ガクチカで「嘘・盛った話」はバレる?自信がない就活生へ対処法を解説!  

ガクチカ

こんにちは!25卒ライターのNozomiです。

「ガクチカと呼べる経験がない…」

「頑張ったことはあるけど大きな成果を上げてない…」

といった悩みを持つ就活生、多いのではないでしょうか?

私も絶賛就活中ですが、ESを書いているときに「このガクチカだと弱いかな」と思うことがあります。

そんなとき、つい

「数字ちょっと盛っても大丈夫だろう」

「嘘付いてもバレないだろう」

と思ってしまいませんか?

今回は、

  • 「嘘・盛った話」は面接官にバレるのか
  • 自分のガクチカに自信がない場合はどうすればいいのか

解説していきます。

ガクチカで嘘をつく就活生たち


皆さんは、ガクチカで嘘をついたり盛ったりした経験はありますか?

私は、ゼミに応募するときに書いたガクチカで数字を盛った経験があります。

サークルのSNS運用を工夫して、フォロワーを一気に50人増やしたことがあったのですが、50人だと迫力に欠けると思ったので、100人増やしたことにしました。

結果、無事に第一志望のゼミに合格し、今でも本当の数はバレていないのですが、罪悪感を全く感じなかったと言えば嘘になります…。

私みたいに、嘘をついたり話を盛ったりした経験がある学生は、どのくらいいるのでしょうか?

「嘘をついたことがある」「話を盛ったことがある」学生は7割

ガクチカなどの自己PRに限らず、就職活動において嘘をついたり、話を盛ったりする学生は少なくないようです。

「就職活動で嘘をついたことがある」と回答した学生

【2017年度就活生モニター調査】2016年10月調査

就活サイト「キャリタス」を運営するディスコが、2017年に就活をした学生に行ったアンケートでは、74.1%もの学生が「就職活動で嘘をついたことがある」と回答。

最も多かった嘘は「第一志望ではないのに『第一志望です』と言ったこと」であり、全体の7割を超えています。

ガクチカなどの学生時代のエピソードに嘘を混ぜたことがある学生も、全体の3割程度いました。

なんのために嘘をつく?話を盛る?

ガクチカで嘘をついたり、話を盛ったりする理由のパターンは、主に3つあります。

  1. 自分自身の能力を高くアピールするパターン

これは少しでも優秀な実績を語りたいからだと考えられます。

私も、SNSのフォロワー数を盛ったのは、少しでも「すごい!」と思わせたかったからです。

  1. 第一志望ではない企業の面接で『第一志望です』と嘘をつくパターン

これは、少しでも選考通過率を上げるためです。

受けてない企業・落ちた企業の選考状況を偽るのも、面接で優遇される可能性があるためだと言えます。

  1. ガクチカ自体を、企業に合う内容に変えるパターン

これは、企業分析や自己分析が不十分であるがゆえに企業とのミスマッチが起こってしまい、ガクチカを企業に無理矢理合わせてしまっている状態です。

「1つの企業」に受かるために、自分を偽ってしまうということですね。

ガクチカで「嘘をついた」「話を盛った」内容と理由

では、実際にどんな「嘘」や「盛った話」があるのでしょうか?

①数字・実績

就活生が偽るもの・1つ目は、数字や実績です。

中でも、

  • 実施した「期間」を盛るもの
  • 参加者やフォロワー数などの「人数」を盛るもの
  • 大会の実績やアポイントメントの件数といった「成果」を盛るもの

など、パターンはそれぞれ違います。

〈例〉

期間: 大学1年生の夏からインターンを続けています。

   (実際にインターンを始めたのは3年生になってから)

人数:サークルのインスタグラムの運用方法を工夫し、フォロワーを100人増やしました。

  

  (実際は50人しか増やしていない)

成果:部活動に力をいれ、大会で優勝しました。

   

  (優勝したのは先輩の代のことであり、自分たちは準優勝だった)

数字や実績を盛る理由は大きく分けて2つあると考えられます。

  • 簡単に偽ることができるから

数字や実績は、簡単に偽ることが可能です。

上の例で挙げたようなガクチカも、数字以外ストーリーを変えずに話すことができるんですよね。

  • 優れた数字や実績の方が、アピールになるから

より優れた数字を出した方がアピールになります。

特に就活では、「定性的な成果」より「定量的な成果」の方が評価しやすいので、どうしても良い数字を言った方がいいと思ってしまいますよね。

②キャラクター

就活生が偽るもの・2つ目は、自分のキャラクターです。

組織の中の「役職や肩書き」で嘘をつくもの、企業にウケそうな「キャラ」で嘘をつくものなどが挙げられます。

〈例〉

役職:ゼミでは副ゼミ長を務め、ゼミ長のサポートや現役ゼミ生とOB・OGとの架け橋になっていました。

 (本当は副ゼミ長はおらず、OB・OGとの連絡も別の係が行っていた)

