こんにちは!26卒のtomokaです。
エントリーシート(ES)を作成するとき、
「趣味欄に何を書けばいいのか分からない…」
「これといった趣味も無いから困る…」
といった悩みを抱えている就活生は多いと思います。
エントリーシートの趣味欄に関する悩みは、
- なぜ趣味欄があるのか?
- 趣味の書き方
- 好印象の趣味
これらを知ることで解決します!
面接でのアピール方法も紹介するので、この記事を読んで選考対策をしましょう!
【関連記事】
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エントリーシート(ES)で趣味欄に困るのはなぜ?
エントリーシートの趣味欄の項目で困ってしまうのには、大きく分けて2つの原因が考えられます。
- 書く内容に困ってしまう
- 書き方に困ってしまう
それぞれについて解説していくので、
まずは趣味欄に困っている原因を見つけましょう!
①書く内容に困ってしまう
以下に当てはまる人は、「内容」が原因だといえます!
- これといった趣味が思いつかない
- 趣味と言えるほど取り組んでいない
- 趣味が多い
- 人と被りやすい趣味(読書、音楽を聴くなど)
この場合は、
趣味欄で企業がどのようなポイントに注目しているのかを知ることで、書くべき内容を絞ることができます!
②書き方に困ってしまう
以下に当てはまる人は、「書き方」が原因です!
- 構成をどうすればいいのか分からない
- 何について書けばいいのか分からない
この場合は、
評価されやすい要素を知ることでアピールすべき点を絞ることができます!
以上の2つの原因からくる趣味欄への不安は、
エントリーシートの趣味欄で企業がチェックしているポイントを理解することで、解消できます!
次の項目でチェックされる要素と効果的な書き方を紹介していきます!
エントリーシートの趣味欄の書き方【企業がチェックしているポイント】
人柄・価値観
企業が就活生の人柄・価値観を知るために趣味についての質問が有効です。
趣味のどのような点が好きなのか、なぜ好きなのか、どのように取り組んでいるのか、ということを知ることができる書き方をすると良いですね。
何に興味があるのか
趣味を聞くことで、その就活生が何に興味があるのか、ということを知ることができます。
自己PRやガクチカに関する質問と比べて、よりプライベートなことについて伝えられる項目なので、経験談をもとに自分らしさを出すことができます。
趣味の内容と、その企業が取り組んでいることになにか共通点があれば、志望動機につなげられそうですね。
仕事への適性
趣味に対する取り組み方を見て、仕事への取り組み方や姿勢を知ろうとします。
どのように工夫をしたか、何を重視して取り組んでいるのか、について書くと伝わりやすいです!
社風に合うか
趣味について聞くことで、その企業の雰囲気(社風)に合うかどうかが見られることがあります。
体育会系の企業であれば、アウトドアで活発な趣味をアピールすることで、面接で話が広がるきっかけになります。
また、ゲームやアニメなどのインドアな趣味は就活で話しにくいイメージが持たれることがありますが、ゲームやアニメを扱う企業であれば志望動機にも繋がります。
しかし、社風に合う趣味を持っていなければならない・社風に合う趣味を持っていれば内定できる、というわけではありません。
企業が取り組んでいることとの共通点があると他の質問項目との結びつきがあり、話しやすいというだけで、趣味の内容自体が評価されることは少ないので、注意しましょう。
【テンプレ付き】アピールできる趣味の書き方
真似しやすい構成テンプレ
大まかなテンプレートは以下通りです!参考にしてください。
<趣味欄テンプレ>
私の趣味は〇〇です。
~が魅力の〇〇ですが、△△という工夫が必要で、上達のために××を練習しました。
~~の経験から、□□を学び、これを社会人生活でも活かしたいと考えています。
- 結論・要点のまとめ
- 説明文・具体的なエピソード
- まとめ
の構成で書きましょう!
①結論・要点のまとめ
「結論ファースト」の書き方がオススメです。
ESの趣味欄だけでなく、他の項目や面接でも使える技なので、初めて聞いた!という人はこの機会に身につけておきましょう!
結論ファーストとは、最初に結論を書き、その後に説明や具体的な話につなげる説明の仕方です。
結論ファーストの書き方をすることで、読み手にとって理解しやすい文章になります。
②説明文・具体的なエピソード
趣味の説明、経験を書くことで、実際に取り組まないと分からないポイントを書きましょう。
具体的に書くことで、その趣味に対する解像度の高さをアピールできます。
③まとめ
経験によって得られたことを仕事でも活かせることをまとめの文章でアピールしておきましょう!
