みなさんは就活で、エントリーシートを書いている際、語尾をどうするか迷った経験はありませんか?
ですます調だと丁寧すぎるのかな?
「~だ」、「~である」だと高圧的な印象を与えないかな?
ESを書いていくほど、文末の書き方が気になってきますよね!
本記事では、
「ですます調」と「である調」のメリットを説明しながら、ESの文末の書き方について紹介していきたいと思います。
エントリーシートの語尾は「ですます調」がおすすめなの?
今、ESを書いているんだけど、語尾ってどうすればいいのかなぁ?
ESを書いていると、文末をはじめ細かいことが気になってくるよね!
エントリーシートの語尾で「ですます調」を使用することは、物腰が丁寧な印象を与えるなどのメリットがあります。
しかし、必ずしも「ですます調」が優れているというわけではありません!
確かに「ですます調」は、面接官に対して丁寧さや親しみやすさを表現できる文体となっています。
特に、面接官といった初対面の人に対して、文面から好意を示しやすい「ですます調」はかなりおススメです!
でも、ぶっちゃけ基本的にESは内容が一番重視されているので、語尾だけで落とされるということはありません!
実際、私が就活をしていた際、エントリーシートの語尾は「である調」でした。
じゃあ、ESの語尾はそこまで気を使わなくていいんだ!
基本的には、語尾を揃えること以外はそこまで気を使わなくていいと思う!
でも、「ですます調」と「である調」のそれぞれの特徴を理解しておくと、あなたの強みをもっと効果的に伝えることができるESを書くことができるよ!
それぞれのメリットを知って、より魅力的なESを書くぞー
ESの語尾が「ですます調」のメリットとは?
ESで「ですます調」を使用することには、いくつかの重要なメリットがあります。
ここでは、その紹介をしていきたいと思います!
「ですます調」の方が丁寧な印象を受けるから
「ですます調」の最大のメリットは、ESを読む人に対して、丁寧な印象を与えるということです!
基本的にエントリーシートは、就活生の顔も知らない採用担当者に読まれます。
この初めての接点において、丁寧な言葉遣いは好印象を与えます。
ここで質問です!どっちの文章のほうが丁寧なイメージがありますか?
大学生活で一番力を入れたことは、学園祭実行委員として運営を行ったことだ。
大学生活で一番力を入れたことは、学園祭実行委員として運営を行ったことです。
「ですます調」の方が柔和な人のイメージがつくよね!
そうだよね!「ですます調」とは、相手に礼儀正しさを表現する文体となっているからこそ、読み手に丁寧な印象を与えるんだ。
この文体を用いることで、面接官から見て、この就活生が社会人としてのマナーを身につけていると思わせることができます。
特に、接客業や営業職など、顧客サービスや対人コミュニケーションが重視される業界では、この点が高く評価される可能性があると言えます。
また、「ですます調」は会話に近い文体と言われており、読み手にエントリーシートの内容を理解しやすくなると考えられています。
「ですます調」は採用担当者との心理的距離を縮め、より好意的に自己アピールを受けることができるね!
文字数を増やすことができるから
もう一つの「ですます調」の大きなメリットとして、文字数を増やすことができるという点です。
文字数を増やせるというと…?
基本的にESは、指定された文字数の9割以上書かないといけないと考えられています。
400字と指定されたら、380字以上書かないといけません。
しかし、20〜30字足りないとき、新しい文章を考えるのも大変ですし、考えたとしても、文字数をオーバーしてしまう可能性が大いにあります。
「ですます調」を使うことで、効率よく文字数を増やすことができるんだね
「ですます調」は、「である調」と比べて文末が長くなる傾向があります。
例えば、「学びました」をとったとしても、「学んだ」よりも文字数が多くなることが分かります。
この特徴を活かすことで、同じ内容をより多くの文字数で表現することができます。
ESの語尾が「である調」のメリットとは?
ESで「ですます調」を使用することには、いくつかの重要なメリットがあります。
ここでは、その紹介をしていきたいと思います!
文字数の削減に繋がるから
「である調」の大きなメリットは、文字数を減らすことができるということです。
基本的に、エントリーシートには文字数制限がされています。
実際にESを書いてみると、書きたいことが多くなってしまい、文字数制限を大幅に超えてしまうことがよくあります。
エントリーシートの文字数を削るの結構大変なんだよね~
エントリーシートの文字数についてはこちらの記事を参考にしてみてください!
「である調」は「ですます調」とは異なり、文字数が短くなる傾向にあります。
例えば、「参加しました」は「参加した」に、「考えています」は「考えている」になります。
このような文の短縮により、同じ内容をより少ない文字数で表現することが可能です!
自分の意思を伝えやすい文章となっているから
「である調」のもう一つのメリットは、書き手の意思や主張をより直接的に伝えやすい点です。
基本的に「である調」は、客観的で断定的な表現をする文体となっています。
このため、自分の考えや試合で強く主張したい場合に効果的です。
たとえば、「私は将来、英語が活かせるグローバル企業で働きたいと考えています」という文を「将来、英語が活かせるグローバル企業で働くことを目指している」と表現することで、より強い意志を感じさせる文章になります。
確かに、自分の主義・主張が表れているように感じるね!
