エントリーシートの選考通過率は?通過率を上げる方法も解説

エントリーシート(ES)

インターンや本選考にエントリーする際に提出を求められるのがエントリーシートですが、時間をかけて作成したエントリーシートがなかなか通らないと不安な気持ちになりますよね。

エントリーシートが選考通過しないという悩みは、選考通過しない原因を知ることで解消できます

今回の記事では、

  • エントリーシートの選考通過率について
  • エントリーシートが選考通過しない原因
  • 選考通過するエントリーシートを作成するコツ

について解説します!

選考通過するエントリーシートを作成する方法を理解して、効率的に就活を進めましょう!

エントリーシートの平均通過率は?

はっきりとした数値はありませんが、50%前後だといわれています。

応募者の多い企業ではこの平均よりも低くなっています。

業界によって大きく異なる

もちろん、業界企業の規模によってエントリーシートの通過率は大きく異なります。

IT業界コンサル業界などの人気の高い業界では通過率が低く、

技術職など、人手不足が問題視されている業界や職種ではエントリーシートの通過率は高くなっています。

人気業界のみに集中せず、自分のスキル適性を考慮しながら、幅広い業界にチャレンジしてみるのもオススメです!

インターンでの平均通過率は?

インターンシップ選考のエントリーシートの通過率は、本選考に比べて高い傾向があります。

インターンシップは、早期選考につながるチャンスでもありますが、企業と学生の両方にとって、お互いを知る貴重な機会にもなっているため、多くの企業が比較的オープンな姿勢で選考を行っています。

多くの企業にとってインターンシップとは、優秀な人材の早期発見や、自社の魅力をアピールする場として考えられているため、インターンシップ選考のエントリーシートでは本選考ほど厳しい基準を設けていない企業が多いです。

本選考での平均通過率は?

本選考では、エントリーシートの通過率がインターンシップ選考と比べて低くなる傾向があります。本選考では、インターンシップよりも厳密な基準で選考を行う企業が多いことが大きな理由です。

通過率の低い本選考では、自己分析企業研究にしっかりと取り組み、自分の強み企業のニーズをマッチさせた内容にすることが求められます!

エントリーシートの平均提出数は?

自分以外の就活生がどれくらいの数のエントリーシートを提出しているのか気になる人も多いと思います。

一般的には30社前後だと言われています。

多くの企業にエントリーシートを提出すれば通過率が高くなる可能性もありますが、無理に数を増やせば良いというわけではありません。

多くの企業にエントリーすることで選択肢を広げられる一方で、それぞれの選考に対する準備が疎かになってしまう、というリスクを理解しておきましょう。

エントリーシートをどれくらい提出するのかは就活において一つの指標に過ぎません。

重要なのは、自分のキャリアビジョン適性を考慮し、真剣に働きたいと思える企業に対して、十分な準備を行ったうえで質の高いエントリーシートを提出することです。

数にこだわりすぎず、各企業に対して丁寧に向き合うことで、

結果的に内定獲得の可能性がグッと高まります!

エントリーシートの通過率が低い企業とは?

エントリーシートの通過率は企業によって大きく異なり、特に人気の高い大手企業ほど低い傾向にあります。

大手企業が多い

エントリーシートの通過率が低い企業には、知名度の高い大手企業が多いです。

これらの企業は、ブランド力安定性充実した福利厚生などの魅力から、多くの学生の志望先になっています。

応募者数が多いためにエントリーシートの通過率が低くなっている、というわけです。

通過率が特に低い企業だと10%未満になることもあり、選考通過がとても難しいことが分かります。

エントリーシートの通過率が高い企業もある

一方で、エントリーシートの通過率が比較的高い企業も存在します。

これらの企業は、必ずしも知名度や人気が低いわけではなく、むしろ独自の魅力成長性を持つ企業が多く含まれています。

通過率が高い企業の特徴は以下のとおりです。

  • 急成長中のベンチャー企業や新興企業
    これらの企業は積極的な採用をおこなっているケースが多く、エントリーシートの通過率も比較的高いです。就活生の成長意欲に注目してエントリーシートを評価しているところが多いです。
  • 特定の専門性や技術力が求められる企業
    これらの企業では、特定の分野に強い関心や適性を持つ就活生が高く評価される傾向があります。例えば、IT業界の中小企業やベンチャー企業では、プログラミングスキルや技術への情熱を持つ就活生のエントリーシートの通過率が高くなることがあります。

