きとパソコンのどっちが良いのか知りたい!

と思っている人も多いと思います。

この記事では、

  • エントリーシートで手書き/パソコン作成のそれぞれに企業が抱いている印象
  • 手書き/パソコン作成のメリット/デメリット

を解説します!効果的なエントリーシートを作成して、効率よく就活を進めましょう!

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選考通過するエントリーシート(ES)の書き方とコツを徹底解説【具体例付き】

エントリーシートは「手書き」と「パソコン」のどちらが一般的?

エントリーシートは、最近ではパソコンでの作成が主流となっています!

企業の採用プロセスの効率化やペーパーレス化が進んだことで、多くの企業でのオンライン化が進み、デジタルでの提出を推奨する傾向にあります。しかし、業界や、企業の特性によっては手書きのエントリーシートの提出が求められるケースもあります。

志望企業や業界の傾向を把握しておきましょう!

エントリーシートはどこでダウンロードする?

エントリーシートは、主に志望企業の公式ウェブサイトで入手することができます。

多くの企業は採用情報ページでダウンロードできます。

提出期限や形式が企業によって異なるので、事前にチェックしておきましょう!

注意事項
企業の採用ページには、トップページの「採用情報」や「リクルート」というリンクからアクセスできますが、大手企業の場合、新卒採用と中途採用で別のページが用意されていることもあるため、注意が必要です!

「手書き」と「パソコン」に対する企業の評価

手書きのエントリーシートとパソコン作成のエントリーシートでは、企業の文化によってどちらを重視するかが異なります。両方の特徴を理解して、手書きとパソコンを適切に使い分ける必要があります。

手書きのエントリーシートに対する企業の評価

手書きのエントリーシートは、応募者の個性熱意を直接感じられるツールとして評価されます。

丁寧な文字で書かれたエントリーシートや、誤字脱字のない文章は、真摯な態度細部への注意力を示すものとして好印象を与えます。

パソコン作成のエントリーシートに対する企業の評価

パソコン作成のエントリーシートは、応募者がどれくらいのPCスキルを持っているかをある程度把握することができます。

例えば、PDFファイルの作成や、指定された形式での提出ができることは、基本的なIT能力の証明になるため、IT関連企業や大手企業ではパソコンでのエントリーシート作成を指定するケースが多いです。

指定が無い場合、「手書き」と「パソコン」のどちらで作成すれば良い?

基本的には、企業から指定された提出方法に従いましょう。

特に指定が無かったけど、どちらで作成すれば良いんだろう

と思う人のために、手書きとパソコン作成のメリットとデメリットを紹介します!

手書きのエントリーシートのメリット・デメリット

メリット

手書きのエントリーシートのメリットは、主に2つあります。

①個性が表現できる

手書きの文字には、その人の性格が現れやすいため、企業側が応募者の人柄をより深く知ることができます。

②面接対策にもなる

エントリーシートを手書きで作成するなかで、エントリーシートに記入した内容が記憶に定着しやすくなります。

特に志望動機や自己PRなどは、面接でも再度聞かれる質問なので、エントリーシートに記入した内容を覚えておけることは大きなメリットになります!

デメリット

一方、エントリーシートを手書きで作成するデメリットとして、2つ挙げられます。

①時間と労力がかかる

パソコンでエントリーシートを作成するよりも、手書きでの作成は時間労力がかかります。

下書きをして清書するのに手間がかかりますし、間違えてしまったら書き直す必要があるため、労力がかかります。

②文字が汚いと印象が下がってしまう

手書きのエントリーシートは、文字の丁寧さや汚さによって大きく印象が左右されてしまいます。

丁寧な字を書ける自信がある人は、エントリーシートを手書きすることで好印象を与えることができますが、丁寧な字を書く自信が無い人は、無理に手書きで作成しなくても良さそうです。

パソコン作成のエントリーシートのメリット・デメリット

メリット

パソコン作成のメリットは主に2つあります。

①整理しやすい

パソコンでの作成は自由にフォントやレイアウトを調整できるため、見やすい書類を作成しやすいです。

また、手書きのエントリーシートと比べて、修正や校正が簡単なので、完成度の高い書類を比較的短時間で作成できます。

PCスキルのアピールにつながる

パソコンでエントリーシートを作成すると、パソコンでの書類作成ができることのアピールになります。

基本的なPC操作能力が求められる職種では、パソコンでのエントリーシート作成が効果的にアピールできます!

