みなさんは、就活で志望企業の倍率について調べたことはありますか?

思ってたよりも倍率高い!私が内定もらえるのかな…

倍率ってそもそもどうやったら分かるの?

倍率の低い企業が知りたい!
このように、就活の倍率について色々な悩みを抱えている人も多いと思います。
今回は、就活の倍率について解説します!
この記事を読むと分かること
- 就活の倍率の計算方法
- 倍率が高い企業/低い企業の特徴
- 倍率が低い企業の探し方
- 倍率が高い企業に内定する方法
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就活の倍率は3種類ある


就活の倍率には3種類あります!
それぞれ異なるものを表しているので、押さえておきましょう。
①就職倍率
就職倍率とは、入社の難易度のことです。
応募者数÷募集人数=就職倍率
例えば、企業が募集する人数が10人に対して、応募した就活生の数が100人の場合、100÷10=10となり、就職倍率は10倍です。
②内定倍率
内定倍率とは、内定を獲得できる確率のことです。
応募者数÷内定を出した数=内定倍率
例えば、応募した就活生の数が100人に対して、企業が5人に内定を出した場合、100÷5=20となり、内定倍率は20倍です。
就職倍率と内定倍率の違い
就職倍率 | 募集人数=採用予定の人数 |
内定倍率 | 内定人数=企業が実際に内定を出した人数 |
③求人倍率
求人倍率とは、就活生1人に対して何件の求人があるのかを示すものです。
就活生÷求人数=求人倍率
求人倍率は景気を測るための指標となるため、企業ごとに見る就職倍率や内定倍率とは異なります。
求人倍率が1を超えると、求人の数が多く、比較的就職しやすい世の中だといえます。
倍率の高い企業ランキングTOP10
『東洋経済ONLINE』を参考に、内定倍率が高い企業を1位から10位まで紹介します!
内定倍率が高い企業TOP10
順位 | 企業名 | 倍率(倍) | 業種 |
1 | 伊藤忠エネクス | 317.8 | 商社・卸売業 |
2 | カゴメ | 315.6 | 食品・水産 |
3 | ハウス食品 | 206.7 | 食品・水産 |
4 | 東京ドーム | 200.0 | レジャー |
5 | NSユナイテッド海運 | 195.4 | 海運・空運 |
6 | ニッポン放送 | 183.3 | ラジオ |
7 | ダイドードリンコ | 178.8 | 食品・水産 |
8 | GMOインターネットグループ | 173.3 | システム・ソフト |
9 | 東京書籍 | 172.3 | 出版 |
10 | 東映 | 158.1 | レジャー |
倍率の高い企業の特徴3選!


倍率が高い企業ってどんな共通点があるんだろう?
ここでは、倍率が高い企業に共通する特徴を3つ紹介します!
【倍率が高い企業の特徴①】知名度が高い
誰もが知る大手企業や、テレビCMでよく見かける企業には、毎年多くのエントリーが集まり、倍率が高くなります。

確かに、知名度が高いと、安定していて、将来性もある印象が強いかも!
そのため、倍率が高い業界として、メーカーや金融、通信業界が挙げられます。
【倍率が高い企業の特徴②】募集人数が少ない
採用人数が少ない企業は、必然的に倍率が高くなります。
特に、有名企業でありながらも新卒採用の数が少ない企業は、さらに倍率が高くなります。
募集人数が少ない企業は、少数精鋭で社員ひとりひとりの質を重視する傾向が高いです。そういった企業は選考も難易度が高かったり、面接回数が多かったりなど、対策が重要です。
【倍率が高い企業の特徴③】ホワイト企業
「ホワイト企業」と呼ばれる企業も、倍率が高くなりがちです。
福利厚生が充実していたり、残業時間が少なかったりすると、ホワイト企業として倍率が高くなっていきます。
ホワイト企業の特徴として、働き方改革への取り組みが積極的だったり、評価制度の透明性が高かったりする点も挙げられます。

「働きやすさ」を重視する人にとって、ホワイト企業は魅力的ですね!
倍率の低い企業の特徴と見つけ方


倍率が低い企業って、良くない企業ってこと?

倍率が低い企業でも、必ずしも魅力がないわけではありません!
むしろ、隠れた優良企業も多く、やりたいこととマッチしている人にとっては大きなチャンスになります!
【倍率が低い企業の特徴】人手不足

人手不足の企業では、採用倍率が低い傾向があります。
特に、IT業界やサービス業界では、業界が急成長していることに伴って、人手の需要が高くなっています。
これらの業界の企業は、採用活動に積極的で、募集している人数の数も多いです。

人手不足の企業ってブラック企業なんじゃないの?
人手不足の企業は、即戦力となる人材の育成に力を入れている企業も多く、研修プログラムを用意しているなど、新入社員への教育体制が整備されていることが多いです。
また、人手不足の企業は、若手社員の昇進スピードも速く、20代でマネジメント職に就けるケースがあります。

成長して昇進したい!という人にはオススメですね!
倍率が低い企業の見つけ方3選

倍率が低い企業って、どうやって見つけるの?