通過率の高さだけで企業を選ぶのではなく、

自分自身と企業のマッチングを慎重に見極めることが重要です!

エントリーシートが選考通過しない!原因は?

せっかく丁寧にエントリーシートを作成しても全然選考通過しない…

このような悩みを抱えている人も多いと思います。

エントリーシートが全然選考通過しない場合、いくつか原因が考えられます。

選考通過しない原因を発見して、選考通過するエントリーシートを作成できるようになりましょう!

落ちるエントリーシートの例

通過しにくいエントリーシートには、いくつかの共通点があります。

落ちるエントリーシートの典型的な例を挙げるので、作成したエントリーシートが当てはまっていないかどうかチェックしてください!

落ちるエントリーシートの共通点

  • 具体性が欠けている
    抽象的な表現や、根拠のない自己PRは、具体性が欠けているため、伝わりにくい文章になってしまいます。
    • 「私は努力家です。」
    • 「大学時代に週に〇回のアルバイトをしながら、TOEIC〇点を取得しました。」
      2つ目の例文のように、数字や固有名詞を活用して具体性を持たせましょう!
  • 志望動機が弱い
    表面的で弱い志望動機では、落ちるエントリーシートになってしまいます。
    • 「有名だから」「安定しているから」
    • 「〇〇という理念に共感したから」「自分のキャリアビジョンとマッチしているから」
      企業の理念や事業内容、キャリアビジョンとのつながりを明確にアピールして志望動機を固めましょう!
  • 文章力や論理性が低い
    誤字脱字や、分かりにくい文章構成のエントリーシートは、選考通過しません。
    些細なミスに思われるものであっても、志望度が低いと思われたり、注意力が無いと思われたりして、選考に不利になってしまいます。
    書き終わったタイミングで読み直し、伝わりにくいところが無いかどうか、論理が飛躍しているところがないかを入念に確認しましょう。

大手ばかりに提出している

多くの就活生が陥りがちなの一つが、知名度の高い大手企業ばかりにエントリーシートを提出してしまうことです。

大手企業はエントリーシートの通過率が低い企業が多いため、大手企業ばかりに提出していると、エントリーシートの選考通過率が下がってしまい、モチベーションが下がってしまいます。

大手企業ばかりに応募してしまっている人は、企業選びの視野を広げてみてください。

大手企業だけでなく、成長性の高い中小企業ベンチャー企業特定の分野で強みを持つ企業なども視野に入れましょう。

これにより、自身の適性にマッチする企業を見つける可能性が高まり、結果としてエントリーシートの通過率アップに繋がる可能性もあります。

内容が企業と合っていない

エントリーシートが通過しない大きな理由の一つに、エントリーシートの内容が志望企業の求める人物像や企業文化と合致していないことが考えられます。

これは、企業研究の不足や、自己分析の甘さが原因であることが多いです。

内容の不一致の典型的な例

  • 企業の事業内容や価値観を理解せずに一般的な志望動機を書いてしまうケース
  • 企業が求める人物像と自己PRの内容がズレている
    例:チームワークを重視する企業に対して、個人の成果ばかりを強調するエントリーシートを作成してしまっている

エントリーシートの内容が企業の求めるものとズレているかも?
どうすれば良いんだろう

自分のエントリーシートの内容がズレてしまっていると思った人は、企業研究自己分析をやり直してみましょう。

具体的には、企業のウェブサイト採用情報会社説明会などで収集した情報をもとに、その企業で働く自分の具体的なイメージを持ち、それをエントリーシートに反映させていきます。

「貴社の〇〇という事業に私の△△という経験を活かし、□□に貢献したい」

このように、企業研究をしっかりして自己分析の結果と結びつけてエントリーシートを作成すると、具体的でわかりやすい文章になります。

質よりも量にこだわっている

エントリーシートの質よりも量にこだわってしまっていませんか?