イメージしやすい説明
エピソードを書くと、読み手にとってイメージしやすい文章になります。
イメージしやすい説明をしましょう!と言うと、趣味の対象について詳しく書きたくなってしまうと思いますが、
趣味そのものについての説明はシンプルなもので大丈夫です。
面接の場で「詳しく教えて」と言われることもあるので、説明できるようにしておくと良いですが、
ESの時点では字数制限があることも多いので、他にアピールすることに字数を割きましょう。
好きな理由、動機を書く
何が好きなのか、だけでなく「なぜ好きなのか」を書くようにしましょう。
好きでいる理由以外にも、なぜ取り組んでみようと思ったのかという動機やきっかけも書けると良いですね。
具体的なエピソードや数字を盛り込む
具体的な話や、経験を書くと、明確なイメージを持ってもらいやすいです。
また、大会などに挑戦した経験がある場合は、数字や実績について書くと良いです。
成績があまり振るわなかった場合でも、何かに挑戦するほど真剣に取り組むことができた、という評価に繋がりやすいです。
学んだことを書く
ガクチカなどの項目にも言えることですが、エピソードを通じて得た学びを書くと、人柄を知ってもらうためにより効果的です。
また、ただ単に取り組んだだけでなく、学びや試行錯誤した経験を書くと、好きなことに対して真剣に取り組むことができる人間であるという評価にも繋がりやすくなります!
仕事で活かせることをアピール
まとめの文章で、趣味から学んだことや、得られたスキルが仕事でも活かせることをアピールすると、締めくくりの文章として良いですね。
趣味の内容が志望企業の仕事内容と全然関係ないけど大丈夫かな…
と不安に思っている人も安心してください!
趣味そのものではなく、趣味に取り組む中で得られる粘り強さやこだわり、目標を達成する力をアピールしてみてください!
好印象に繋がるオススメの趣味の例文(100~120字)
勉強、資格に繋がる趣味
英会話、プログラミング、読書、株、歴史研究、音楽鑑賞、裁判傍聴、書道 など
私の趣味は音楽鑑賞です。ジャンルを問わず音楽を聴き、アーティストのバックグラウンドを知ることで、外国文化についての知識を深めることができました。このことから、偏見を持たずに好奇心をもって仕事に取り組んでいきたいです。(108文字)
試行錯誤が必要な趣味
イラスト関係、カメラ、動画制作、料理、ネイル、ダンス、DIY など
私の趣味は料理です。母の日にカレーを自分一人で作ったことがきっかけで、色々な工夫ができる魅力に気づきました。
10種類以上のスパイスを自分で買いそろえ、一番美味しい組み合わせを研究しています。
カレー作りで得た分析力を仕事でも活かしたいです。
(119文字)
継続力が必要な趣味
スポーツ、筋トレ など
私の趣味はトレーニングです。週に4回以上はジムに通い、栄養やトレーニング方法を自主的に勉強した結果、体脂肪率を10%以上落とすことができました。
この経験から得た、目標のために継続的に努力をすることができる力を仕事でも活かしたいです。(116文字)
行動力が必要な趣味
旅行、史跡巡り、美術館巡り、カフェ巡り など
趣味はカフェ巡りです。2日に1度は行ったことのないカフェに行き、おすすめのコーヒーを楽しみます。昨年度は200か所以上のカフェに行きました。
この経験から得た目的のために行動する力を活かして仕事にも取り組みたいと考えています。
(112文字)
注意!避けた方が良い趣味
大切なのは趣味そのものではなく取り組み方である、と前の項目で説明しましたが、
趣味自体にそもそも良い印象があまりないものは、どれ程良いエピソードが書けていても、マイナスイメージがスタートラインになってしまうので、不利になってしまいます。
以下の内容を趣味欄に書こうと思っている人は、その趣味を書くことでどのようなリスクがあるのかを理解しておきましょう!
ギャンブル
依存や中毒が社会的にも問題視されているものを趣味として書くのは、企業側が採用のハードルが高いと感じている可能性が高いです。
趣味について書くときは、熱中していればいるほどアピールになりますが、ギャンブルにとても熱中していると書くと、企業の立場になると、少し不安を覚えますよね。また、お金の使い方も心配されてしまう可能性があります。
ギャンブル自体が良い印象を持っていないことに加えて、アピール方法が難しい、というのがオススメしない理由です。
宗教を連想させる趣味
宗教に関連した趣味を書いている場合は、企業が少し身構えてしまう可能性が高いです。
個人の思想について採用選考の場であまり深掘りするわけにはいかないので、趣味欄に書いても面接で深掘りしてもらえないことが多いです。
せっかくの質問項目なので、深掘りしてもらえたり、興味をもって聞いてもらえることをアピールしたいですよね。
そういった点からも、宗教を連想させる趣味を書くのはオススメしません。
寝ること
良くも悪くもない印象の「寝る」という趣味ですが、実はあまりオススメしません。
企業側は、趣味について聞きたいときに、趣味に対する取り組み方や工夫したことについてもあわせて知りたいと思っています。
そのため、何となく横になってゴロゴロしているだけのイメージがある寝る趣味は、課題や工夫が必要な印象が薄いです。
寝ることに関して沢山の研究をしていて、色々な困難を乗り越えてきたぞ!という自信のある人は、逆に差別化できてユニークな趣味だといえるので、趣味欄に書いてもいいかもしれませんね。
「特になし」の回答
趣味と言えるものが特に無いな…
と思って「特になし」と書こうとしている人はいませんか?