デメリット

一方、デメリットとして、個性の表現が難しいことが挙げられます。

テンプレート化されやすいため、他の就活生のエントリーシートとの差別化が課題になります。

企業が手書きのエントリーシートを求める理由

デジタル化が進んでも、手書きのエントリーシートを求める企業は一定数存在します。

手書きエントリーシートが、個性や熱意を間接的に表現できる手段として捉えられていることは、手書きエントリーシートに対する企業の評価について解説した際にも説明しましたが、他にも企業が手書きのエントリーシートを指定する理由があります。

ふるい分けになる

手書きのエントリーシート作成には、パソコンでの入力よりも多くの時間と労力が必要です。そのため、手書きエントリーシートを指定することで、志望度が高く、努力を惜しまない姿勢のある就活生を選別することができます。

つまり、手書きのエントリーシートを要求することによって、企業は応募者の本気度適性を効果的に判断し、企業にとって質の高い採用活動をおこなうことができます。

応募者の性格・熱意を把握するため

企業が手書きのエントリーシートを求める大きな理由の一つに、応募者の性格熱意をより深く理解したいという意図があります。手書きの文字には、その人の個性や心理状態が反映されやすいという特徴があるからです。

例えば、丁寧で読みやすい文字からは、細やかな気配りや真摯な態度を読み取ることができます。

一方で、大胆で個性的な文字は、創造性や積極性を表現していると読み取れます。

こうした文字の特徴は、面接だけでは把握しきれない応募者の内面を知る手がかりとして効果的です。

また、エントリーシートの全体的な印象からも、応募者の熱意を感じ取ることができます。丁寧に書かれた文字や、適切な余白の取り方、誤字脱字の無い文章など、エントリーシート全体の完成度は、その企業への志望度や仕事に対する真剣さを示す指標となります。

志望度の高い企業が手書きを指定していたら、

丁寧に取り組みましょう!

手書きのエントリーシートが評価されやすい企業

社員の年齢層が高い企業

社員全体や、採用活動に関わる社員の年齢層が比較的高い企業では、手書きのエントリーシートが好まれる傾向があります。これらの企業では、デジタル化以前の文化や価値観が根強く残っていることが多く、手書きの文書に信頼性を感じる人が多いです。

年齢層が高い企業に応募する際は、手書きのエントリーシートを提出することで、社風への理解と適応力をアピールできる可能性が高いです!

人と人との関係が重視される企業

対人サービスや人材育成を重視する企業では、手書きのエントリーシートが高く評価されることがあります。これらの企業では、コミュニケーション能力他者への配慮が特に重要視されるためです。

手書きの文字には、書き手の個性や感情が反映されやすいという特徴があります。そのため、手書きのエントリーシートは、応募者の人間性対人スキルを評価する上で有用な情報源になります。また、丁寧に書かれた文字は、相手への思いやり細やかな気配りを示すものとして捉えられます。

人との関わりが重要な職種や業界に応募する場合、手書きのエントリーシートを選択することで、コミュニケーション能力や対人スキルを効果的にアピールできる可能性があります!

志望者数が多い企業

応募者が多い人気企業では、手書きのエントリーシートが選考の効果的なツールとして活用されることがあります。大量の応募がある中で、手書きのエントリーシートは応募者の個性熱意を際立たせる手段となります。

手書きのエントリーシート作成には時間と労力がかかるため、それを完成させた応募者は高い志望度努力の姿勢を持っていると判断できます。また、文字の特徴や全体的なレイアウトなど、手書きならではの個性が、多数の応募者の中から印象に残りやすい要因となります。

志望者数の多い企業に応募する際は、手書きのエントリーシートを選択することで、自身の熱意と個性を効果的にアピールし、他の応募者との差別化を図ることができる可能性があります。