量にこだわりすぎると、各企業に対する準備が不十分になってしまう可能性があります。

企業研究を十分にしないままエントリーシートを大量に提出してしまうと、どの企業にとっても印象に残らない「パッとしないエントリーシート」になってしまいます。

数をこなしてエントリーシートの形式に慣れることも必要ですが、一つ一つを丁寧に作成することが重要です。

採用担当者は、数多くのエントリーシートを読む中で、熱意をもって準備しエントリーシートを作成した就活生を見分けようとしています。そのため、企業特有の要素を盛り込んだ、オリジナリティのあるエントリーシートが評価されやすいです。

質にこだわるってどういうこと?

具体的には、企業研究をしっかりと行い、その企業特有の文化求める人物像を理解したうえで、自身の経験や能力をどのように活かせるかを結び付けましょう。

内容を使いまわしている

エントリーシートの内容を複数の企業で使いまわしてしまっていませんか?

内容を使いまわすと、時間の節約にはなりますが、企業ごとにマッチしたエントリーシートを作成することはできません。

企業独自の文化や特徴を無視した抽象的な内容になってしまったり、コピペして使いまわすことで、企業名を間違えて記載してしまうような初歩的なミスが起こりやすくなってしまうなど、たくさんの危険があります。

効率的に就活を進めようとしてエントリーシートの内容を使いまわしても、結局選考に落ちてしまったら意味がありません。時間と労力はかかりますが、一つ一つ丁寧に作成することで選考通過率を上げることができます!

エントリーシートが落ちてしまって悩んでいる人はこの記事がオススメです

エントリーシートの通過率を上げる方法6選!

エントリーシートが落ちてしまう原因を踏まえて、ここでは、エントリーシートの選考通過率を上げるコツを紹介します!

①自己分析をする

エントリーシートの通過率を上げる第一歩は、徹底的な自己分析です!

自己分析は、自分自身の強みや弱み、価値観、そして将来のキャリアビジョンを明確にするために重要な作業です。自己分析を通じて、企業に対して自身の魅力を効果的にアピールできる要素を見出すことができます。

オススメの自己分析方法

  • 自分史を作る
  • モチベーショングラフを作成する
  • 周囲の人に聞く
  • 就活サービスを活用する

自分史を作る

過去の経験を順番に振り返り、そこで得た学び成長を具体的に整理する方法です。

学業やアルバイト、課外活動などを幼少期から振り返り、出来事を自分の考えや感情をセットで書き出していきましょう。

モチベーショングラフを作成する

モチベーショングラフとは、出来事とそれに対する自分のモチベーション(感情)をもとにグラフを作成し、どんな時にモチベーションが向上し、どんな時に低下するのかを可視化するものです。

モチベーショングラフを作成することで、仕事をする上での価値観興味長期的なキャリアゴールを明確にすることができます。

周囲の人に聞く

自分自身のみで行う自己分析は、客観性に限界があります、そのため、自分のことを知る他者からどう見えているのかを聞いてみることも自己分析に繋がります。

家族や友人など、周囲の人に性格や長所、短所を聞いてみると自分だけでは気付かなかった「自分の新たな一面」を知ることができます。

自己分析ができる就活サービスを活用する

就活サービスには、企業や就活に関する情報収集ができるものだけでなく、自己分析適職診断ができるものもあります!

そういった就活サービスを活用するのも自己分析方法の1つです。

じっくり自己分析に取り組む時間がない!