とてももったいないです!
他の就活生がその項目を埋めて自分をアピールしている間に、
「特になし」と書いてしまうと、アピールできる要素があなただけ1つ減ってしまいます!
また、趣味欄の回答が面接の緊張をほぐすために使われることもあるので、
「コミュニケーションが取りづらい子なのかな…」と思われてしまう可能性もあります。
そのため、「特になし」と書くのではなく、
趣味と言えるほど打ち込んでいないものであっても何か書いておくことをオススメします!
どうしても自信が無い場合は、「趣味と呼べるかは分かりませんが…」と謙遜しておくのもアリだと思います。
趣味が無い人必見!趣味の見つけ方
大切なのは取り組み方
「ありきたりな趣味だから自信がない…」
という不安を抱えている人もいると思いますが、
趣味は、珍しいものや特別なものである必要はありません!
大切なのは、どのような趣味なのかではなく、どのように取り組んでいるのか、ということです。
好きなことへの取り組みを考える
これまでに楽しいと感じたことや、嬉しかったことを振り返ってみましょう!
難しい趣味や、珍しい趣味を求められているわけではないので、自分が楽しいと思って何度か取り組んでいることを選ぶと良いです。
ポジティブな経験をした場所には、また行きたいという気持ちになるはずです。よく行くようになった場所を思い出してみるのも良いですね。
自己分析をする
趣味が無い、と感じている人は、自己分析が不十分な場合があります。
自己分析をすることで、何に対して自分はモチベーションが上がるか、楽しいと感じることができるか、を知ることができます。
「自分って何をするのが好きなんだろう…」
と思った人にオススメの自己分析は、
- モチベーショングラフ
- 自分史
- マインドマップ
- 身の回りの人に聞いてみる
の4つです。
簡単に説明していくので、やったことがない自己分析方法があったら是非取り組んでみてください!
①モチベーショングラフ
モチベーショングラフは、これまでの出来事を幼少期から振り返り、
出来事ごとに何を感じたのか(モチベーション)をグラフに表す自己分析です。
実際に私が取り組んでみたモチベーショングラフを貼っておくので、参考にしてください!↓
②自分史
自分史は、これまでの人生を時系列で書き出していく自己分析です。
出来事を書くだけでなく、そのときどう感じたのかということも一緒に書いておくと、自分が何に興味があるのかについてのヒントを得やすいです!
③マインドマップ
マインドマップは、1つのテーマを中心に置いて、そこから連想されるモノや出来事、単語をつなげて書き出す自己分析です。
出できた単語に対して、「なぜ?」と自問自答していくことで、自分が何に興味があるのか、何が好きなのか、ということが整理されていきます。
趣味について書く場合は、
「好きなこと」「嬉しかったこと」「楽しかったこと」などを設定してみてください!
実際にマインドマップを作ってみた画像を貼るので参考にしてください!↓
④身の回りの人に聞いてみる
家族や友人に聞いてみる、というのもオススメです。
意外と自分では気づいていなかった面を知ることができたり、客観的に自分がどう見られているのかを知ることができたり、発見があるかもしれません。
自己分析ツールの活用もオススメ
この4つの他に、就活サービスの自己分析ツールを活用するのもオススメです!
簡単な質問に答えるだけで、何に興味があるかなど自分に当てはまる特性の解説を見ることができるので、スキマ時間に取り組むことができます!
ここから登録して、自己分析に取り組みましょう!
面接で趣味を話すときのポイント
ESが選考通過した後に待っているのは面接です。
面接で趣味を改めて聞かれたり、深掘りの質問をされたりすることもあるので、ES対策だけで満足せずに、面接の準備もしておきましょう!
深掘り質問の予想&対策
深掘りで頻出の質問例を紹介するので、答えられるようにしておきましょう!
- どういうところに楽しさを感じるか?
- どのぐらいの期間取り組んでいるのか?
- どういった頻度で取り組む?
- 始めたきっかけは何?
- なぜ始めようとおもった?
- 取り組んでいてどんなことが大変?
- どんな工夫をする?
エピソードをいくつか準備
ESでは字数の関係であまり多くのエピソードを書くことができませんが、
面接では、「他には?」と聞かれたり、「大変だったことは?」「やりがいを感じたことは?」と様々な角度で深掘りされたりすることがあります。
面接でESに書いた内容しか話すことができないと、面接官はES以上のことを知ることが出来なくなってしまうので、
複数のエピソードを用意して話せるようにしておくと安心です!
まとめ
ESの趣味欄では、最も素の自分らしさを伝えるチャンスです!
自分の趣味に自信が無かったり、何を書けばいいか分からなかったりして困っていた人も、
この記事で、ある程度不安が解消されていると嬉しいです!
この記事で対策して、自信をもって趣味をアピールしましょう!
ES対策についてもっと詳しく知りたい人は、「選考通過するエントリーシート(ES)の書き方とコツを徹底解説【具体例付き】」もあわせて読んでおきましょう!