倍率が低い企業に就職したい!
倍率が低い企業を見つけるには、コツが必要です。ここでは、倍率が低い企業を見つける方法を3つ紹介します。
①スカウトサービスを活用して見つける
スカウトサービスを使うと、倍率が低い優良企業と出会える可能性が高いです。
多くのスカウトサービスでは、企業から直接オファーをもらうことができるため、効率よく就活を進めることができます。

スカウトサービスを使うメリットは、倍率が低い企業を探せるだけではありません!
スカウトサービスは、自分のスキルや経験に興味を持ってくれた企業からのスカウトをもらうことができるため、自分の価値観と近い企業にも出会うことができます。

具体的にはどんなサービスを使えばいいの?
スカウトサービスは、自分の価値観をベースに企業とマッチングできるキャリアチケットがおすすめです。
②就活エージェントを活用して見つける
就活エージェントを活用して求人を紹介してもらう方法も倍率が低い企業を探すのにオススメです。
就活エージェントは、企業の情報を沢山持っているため、面談を通じて自分に合った企業を紹介してもらうことができます。
また、エージェントから紹介してもらえる企業の中には、一般的な採用枠とは別で特別選考のルートを用意してもらえたり、選考対策のアドバイスをもらえたりするため、自分で選考に応募するよりも効率的に内定を獲得できます!

どんなエージェントを使えばいいの?
オススメのエージェントはこの記事にまとめてあります!
就活初心者大歓迎! 内定者による就活サポート!
↓こんな方におすすめ↓
- とりあえず聞いたことある企業にエントリー
- ガクチカはバイトだけ。
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- 企業分析ってやる意味あるの?
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③就活イベントで見つける
就活イベントの中には、倍率の低い優良企業の人と直接話せる機会がもらえるものもあります!

大規模な合同説明会だけでなく、業界特化型や地域別の小規模のイベントにも参加してみましょう。
イベントでは、人事や社員とコミュニケーションが取れたり、質疑応答ができたりなど、企業の雰囲気や社風を肌で感じることができます。
また、イベントに参加すれば選考に招待してもらえるなどの特典付きのものもあるため、就活を効率よく進めるためにもオススメです。
イベントに参加する際は、事前に参加企業のリストを確認して、興味ある企業の基本情報を調べておきましょう。質疑応答の時間が用意されている場合は、質問事項を準備して、限られた時間を有効に使いましょう!
就活の倍率を見る際の注意点
倍率が高い=良い企業とは限らない

倍率が高い企業が必ずしも自分にとって良い企業とは限りません。
知名度や広報活動の影響を強く受けている場合が多いため、倍率が高い企業の中には、実際の魅力よりも過大評価されてるように感じることもあります。
その企業が良いかどうかは、倍率だけでなく、事業内容や成長性、働きがいなど様々な面から判断しましょう。

自身のキャリアプランとマッチしているか、仕事内容にやりがいを感じられるかどうか、しっかり見極めることが大切です!
倍率の高い企業ばかりにエントリーしない
倍率の高い企業は確かに多くの就活生に人気で、優良企業が多いです。ですが、倍率の高い企業ばかりにエントリーすると、就活の効率が低下し、内定獲得の難易度も高くなります。
倍率の異なる様々な層の企業をバランスよく選択し、戦略的に就活を進めることも重要です。
特に、インターンシップや企業説明会は、倍率に関わらず、興味ある企業にエントリーしてみましょう。
倍率が低いからといって安心しない
倍率が低い企業だからといって、選考が甘いというわけではありません。
表面的な企業分析やありきたりな志望動機では、たとえ倍率が低くても内定を獲得することはできません。
どんな企業であっても、しっかりと企業理解をし、将来ビジョンと照らし合わせて選考に臨みましょう。
【最後に】就活は倍率に左右されず自分に合った企業を探す
就活における倍率は、1つの指標に過ぎず、企業選びの際は自分自身のキャリアビジョンと企業とのマッチングが大切です。
給与や福利厚生はもちろん重要ですが、それ以上に「どのような経験を積みたいか」「どのような環境で働きたいか」という点についてしっかり考えることも大切です。

就活の成功は、倍率が高い企業に入社することではなく、自分らしく活躍できる場所を見つけられることです!

焦って倍率に振り回されることなく、じっくり時間をかけて自分に合った企業を探しましょう!