伝統を重んじる企業

長い歴史を持つ企業や、伝統的な価値観を大切にする企業では、手書きのエントリーシートが高く評価されることが多いです。これらの企業では、伝統的な手法や価値観が現代においても重要視されており、手書きの文化もその一部として捉えられています。

手書きは、長年にわたってビジネスや文化の中で重要な役割を果たしてきました。伝統を重んじる企業にとって、手書きのエントリーシートは応募者の誠意と企業文化への理解を示す象徴として受け取られます。また、手書きの過程そのものが、伝統的な価値観である「丁寧さ」「忍耐強さ」を体現していると考えられています。

伝統を重んじる企業に応募する際は、手書きのエントリーシートを選択することで、企業の価値観への共感と適応力をアピールできる可能性が高まります!

手書きでエントリーシートを作成する際のポイントと注意点

手書きのエントリーシートは、応募者の個性や熱意を直接伝える重要なツールです。効果的なエントリーシートを作成するためには、いくつかの重要なポイントと注意点があります。

注意点をしっかりと押さえることで、より印象的で評価の高いエントリーシートを作成することができます!ぜひチェックしてください。

まずは書く内容を整理する

手書きのエントリーシート作成の第一歩は、書く内容を整理することです。この段階で十分な準備をすることで、実際に書く際、より質の高いエントリーシートを作成できます!

内容の整理には、自己分析企業研究が不可欠です。自身の強み、経験、志望動機などを明確にし、それらを企業の求める人材像や価値観と結びつけて考えることが重要です。

アピールしたい要素をメモし、論理的な構成を考えておくことで、一貫性のある説得力のある内容になります。

内容を整理する段階で十分な時間をかけることで、手書きの際の迷いや書き直しを減らし、より効果的なエントリーシートを作成することができます!

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用紙に下書きする

エントリーシートの本書きの前に、下書きをしましょう!

下書きは、内容の推敲やレイアウトの確認、文字の大きさの調整など、様々な目的で役立ちます。

下書きの際は、実際のエントリーシートと同じサイズの用紙を使用することをオススメします。

これにより、本書きの際のレイアウトや文字の大きさを正確に把握することができます!また、下書きの段階で誤字脱字のチェックや文章の推敲を行うことで、本書きでのミスを大幅に減らすことができます。

十分な時間をかけて丁寧に下書きすることで、

本書きのクオリティが高くなります!

とめ、はね、はらいを丁寧に書く

手書きのエントリーシートにおいて、文字の丁寧さはとても重要です。特に「とめ」「はね」「はらい」といった文字の細部に注意を払うことで、読みやすさ美しさが大きく向上します。

「とめ」は文字の終わりを適切に止めること、

「はね」は文字の一部を軽く跳ね上げること、

「はらい」は文字の最後を払うように書くこと

これらを意識して丁寧に書くことで、文字に生き生きとした印象を与え、読み手の目を引きつけることができます。

改行を入れる

適切な改行は、エントリーシートの読みやすさと見た目の印象を大きく向上させます。内容のまとまりごとに改行を入れることで、文章の構造が明確になり、読み手の理解を助けます。

改行を入れる際は、内容の論理的な流れを意識することが重要です。

例えば、自己PRであれば「強み」「具体例」「その強みを活かせる点」といった流れで改行を入れることで、主張がより明確になります。

また、適度な余白を設けることも重要です。詰めすぎず、空きすぎず、バランスの取れたレイアウトを心がけましょう!

表記を統一する

エントリーシートにおいて、表記の統一は見落とされがちですが、非常に重要な要素です。

表記を統一すると、全体としての一貫性と専門性が高まり、読み手に好印象を与えます。

特に注意したいことを4つ紹介します!

  1. 漢字とひらがなの使い分け
  2. 数字の表記(漢数字と算用数字)
  3. 日付の表記方法(西暦、和暦など)
  4. 句読点の使用

注意点

他にもいくつか注意点があるので紹介します!