キャラ:大学では友達が多く、コミュニケーションスキルには自信があります。

 

   (本当は人見知りで人前で話すことが苦手)

自分のキャラクターを偽る理由は大きく分けて2つあると考えられます。

  • 役職や肩書きがないと不安だから

役職や肩書きがないと、インパクトに欠けるのではないかと思っている方、多いのではないでしょうか。

大事なのは役職や肩書きではなく、集団の中でどのように考え、どのように行動したかです。

  • 志望している企業や職種に適したキャラになりたいから

「自分の性格やキャラには合わないけど、なんとなくかっこいいから商社に行きたい」

「営業職は体育会系が多いから、自分も明るく振る舞わなきゃ!」

このように、企業ウケするキャラ作りをしている人もいるのではないでしょうか。

私の友達に、大学デビューするために頭良いキャラになった友達がいるのですが、彼女は周りから課題の助けを求められても「分からない!」と言えずに困っているそうです。

無理なキャラ作りは、後々自分を苦しめることになりそうですね。

③経験・経歴

就活生が偽るもの・3つ目は、経験・経歴です。

実際の経験の中に新たなストーリーを作るものから、1から経験話を作るものまで、内容はさまざまです。

1から経験を作る人の中には、実際にいた人のエピソードをパクってる、なんてことも。

また、学歴や資格などの経歴を詐称する可能性もあります。

〈例〉

インターン活動で、新規事業の立ち上げから運営までを自分だけが任されました。

(新規事業には携わったが、立ち上げは社員が行い、運営は自分だけでなく他のメンバーと共に行った)

経験・経歴を偽る理由は、自分を優秀な人材だとアピールしたいからだと考えられます。

しかし、実際に経験したことがないことを話すのは、そう簡単ではありません。

就活生のガクチカ、「嘘・盛った話」は企業にバレる?

では、ガクチカでの「嘘・盛った話」は、企業側にバレるのでしょうか?

選考中(エントリーシート、面接)の学生の「盛った話」に気づいたことはありますか?(n=300)

【2024年版】就活で「嘘・盛った話」はアリ?採用担当者300人の本音アンケート

就活ジャーナルが、新卒採用に携わった社員を対象に行ったアンケートによると、就活生の「嘘・盛った話に気づく」と答えた人は61.0%

約4人に1人は、就活生の「嘘・盛った話」を見破ることができるんですね。

学生の「嘘・盛った話」に気づいた理由

  • 詳しく質問すると詳細を答えられないし、本人が得たと話すスキルと話している印象がかみ合わなかった。(人材/採用担当歴1年)
  • 話を聞く中で、その人の雰囲気などの特徴と明らかに合わなかった。(公務員/採用担当歴3年)
  • エントリーシートを丸暗記したような説明に違和感があった。(製薬/採用担当歴1年)
  • 一つの質問を深掘りしていくと矛盾点が生じてきた。(広告/採用担当歴22年)
  • 詳しく聞くと他人のことのように話しており、自分の意見ではないものが見受けられた。(陸運/採用担当歴2年)
  • 短期間で、1人で出せる結果の範囲を明らかに越えていた。(自動車関連/採用担当歴3年)
2024年版】就活で「嘘・盛った話」はアリ?採用担当者300人の本音アンケート

質問に対してうまく返せなかったり、具体性がなかったりすると、「この就活生、嘘ついているのでは?」と思ってしまうということですね。

また、ESや適正検査の段階ではバレなくても、面接だと話し方で分かってしまうようです。

ガクチカの「嘘・盛った話」は選考にどう影響する?

選考中の学生の「盛った話」は選考にどう影響しますか?(n=300)

2024年版】就活で「嘘・盛った話」はアリ?採用担当者300人の本音アンケート

先述のアンケートによると、「就活生の嘘・盛った話が選考にどう影響する?」という質問に対して、「ケースバイケース」と答えた人は63.7%。

「どちらかといえばネガティブに影響する」が30.7%、「どちらかと言えばネガティブに影響しない」が5.7%という結果でした。

〈ケースバイケース〉

  • 経験があるものとないものについて盛られるとネガティブになるが、性格が明るいか協調性があるかなど内面について盛られてもネガティブにはならない。(陸運/採用担当歴2年)
  • 成長理由や志望動機とかけ離れてなければさほどネガティブには働かない。(不動産/採用担当歴2年)
  • 虚偽は問題だが、盛った話程度では判断しない。あくまでも本人の人間性、熱意を重視する。(陸運/採用担当歴3年)
  • 盛った話を積極性として捉えるから。また、「言ったからにはやってもらう」という受け止め方もできるので。(介護・福祉/採用担当歴3年)
  • 話のつじつまが合わなければ見過ごせないが、盛る力があればプレゼン力として評価できる。(SI/採用担当歴3年)
  • 性格重視で見ているので、本人の人柄次第。(団体職員/採用担当歴4年)
【2024年版】就活で「嘘・盛った話」はアリ?採用担当者300人の本音アンケート