自己分析をしたいけど、何から始めたらいいのかわからない!

こういった悩みを抱えている人にオススメです。

WorkRiseコミュニティなら、自己分析もできる!

オススメの就活サービスは、WorkRiseコミュニティです!

WorkRiseコミュニティなら、LINEを登録すると性格診断自己分析のサポートだけでなく、面接練習もすることができ、効率的に就活をすすめることができます!

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②企業研究をする

しっかりした企業研究をすることで、エントリーシートの質を大幅に向上させることができます!

企業の事業内容文化価値観、そして求める人物像を深く理解することで、自分自身と企業とがどの程度マッチするのかをアピールすることができます。

効果的な企業研究をすることで、志望動機の説得力を高めることができます。

効果的な企業研究の方法を以下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

効果的な企業研究の方法

  • 企業のサイトを読み込み、事業内容経営理念を調べる
  • 企業に関する最新ニュース業界の動向をチェックし、現在の課題将来の展望を把握する
  • 会社説明会OB・OG訪問の機会を活用して、実際の雰囲気を知る

③大手だけに絞らない

応募先を大手企業だけに絞らないことも、エントリーシートの通過率をアップさせるための重要な戦略の1つです。

多くの就活生は、知名度の高い大手企業にのみ注目しがちですが、中小企業やベンチャー企業など、幅広い選択肢を考慮することが重要です!

幅広い視野で企業をみることで、エントリーシートの通過率が上がるだけでなく、隠れた優良企業に出会えたり、自分自身のキャリアの幅も広げることができます!

④個性のある内容にする

エントリーシートの通過率を上げるためには、個性的で印象に残る内容にすることが重要です。数多くのエントリーシートを読む採用担当者にとって、独自の視点や経験を持つ就活生は記憶に残りやすく、選考に有利になります。

個性のあるエントリーシートを作成するコツ

  • 独自の経験や視点を強調する
    他の就活生には無いようなエピソードがある場合、アピールすると印象に残りやすくなります!
  • 具体的なエピソードを交えて説明する
    被りがちなエピソードでも、固有名詞や数字などの具体的な要素を盛り込むことで、自分らしいエントリーシートになります。
  • 自分の考えや価値観を盛り込む
    その行動を取った理由などに自分の考えや価値観を盛り込むことで、自分らしい個性のあるエントリーシートになります。

⑤エントリーシートを添削してもらう

エントリーシートの通過率を上げるために、エントリーシートを添削してもらう方法も有効です。

第三者に添削してもらうことで、自分では気付かなかった間違いや改善点を発見することができ、より質のいいエントリーシートを作成することができます。

添削をしてもらうメリット

  • 文法や表現の誤りを修正できる
  • 内容に一貫性があるかどうか確認できる
  • 客観的な視点を取り入れられる
  • 自分では気付かなかった強みを発見できる

身の回りの人に添削を依頼するのも有効ですが、添削サービスを活用するのもオススメです!

オススメの添削サービスを紹介している記事はこちら

⑥内定者エントリーシートを参考にする

企業に内定した人が実際に提出したエントリーシートを参考にするのもエントリーシートの選考通過率をアップさせるのに有効です。

内定者のエントリーシートを見るには、unistyleという就活サービスを活用して閲覧するのがオススメです!

unistyleは7万件以上のエントリーシートを掲載しており、登録すると無料エントリーシートや選考レポートが見放題になり、就活をする上でとても役立ちます。

ここから登録して、選考通過するエントリーシートを作成しましょう!

まとめ

今回は、エントリーシートの選考通過率や、エントリーシートの選考通過率をアップさせる方法を解説しました。

エントリーシートの選考通過率が気になっている人や、なかなかエントリーシートが選考通過しなくて悩んでいる人にとって少しでも参考になっていたら嬉しいです。

選考通過するエントリーシートの書き方やコツについて詳しく解説している記事もあるので、是非こちらも読んでみてください!

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