そのため、特にコンサル業界などの論理的な思考力と分析力を重視する業界では、「である調」が適している場合があります。
ただし、「である調」を使用する際には、文章全体の印象が硬くなりすぎないように注意してください。
「ですます調」と「である調」のESの例文を比較してみよう!
「ですます調」と「である調」のそれぞれのメリットを説明していきました。
「ですます調」と「である調」の特性が分かってきたよ~!
ここからは、私が就活の時に使っていたガクチカや自己PRを使って比較してみたいと思います。
ガクチカで「ですます調」と「である調」の例文を比較
ですます調
大学3年時、○○学会での入賞を目指し、ゼミ長として5人のゼミ生をまとめました。学会までの8か月間、資料作成や発表練習が必要でしたが、モチベーション低下により参加しないメンバーが出て、締め切りに間に合わない問題が生じました。これを打破するため、2つの施策を実施しました。まず、班全員に役割を割り当て、作業を毎週分から毎日分に細分化しました。これにより、進捗状況が可視化され、達成感が得られやすくなりました。また、メンバーに適した役割を割り振ることで、作業効率が向上し、責任感も生まれました。次に、週に2回、全体で作業の進捗と認識を共有する場を設けました。これにより、研究内容の一貫性を高め、チームの方向性を統一しました。その結果、チーム一体で取り組むことができ、学会で入賞を果たしました。
である調
大学3年時に○○学会で入賞するべく、ゼミ長として5人のゼミ生をまとめたことだ。学会までの8か月間で資料の作成や発表練習などを行う必要があったが、学会へのモチベーション低下により、ゼミに参加しない者がいた。それにより、締め切りまでに発表が間に合わない問題が生じた。この状況を打破するために2つの施策を行った。最初に、班全員に役割を割り当て、作業を毎週分から毎日分にまで細分化した。これによって、作業の進捗状況を可視化しやすくなり、達成感を得やすくした。また、班員に合った役割を割り振ったことで、作業効率が上がっただけでなく、作業に責任感を持つようになった。次に、全体で作業の進捗と認識を共有する場を週に2回設けた。論理の志向性の再確認を行うことで、研究内容の一貫性を高めるだけでなく、チームの方向性を一つにすることができた。その結果、チーム一体で取り組むことができ、学会で入賞することができた。
ガクチカのESについてはこちらの記事を参考にしてみてください!
自己PRで「ですます調」と「である調」の例文を比較
ですます調
私の強みは、「課題を分析し、目標に対して粘り強く取り組む力」です。記事制作の長期インターンシップでリーダーとして活動した際、この強みが発揮されました。6チームで月の記事閲覧数を競っており、私のチームは1位を目指していましたが、リーダーに就任して半年程は5位でした。その原因として、コミュニケーション不足による後輩の作業の進め方に対する不安が影響していると推測しました。この状況を改善するべく、私は2つの施策を行いました。1つ目に、後輩の相談相手をより明確にするために、後輩に対して直属の先輩1人をつけたことです。2つ目に、チーム全体で施策を行うための会議を月に2回程設けました。これらの施策の結果、チーム内でのコミュニケーションがより活性化され、チームの順位が3位まで上がることができました。この経験から、周囲を巻き込んで課題解決に向けて試行錯誤して取り組む大切さを学び、入社後は培った分析力で課題の解決に活かしたいと考えています。
である調
私の強みは、「課題を分析し、目標に対して粘り強く取り組む力」だ。記事制作の長期インターンシップでリーダーとして活動した際、この強みが発揮された。6チームで月の記事閲覧数を競っており、私のチームは1位を目指していたが、リーダーに就任して半年程は5位だった。その原因として、コミュニケーション不足による後輩の作業の進め方に対する不安が影響していると推測した。この状況を改善するべく、私は2つの施策を行った。1つ目に、後輩の相談相手をより明確にするために、後輩に対して直属の先輩1人をつけたことだ。2つ目に、チーム全体で施策を行うための会議を月に2回程設けた。これらの施策の結果、チーム内でのコミュニケーションがより活性化され、チームの順位が3位まで上がることができた。この経験から、周囲を巻き込んで課題解決に向けて試行錯誤して取り組む大切さを学び、入社後は培った分析力で課題の解決に活かしたいと考える。
自己PRのESについてはこちらの記事を参考にしてみてください!
まとめ
今回は、エントリーシートの語尾について紹介してきました。
「ですます調」は、丁寧さや親しみやすさを表現でき、読み手に好まれやすい特徴があります。
また、文字数を増やすことができるため、より詳細な自己アピールが可能です。
その一方で、「である調」は文字数を削減し、簡潔で力強い表現ができます。
また、自分の意思をより直接的に伝えやすい特徴があります。
基本的には、どちらの文体を使用しても、エントリシートで落とされることはありませんが、よりESの精度を上げるためにも、どちらかいいのか吟味してみてください!
自分に合った文体を選ぶことで、よりESを魅力的にできるよ!