〈どちらかと言えばネガティブに働く〉

  • 採用しても常に自分を大きく見せようとする可能性があるから。(公務員/採用担当歴2年)
  • 人物評価において、回答内容全般の信ぴょう性にかかわる。(公務員/採用担当歴4年)
  • 何とかアピールしたいのはわかるが、こちらは誠意や真摯(しんし)さを大事にしたいので、かえって悪印象。(ソフトウェア/採用担当歴2年)
  • 誠実な人物を採用することを目的としているから。(SI/採用担当歴5年
【2024年版】就活で「嘘・盛った話」はアリ?採用担当者300人の本音アンケート

「嘘・盛った話」が選考にどう影響するかは、その内容次第ですが、少なくとも超ポジティブに働くことはなさそうです。

実際に私も就活を進めていく中で、「素直な姿勢」が採用の軸にある企業は多いように感じます。

結局、嘘をついていいの?話を盛っていいの?

結論から言います。

すぐ嘘をついたり、話を盛ったりするのはやめましょう。

嘘をつき続けるのは大変

前述のアンケートで、数字や経験で嘘をつくと、ほぼバレることが判明しました。

「大会で優勝したと聞いたが、優勝までのステップや優勝後の周りの反応など深掘ると、矛盾が生じてきた」

「新規事業を立ち上げたと聞いたが、事業運営の話ばかりで、立ち上げまでの話が全く出てこない」

など、採用担当者は就活生の「嘘」に徐々に気づいてしまいます。

特に、学歴や資格は証拠が必要となるためごまかしが効かず、詐称がバレたらマイナスに働くだけです。

一方で、自分のキャラクターは、面接時点で絶対バレるとは言い難いです。

しかし、偽りのキャラクターを演じ続けるのも大変です。

「コミュ力高いから営業行けます、ってアピールしてたから採用したのに、そうでもない。むしろ人見知りじゃん!」

こうなったら、自分が疲れるだけでなく企業にも迷惑がかかります。

どんな嘘でも貫き通すのは大変ですし、バレた時のリターンが大きいので、おすすめしません。

ガクチカに自信がない就活生へ

「でもやっぱりガクチカに自信がない!」

そんな方へ、

自己分析をやり直す

まずは、自己分析をやり直してみましょう。

自己分析がしっかりできていないと、企業に対するアピールポイントがぶれてしまい、話を盛ったり嘘をついたりしてしまいます。

自分の強みやガクチカをしっかり理解し、なぜそれを頑張ったのか、どのような取り組みをしてきたのか、その過程を具体的に話せるようになれば、話を盛らなくても自分をアピールできます。

今のガクチカを深掘りする

アピールできる経験や実績がないというときは、学生生活で頑張ったことを深掘りして、印象深いエピソードにしましょう。

深掘りすることで、ありきたりなエピソードでもグッと印象深いガクチカになります。

〈エピソードの例〉

【深掘り前】

アルバイトを3年間頑張っています。

【深掘り後】

学生時代は、3年間、アルバイトでの接客に力を注ぎました。

新人が仕事の流れを理解するには時間がかかるという課題があったため、新人向けのマニュアルを作成することにしました。

このマニュアルがスタッフの方から好評で、マニュアルがあることでチームワークも良好になりました。

アルバイトで学んだチームワークを、入社後も活かしていきたいと考えています。

深掘り後は頑張りが具体的に分かるようになって、一気に充実したガクチカになりましたよね。

今持っているガクチカに不安がある方は、ぜひ、今のガクチカを更に深めてみてください!

今からガクチカを作りにいく

ガクチカ・自己PRとして、自信を持って語ることのできる経験をこれから作りに行くこともできます。

ガクチカというと、サークル・ゼミ・アルバイトなどでの経験をアピールする学生が多いですし、そうでなければならないと思っている人も多いのではないでしょうか?

就職活動では何も「すごい」エピソードを話さなければならないわけではありません。

それよりも、一つの物事に対してどれだけ本気で取り組んだのかが大切です。

短期インターンや短期留学、資格の勉強や毎朝の運動など、内容自体はなんでもいいので、今からでも本気で取り組んだ経験を作りに行きましょう。

この記事のまとめ

いかがでしたか?

この記事では、

  • ガクチカでの「嘘・盛った話」は面接官にバレる
  • ガクチカで嘘をつき続けることはおすすめしないこと

をお伝えしてきました。

ガクチカで嘘をつくのは程々にして、ありのままの自分を受け入れてくれる企業を大切にしましょう。

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