修正液や二重線で訂正しない

修正液や二重線による訂正は、エントリーシートの見た目が悪くなってしまい、

不注意や準備不足の印象を与える可能性があります。

誤りを見つけた場合は、該当ページを書き直しましょう!

消せるボールペンを使用しない

消せるボールペンは便利ですが、熱や摩擦で文字が消えてしまうリスクがあります。

エントリーシートに限らず、公的な書類を記入する際は消せるボールペンは使わないようにしましょう。

略語は使用しない

略語の使用は、読み手に誤解や混乱を与える可能性があります。

また、略語を多用すると、文章が乱雑に見える傾向があります。正式名称を使用することで、丁寧さと正確さを示すことができます。

エントリーシートで気をつけたい略語

  • バイト→アルバイト
  • 部活→部活動
  • 学祭→学園祭

提出前に確認!手書きのエントリーシートのチェックリスト

エントリーシートを提出する前に、注意して読み直すべき箇所をまとめたので、是非活用してください!

誤字脱字の有無

誤字脱字は、エントリーシートの印象をネガティブにしてしまいます。単なるミスと捉えられるだけでなく、注意力の欠如不注意さの表れとして解釈されしまい、とてももったいないです!

以下の3ステップでチェックしましょう!

  1. 一度書き上げた後、時間を置いてから再度確認する
  2. 逆さまから読む(文脈に惑わされず、一文字一文字を確認できる)
  3. 第三者に確認してもらう

良い内容だったとしても、誤字脱字があるだけでマイナスな印象になってしまうため、

気をつけましょう!

文字の大きさがそろっているか

文字の大きさの統一は、エントリーシート全体の見た目の印象を大きく左右します。統一された文字の大きさは、読みやすさを向上させるだけでなく、几帳面さや整理能力のアピールにもなります。

チェックポイント:

  • 本文の文字の大きさが一定か
  • 見出しと本文の大きさのバランスが適切か
  • 行間のスペースが均等か

読みやすく改行されているか

適切な改行は、エントリーシートの読みやすさを大幅に向上させます。

内容のまとまりごとに改行することで、文章の構造が明確になり、相手にとって読みやすい文章になります!

チェックポイント:

  • 段落ごとに適切に改行されているか
  • 一つの段落が長すぎないか
  • 内容の切り替わりが視覚的にも分かりやすいか

データで内容を保存したか

手書きのエントリーシートであっても、その内容をデータとして保存しておくことをオススメします。

データとして保存しておくと、面接対策や、他の企業へのエントリーシート作成時の参考として活用できます

保存方法:

  • テキストファイルやワードファイルで保存
  • スマートフォンで撮影して画像として保存
  • スキャナーでPDF化

面接で一貫性のある受け答えをするためにも、

データで保存しておくのを忘れないようにしましょう!

下書きの消し忘れはないか

下書きの痕跡が残っているエントリーシートは、不注意さ仕事の未完成さとして解釈されてしまう可能性があります。提出前に、すべての下書き線や消しゴムの跡が完全に消えているかを確認することが重要です。

チェックポイント:

  • 鉛筆の下書き線が完全に消えているか
  • 消しゴムの跡が残っていないか
  • 折り目や汚れがないか

封筒の書き方は適切か

エントリーシートを入れる封筒の書き方も、応募者の印象を左右する重要な要素です。正しく丁寧に書かれた封筒は、ビジネスマナーへの理解と注意力のアピールにつながります!

チェックポイント:

  • 宛名(会社名、部署名)が正確に書かれているか
  • 自分の住所、氏名が正確に書かれているか
  • 「親展」や「エントリーシート在中」などの必要な表記があるか
  • 切手が正しく貼られているか

まとめ

  • パソコンで作成するか手書きにするかは、企業の求める人物像社風に合わせて判断する
  • 手書きで作成する場合は、特有の注意点を意識して作成する

以上がこの記事のまとめです!

エントリーシートは、第一印象を左右する重要な選考書類です。

十分な準備と細心の注意を払って作成することで、自身の能力と熱意を最大限にアピールし、就活を有利に進めましょう!